なかなか驚く話題がありました。日本の元外交官が東京のある飲食店で25日、韓国メディアの東京特派員との懇談会で、「上皇訪韓」を提案した、というのです。そんな構想が実現する可能性が低いだろうという点もさることながら、こんな提案をする人物が外交官を務めていたという事実には驚かざるを得ません。ただ、こんな与太話が出て来ること自体、事態の膠着が続くなか、日本の古いタイプの外交官にとっては焦りもある、という意味かも知れません。
上皇陛下の政治利用
当ウェブサイトで取り上げようかどうか、少し悩んだ話題があります。
記事のタイトル自体、紹介したくないとも思ったからです。
ただ、それでもある意味では「この時代」を象徴する話題であるともいえるため、思い切って当ウェブサイトでこの記事を紹介してしまおうと思います。
日本の元外交官「明仁上皇の訪韓で韓日関係を好転させよう」
―――2021-10-26 07:14付 ハンギョレ新聞日本語版より
記事のタイトルの時点で御名をみだりに記載しているあたり、大変無礼だと感じる人も多いでしょう。
ただ、それ以上に、上皇陛下の政治利用という発想が出て来ること自体、個人的には強い違和感を抱くだけでなく、現在の日韓関係が置かれている状況を象徴しているように思えてなりません。
いちおう、記事本文中には、発言した本人の実名も記載されていますが(気になる方はリンク先を直接読んでみてください)、本稿では概要だけ紹介しておきます(ただし、御名が出てくる部分については、敢えて御名の部分を抜いてあります)。
「上皇訪韓は過去の歴史に対する謝罪を意味する」
簡単にいえば、こんな話です。
「駐レバノン大使を務めたこともある元外交官は25日、東京のある飲食店で行われた韓国メディアの東京特派員との懇談会で、上皇の韓国訪問を通じて解決してみようと提案した」。
この元外交官は「上皇が30年の在位期間中、過去の侵略戦争を反省し、これを反面教師として、日本は二度と戦争をしない国にならなければならないと強調した」、「上皇は在位期間中の訪韓を望んだが希望を叶えることはできなかった」としたうえで、次のように述べたのだそうです。
「今からでも上皇の訪韓が実現すれば、韓日関係の重要性を強調することになる。あわせて、上皇の訪韓自体が、過去の歴史に対する謝罪を意味するものだ」。
この元外交官が本当にこんな発言をしたのかどうかはともかく、かりにそうだとしたら、こんな認識をする人物が日本の外交官として働いていたという事実に、恐怖すら覚えます。
そういえば、今になって思い出すと、日韓関係がギクシャクしたときに、決まって日本の側(おそらくは外務省内部)から「関係を修復しよう」とする推力が働いていました。自称元慰安婦問題でギクシャクした際のアジア女性基金構想などはその典型例でしょう。
この点、自称元慰安婦問題などの歴史問題自体が捏造であるという事実自体もさることながら、国際法の原理原則に基づくならば、日韓間のあらゆる請求権は1965年の日韓請求権協定で片が付いている問題であり、これらを蒸し返すこと自体が韓国による国際法違反でもあります。
古い外交官の「断末魔」
ただ、2015年12月の日韓慰安婦合意あたりが最後だったのでしょうか、日本政府はその後、国際法の原理原則を捻じ曲げてでも韓国に譲歩するということをやらなくなりました。
そのうえ、2017年5月に発足した文在寅(ぶん・ざいいん)政権のもとで、韓国が日本に対し、国際法破り、条約破り、約束破り、準戦闘行為(火器管制レーダー照射)、外交的無礼(アグレマンなしの大使人事発表、上皇陛下侮辱など)といった、関係を破壊しかねない行為を繰り返しました。
すなわち、現在の日韓関係は、韓国側の責任により、破綻に向けて歩みを進めているようなものでしょう。正直、日韓関係の破綻を避け、事態を収拾させるためには、韓国が約束を守るか、日本が再び原理原則を捻じ曲げるか、そのどちらかしかあり得ません。
この点、韓国政府からは、昨年11月頃から「日韓首脳会談で事態の膠着状態を打破すべきだ」とした主張が聞こえて来ることも事実ですが、首脳会談をしたら何とかなるというものでもありません。
上皇陛下の政治利用という話も、結局は、「韓国が約束を守らない」、「それでも日韓関係の破綻を避けるにはどうすれば良いか」というなかで出て来た、いかにも「外交事なかれ主義」的な発想に基づく対韓譲歩論であるように思えてなりません。
いずれにせよ、こうした声が出て来ること自体、韓国というよりも、これまで韓国に譲歩を積み重ねてきた古い日本の外交における失敗を認めたくない、元外交官による断末魔のようなものなのかもしれません。
