気付いたら、いきなり「1日250万回」達成です。何の話かといえば、昨日の『ワクチン接種「増分」一気に「240万回超え」の衝撃』で報告した一般向け接種に、医療従事者等への接種を合わせたら、1日の「増分」が250万回に達した、という話題です。もっとも、ややこしい話ですが、本文で述べるとおり、「250万回」は「1日の接種回数」ではありません。ただ、予想を超えるスピードでワクチン接種が進んでおり、とくに東京都においては医療崩壊リスクが激減しているという事実を直視する必要があります。
目次
祝!「1日250万回」達成
昨日の『ワクチン接種「増分」一気に「240万回超え」の衝撃』では、7月9日付で入手した、政府が運営する「ワクチン接種記録システム(VRS)」から出力される生データ上、一般向けのワクチン接種回数がいっきに2,419,728回も増えた、という話題を取り上げました。
図表1 前日比増分(医療従事者等に対する接種分を除く)
(【出所】過去のVRSデータをもとに著者作成)
VRS生データのダウンロード方法
- 次の文字列をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと、その時点の最新データが取得可能
https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson
- 上記文字列のうちの「latest」以降の部分を「{dt}/prefecture.ndjson」(※)に変えると過去データの入手が可能(※なお、{dt}は「yyyy-mm-dd」形式で日付を入力。たとえば「2021年6月21日時点のデータ」なら、{dt}の部分を「2021-06-21」に変換)
これに、昨日夕方までに公表された「医療従事者等に対する接種実績」(83,340回)を足せば、昨日のワクチン接種回数の「増分」は2,503,068回、というわけです(図表2)。
図表2 前日比増分(医療従事者等に対する接種分を含む)
(【出所】過去のVRSデータおよび首相官邸ウェブサイトの『新型コロナワクチンについて』のページに掲載されている『日別実績』<エクセルファイル>をもとに著者作成)
思ったよりも好調なワクチン接種
VRSのデータ特性
ただし、ご注意いただきたいのですが、この「250万回の増加」は、あくまでも「データ更新日における接種実績データの増分」であり、「1日の接種回数」ではありません。
これまでに当ウェブサイトで何度となく繰り返し説明しているとおり、VRSから出てくるデータは、過去の接種実績がどんどんと書き換わる、という性質を持っています。
たとえば、7月8日(木)時点のデータ(①)には4月12日から7月7日までの接種回数のデータが、翌・7月9日(金)時点のデータ(②)には4月12日から7月8日までの接種回数のデータが、それぞれ格納されています。
そして、先ほど「図表1」の直前の部分で述べた「2,419,728回」とは、7月8日の接種実績だけでなく、それ以前の接種実績が上方修正されたものも多数、混入してしまっている、というわけです(図表3)。
図表3 VRSの過去データの書き換えの事例
接種日 | 7月8日時点(①) | 7月9日時点(②) | ②-① |
---|---|---|---|
7/8(木) | 0 | 786,473 | 786,473 |
7/7(水) | 742,814 | 979,100 | 236,286 |
7/6(火) | 910,860 | 1,031,700 | 120,840 |
7/5(月) | 926,200 | 1,024,940 | 98,740 |
7/4(日) | 1,023,257 | 1,112,143 | 88,886 |
7/3(土) | 1,090,813 | 1,172,599 | 81,786 |
7/2(金) | 824,917 | 896,035 | 71,118 |
7/1(木) | 903,762 | 959,982 | 56,220 |
それ以前 | 37,138,675 | 38,018,054 | 879,379 |
合計 | 43,561,298 | 45,981,026 | 2,419,728 |
(【出所】過去のVRSデータより著者作成)
これが、VRSデータをわかり辛くしているものの正体です。
つまり、「7月9日に公表されたデータから判明する総接種回数(45,981,026回)は、7月8日に公表されたデータから判明する総接種回数(43,561,298回)と比べて2,419,728回増えた」、という話であり、「7月8日のたった1日で2,419,728回接種した」、という意味ではないのです。
本当にややこしいですね。
現時点の「未入力」は数百万件?
