最近の中国といえば、「戦狼外交」と呼ばれる好戦的な姿勢で周辺国を威圧する態度が目立ちますが、こうしたなか、中国当局は3月1日以降、台湾からのパイナップルを禁輸する措置を打ち出したそうです。しかし、台湾もしたたかで、中国が買ってくれなくなった分、日本にプロモーションを掛けるという動きに出ているようです。パイナップルと侮るなかれ。これが「セルフ経済制裁」の象徴事例となるかもしれないからです。
中国が台湾パイナップルの輸入を禁止
産経ニュースに昨日、共同通信が配信した、こんな話題が掲載されていました。
台湾パイナップル、日本への輸出に期待 中国の禁輸受け
―――2021.3.2 10:43付 産経ニュースより
共同通信によると、中国政府は2月26日、検疫で害虫を検出したとして、3月1日以降、台湾からのパイナップル輸入を禁止する措置を打ち出したそうです。これを受けて、台湾の蘇貞昌(そ・ていしょう)行政院長は昨年2100トンだった日本向けを「5000トンに引き上げることを目指す」と述べたのだとか。
ちなみに「害虫」だの「法令違反」だのと難癖をつけて輸出入を妨害するのは中国の常套手段ですが、これについて共同通信の記事によれば、蘇貞昌氏は「日本の検疫はとくに厳しいが、台湾産(のパイナップル)はすべて合格している」と述べたそうです。
要するに、台湾としては今回の措置が中国による地味な嫌がらせだと認識している、という意味でしょう。
ちなみに『普通貿易統計』で確認すると、パイナップル(HSコード「0804.30-010」)の2020年における輸入高は157,032トンであり、うちフィリピンからのものが152,959トンと、全体の約97.4%を占めています。これに対し、台湾産のパイナップルは2144トンで、全体の1%少々に過ぎません。
ただし、キログラム当たり単価はフィリピン産が84円、台湾産が158円なので、量産という点でいえばフィリピンに強みがある、ということでしょうか(※個人的にはパイナップル業界に詳しくないので、このあたりの事情にはやや疎い部分もあります)。
いずれにせよ、潜在的に年間16万トン前後のパイナップルの需要があるわけですから、共同通信が報じた「台湾産パイナップルの日本向けの輸出を5000トンに増やす」という目標は、決して非現実的なものではありません(※といっても、2020年を通じた輸入額は3.4億円程度ですが…)。
対日輸出はすでに昨年実績を上回った?
こうしたなか、台湾国営の『中央通訊』(日本語版)には昨日、こんな記事も掲載されていました。
台湾産パイン、4万トン超受注=中国への年間輸出量に相当、日本向け増
―――2021/03/02 18:22付 中央通訊日本語版
中央通訊によると、台湾行政院(※内閣に相当)農業委員会の陳吉仲(ちん・きちちゅう)主任委員(※閣僚に相当)は2日、記者会見で、台湾産パイナップルの国内外からの受注量が4万1687トンに達したと述べたのだそうです。
また、陳吉仲氏は「日本向けの輸出量は現時点で昨年を大きく上回っている」と述べたそうですが、この発言が事実なら、たった3ヵ月で2000トンを超えた、ということです。
なお、中央通訊の記事では、「日本向けの昨年の輸出総量は2171トンだった」と記載されており、日本側の統計(2144トン)とは整合しませんが、誤差の範囲(あるいは集計基準の違い)によるものと考えて良いでしょう。
中国、果たして「外交上手」なのか?
