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    Categories: 金融

エクセルの強み生かすタテ展開と「二次加工」の効率性

昨日の「補足論点」です。「エクセル方眼紙」に関連し、「人間が見てわかりやすい資料」がデータ分析をする上で「良い資料」とは限らない、という事例をひとつ紹介しておきたいと思います。「エクセルは見栄えよりもデータの入力のしやすさ、二次加工・三次加工の便利さを旨とすべし」、です。

NOT「エクセル方眼紙」

昨日の『エクセル方眼紙追放運動と日本年金機構解体運動の関係』では、「エクセル方眼紙」をテーマに、議論を展開しました。自分のなかでは大した話だとは思っていなかったのですが、意外とさまざまなご反応をいただくことができました。

さて、公認会計士の独占業務といえば会計監査であり、また、財務分析などを業として営んでいるケースも多々あります。このため、公認会計士は職業柄、どうしてもエクセルと仲良くならざるを得ない、という性質があるのかもしれません。

ことに、今になって振り返ると、個人的にこの仕事を始めた時期がちょうど監査現場にPCが普及し始めた時期と一致していて、「手書きの監査」の世界から「PCを使った監査」に移行していた時期でもあります。

ことに、「『タテ計』『ヨコ計』のチェックにSUM関数を使う」、「異なるデータ間の整合性を検証するのにVLOOKUP関数を使う」、「条件付き集計にSUMIF関数を使う」、「あるデータの個数をカウントするのにCOUNTIF関数を使う」、といった具合に、エクセルは監査現場で大活躍していました。

こうしたなか、「桁数が異なるコード番号同士の整合性を検証する」などの際には、文字列を切り分けるRIGHT関数・LEFT関数・MID関数」、文字列の桁数を変更するためのREPT関数やTEXT関数、文字列を置換するSUBSTITUTE関数などのテクニックも自然と身に着いたものです。

また、少々複雑な分析も、INDIRECT関数、MATCH関数を組み合わせて、シートの名称を手掛かりにして数十年分の財務諸表を1枚のシートに再現する、といった作業もよくやりましたし、エクセルで遅すぎる場合には演算だけアクセスで実行する、といった使い分けもやったものです。

(※ちなみに現在の仕事でもエクセルやアクセスを使用しています。)

ヨコ展開?タテ展開?

こうしたなか、昨日の議論では紹介しなかったものとして、こんなネタも紹介しておきたいと思います。

とある会社の会計監査作業をしていたときに、先輩があんなシート(図表1)を作っていました。

図表1 あんなシート

視覚的にわかりやすいシートだとは思います。

ただ、エクセル的には「良いシート」ではありません。

その理由は2つあります。①これを作成するのがめっぽう面倒くさいこと、②この資料だと二次加工、三次加工が困難であること、です。

エクセルというものは、一般的にエンターキーを押すとアクティブセルが下に移行します。しかし、この書式だと、「東京支店の2020年3月期の売上高、売上原価、売上総利益」をヨコに入力していかなければなりません(エンターキーではなくタブキーを使えば良いだけかもしれませんが…)。

しかも、「売上総利益」や「増減」(図表1のうち赤線で示した部分)についてはわざわざ計算式を入力する必要がありますし、「増減率」(図表1のうち青線で示した部分)については計算式に加えて書式設定の変更作業も必要です。

この設例だと支店の数は3つだけですが、現実には支店が20個もあり、これを縮小印刷していたので、「視覚的にわかりやすい」はずが、実際に印刷してみると大変にまとまりがなくて読み辛い資料が出来上がってしまっていたのです。

入力しやすい・加工しやすいシートを!