ただ、現実にはVRSのデータが「あとからあとから加算されていく」という現象はいまだに続いています。
たとえば、7月9日時点のデータで過去の接種実績をグラフ化すると、6月15日(火)以降、ほぼ毎日のように、接種実績が1日100万回を大きく超えていましたが、7月に入ってこの接種実績が突如として鈍化し、7月8日(木)の接種回数はいきなり786,473回に落ち込んでしまいます。
この落ち込みは極めて不自然ですが、現実にはVRSへの記録漏れが極めて多数発生しており、1日あたりにして50万回から、下手をすれば100万回近くが未入力である可能性が高い、ということでもあります。
実際、先ほどの図表3の例にもあるとおり、直近のデータで見ても、翌日、翌々日に10~20万回ずつ、バックデートでVRS入力が反映されていることが確認できますし、これが何日も続くわけですから、現時点における「未入力」はトータルで数百万件に達している可能性は濃厚でしょう。
「慌てて入力した」のか?
もっとも、昨日や一昨日の「200~250万回」というのは、やはり、当日データとの乖離があまりにも大きく、さすがに不自然です。
もしかして、昨日や一昨日に関しては、「VRSに接種実績の入力を行っていない自治体にはワクチンの供給をスキップする」という河野太郎行革相の「脅し」(『河野行革相、ワクチン「優先配分」で自治体に喝入れる』等参照)が、ここにきて効いてきたのかもしれません。
実際、河野太郎行革担当相は6月23日の会見で、「VRSの入力が遅れると、その自治体に在庫が積み上がっているように見えてしまい、政府としてはそれがリアルな在庫なのか、入力遅れのための在庫なのかがわからない」と主張しています。
そのうえで、河野氏は次のように「VRSへの入力のために余分な人件費を負担した場合には、その分は国が全額支払う」という趣旨の発言を行い、「なるべくリアルタイムに近い形でVRSへの入力を」と呼びかけているのです。
もし、7月8日から9日にかけての「1日200~250万回」が、いまさらながらにこの河野行革相の要望に従って入力された結果なのだとしたら、本当に一部の地方自治体に対しては、「何をやっているのだ」、という感想を持たざるを得ない、というわけです。
医療従事者等への接種は減少中
なお、その一方で、「医療従事者等」に対する1日当たりの接種回数が鈍化してきました(図表4)。
図表4 医療従事者等に対する接種実績
(【出所】4月9日以前については厚生労働省『新型コロナワクチンの接種実績』、4月12日以降については首相官邸ウェブサイトの『新型コロナワクチンについて』のページに掲載されている『日別実績』<エクセルファイル>をもとに著者作成)
医療従事者等に対する接種が一巡したからでしょうか。
そのハッキリした理由はさだかではありませんが、医療従事者等への接種が少なくなればなるほど、一般向け接種の余力が生じるのは当然のことでしょう。
東京都の事例
東京都の医療従事者、高齢者の実情
こうしたなか、コロナに関してもうひとつ重要な論点があるとしたら、先日の『東京で第5波?むしろ「感染危険指数」は伸びていない』などを含め、これまでに何度となく述べてきた「東京都の新規陽性者に占める高齢者や医療従事者の比率が急落している」という統計的事実でしょう。
このうち「医療従事者」については、残念ながら、東京都のオープンデータ上、「職業」欄が7月4日の時点で更新されず、止まっている状況ですので、最新状況についてはよくわかりません。
しかし、少なくとも7月4日の段階で新規陽性者に医療従事者はゼロでしたし、また、7月3日までのデータで確認しても、新規陽性者に占める医療従事者の割合が限りなくゼロに近づいていることが確認できます(図表5)。
図表5 東京都の新規陽性者に占める医療従事者の割合
(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』ページ掲載のオープンデータをダウンロードのうえで著者作成)
また、60歳以上、70歳以上、80歳以上のそれぞれについて、年齢階層別に区切った新規陽性者に占める割合については図表6のとおりであり、同じデータを「7日間平均値」にして見やすくしたものが図表7のとおりです。
図表6 東京都の新規陽性者に占める高齢者の割合
(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』ページ掲載のオープンデータをダウンロードのうえで著者作成)
図表7 東京都の新規陽性者に占める高齢者の割合(7日間平均値)
(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』ページ掲載のオープンデータをダウンロードのうえで著者作成)
高齢者新規陽性者の激減はこれから観察されるのか?