いずれにせよ、台湾政府の発表をそのまま信じて良いのかという問題に加え、もともとの輸入が量、金額ともに大きくなかったという事情もあるかもしれませんが、しかし、同国の発表が事実なら、これは大変に象徴的で意義深い出来事です。
というのも、中国の嫌がらせを「セルフ経済制裁」に変えた、という言い方もできるからです。
普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、中国はここ数年、軍事的野心を隠さなくなりつつあります(俗に「戦狼(せんろう)外交」、などと呼ばれるようです)。また、尖閣諸島周辺海域などにおいて、じつに好戦的な態度をとり、わが国を挑発し続けています。
ただ、中国政府は、「外交を通じて相手国を変えることなどできない」という鉄則を知らないのではないかという気がしてなりません。
たとえば、日本企業は2010年、尖閣諸島領有権問題などを巡り、中国からのレアアースの禁輸措置に直面しましたが、これを巡っては、「中国政府が日本企業に嫌がらせをすることを通じ、日本政府に圧力を掛ける狙いがある」などとする分析が見られました。
しかし、結果的には日本企業がレアアースの調達先を多様化したのに加え、日本企業の間で「脱中国」という単語が流行するという副産物まで生じました。つまり、中国の好戦的な姿勢が、結果的に日本企業の中国に対する警戒心を高めたのです。
今回の台湾に対する中国の嫌がらせも、金額、産業への影響度合い、輸出入の違いなどは異なるにせよ、レアアース禁輸騒動と似たようなものを感じます。相手に対する嫌がらせとして特定物の輸入を禁止したところ、相手国はその特定物の輸出先を見つけてしまった、というわけです。
中国が「経済に政治を絡める」というやり方に味を占めるきっかけを作ったのは、おそらく、「THAAD制裁」で韓国をブン殴ったことではないかと思います。つまり、この「THAAD制裁」がうまくいきすぎたことで、中国は日本に対するレアアース制裁の失敗の経験を忘れてしまったのかもしれません。
結局のところ、中国のやり方が通用するのは、芯もなくフラフラしている韓国のような相手国に限られるのであり、日本や台湾のような国には通用しないのではないか、というのが個人的な仮説です。
このあたり、もしも『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』が売れ、その続編として『中国がなくても日本経済はまったく心配ない』を執筆することができるのであれば、テーマとしてぜひとも取り上げたいと思う次第です。
View Comments (54)
中国は、台湾を中国の一部と主張していますので、「台湾からパイナップルを禁輸」するのは、矛盾しないのかなぁ。
台湾の統治権は中華民国に継承されたのですが。「領土権は放棄されずに日本のままだ」との説もありますね。
ソースを失念してしまったのですが
太平洋戦争で日本の降伏後台湾の領有権は放棄されたのですが
手続き上、放棄後の帰属先が確定していない
という事だったと記憶しています
台湾の国際関係における微妙な立ち位置故と思われますが
台湾のネット掲示板かで
中共が攻めてきたら台湾の領有権を日本に再帰属を申し出て日本になってしまえばいい
という旨の発言をした人が居たのが元ネタと思われます
台湾政府がその行為をする可能性は非常に低いでしょうが
2019年秋に初めて台湾旅行しました。
現地の史跡解説文は(当然)繁体文字で記されております。ですのでじっくり冷静に見入れば大意は読み取れる。興味深いことは、日本統治時代を否定的に書いているものとそうでなく冷静に記述しようとしているものの違いが読み取れることです。それは言葉遣いに現れています。
1.先の戦争の対戦国であり打ち負かした相手として日本を否定的に記すもの
中華民国の立場で書いてある。日據時代・日據期と表記されている。明治大正昭和の元号を使わずにたとえば民国11年と表記していたりする。
2.歴史を冷静に書き記すもの
日(本統)治時代、日治期と表現し、明治大正昭和元号を堂々と記している。台湾島の国民党暗黒過去を隠さない立場。同時に、日本人に自らが作り出した過去から目を逸らさせない立場。