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リンク先からその元外交官がどちら様なのか確認しました。
相当香ばしい方のようですね。
それでも、このような御仁が外交官を務めていた事実は確かに恐怖です。
外交官は日本の国益に裨益する方に努めていただきたいですね。
残念ながら、この手の元外交官は何人もいらっしゃるようです。
当地のある懇話会で、講師に招かれた元外交官の国益を損なうような発言に辟易したことがあります。
現在の我が国外交をみていると、現職の外務官僚も大丈夫かなと心配になります。
自虐史観にながらく囚われてきたことの弊害かなとも思うところです。
元外交官…信じられません、赤い活動家のようですね。
上皇陛下を政治利用するなんて、まったくどういうお頭の持ち主なのでしょうが。
むしろ、他民族である韓国人であれば「しょせん中世を経験していない未開民族」などと断罪できますが、日本の中から反日思想の者が定期的に出てくること自体おかしいのです。
Government of Japan(日本国政府)のFBページで毎日のように反日外国人を見るのは見慣れていますが、反日日本人の存在する理由自体が信じられません。
反日のNYタイムズもリベラル・左寄りではありますが、愛国的でもあります。
日本が最も頻繁に、自国下げをする人間が多く出てきている気がしてなりません。
害務省と 揶揄されてることも わかる気がする。
発言者の素性は、前回の雑談部屋に書きましたが、wikiのリンクです
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/天木直人
>日本の元外交官が東京のある飲食店で25日、韓国メディアの東京特派員との懇談会で、「上皇訪韓」を提案した
韓国メディア特派員にご接待されて、
「何か日韓関係を改善するのに、良いアイデアは無いニカ?」
「それなら上皇陛下の訪韓はどうだ」
とか、言ったんじゃないですかね。
政治団体「9条ネット」の主要人物であることは伏せて、元外交官である事(20年近く前に退職)を強調していますね
haduki様
天木直人氏が外務省を退官された理由は、確かイラク戦争でした。
天木氏がレバノン大使だった2003年に、当時の総理大臣だった小泉純一郎氏がアメリカのジョージ・ウォーカー・ブッシュ政権のイラク侵攻を「アメリカの武力行使を理解し、支持いたします。」と表明した事から抗議をした事から「勧奨退職」を通告されたそうです。
天木直人
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%9C%A8%E7%9B%B4%E4%BA%BA
レバノン大使「解任」
イラク戦争開戦前後に川口順子外務大臣宛(全在外公館にも転送される)に2通の公電を送ったため、北島信一外務省大臣官房長から詰問を受け、竹内行夫外務事務次官署名入り「勧奨退職」を通告されたとして、事実上の「解雇処分」を受けたと本人は主張している。外務省の実態を告発し、小泉純一郎総理大臣の外交姿勢を問う著作『さらば外務省! - 私は小泉首相と売国官僚を許さない -』がベストセラー入りした。
日刊ゲンダイでコラムを連載している方ですから、「香ばしい」どころか「真っ赤っか」というのが適切ですね。
上記著書も講談社(日刊ゲンダイの親会社)ですし。
昭和28年から現在までの、天皇皇后両陛下はじめ皇族方の外国訪問(宮内庁HPより)
https://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/shinzen/gaikoku/gaikoku.html
韓国は隣国でありながら、実はすごく少ないのです。(モンゴル 台湾という例外はありますが) もちろん天皇皇后両陛下の訪韓などありません。 ただし、現天皇陛下が皇太子時代に学者として「水の学会」へご出席されたことはあったと思いますが、あくまでも学者としてです。 もしかして、皇族方はここを避けているのかもしれませんね。
昭和45年 旧王族李垠氏葬儀ご参列
平成元年 旧王族李垠氏夫人方子殿葬儀ご参列
平成2年 韓日親善盲人写真展開幕式にご出席
平成14年 FIFAワールドカップ開会式にご臨席
平成19年 典子王女殿下(現、千家典子殿 出雲大社権宮司のご婦人)ご旅行
親善訪問といえるのは、平成2年と平成19年くらではないかと思うのです。
それ以前で言えば、
1907年(明治40年):皇太子時代の大正天皇が大韓帝国を親善訪問されています。
さらにそれ以前では、時代をずず~っと遡りますが、神話時代の神功皇后が半島に渡った(いわゆる三韓征伐)と伝えられます。そしてその時、彼女の胎内には後の応神天皇が宿っていたそうですので、無理やり言えば、それもカウントできるかも知れませんね。(笑)