さて、医療従事者のケースに関していえば、とりあえず先週までのデータで確認する限り、新規陽性者数は「激減した」と結論付けて良いでしょう。
しかし、高齢者に関していえば、現時点において「激減し、ゼロに向かっている」とまでは言えません。なぜなら、高齢者における新規陽性事例も、まだ少しずつですが生じており、完全にゼロになったわけではないからです。
ただ、医療従事者の「先行事例」に照らすならば、やはり高齢者に関しても、(なかば個人的印象ですが)すでに2回目接種率がおそらく50%を超えたであろうと考えており、また、この分でいけば、東京五輪開会式までの13日間で、下手をすると高齢者接種率は100%近くに達します。
といっても、これはあくまでも「計算上」の話であって、実際にはワクチン接種には「1回目から2回目の間隔」の都合もありますし、いくら見かけ上の接種回数が増えたとしても、スケジュールの都合もあるため、そう簡単に「100%」に達することはないと思います。
ただ、かりに高齢者に対する2回目接種率が東京五輪開会式までに80%程度に上昇すれば、東京五輪期間中の重症者数は激減する可能性が濃厚でしょう。
東京都危険指数の最新状況
そう判断する根拠のひとつが、これまでに何度か示してきた、「東京都危険指数」です。
これは、30歳代を基準に、新型コロナウィルス感染症罹患者が重症化する倍率を年代別に掛け合わせたうえで足し上げた数値のことであり、オリジナルは『新宿会計士の政治経済評論』です。
年代別の重症化:30歳代を1とすると…
- 若年層:10歳未満…0.5倍/10歳代…0.2倍/20歳代…0.3倍
- 中年層:30歳代…1倍/40歳代…4倍/50歳代…10倍
- 高年層:60歳代…25倍/70歳代…47倍/80歳代…71倍/90歳代…78倍
(【出所】厚生労働省『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』P4)
たとえば、東京都における新規陽性者数が1000人だったという日が2日連続したとします。しかし、X日に関しては、新規陽性者の全員が10歳代であり、Y日に関しては、新規陽性者の全員が90歳代だったとしましょう。
- X月X日…1000人(うち:10歳代が1000人)
- X月Y日…1000人(うち:90歳代が1000人)
このとき、重症者が出る確率について、30歳代が1だったと仮定すれば、10歳代は0.2であり、90歳代は78ですので、指数はそれぞれ200、78000と計算できます。
- X月X日…200(=1000人×0.2倍)
- X月Y日…78,000(=1000人×78倍)
すなわち、X日と比べY日の危険指数は390倍(!)、というわけですね。
遠のく「医療崩壊リスク」
もちろん、若年層が感染しても大丈夫、などと無責任なことを申し上げるつもりはありません。あくまでも個人的印象ですが、若年層の方が行動半径が広く、その分、コロナウィルスを拡散するリスクも高くなる、という側面もあるからです。
しかし、そもそもの高齢層の重層化リスクが、最も極端な10代と90代で390倍も乖離しているわけですから、高齢層の患者が激減すれば、コロナ禍における医療崩壊リスクは格段に低下します。
このような視点から、東京都の新規陽性者数と実際の「危険指数」を同一のグラフに示したものが図表8、それぞれに7日間平均値を取ってグラフ化したものが図表9です(※ただし、新規陽性者数と危険指数のタテ軸の数値は異なっていますのでご注意ください)。
図表8 東京都新規陽性者数と「東京都危険指数」
(【出所】東京都オープンデータより著者作成)
図表9 東京都新規陽性者数と「東京都危険指数」(各7日間平均値)
(【出所】東京都オープンデータより著者作成)
図表9の方がわかりやすいでしょうか、「危険指数」(赤線)が、とくに6月中旬以降、「新規陽性者数」(青線)を明らかに下回るようになったのです。