そこで、監査現場で先輩からこの図表の作成を依頼された際、ひそかに自分で作成したのが、こんなシートです(図表2)。

図表2 こんなシート

この場合、視覚的には非常にわかり辛いのですが、それと同時に入力作業自体は非常に楽であり、また、エクセルを使って様々な場面で加工すると考えたときには、何かと便利なのです。

そもそも数式を入力するセルである「売上総利益」や「増減」については、一ヵ所にまとまっているため、とりあえず「売上高」と「売上原価」だけを入力してしまえば、あとは範囲指定して数式を入力し、コントロールキーを押しながらエンターを押せば、一発で数式を入れることができてしまいます。

「増減率」については列ごと選択し、書式設定画面(Ctrl+1)を選んで指定すれば良いので、大変に楽です。ちなみに一番上のセルだけ数式入力・書式設定を行い、そのセルを含めて範囲指定をお行って「Ctrl+D」を押すという方法でも、同じ内容を下のすべてのセルにコピーすることができます。

あとは必要に応じて「数式を消す」、すなわち「コピーしたうえで同じセルに『値貼りつけ』をする」、といったことをやれば、数式自体が消えても大して問題となりません。

そして、「並び替え(Alt→D→S)」機能を使って図表2を項目別に並べなおしたものが、図表3です。

図表3 項目別並び替え

このようにしたうえで、罫線で支店ごとに囲めば、そのまま図表1の代替となります(※コメント欄は別途G列にでも設ければ良いかもしれません)。

業務効率は何倍になるのか

ちなみに自分自身で当時試したところ、図表1に示したような資料を作るのにかかった時間が10分だったとすると、図表2に示したような資料はものの1分で完成したという記憶があります。「Alt+D+S」を指が覚えていれば、図表2を図表3の形に持って行くのも5秒で完成、といったところでしょう。

(ただし、罫線を引く必要があるので、実際にはさらに20~30秒ほど時間が必要ですが…)。

また、図表2、図表3のような図表を作っておけば、オートフィルタで「売上高」「売上原価」などを選んで、別シートに転記しすればグラフ化することもできるなど、加工しやすくなるうえ、同じデータを来年まで残しておけば、歴年のデータ分析も可能、というわけです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

いずれにせよ、作業をデータ化するうえでは、エクセルは方眼紙形式として使うよりも、やはり表計算ソフトとして、あるいは準データベースとして使うのが正しいように思えるのですが、いかがでしょうか。

新宿会計士:

View Comments (33)

  • テーブルはレコードは下、フィールドは横で作ること。
    テーブル→集計は不可逆なので、集計表を入力で作らないこと。
    ローデータと演算はテーブルを切り分けること。可能ならレポートも別シートに。

    最初からDBから入るか、ピボットテーブルでも使えば一発で判る話なんですけど。
    モナリザ描くのもテトリス作るのもアリですが、表計算は表計算で使うのが一番ですね。

    • 一般的な使い方としては、へちまはたわしのみに非ず様の通り
      以下の3種類のシートを使うのではないでしょうか
      1.データー用シートとして、いわゆるリスト形式(横に各項目を作っていくデーターテーブル)
      2.1次加工、2次加工用のシート(ピボットテーブル、検索系関数、データー分析系関数等)
      3.表示用シート(集計表、グラフ等)
      1から2のシートについてレコード件数が多いときは、アクセス、SQL等のデーターベース系ソフトとの連携も
      一般的にはこんな使い方で、方眼紙シートは表示用シートとして(不毛なので自作したことはない)

  • Kintone と直接連携できる以外のエクセル芸は禁止を職場へ通達すべきと思います。

  • 別の論点ですが内部統制、システム監査でもエクセルが監査に睨まれるケースもありますね。
    監査法人もオラクルマスター会計士が珍しくもない時代ですし、去年からは往査も激減、中高年会計士がグループの税理士法人に異動なんかも耳にします。
    あちらの世界も色々と変革期なのかもしれませんね。

  • 名古屋支店だけが売り上げ総利益減です。自動車産業一本足、最後に残った20世紀産業構造のゆがみが、このようなかたちでエクセルシートに現れているのでしょうか。この世はソフトウェアでできており、収益も発展もそして未来もそこから生まれいずることに気が付いていないのは誰なのでしょうか。

