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文在寅氏「訪日・独りメシ」構想と福島県産食材の魅力

本稿は、ちょっとした「小ネタ」です。結局、東京五輪開会式で文在寅氏が日本にやってくるのかどうかはよくわかりませんが、韓国の世論では6割がそれに反対している、といった調査結果が出て来ました。願ったりかなったり、でしょうか。また、五輪の選手村で福島県産の食材が提供されることを韓国メディアが問題視する記事を配信しているようですが、残念ながら、記事を読むとそれらの食材が美味しそうであると感じてしまった次第です。

五輪ボイコット、どうなった!?

韓国でほんの一瞬、燃え上がろうとした「東京五輪へのボイコット問題」は、結局、中途半端に立ち消えとなってしまったかの感があります。

この問題は、もともとは東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の公式ウェブサイトに掲載された聖火リレーの日本地図に「竹島」(※実際には薄い点)が描き込まれていたとして、韓国側で一部政治家が「修正に応じないなら五輪ボイコットも含めて検討すべき」などと述べたことで火が付きました。

ただ、当ウェブサイトで何度か申し上げてきたとおり、それを舌鋒鋭く主張していた人たちは、前首相の丁世均(てい・せきん)氏や元首相の李洛淵(り・らくえん)氏、京畿道の李在明(り・ざいめい)知事など、いずれも大統領選への出馬が取りざたされる政治家ばかりでした。

なにより、今回の「五輪ボイコット」論、韓国の国民世論があまり乗っかって来なかったフシもあっただけでなく、韓国政府も最初から引き気味でした。

もちろん、いちおう、韓国政府としては国際五輪委員会(IOC)に「仲裁」を依頼するなどしたようですが、これについてはIOC側から事実上の「ゼロ回答」が2回にわたって届いたというオチもついています(『IOC、韓国に再び「竹島地図に政治意図なし」と回答』等参照)。

また、今月中旬の英国・コーンウォールサミットで菅義偉総理との日韓首脳会談が「不発」に終わった文在寅(ぶん・ざいいん)大統領自身が、日韓首脳会談を当て込んで東京五輪を契機とした訪日を諦めていない、との報道もあります。

五輪ボイコット論が立ち消えとなってしまった背景には、こうした事情もあるのかもしれません。楽しみにしていたのに残念です。

文在寅氏、結局来るの?来ないの?

もっとも、先週は韓国メディア『中央日報』(日本語版)が、「韓日首脳会談が開催されるという前提がない以上、文在寅氏の訪日の可能性は非常に低くなった」などと報じているなど、文在寅氏の訪日は韓国国内で勝手に政治的問題化しているようです。

文在寅大統領、東京五輪出席せず…「モメンタムなければ文化観光体育部長官が出席」

―――2021.06.23 16:49付 中央日報日本語版より

なお、本当にどうでも良い話ですが、このリンク先の中央日報記事を読んでいると、韓国大統領府関係者のこんな発言が紹介されています。

韓国政府は持続的に日本側に首脳会談を通じた早急な韓日関係復元の必要性を強調しているが、日本政府は韓国の真正性ある外交的メッセージまで政治的目的に活用している。日本の菅義偉首相が最後まで文大統領との対話を避ける場合、両国関係回復が遅れることに対する責任は全面的に日本政府が負わなければならないだろう」。

「韓国」を「共和国」に置き換えたら北朝鮮当局者の発言とそっくりですし、「韓国」を「中国」に置き換えたら中国政府報道官の発言とそっくりだと思うのは、気のせいでしょうか。

こうしたなか、ちょっと面白いと思ったのが、いくつかの韓国メディアに掲載された、こんな記事です。

東京五輪に合わせた文大統領の訪日 「反対」が6割=韓国世論調査

―――2021.06.28 08:31付 聯合ニュース日本語版より

『聯合ニュース』(日本語版)の記事によると、韓国のテレビ局『YTN』の依頼で韓国の世論調査会社『リアルメーター』が実施した世論調査で、東京五輪にあわせた文在寅氏の訪日については60.2%が「反対」と答えた、というのです。