よって、蔡えいぶん猫大統領が政治信条として掲げる台湾島に生まれた幸せを希求する立場が、上述のどちらに近いかは明白と言えるのではないでしょうか。
だんな様
>中国は、台湾を中国の一部と主張していますので、「台湾からパイナップルを禁輸」するのは、矛盾しないのかなぁ。
こちらは「矛盾しない」と言ってよいと思います。
簡潔に言いますと、中国が「台湾を国土の一部」と主張しているのは、あくまで政治上のスタンスに過ぎず、実効支配は伴っていません。そして、中国の経済政策または統計上では、台湾を「外国に準ずる扱い」をしているからです。
こちらを中国語の「国内貿易」と「対外貿易」の違い、「境内」・「境外」・「国外 or 外国」の違いという視点から説明します。
まず初めに言葉の定義です。
1-1.「国内貿易」
いわゆる中国大陸内(香港・台湾・マカオを除く)における国内流通を指す。
1-2.「対外貿易」
一般に輸出入貿易を指す。「対外貿易」には、中国と「港・澳・台(香港・マカオ・台湾)」との貿易も含まれるま。
2-1.「境内」
中国国内(国境内)かつ中国税関の管轄内を指す。
2-2.「境外」
①中国の国境外の国や地域を指す
②中国の一部(と主張)だが、中国共産党の実効支配が及ばない地域を指す
③中国の国境内だが、中国税関の管轄外のエリアを指す。
2-3.「国外」「外国」
①中国の国境外の国や地域を指す
続いて輸出入統計の視点から説明します。
3-1、「国内貿易」及び「境内」
中国語でいう「国内貿易」とは、いわゆる「国内流通」を指します。
「境内」も中国の国境内を指しており、「境内」でモノを動かしても中国税関の外にでないため、どちらも輸出入統計にはカウントされません。
例)広州市の家電小売業者が北京松下電器が生産した家電製品を仕入れる ⇒ 北京松下電器が広州市内の指定倉庫へ出荷する・・・国内流通に属するので、輸出入統計には反映されない)
3-2、「境外」その① 「境外」=「国外・外国」の場合
単純に外国のことを指す場合ですが、これは特に説明の必要がないですね。当然、輸出入統計に害カウントされます。
3-3、「境外」その② 「境外」≒「国外」の場合
これは主に中国と香港/台湾/マカオとの関係が該当します。香港・マカオはもはや風前の灯火となっている「一国二制度」にあり、台湾は中国の政治的な主張はさておき、中国共産党の実効支配が及ばないエリアです。
中国の貿易統計上、「港・澳・台(香港・マカオ・台湾)」との「モノ」の往来は全て「輸出入」の扱いとなります。よって、深圳⇔香港間、上海⇔台湾間の「モノ」を移動は、いずれも深圳税関または上海税関にて通関手続が行われます。よって輸出入通関にカウントされます。
少なくも台湾は中国税関の管轄権が及ばないエリアであり、国内でも境内でもないことから、「台湾からパイナップルを禁輸する」ということになりますね。
3-4、「境外」その③ 「国内・境外」の場合
これは主に中国の国境内にありますが、中国税関の管轄外のエリアを指し、保税区や保税港区等のエリアが該当します。
例えば、江蘇省蘇州市から上海外高橋保税区に「モノ」を輸送した場合、その「モノ」が上海外高橋保税区のゲートを通過した後に上海外高橋保税区税関にて「通関手続(輸出)」が行われ、その「モノ」に対する増値税還付手続を申請することができます。
その逆もしかりで、上海外高橋保税区から江蘇省蘇州市に同じ「モノ」を輸送した場合、上海外高橋保税区のゲートを通過する前に、上海外高橋保税区税関にて「通関手続(輸入)」が行われ、その「モノ」の関税・増値税等の納付が必要となります。
4.その他-対中直接投資金額とその統計
中国への直接投資においても、「港・澳・台(香港・マカオ・台湾)」企業の対中投資は日本やアメリカ等の企業と同じく、「外資系企業」のカテゴリーに分類されています。
実際の運用上では「外国企業」と「港・澳・台企業」の直接投資金額は別々の小分類に分けられますが、大分類である「外資系企業の直接投資累計金額」といえば、日本・アメリカ等の外国企業の直接投資金額と共に、「港・澳・台」企業の直接投資金額を合算した数字が統計上の金額となります。