  • 更新ありがとうございます。

    会計士様曰く「エクセルは方眼紙形式として使うよりも、表計算ソフトとして、あるいは準データベースとして使うのが正しい」。仰る通りです。私もエクセルにはお世話になりましたし、短い指示伝達文などWardの代わりにエクセル使ってましたね(ダメですネ〜)。

    何も現状について述べる事無いので、私が触り始めた頃のお話を少々。

    時は1980年(笑)、勤めていた会社に初めて「新鋭電子機器」がやって参りました。C社の扱う「M」です。文書作成や住所録、書類保存で使ってましたが、とにかく立ち上げに恐ろしく時間がかかる。

    電源入れてスタンバイになるのに、軽快なメロディ♫〜♪〜が延々と流れる。その間およそ10分以上(笑)。コーヒーを飲み、タバコ喫う人なら2本は十分喫えます(爆笑)。「遅っそいなー!コレ何してんの?」と愚痴りながら更に待つ事、数分後。やっと操作可能になります。

    ところがコチラも慣れてないので間違える。取説は無い。電話して淀屋橋の「01Shop」(ゼロワンショップ)の担当女性が来てくれる、というやり方でした。名前バラしましたネ。

    まだ導入する企業も少なく、リース形式での採用でしたが、ゼロワンショップの方は何時も丁寧に教えてくれました。「何べん言うたら理解出来るんや?阿呆やな〜」と思っていたでしょう。

    アレから40年以上。私が使っているスマホやタブレットの方が遥かに高機能です。

    そう言えば先日、実家に寄った際、机に使ってない妙な形のアップルコンピュータがデンと鎮座してます。ブラウン管型のモニターが一体化してます。発売当時、何色か綺麗なカラーシリーズがあったそうです。

    兄弟に「要らんやろ?もう捨てたら?」と言うと、とりあえず置いとくと(笑)。場所とるだけなんだけどな〜。

    • めがねのおやじ 様

      それは、ワードプロセッサというものでしょうか。
      起動に10分もかかる代物が仕事で使いモノになったのでしょうか?
      導入企業が少なかったということは、その頃が黎明期だったのでしょうか?

      初代iMacなら目にしたことはありますが、それ以前となるとwindows普及前にNECのPCが権勢を奮っていたらしいとは聞いているところです。

      お差支えなれば、今少し広げて当時のお話をお聞かせいただけると幸いです。

      • へちまはたわしのみに非ず 様

        レスありがとうございます。
        ご指摘の通りワードプロセッサです。

        もう当時の方とはお付き合いも無く、鬼籍に入られた方も多いので時効だと勝手に判断して、述べさせていただきます。

        私が新卒になったのはギリギリ1970年代末です。世の中平和でした。給料は年に15%か20%ベースでアップしました。初年度冬ボーナスが50万円!驚きました。こんな若造に、何もしてないのに。それに中小企業でしたから(ニッチ産業なので最大手でしたが)。

        機器の話ですと、勿論、学生の頃にコピー機はあり、試験対策でお世話になりました(湿式というのも現存してました笑)。で、FAXと電話ぐらいしかオフィスにはありません。

        私は大阪支社配属でしたが、東京本社より先にワープロを導入するよう、トップから指示が出ました。変わった方で、大阪には何かと面倒を見てくれた(東北出身者です)。よく関西に来社もされていた。生前、成城学園前に家を建てて住まれた、立志伝中の人です。

        で、関西支社がマッキントッシュ(たぶん、ですが)の販売を手がけていたキャノン販売と交渉し、導入しました。えらく高かったと思います。第一、誰も扱えない(爆笑)。

        で、一週間(5日間)キャノン販売のインストラクターチームの女性陣が来社し、基礎の基礎から教えて貰いました。
        まだ社内だけで無く、世間では「戦力として女子は男子より劣る」の時代でしたから、社外に出かける機会の多い男子より、女子のほうが社内教育を受ける時間が長かった。