(※なお、個人的には「賛成」が33.2%もあったというのも驚きですが、この点については脇に置くことにします。)

文在寅氏ならばきっと「独りメシ」にも耐えられる

これについてネット上の反応を眺めてみると、「そもそも呼んでないのだが」、といったものが多く、思わず吹き出してしまいました。

もちろん、日本は文明国ですので、もし文在寅氏がいらっしゃるのだとしても、最低限の礼は尽くすとは思いますが、それと同時に仮に文在寅氏が日本にやってきたとしても、菅義偉総理との首脳会談が実現するかどうかは微妙でしょう。

というよりも、文在寅氏の訪日といえば、今からちょうど2年前、大阪G20サミットで日本にやって来たときに、安倍晋三総理大臣から「8秒間の握手」で迎えられ、あとは放置されたという、大変興味深い記憶がよみがえってきます。

当ウェブサイトなりの見方で恐縮ですが、文在寅氏は精神的には非常にタフな人物ですので、日本にやって来て「独りメシ」を余儀なくされたとしても問題ないのだと思います。すでに2017年12月の中国国賓訪問という「前例」もあるのですから。

「中国は無礼」韓国で批判 文大統領をないがしろ/会食スケジュールまばら、記者に暴行

―――2017年12月15日 19:19付 日本経済新聞電子版より

それに来年5月にご退任になられて以降は、否が応でも「独りメシ」を余儀なくされる機会も増えるでしょうし、今のうちに経験なさるというのも良いのかもしれないと思う次第です。

福島県産食品アピール、期待していますよ!

こうしたなか、東京五輪といえば、こんな話題もありました。

東京五輪選手村の食卓に「福島ヒラメ」のぼる

―――2021.06.28 07:11付 中央日報日本語版より

中央日報は東京オリパラ組織委が選手村の「カジュアルダイニング」で「47都道府県全体から食材の提供を受ける予定がある」と明らかにしたと報じ、あわせて「原発事故が発生した福島県で清算された食品」が「食卓にのぼる予定」と述べました。

じつに、痛快な話です。

どこかの国の不衛生なヒラメと比べ、はるかに安全性が高くて美味しい福島県産ヒラメ、是非とも食してみたいものですね。

しかも、記事を読んでいると、次のような記述が目に留まります。

  • 福島県担当者はモモ、トマト、キュウリなど季節の生産食品を提供可能品目リストに入れているほか、コメ、豚肉、鶏肉、ヒラメ、カツオ、ベニマス、ウバガイなどを供給する意志を組織委に伝えていると説明した
  • カジュアルダイニングは「せっかく日本に来たのだから、日本の味を感じてもらう機会にしよう」という趣旨で選手村に用意した約280席規模の食堂で、組織委はおにぎり、麺類、鉄板焼き、串焼き、お好み焼き等をメニューに入れる考えだ

日本を貶めている記事なのかもしれませんが、これを読んだ人は、福島県産の食品を「是非とも食べてみたい」と思ってしまうでしょう。記事としては逆効果ですね。

いずれにせよ、福島県産食品などに関していえば、2013年9月に韓国政府が「東京五輪潰し」を目論んで突如として輸入規制を開始した事実を忘れてはなりません。むしろ、良い機会ですので、世界の選手に向けた五輪での福島県産食品のアピールを日本国民の1人としては期待したいところです。

新宿会計士:

View Comments (59)

  • >福島県で清算された食品
    →生産された食品だと思います。

    文大統領は、中国の一人飯の韓国人の非難には耐えられますが、日本での一人飯に対する韓国人の非難には耐えられません。
    既に青瓦台が、首脳会談無しに訪日無しと発表し、韓国世論も訪日しない事を強く支持していますので、最初から分かっていた答えになると思います。

    福島産食品について文句を言う国は、少し前まで来日観光客が一番多かった国ですので「食わなければ良い」、ダンボールベットが嫌ならば「床にでも寝れば良い」と思います。

    あっ、忘れてましたが、散々邪魔した国は「来なくて良い」です。

  • >韓国の真正性ある外交的メッセージ

    ど〜でもいいことだけど、「真正性」のある/なしってどうやって見分けるのかな?
    ・・・というか「真正性」ってなに?