少し横道にそれますが、日本企業と台湾企業の合弁企業を中国国内に設立した場合は「独資企業(外国資本100%の会社)」となり、日本企業90%・台湾企業4%・中国ローカル企業1%の出資比率で3社合弁企業を中国国内に設立した場合、それは「中外合弁企業(中国企業と外資系企業の合弁会社)」となります。直接投資の分野においても、「港・澳・台」は外国に準ずる扱いということですね。
但し、これは従来の中外合弁企業法・外資企業法等に基づく分類・統計であり、2020年1月1日に施行された外商投資法及び外相投資法実施条例によって何か変更が生じているかもしれませんが、あいにく詳細は把握しておりません。
5.蛇足 「境外」の使用例
最後に「境外」の使用例を紹介して今回の投稿を〆たいと思います。
境外金融市場・・・オフショアマーケット
境外上市・・・・・(中国企業が)海外市場に上場(すること)
境外企業・・・・・外国企業や「港・澳・台」企業
長文にもかかわらず、最後までお付き合いをいただき、誠にありがとうございました。
韓国は中国からTHAADでやられましたが、韓国自身も日本に対して同様の事をやっているので同じ穴の狢ですね。
いずれにしても経済をこういうことに使うのはWTOの精神に沿わないと思いますが、WTOもその他の国際機関同様実行力がないということですね。
こういう国に対しては、輸入にしても輸出にしても相手にしないようにしていくしかないですね。各企業等は賢明な判断をして欲しいし、今後ともこういう国を相手にしていて損をすると株主代表訴訟をやられかねないのでは。
心情的には「台湾パイナップル」応援したいです
酢豚には必ず入れる
ピザのトッピングで積極的利用
タピオカパイナップルジュース
激怒する方もいらっしゃるでしょうが w いかがでしょうか?
かつては、みのさんがお昼の番組で「これは良い!」と言えば、夕方にはその食材がスーパーの店頭から消え失せていたのですが…。テレビで「パイナップルで作る簡単夕食レシピ」をやれば、主婦は買いますよ、間違いない。レンチンなら更に良し。
先日近所の青果店で、フィリピン産パイナップル一個100円で売っていましたが、どういう仕組でしょう?
確かに、ワイドショー、情報番組でパイナップル特集すれば棚から消えるのでしょね。
某TV局!反日国の韓国ゴリ押しなんかしてないで友好国押ししてくださいね。
相手を変えられなくても、
反中的な国よりも親中的な国と取引したいと思うのは普通じゃないですかね?
日本も同じで、特に理由は無くても嫌いな国とわざわざ取引したくないし。
わざわざ反目的な相手の利益になることをしたくはないでしょう。
> 反中的な国よりも親中的な国と取引したい
どうぞご自由に中国様と仲良くしてください。
中国の立場から見れば、という意味なのですが。
相手を変えようとしているのではなく、単に敵対行為をする国の利益になることをしたくないが故の行動かもしれないよってことで。
制裁で相手国を屈服させるという思惑で中国が動いているとは限らないですし、
外交下手と決めつけずに常に警戒してた方がいいと思います。
他山の石とするなら、
反日的な隣国と取引を切るべきってことかな。
>たけさん
>外交下手と決めつけずに...
Chinaは元から外交ベタなんですよ。
そもそも
『世界は全て支那皇帝のもの』
という世界観!貢がせるだけ外交など必要なかった。。
それに、そんなに年月が経ってないとのことです、中華人民共和国に外務省にあたる組織ができたのは。
それまではChinaには外務省のようなものはなかったんだから外交ベタなんですよ。
トランプ大統領のときも
「中国が、米国産の家畜飼料のトウモロコシの購入を急きょキャンセル」したために
阿部首相が日本政府に購入を呼び掛けたようなことがありましたね。
「中国が、台湾産のパイナップルの購入をキャンセル・・・」
このニュースが本当なら日本が購入するのはそう悪い話ではないような気もしますが・・
not 阿部 but 安倍。
これはうっかりしてしまいました。
ご指摘ありがとうございます。
これ、以前はバナナでやって失敗しませんでしたっけ?台湾バナナが安く並んでて大喜びで買った覚えが。確かに中国向けの量を他で捌くのは相当骨でしょうし、またやるってことは効果あったのかな。
もうひとつ連想するのはアパホテル。
しかし中共はほんと農民百姓の敵だな…