むろん、ここ数日の東京都における新規陽性者数のリバウンドを受けて、青線自体がジリジリ上昇しているのは気がかりですが、その一方、赤線については若干上昇に転じているとはいえ、あきらかに動きは青線と異なっているのがご確認いただけるでしょう。
メディアは一体何をやっているのか
以上の議論、当ウェブサイトをずっとご愛読いただいている方からすれば、「またいつものあれか」、と思われる方も多いでしょう。
ただ、その一方で、メディアの報道を眺めていると、客観的な事実(とくに統計数値など)については無視し、ひたすら「コロナは怖い」、「東京五輪無観客」、「菅政権の失敗」などを煽り立てるような事例が多く見受けられます。
本当に、危機的です。
残念ながら、メディアの社会的影響力はまだまだ大きく、「菅義偉総理は無能だ」、「尾身茂会長は無能だ」、などと頭ごなしに信じてしまう人たちが、一定層は存在しているのです。
こうした問題意識もあるので、当ウェブサイトでは今後も折に触れ、可能な限り「誰にでも入手できるオープンなデータ」をもとにした分析を進めていきたいと考えている次第です。
View Comments (64)
会計士様がおっしゃるように、こういった情報はマスコミは完全無視し、明石市長のような勝手な主張は報道し、政府は無策だと煽りまくる。ワクチンの供給が滞っているのも一部の自治体なのに、あたかも日本中でそんな状況みたいな報道するから、不安になって複数予約する輩も出てきて、さらに支障が出る(トイレットペーパー買いだめの時と同じ構図です)。マスコミの報道を鵜吞みにして政府が無策だとか後手後手だとか批判している連中は、一体どのようにしたら満足なんでしょうね?ワクチン接種が進んでいる欧米よりも感染者や死者数がずっと少ないのに、日本だけうまくいっていないような印象を植え付けている。もう、テレビや新聞は見る気がしません。ストレスの元です。
会計士様、貴重な情報と考察有難うございます。
勿論問題は有るだろうが、どうしてもワクチン接種が順調に進んでは困る、重症者が減少すれば困るという人達がいるんでしょう。お前達、日本人か。
匿名よりさんに同感です。
>お前達、日本人か。
この問いに声の大きな人からの
正直な答えは期待できませんが
「日本人ニダ」的な答えは
相当多くあるのではと思います。
>。ワクチンの供給が滞っているのも一部の自治体なのに、あたかも日本中でそんな状況みたいな報道するから、
未だこのような報道をしています。
https://news.livedoor.com/article/detail/20505607/
供給不足の原因を
>自治体が接種の抑制を求めるのは、政府からのワクチン供給が7月以降、減るためだ。>政府は、自治体向けに供給してきたファイザー社製ワクチンを6月までの3カ月で1億回分確保していたが、7月からの3カ月は7000万回分しか確保できなかった。
このサイトを読め!と言いたいですね。
4月から接種を初めて、3か月でようやく5000万回ですが、一体何億万回分のワクチンを確保すれば納得してもらえるのでしょうかね。
政権、与党、行政に対しては否定的文脈をもってしか評さないのが既存メディア
“権力の監視”=“批判的言説”と無批判に思い込んでいるのか、己が“立ち位置”を“とにかく批判”に設定しているのか、はたまた単なる野党シンパか反日勢力の手下か…
とりま一定程度こう思われているという危機感は無さそうです
ジロウ様
批判している人の元に、ワクチンを打つ医者が来るのを待っておられるのです。
で、未だ自分の所に来ないから怒っていると思います。
普通は予約しワクチン接種ですが、違うんです。
予約? 関係無い。 ワクチンが俺の所に来るというものが常識だと
思っているのでしょう。 ほら、関係性をちょっと変えると、日本に
来たいと言っている大統領と一緒だと思いません?