    • 七味さま
      韓国が使う場合は、「詐欺師の口上」と理解すれば良いと思います。

      • ご紹介のブロマガおよび動画の趣旨は、ほぼこちらの論客諸氏の主張と同様ですね。しかし、真正性と真情性が同音異義語であることは始めて知りました。ありがとうございます。間違いなく連中は真情性を訴えていますね。それを真正性と翻訳するのも故意かもしれません。

      • 名無し様、韓国の言論を理解する上で非常に参考になりました。
        なるほど、韓国が日本に対して要求する「真正性」は日本語での真正性とは全く異なる概念で、そもそも漢字表記で「真正性」と書くのが間違いなのであって「真情性」と書くのが正しい概念ということですか。

        なんと紛らわしい、というか阿野煮鱒さんも書かれていますが「真正性」と「真情性」とが同音異義語の関係とは恐ろしい。

        確か朝鮮語(の韓国方言)では「放火」と「防火」とが同音異義だったと何かで見て「なんとまあ恐ろしい!」とビックリ仰天した記憶がありますが、世界への影響の大きさで言えば、「真正性」と「真情性」とが同音異義語で日本語への翻訳では「真情性」と訳すべきなのに「真正性」と訳しているから日本から見て韓国が【全く訳分からん】という中途半端なサスペンド状態になってしまっている(そして、それはアメリカの出方次第では日米同盟にも影響を与えかねない)のですから。

        正しく「真情性」と訳されていれば(そして英語への翻訳でも“authenticity”でなく“sincerity”と訳されるならば)、日本人もアメリカ人も「そういう概念に基づく要求なんじゃ相手にするのは全くの無駄ですね」と速やかに割り切れるであろうにと思うのです。

        日韓での「真正性」の概念の違い(というよりも「真正性」でなく「真情性」と訳すのが正しいという問題)については、私の読んでいる限り、韓国人として日韓の考え方の違いを様々な著書等で解説して下さっているシンシアリー氏も著書やブログで取り上げて解説して下さったことはないと思うので、私個人は全く知りませんでした。

        非常に良い情報、どうも有難うございました。

  • まあコロナで、出歩くだけでも両国でマイナスイメージなのに、首脳会談がないともなれば訪日は無理でしょうな。
    数字を信じるかどうかは別として、支持率が回復したともありますし、大統領選も控えている。政治的コストだけが膨らんで動機は急激に薄れてきていると思われます。
    他の理由に関しても、
    ・ワクチン→米国に頼むはずがG7でバイデンをストーキングしてない
    ・経済協力→経済に興味ない。最低賃金を上げようとしている
    ・米国からの改善圧力→兆候なし。米韓会談で強烈な線引きをしたので放置なんでしょう。
    ・日本側のメリット→ゼロ。デメリット多数。
    ・日朝交渉→兆候なし。今のところ幻。
    ・大統領選→デメリット。与党が親日として対抗勢力から叩かれる可能性大。

    もう可能性は、「文在寅の気まぐれ」しか残っていない。
    逆に五輪中に竹島に再上陸すると予想します。

  • 文大統領は、日本にとっては、とんでもない大統領でした。

    ただ、文大統領による「反日政策」のおかげで、
    多くの日本人は、韓国は信用出来ない国と認識するようになりました。
    今までは日本側が韓国側の理不尽な要求に対して譲歩をしてきましたが、
    今後は世論がそれを許さないでしょう。
    日韓関係はやっと正常になりました。
    これは、文大統領の功績(?)だと思います。

    韓国の左傾化は、もう止められないと思います。
    レーザー照射事件など、韓国は日本に対する敵意を隠さなくなりました。
    1965年以来、韓国は、日本を利用することだけを考え、甘い汁を吸い続けてきました。
    もう、騙されてはいけないと日本国民は覚醒しました。
    韓国が変わり、日韓の関係が改善される日など、来るほけないしあり得ません。

    文大統領、ありかとう。
    あなたのおかげで、多くの日本国民は目覚めました。
    もし、五輪で東京に来るようなことがあれば、たっぷりと福島の食材を
    お楽しみください。もちろん、独りメシで。。。