それにしても、このような事実からも、半島と日本の縁の薄さが分かります。
福岡県北部には、神功皇后ゆかりの神社がそれなりにあるのですよ(笑)。
福岡在住者さま
皇太子殿下(当時)は、韓国での「世界の水ファーラム」に行かれていません。
日経新聞(2015年3月11日)より
'"外務省の川村泰久外務報道官は11日の記者会見で、(2015年)4月12~17日に韓国・大邱などで開かれる「第7回世界水フォーラム」について、主催者側から皇太子さまに招待があったが、日程上の都合で出席を見送られたと明らかにした。代わりにビデオメッセージを寄せられるという。"
なお、2002年のFIFA世界大会に出席された高円宮殿下は、「死地に赴く覚悟」で韓国に行かれたそうです。また、1992年に中国を訪問された天皇陛下(当時)は、後日この訪中が天皇の政治利用に当たらないか悩まれたそうです。
かように、皇族の方々は皇室の政治利用、国益を損ねる外国からの皇室利用等に細心の注意・警戒を払いながら「皇室外交」をなされています。
つまり、それだけ日本の皇室は世界的に見て「利用価値が高い」わけで、今回のハンギョレによる天木某氏の話しもそれを示す一例でしょう。さらに言い換えると、日本人にとって皇室は大切な存在であるからこそ、「利用価値が高い」となるのだと思います。
美術好きのおばさん 様
ご指摘有難うございます。
出席は見送り、ビデオメッセージのみを送ったのですね。
私はハンギョレさんに三重丸に花丸をつけてあげたいです。元々この発言は飲食店での懇親会での発言であり、元大使とは言え現在は何の公的権限がある人の発言ではないわけです。つまりは酒席での個人の戯れ言に過ぎないのです。したがって日本政府が反応することはないでしょう。しかしです。韓国からは以前から天皇の謝罪を求める発言が繰り返されましたし、ましてや上皇の訪韓自体が謝罪の意味がある等と報道されたら、政府は上皇訪韓を実現しようと動くことはできないでしょう。それは韓国に対して「国際法や条約を守れ」「約束を守れ」と要求し続けている政府の姿勢自ら否定することだし、これまでの努力を無にしてしまいますから。そしてそれは日本国民が許さないし、もし政府がそんな行動をしようとしたら政権がぶっ飛ぶと思います。だから上皇(若しくは天皇)の訪韓国を実現するには壁をこれ以上なく高くしてくれたと考えるからです。ハンギョレさんが報道してくれなければ、単なる酒席の戯れ言として忘れ去られたはずの発言をとてつもなく高い高いにしてくれたわけですから。
この記事嘘っぽいね。
時期が時期だけに謀略のにおいがする。
嘘では無いですが
昔外交官をやっていて今は憲法9条を金科玉条とする政治団体の親韓の人が食事の席で、自分の考え語っていた話を、この前まで政府の要職にいた人が上皇陛下の考えを伝えているかのように見せかけている記事ですね。
尚、政治家や官僚が自分の政治信条をさも陛下の考えの様に騙るのは、戦前の失敗から学んだ禁忌です。
お疲れさまです。
日本国民の一人として、日韓併合について謝罪するつもりは一切ございません。
謝罪しろといのなら、たもとを分かちまましょう。
それだけです。
向こうもその気でしょう。
核つきの北朝鮮と一緒になって、日本をいじめる気でしょう。
朝鮮通信時節から、考えは少しも変わってません。日本が気にいらないだけです。
期日前投票をしてきました。
今までは、左寄りの政党に入れてきました。
韓国問題以来、自民党にいれてます。
これだけは、譲れません。
左寄り政党の議員と、ギクシャクなってきました。本人もこの韓国問題に関しては、スッキリしてない感じです。でも議員長年やってきてるので、葛藤があると感じました。この問題で、言いあってから投票に関しては一切言って来なくなりました。
自称徴用工問題の時、四位さんと、韓国の人との握手の写真が赤旗にのりました。
それ見て共産党の議員さんに、「共産党やめて無所属で出たら投票する。」と言って人間関係少し壊れました。
四位さん、あんたやっちゃいけないことしたと私は思ってます。
ハンギョレのサイトで発言者を確認し、「ああ、アノお方か......」というところで本文を読む気にはなれませんでした。それ以上のコメントをする価値もありません。
外務省OBに限らず、あのレベルのヒョーロン家が少なからず蔓延っているあたりが、「日本の言論界」の限界なんでしょう、きっと。
>元駐レバノン日本大使
解散。
ああ、あの役立たずの元外交官の事ですね。無能故にクビになった事をまだ逆恨みしてるんですか。
レバノンって、日産会長のゴーンが逃げ込んだ国だっけ?