ちょろんぼ様
先日、個別接種でワクチン打ったのですが、予約の電話に予診票書いて来るように言われているのに、まあ来る人のほとんどが空欄あるか未記入。それで受付で記入するから時間がかかってました(ぶつぶつ文句いいながら)。マスコミに騙されて政府に文句ばかり言うのなら、国民の方も最低限のことはやって少しはスムーズなワクチン接種に協力しろよって思いました。
ジロウさんおっしゃるように
受付で突っかかって無理筋な批判を
口にしたがる人見ましたが
周りの冷たい視線でくすぶってました
そうした人たちは
ご自身の思い上がりのようには
当たり前に世間では認めてはもらえない
鬱憤発露の場を求めているのでしょうが
それこそが、
人類の敵はコロナなのに
そのコロナを願ってもない
友軍援軍と張り切って
鬱憤層煽り立てに頑張る
特定野党と偏向マスコミには
大切なターゲットなのでしょう
ジロウさんの意見に同感です。 小生がお世話になった会場風景を紹介します。
誘導ボランティア: ご苦労様です、こちらへどうぞ。
接種者: ありがとうございます、宜しくお願いします。
医療従事者: 今日の体調は如何ですか、心配はいりませんよ、直ぐに済みますからね。
接種者: 宜しくお願いします。
医療従事者: 終わりました、15分間は安静にしていてくださいね。
接種者: ありがとうございました。
誘導ボランティア: お疲れさまでした、気を付けてお帰り下さい。
ほのぼのとした会場の雰囲気はここだけだったのでしょうか。 普通の日本人であれば何処でもこんな感じかと思っていましたが、マスコミさんには取り上げてもらえませんね。
いつもお世話になっています。
医療従事者の接種はまだ伸びるのではないかとは思います。
そもそも、医療従事者の定義が自治体や医療機関によって異なっていて
自分の関わっている幾つかの法人でもそれぞれ対象が異なっています。
分かりにくいかもしれませんが、医療従事者をどこまでと考えるかです。
医師・看護師・看護助手・医療事務・病院管理事務・法人事務局
そのほかには
食堂勤務者・院内清掃業者・患者送迎の運転手
また頻繁に患者の受け渡しのある介護施設を併設している法人なら
介護士・事務系スタッフ・施設の給食勤務者・清掃業者・送迎の運転手
院内クラスター発生事例を見ていると何処かに脆弱な部分があるとそこから
発生するように思います。
身近に起きたコロナ感染は、2例とも医療従事者接種が始まる前に看護師が
20代の息子からもらったパターンでした。
医療従事者の家族まで接種が終わってひと段落と考える必要があります。
そろそろ接種券が全年齢発行されるので家族を打ち終わるまで伸びますね。
とうとう政府は特定野党やマスコミ、反日主義者等に引っ張られてしまいましたね。
五輪は一都三県無観客だって。
観客を入れればいいのにと思っていましたが残念です。
煽り報道の垂れ流しはもうたくさんです。
我々が潔癖症の人間の仕草を冷たい目で見てるように、海外からもそのようにみられているのでしょうね。
zakzakに 有本香氏、菅首相をバッサリ! 「重要な決断できない、だらしなさを感じる」との記事がありました。日本全土に安保反対の渦の中 安保改定を断行した岸信介は 子供の頃 なんとなく悪い人と思っていましたが 憲法改正もできない中 安保がなかったらと思うと これぞ政治家と思います。
赤ずきん 様
zakzakの方に書くべきかとも思いますが、私は菅さんを見直した方です。
行動抑制とワクチンしか手を打てない、無能な大臣、知事、役人、専門家を従えて、守るべき優先順位を心得、枝葉末節を躊躇なく切り捨てる決断ができたと思います。
加えて、ワクチン接種の加速、ワクチンの確保の旗を振ったのも菅さんです。
この程度のことは、厚労大臣、知事のレベルの仕事ですが、部下の所為にして脱げることをせず、政府を引っ張て来たと思います。
カン総理であれば、メンツにこだわり緊急事態宣言も出せなかったでしょう。
検疫システムの穴を能動的かつ即座に塞ぐことが出来ない役人、バブルシステムの穴を点検できない組織委員会・等をしたがえ、足を引っ張る気満々のマスコミ・野党と対峙しながら、国民の命最優先に、その次のTOKYO2020実施を担保するためには無観客、有観客等は枝葉末節です。
日本のコロナ対策は全体としてうまくいっています。ただ、唯一若干懸念すべき部分が存在します。
それは、ワクチン接種が進む65歳以上の高齢者と重症化リスクの低い若年層に挟まれた40代50代の層です。30代に比べ40代は4倍、50代は10倍、あと60歳から65歳は25倍の重症化比率です。この層の人たちが感染し、発症し、重症化して病床を占拠し医療崩壊する。これを防ぐのが今回の緊急事態宣言の趣旨です。
このことは菅総理の会見をリアルタイムで視聴したら明らかに感じ取れます。ただ、マスコミ報道だけを見ている大多数の方には伝わっていません。
たらればですが、もし、今回のように、高齢者、非高齢者の2つの区分でワクチン接種を進めるのでなくて、高齢者、40歳以上、40歳未満の3つの区分でワクチン接種が進められたなら、感染者がたとえ増加しても緊急事態宣言は不要でしたし、オリンピックも有観客にできたでしょう。
3つの区分に本格的にしていた場合、高齢者の接種が遅くなる懸念が出てきてしまいます。それはまずいので、本格的な対策ではなく、小手先のテクニックで「40歳以上も対策できている」イメージ戦略をするのです。
自衛隊などの大規模接種で65歳未満を解禁する際に全年齢に解禁するのでなく40歳以上に解禁する。医療従事者接種もまず40歳から65歳までを最優先にするなどです。
一応でも「40代50代のワクチン接種にも配慮してます」と言えてたら、「念のため緊急事態宣言を」との主張にも対抗できました。かなり高度な話ですがね。「40代50代」と言われた時に「ぐぬぬ」となってしまった。それが今回の緊急事態宣言、オリンピック無観客だと私は思っています。
40代50代対策としては「飲み屋封鎖」が誰でも思いつくところです。これもイメージですけどね。
正直、今回の緊急事態宣言は不要だと思います。ただ、ワクチン接種に若干のは抜け落ち層があったために慎重派を抑えきれなかった。それだけの話だと思います。
ワクチン接種率 大阪は全国「最下位」・・・松井市長は反論
(テレビ大阪 7/8 18:23)
[大阪市 松井市長]
「(大阪市)は5月末から7月3日までの個別接種の数を打ち込んでいない」と個別接種の数は含まれていないと反論しました。
・・・うわ
結果見ると大阪市の広報に問題があったのでしょうが、個別接種の打ち込み、市につつがなくデータ上がってきてたのですかね?