  • “反日大統領”文在寅 ストレスで歯を10本失った生真面目性格
    2019年08月15日 (フライデー)
    |https://friday.kodansha.co.jp/article/60286
    >人つき合いをイヤがりベルギーの王室晩さん会も途中退席
    >「一人で食事をするのが好きなホンパプ(孤食)大統領!」

    安倍総理から贈られたケーキも、歯を理由に一口もつけずでしたよね。

    人嫌いなら政治家になんてならなきゃいいのに・・。

    • 歯10本は壮絶ですね。あと、北朝鮮に無視され続けてハゲができたとも聞いています。
      文大統領、基本的にはいい人なんですよ。私はかなり確信を持ってます。
      悪意はない。北朝鮮との平和的統一を目指していて、善意でそれがなしとげられると信じている。

      日本に対して数々の非礼を行っているのも、道徳的上位者が善意で悪辣なる日本に教育をしてあげてると思っているか、晴れ渡った空のもと、天空に昇るつもりであぜ道を歩いてるとき知らず知らずに、ありんこを踏みつぶしてしまった程度のものなのでしょう。

      ただ、人が良いことは政治家として最悪な場合があって、彼はその典型例だと思います。

      あと、どうもコミュニケーション能力に障害を持っているように思われます。世の中にコミュ障はいっぱいいますし、素晴らしい才能を発揮してる人も沢山いますが、一国の大統領がコミュ障だと、なかなかつらいですね。

      • チキンサラダ様

        >晴れ渡った空のもと、天空に昇るつもりであぜ道を歩いてるとき知らず知らずに、ありんこを踏みつぶしてしまった程度のものなのでしょう。

        思わず笑ってしまいました、微笑んで雲を見上げながら、あぜ道を歩く文少年の姿が目に浮かんで。。
        ところで、似たような諺があったような気がします、思い出せませんが。。

      • チキンサラダ様

        個人的には、コミュ障と併せて軽い認知障害の発症も懸念しています。
        彼の代名詞と化した”A4メモ”の携帯もさることながら、繰り出される辻褄合わせ(言い訳)が、その病状でもある「取り繕い」のように思えてなりません。(よく考えれば”彼ら”の特性なのかもですが・・)

        彼の現状認識能力はともかくとして、悪気がないのはその通りなのでしょうね。(だから始末が悪いとも言えますね)

        きっと一途な性格で、金氏のことを英雄(Au)視してるのかと・・。
        m(_ _)m

        返信ありがとうございました。

        • >軽い認知障害の発症も懸念しています
          有名な例の「あみだくじが出来ない動画」が観てて怖かったです。こんなのが大統領かよと。

          • >「あみだくじが出来ない動画」

            私の知人の医師で、ケーキを等分に切ることが苦手な人がいます。善良で勤勉でスポーツ万能でハンサムで、「どんだけ盛って生まれてんだよ」と羨ましいのですが、なぜかケーキ等分ができないのです。

            ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書) Kindle版 宮口幸治 (著)
            https://www.amazon.co.jp/dp/B07V2397JY/

            え? え? え?

            > 金氏のことを英雄(Au)視してるのかと・・

            どなたも反応しないので、僭越ながらカズ様に座布団一枚。

          • 匿名様
            阿野煮鱒様

            あみだくじの動画見ちゃうと不安になりますね。
            戯言を評価して頂き、ありがとうございました。

  • 文大統領のお昼の話題ですか。福島県産食材が韓国人に忌避されるのは想像に難しくありませんが福島産の食べ物が世界の人にどう受け入れられるかとても興味があります。

  • 韓国外交の不思議なところですが、相手に要求を出すとき、怒らせる癖がありますよね。普通は怒らせたら要望は聞いてもらえないと思って機嫌をとるものですが。怒らせた上に信頼関係をさらに損ねることをすれば、聞いてもらえる要望もかないませんよ。
    日本を見下して、言うことを聞かせたかったら殴るべきだと考えているかもしれませんが、今回の件に関しては、後先考えずに単に自分たちがスカッとすることをそのままやってるように見えます。相手が見えてないというより、全く見る気もないのでしょうね。