        その為、女子はグングンマスターし、いろいろな事をやり始めた。男子は、、ロートルは近づきもしない、何せコピーも取れないオッサンがゴロゴロしてましたからネ。で、私ら若手だけなんとか付いて行けました。

        作成した文書は取引先に送付したり、各種案内状を届けたり、保存したり。東京本社から送付する分は、夜に伊丹発の航空便に乗せて翌朝本社で仕分けしてました。悠長な時代です(爆笑)。

        ワープロはとにかく誤作動が出ました。でも大半は操作者のミスです。それでもわざわざ会社に駆けつけてくれたメーカーさん、本当にありがたかったです。それからパソコンを触り始めたのは、1990年頃だったと思います。その前85年に私は転職してます。

        一人1台になり、Windows95、98、2000、ベータ、、、7ぐらい迄は在職してました。パソコンの事は私よりも遥かにご存知の方が多いので、端折ります。

        • めがねのおやじ 様

          ありがとうございます。
          文書の電子管理の極初期、表計算の前時代、情報化の黎明期ですね。
          1980年といえばwindows95の登場までまだ15年も前、業種職種はともかく、電話とコピー機、ファックスとワードプロセッサに紙帳簿でどのように仕事を進めていたのか想像し難いものがあります。
          例えば給与計算に会計仕訳、売上管理と仕入管理に各種報告書、全部紙記入、転記、集計も電卓では殺人的な人月しか思い浮かびません。

          当時はバブル景気の直前期と思いますが、今日から見るミラーボール輝く豪華絢爛な時代の裏側は、お話によれば表ほど煌びやかな職場ではなかったのでしょうか。
          昨今ダンスや風俗などバブル期のノスタルジーも散見されますが、こと仕事環境に関しては現代の利器に感謝の思いを新たにする次第です。

          40年前といえば日本が情報機器で世界をリードした(らしい)珍しい時代、そして、未だ現役の方が書物で語るには近く、現役を退いた方にはお話を伺える機会も少ない時代です。
          この度はリクエストにお応えいただいた上、貴重なお話をお聞かせいただき誠にありがとうございました。

    • ゼロワンショップに萌えました。
      自分は専門外なのでよく分からないのですが、人造人間キカイダーに登場するキャラクターでしたよね(棒読み)ハカイダーは日韓関係向きでしたし。

      • はにわファクトリー様

        当時のCMソング「ゼロゼーロゼロゼロワン」♪〜。
        覚えてますか?(笑)

      • かつてはマッキントッシュ販拡に邁進し、林檎コンピュータ日本法人KK設立後はネキストコンピュータ販売にも力を注いでいたという伝説のあの会社ですね。自分が東京勤務時代には社屋が近隣に所在してたりもしてました。あのころのOL尾根遺産たちはファッションがイケイケでした。活力ある時代でした(Gぃ、遠い目をする)

        • はにわファクトリー様

          東京時代!それはなんと奇遇な。土地勘が狂っているかも知れませんが、私はそのお隣りの田町駅近くでしたよ(笑)。

    • 私も初代MAC使いましたが目的はエクセルでした。
      但し腕前のほうは全く進歩していませんが。

      • はるちゃん様

        ウチの兄弟も長ーいこと、Macなんです。私は最初の一時期だけでした。

        何かとMacユーザーの方は(ウチだけかも)上から目線なんですネ。で、困った時だけ聞きに来る(笑)。「もう年寄りなんだから、諦めろ」といってやります。

        • Windows版エクセルが出来てから事務機はWindows、MACはクリエーター系に分かれて行ったように思います。
          ずっと両方使っていますがFileMakerなど事務系ソフトは当初MAC版でしたが途中からWindows版を使うようになりました。
          Appleは現在時価総額でマイクロソフトを超えているようですが事務機路線をやめたのが良かったのでしょうね。