大阪、特に市内の医療機関でしょ…
「(VRS)ほっといたらワクチンこーへんてや!」と理解できてやっと…だったりして
オールドメディアの欠点は,この評論でよく論じられていますが,ネットのほうにも大きな欠点があって,SNS等で拡散している自分の考えに合った記事だけを読むようになって,そのうちデマ情報のほうだけを信じるようになる人が少なくないことです。例えばワクチン関係では「ワクチン接種で死んだ人は(政府発表より)いっぱいいて,政府はそれを隠している。○○さんの知り合いの人も死んじゃったらしいよ。ワクチンは危ないから打っちゃダメ」というような情報が,予想以上に拡散していることを,こちらのほうでも把握しています。アメリカで,ワクチン摂取率が頭打ちになったのも,この種のデマ情報によるところが多いと分析されています。
一度思い込むと,自分の誤認に非常に強い確信を持つようになって,正確な情報が全然見えなくなることが多いので注意しましょう。
常識的に考えてもらえば,この医療崩壊の話も,無関係は職業の人の自説より,医療関係者は統計関係者の専門家の分析のほうが当たる確率は高いと思いますが。
まあ,このあたりの能力の差は,最後は資産格差とか,そういう形で現れるようなので,自己責任の意味はあります。
>ネットのほうにも大きな欠点があって,SNS等で拡散している自分の考えに合った記事だけを読むようになって,そのうちデマ情報のほうだけを信じるようになる人が少なくないことです。
だからこそマスコミの存在意義があるはずですが、残念ながら自分自身で存在意義を否定している状況です。
自分で調べていても、少々怪しい情報はありますよ。
イギリス政府の公式情報
https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/997414/Variants_of_Concern_VOC_Technical_Briefing_16.pdf
テーブル4を見てください。デルタ株を罹患した際の死亡率ですが
ワクチンを接種していない人の死亡数/り患数、34人/35521人 0.1%弱
ワクチン2回接種後2週間経過済み 同 26人4087人 0.65%
イギリスは6割くらいは接種済みと思われるのでワクチンを打つことで感染率そのものは1割くらいに減っているかもしれませんが、デルタ株に対しての実質的な死亡率は実は変わらないように見えます。
あと、ファイザーですが、ロットによる薬害の発生率が違うらしいという話も。
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000798077.pdf
医薬品等行政評価・監視委員会の報告です。
いまさらのことで もう遅いのですけど、 接種優先順位をもう少し工夫されたほうがよかったとおもいます。
医療者、高齢者、基礎疾患を有する者へ という 優先順位は 大変理にかなっていると思います。
その次にいきなり12歳以上の全年齢に開放というのは どうなのでしょうか?
医療従事者の同居家族は優先性があるのではないでしょうか?
熱海の災害現場に映る救援の人達(自衛隊、消防、警察、消防団、役所職員)は 一般より優先してもいいのではないですか?