    文大統領は来日の調整など、例の大使に頼らざるを得ないわけですが、あの虚言癖のある大使では、まともにスケジュール調整を期待できそうにないですね。
    「日王と前日王の謝罪晩餐会が確定した上に、菅首相との謝罪会談も確定した」と、平気で嘘をつきそうです。当然実現するわけないのですが、実現しなかったら、また日本のせいなんでしょうね。

    • 怒らせているなどという自覚が全くないからですよ。
      両班たるもの、両班らしく堂々と構えて相手に対峙しなければなりません。そうでなければ、両班たる誇りと体面に瑕がつくからです。下手に出るなどという卑屈な真似は、奴婢のするべき態度であり、傲慢に見えるくらいが両班にふさわしいのです。

      どこまで本当かわかりませんが、以前に読んだある両班の逸話では、顔を洗う際でも、両班たる自分が頭を下げるわけにはいかないと言って、そのまま直立の姿勢で顔を洗っていたそうです。もちろん、服がびしょびしょに濡れますが、両班たる誇りに較べれば些細なことであって、気にもしなかったとか。
      あー、なんとまぁ申しましょうか、誇り高き両班って大変なんだな、と。

      • なるほど。解説ありがとうございます。
        両班の誇りがゆえに、下手に出るなどという姑息な真似が出来ないのですね。
        アナクロという意味では日本の武士道と共通しますが、それ以外の何もかもが違うようですね。

        • 中国に対する接し方と比較すると一目瞭然でしょう。
          日本に対しては、できるだけ居丈高に、上から目線で接しようとしますが、中国に対しては、上から目線どころか、わざわざ厦門にまで呼びつけられれば、大慌てですっ飛んでいきます。それは、両班の行動原理からすれば、当然の振る舞いでしかないのですよ。

  • 行きがかり上、アンチ台湾なコメントを繰り返しておりますが、私は台湾の皆様に嫌悪感や敵意は持っておりません。日本人に、台湾が多様で複雑な社会であることを訴えております。その上で、

    台湾も韓国同様、福島産 の農産物や水産物に輸入規制をかけています。

    https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-overseasrestriction.html
    https://www.maff.go.jp/j/export/e_info/pdf/kisei_gaiyo_ja.pdf

    レベルとしては、中国、香港、マカオ、台湾が広範囲な規制で、アメリカ合衆国と韓国は一部の規制です。

    福島産食材に関しては、韓国だけが特異な嫌がらせを日本に仕掛けているのではないことは踏まえておくべきと存じます。

    オリンピック/パラリンピックに対する嫌がらせは、福島産食材とは話が異なります。韓国だけが特異な嫌がらせを日本に仕掛けていると認識して間違いないと思います。この点に関し、大会関係者が十分な警戒感を共有しているかどうか、心配しております。

    • 私も日本人の台湾に対する認識は短絡的でおめでたすぎると思っている一人です。

      ただ、韓国があまりにも極端なので、台湾を見ると親日一色の国に見えてしまうのでしょうね。

      台湾くらいの表と裏があり、虚々実々の駆け引きをするくらいが本当は「普通」なんですけどね。

    • 阿野煮鱒様

      私も福島産食材を食べる食べない、ということ自体は親日反日とは本来無関係かと思います。
      日本人でも今だに食べない人もいるくらいですから。。

      問題は、食べないという気持ちが、放射能を本当に恐れてのものなのか、あるいは放射能事故という不幸な事故、いわば日本&福島にとっての弱みを攻撃してやろうという意図が働いているものなのか、という点かと思います。

      韓国の場合は、放射能を本当に恐れているということもあるでしょうが、それ以上に、弱みを攻撃してやろうという意図がある、と感じ取っている日本人が多いということだと思います。