          日本のパソコンメーカー、特にSonyには期待していたのですが「製造業」の範疇から抜け出すことは出来なかったようです。

    • 立ち上げに10分程度じゃ余裕ですね
      紙テープやカセットテープに比べたら…w
      最初に触ったのはTOSBACでFORTRAN、PC8001が出てLevel3だったかな?FDDの速さに感動して就職してS/38でRPG3…
      3FDDのMS5550のMicroCADAMとかJStarとかPS/55でOS/2 1.2とかつくづく普通でないパソコン歴だなあ…w

      • TOSBAC、軽くググってみれば1963年。
        wikipediaによればオフィスコンピュータ?パソコンですらないとは。

  • データベースを使うほどじゃ無いような業務だとエクセルは有り難い存在なのです♪
    データを管理するために単純な表形式のシートを用意しておいて、自分でみたり報告用に先輩さんのシートみたいなのを作って表示や印刷用に使ってるのです♪
    複雑なことをしだすと開くのに時間がかかっちゃうけど、数人程度で共有するくらいのデータなら、小回りが効いて便利なのです♪

    • 個人事業にSAP使うのもトチ狂ってますが、上場してるのにエクセルの外注費管理で横領を招いた●pp b●nk社みたいのもある訳です。
      第三者視点で適合すればスケールに合わせる柔軟性は良いことなのでしょうね。

      とはいえ、個人的経験でいえば業務通達にしないとwindows機を本気が嫌がる狂信的mac愛好者がいるように、表計算とデータベースも割と信仰とか哲学みたいになりがちだとは思います。

      エクセルから始めて突き進んだ人は、とりわけPC性能の向上と行数の制限解除もあってエクセル資本主義者になりがち、SE・プログラマ系だとデータベース共産主義者になりがち。それで、DB共産主義者だと更にその中に派閥があり…。
      これはもう、人の業、カルマじゃないでしょうか。

  • エクセルの深い使い方より簡単なRDBの概念を理解させた方が、結局効率が良いんですが、なかなか教育は大変ですよねえ。

    私の職場でも米の人が、Excel VBAにファイル共有使ったエキセントリックなシステムを組んで運用しているんですが、お馬鹿だなあと思いつつ口を出したりしません。

    • ト、トランザクション。
      せめて排他処理だけでも…。

  • >…よりも、やはり…として使うのが正しい

    全くその通りではありますが、その比較は酷でありましょう。
    逆に考えてみましょう。
    先輩や上司や顧客から「あんなシート」でレポートしろと言われれば、ワードに埋め込むよりエクセルだけで澄ませたほうが便利でしょう。
    何がしかの数字データをもらうとき、「PDF とエクセル(方眼)データがあるけどどっち送る?」と問われればエクセル(方眼)一択でありましょう。

    「加工しやすいシートでなくてつらい」とお悩みもお怒りもごもっともですが、ならば「加工しやすいシートに加工して」しまいましょう
    (これもスクレイピングといっていいのかな?)。
    そういえば会計士さまはどんな言語を嗜まれるのでしょうか。
    このサイトの住人ならきっと「加工しやすいシートに加工する」方法を教えてくれるはず^^

  • マクロやプログラムの中に組み込まれるところまで想定したエクセルの使い方に触れられる人、手解きを受けられるような人は社会人のごく一部ですから、知っている人からしたら信じられない運用だとしても、こういうのはもう現場から生まれた心遣い、気遣いとして受け止めるしかないですよ。
    人間の目から見やすいように一生懸命セルを結合する後ろ姿は実に健気な姿だと思いませんか。単純に教育を受けておらず、何も知らない、上から指示も教育も受けていない職員さんをいじめるのは可哀想です。