社会インフラをささえる 鉄道、バス、タクシーの乗務員、ゴミ回収の人達も優先すべきです。
つぎの順位は 不特定多数の人と接しなければいけないお仕事の方たちとおもいます。スーパー、コンビニ、デパートや商店の店員、理容師、美容師、ジムインストラクター、銀行窓口係、旅館などです。
職域接種で内勤主体の人や テレワークの人や家族の分まで ワクチンを囲い込まれてしまうと 今必要な人たちにワクチンがまわりません。
国は 職域接種で どの企業にどれだけのワクチンを供給したか公表するべきと思います。企業も全社員分ではなく 接客、外勤に限定して ワクチンを請求するのが 企業モラルと思います。
接客頻度のすくないIT企業が 大量にワクチン申請したのが 大変不愉快です。
どみそ様おはようございます。
多分地域によって差があると思うのですが、私の処では商工会議所関係で年齢関係なく接種しています。流通業(スーパーマーケット)です。定年して詳しくは分からないのですが、ワクチンの種類が私が打ったのと違う種類だそうです。VRSに入っているのか解りませんが、隠れ接種じゃないけど始まっています。
どみそ 様
お怒りの気持ちも分からなくはないですが、
一般接種の外側で、+αとして、ワクチン接種の加速=早期集団免疫達成という目的を考えれば、IT企業だろうと内勤だろうと、”周りに迷惑をかけない限り(ここは精査要)”、どんどん打った方が国民の為になると思います。
自衛隊、消防、警察、消防団の一部は優先した様ですが、万一を考えれば、自衛隊、消防、警察、消防団、役所職員(特に保健所)の全て、直近では都選挙管理委員会を優先する判断が出来なかったのは、政治の劣化を感じますね。
ただ、
昨日(7/9)巨人阪神戦放送してたけど観客は2-3万くらいか? 内野は結構密な状態。オリンピックは無観客で野球はあんなに客いれていいの?
バスケットやJリーグは?
不公平やないの?
あ~ら不思議。
マスコミや反オリンピック教の人にはそうは見えないらしい。
それどころか某SBや某楽天のオーナーはオリンピック開催を批判する始末、始末に負えません。
甲子園の高校野球も同様ですね。
オリンピック中止すべきの社説を出しておいて
高校野球は開催しても大丈夫、
の納得できる説明が一切ないのは何故?
朝日さん。
絶賛地方予選開催中ですがワクチン接種ほぼしていない(若年接種を進めようとした自治体へのマスコミ・国民総出の嫌がらせの様から見て球児集団接種はできない)高校生が縦横無尽に移動して回るわけですからねえ
ツールドフランスやウィンブルドンの客の入れっぷりとマスク非着用を称賛したり、マスゴミのダブスタにはうんざり・・・
そこは巧妙なカラクリがありそうです。
緊急事態宣言は、東京都・沖縄県のみで、8月22日迄。
他は蔓延防止等重点措置なんですが、埼玉県・千葉県・神奈川県・大阪府が8月22日迄なのに対し、高校野球が行われる兵庫県は、7月11日迄。(朝日の仕込みですか?)
夏の高校野球日程は8月9~25日です。
則ち、兵庫県にある甲子園(大阪府のすぐ傍なのに)は、このまま行くと何の規制も受けないカモ知れません。(蔓延防止措置終了後は、一般的な要請のみ・罰則無し、という事になっている模様。)
一応、「蔓延防止等重点措置が解除された府県においては、1か月程度の経過措置として人数上限5,000人又は収容定員50%以内(ただし、10,000人を上限)のいずれか大きい方等の規模要件等や府県が設定する開催時間の制限の要請に沿って開催してください。」というのもあるらしいので、8月11日迄は、若干の歯止めが残っているカモ知れませんが、8月12日以降はヤリたい放題???
sqsq様
単なる外国人差別です。 他に意味はありません。
マスコミ等でやっておりますでしょ、オリンピックによって
武漢コロナの全変異種が日本に集まって、最強の東京ウィルスになると。
(蠱毒の作り方と一緒です)
日本内部に居る人同士なら、コロナウィルスにならないと思っているのでしょう。
甲子園で感染するコロナウィルスは、きれいなコロナウィルスです。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
をつらつら見てみると
重症者数が5/30あたりから, 増加ストップ
1日当たりの死亡者数も5/30あたりから, 減少ですね.
ワクチンの効果かしら?
やっと入力が追いついてきたかってところですかね。
ワクチンの発注は問診票の枚数の入力だけで決めて、問診票の入力と分けちゃいけないの?