      そこが未だ規制を行っている他国と違うところなのでしょう。

      • 仰る意図は私も賛成です。

        しかし残念ながら、韓国の真意が那辺にあっても、法令にそれをむき出しに盛り込むものではありませんので、形としては他国と同様の輸入規制を行っていることになります。

  • まず、韓国側の根本的な勘違いを挙げておきましょう。

    1. 日本としては、五輪開幕式に箔をつけるために文大統領の来日と開幕式参加を切実に望んでいる
    2. 日本としては、本当は文大統領と会談したくて仕方ないのだが、安倍前総理に使嗾されたネトウヨどもが大騒ぎするので、政治的な影響を考えて、会談するのを断っている

    このような勘違いがあるため、「首脳会談をするのならば、訪日してやっても良い」などという寝言...もとい、日本を圧迫する外交カードとして使えるという妄想を吐くようになります。
    1.については、韓国にとっての「真実」を漏らしているだけとも言えますが、同時に日本側メディアの愚かな言説がますます韓国側を勘違いさせているという側面もあるでしょう。

    単に、文大統領訪日というだけのことであれば、平昌五輪時の安倍訪韓の返礼だと言われてしまうと、日本としてもそうそう無碍にはできないのですが、あくまでも「訪日してやる」というスタンスを崩さない、というか崩せないため、そのような申し入れはできないのでしょう。訪日させしてしまえば、菅総理とだって少なくとも挨拶くらいはする機会があるでしょうし、略式会談だって不可能とまでは言いきれないと思いますが(するべきだなどと言っているわけではありませんよ)、その機会すらも放棄せざるを得ない状況になりつつあります。

    まあ、国内向けには、「折角寛大にも大統領様が手を差し伸べてやっているのに、野蛮で無礼な日本はその手を振り払った」とでも言っておけばいくらでも騙せるので、たいした失点にはならないでしょうけれども。

  • 「放射能五輪」のレッテル貼りに始まって、開幕までもうあと2、3ヶ月に迫った時点で、「竹島らしき地図上のシミ」が気に食わんと火病~ン。そこまで言うなら、もうボイコットしかないじゃん、と喜んだとしたら、カノ国に対する認識はまだまだということなんでしょうね。

    この間のG7にしてもそうですが、国際的なハレの舞台を自ら下りるなんてのは、天地がひっくり返ってもあり得ない、というのがアチラ流なんでしょう。

    あとは、

    天賦不可侵のウリの権利を、無理矢理侵そうとしているチョッパリは、極悪非道の連中ニダ。から、

    いかなる妨害も、ウリナラ民族の鉄のように固い意志の前には、蟷螂の斧に過ぎないことを、思い知らせてやったニダ。につづくのは、ほぼお約束のコース。

    今更、阿呆らしい一人芝居に付き合う勢力は、国内からほぼ絶えたという状態ですが、招致演説の際にやった「お・も・て・な・し」。あれがすべての参加国に自動的に適用されるものではないことを、これまでにきちんと明らかにしておかなかったのは、実行委員会の瑕疵として非難されるべきかも知れないですね(笑)。

    P. S.
    この間の【ご注意:差別的・反社会的なコメントは控えてください】の記事に(わざと)引っかかりそうな書き方をしましたが、この程度ならセーフとしていただきたいところですが、どうなんでしょうね。

    • 伊江太 様

      いつもコメントありがとうございます。

      昨日の記事で報告したとおり、最近、当ウェブサイトで問題にした事例は、「特定民族に対して必要以上に攻撃的なコメント」です。
      民族ヘイト、あるいはその民族に対する攻撃・破壊活動を予告、示唆するようなコメントは、そもそも反社会的なものであり、言論の場にふさわしくありません。
      対し、特定民族の振る舞いを揶揄するようなコメントであっても、常識的な範囲のものであれば、通常は問題となりません。

      今後とも当ウェブサイトのご愛読並びにお気軽なコメントを何卒よろしくお願い申し上げます。

      • 新宿会計士さま
        ふと思ったんだけど、「輸出管理をちゃんとしているからホワイト国に戻すニダ」的な、釣りでしたか?

    • >>あれがすべての参加国に自動的に適用されるものではないことを、これまでにきちんと明らかにしておかなかったのは、

      ウラがあるから「お・も・て・な・し」であります。当該国に"全部言わせんなよ察しろよ"というのも酷ですが...

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