    問題なのは20年以上技術がアップデート出来ていないこと、データの活用や入力の効率化、個人の生産力アップに組織の目線がいっていないことです。これを自己責任というのは可哀想でしょう。

    • DX とはコンピュータのことでもソフトウェアのことでも技術のことですらなく、働き方を最新テクノロジー水準に合わせて「調整する」ことのはずですが、まるっでなにか勘違いしている向きが多くて。
      おやじ DX(デラックス)こと内閣官房IT戦略室の作り替えから始めないといけないのではと危機感を募らせている今日この頃です。

      • もうそれは、
        電算化
        OA化(オフィスオートメーション化)
        と言っていたときから
        社内業務を全く効率化せず、
        社内業務手順をそっくりそのまま
        電算機上に非効率に展開し
        50年以上神官の儀式のように
        手順を守り続け…
        で振込みを間違えると、
        他行に送る伝票の山から探し出し、
        綴り直してそろばんを何度も入れ直す手数料の金額を
        今も請求されるようなことに…

        • 自己レス
          組戻し手数料は3500円くらいはしてたけど
          今はさすがに600円くらいに下がってました。

          • 組戻手数料3,500円とはいつ頃なんでしょう?
            インターネットバンキング以前にISDN回線を用いた専用機器、さらにそれ以前にFD直接受渡しと聞いていますが、更にそれ以前の話でしょうか?

            うろ覚えですが、都銀地銀とも10年前あたりでも600円も取らなかった気がします。手数料折衝価額かもしれませんが。
            手数料は掛かるにせよ、だいたい資金を組戻さなくても振込先訂正で済みますし。

            あと伝統墨守だった全銀協も進化してます。全銀EDIなど。
            決済手段の多様化に押されてからじゃ遅いですが。
            https://www.zenginkyo.or.jp/abstract/efforts/smooth/xml/

            手形もなくなるなど、いろいろ変わりますね。

  • 大半の企業では,従業員採用時に,コミュニケーション能力は理系でも念入りにチェックするのに,IT能力・情報リテラシーをきちんとチェックするところはめずらしいと思います。公務員・教員も同様です。IT系企業ですら,面接官がプログラミングを知らない,などというケースも結構あるようです。雑多な能力の人達が入ってくるので,(IT系会社以外は)社員研修をしようにも,レベル設定が難しく,効果的な効果を上げるのは難しい気がします。
    大学理系学部も,学生のIT能力は千差万別なので,大学名+学科名だけでは,就活生のIT能力は分かりませんよ。情報○○学科でも,講義では教わっているでしょうが,わかって使いこなせるようになっているか否かは別物です。

    • コードも書けなきゃアルゴリズムも知らんウォータフォールが金科玉条で肩書が”上流”SEもいましたからね。
      引退してたのに引っ張りだされたCOBOLおじさまのほうが余程イケてるという。
      人の差配と外注屋さんの手配で時間単価とれたのはいい時代でした。
      もう終わりましたけど。
      その辺を一掃できた理由付けとしてはこの災厄にも見るべきところはあります。

      あと、IT系企業も学生の成果物程度は見ます。学生も盛んにアピールする時代ですし、インターンで囲っておくのは別段新しい方法でもありません。人月を突っ込むのは二次請け以下、果てはベトナム外注なので、最近の壮絶なお漏らし事案をみても採用でお行儀の良さを重視するだけの理由はある訳です。だからダメなんですけど。

      SaaS、PaaSのお陰でシステム導入も随分ハードルは下がりましたし、案件で稼げず、高度な人材も要らないとなれば、若いのが儲かるゲーム業界を志向するか、ベンチャーでポートフォリオ積むのも自然といえば自然なことです。

      それ以外、会社の情報システム部門は、一つにはIT系会社の放逐系、一つには社内の余り物系、残りが真っ当系…。
      …でしたが、v-resusなど隔世の感もあり、随分淘汰が進んだ感じがします。
      いわんや民間をや。

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