そういえば私の営農する地域でも、数年前に国内未発生であったはずの害虫が発見され
、「汚染国」になってしまうなどという大事になったばかりです。「害虫」としか記述されていない記事が多く、「んー、でもアレみたいな虫の話であるなら中国の措置はなんら問題無いなぁ」と思い至り、害虫の種類がどこか報じていないか調べてみました。
公平とは言えないかもしれませんが、輸出側である台湾の中央通訊社で写真と種類の明記がありました。
https://japan.cna.com.tw/news/achi/202102260006.aspx
なんとその害虫の正体は……
☆ カ イ ガ ラ ム シ ☆
ありふれたアブラムシの親戚です。防除はやや難ですが。あと古くは赤の染料に使われたり。
リンク先では、この問題は去年発見されたのに今まで100%通っていたことや、生産量、輸出量など詳細の載っています。
ラックカイガムシの泡あわぶくぶくの精製物であるシェラックは、クラシックギターの塗装剤やレコード盤の材料に使われていた“シェラック”という由緒正しい素材でございます。
戦後、レコード盤材料は、より割れにくい塩化ビニールに駆逐され、ギター塗料はニトロセルロース・ラッカーに駆逐されました。
しかしながら、一部の好事家によって、シェラックの命脈は今でも保たれております。
農民様
カイガラムシですか?(難癖ですね)
石灰硫黄合剤は論外としても、マシン油とかで駆除してはダメなんでしょうか? 皮は食べないものなのだし・・。
*燻蒸で十分な気もします。
Not 台湾バナナ but フィリピンバナナ。
https://www.j-cast.com/2012/11/04152613.html?p=all
フィリピンでしたか……失礼しました。
ツッコミに大忙しですね。
農民様
バナナは、フィリピンでは?
対フィリピンでバナナ禁輸をやって、余ったバナナが日本に大量に輸入されて値崩れしていたような記憶があります。
朗報朗報!
失敗でもなんでもいいからじゃんじゃんじゃぶじゃぶ輸入してほしいです。
フィリピン産でも高級国産でも大好き!安いし美味いし
台湾産が旨くて有名なら是非ありつきたいです。
中国が台湾からのパイナップル輸入を停止したというニュースはちょっと気になっていたのですが、ただちに日本からの引き合いが増加して、対中輸出の減少分くらいは解消できそうだというのは、うれしいはなしですね。普段から大多数の日本人がこの両国にどのような感情を抱いているかを如実に示している一例ということになるのでしょうし、また政治と経済は別物などという建前は、草の根レベルで信じられてもいないということになると思います。
日台両国のパイナップルの輸出入量などが詳しく紹介され、この問題についての明確な見取り図をご提供くださった、相変わらずの新宿会計士さんの情報分析力と発信力に、改めて感服しています。それにしても、日本の全輸入量の高々1/4くらいの量、それも重要ではあっても主力輸出産品とは言えぬパイナップルの輸入を停めたくらいで、台湾にダメージを与えることができるなどと、中国は本気で考えたんでしょうか。正面切って経済制裁と言わず、害虫などという姑息な口実を設けて、後ろめたさ満載ですね。なんとなく、貿易担当部局の末端にいる小役人が点数稼ぎにやった手口みたいにも見えてしまいます。
こんなことをやっていれば、商売上手の中国商人の看板は、完全に台湾に持っていかれそうですね。
>伊江太さんへ
Chinaへの輸出は41000トン
日本の緊急輸入は、5000トンとか6300トンとかです。
96時間で41000トン以上捌けた。(Chinaへの輸出41000トンを上間上回った)
と
いうことです。
新宿会計士 様
> ただ、中国政府は、「外交を通じて相手国を変えることなどできない」という鉄則を知らないのではないかという気がしてなりません。
恫喝したらコロッと態度を変えて土下座外交をする国がすぐそばにあるせいではないでしょうか?
とある福岡市民様
> ただ、中国政府は、「外交を通じて相手国を変えることなどできない」という鉄則を知らないのではないかという気がしてなりません。
私の個人的な見解ですが、外交についてはある意味アメリカと似たり寄ったりなのかもしれません。
アメリカは世界唯一の超大国かつ基軸通貨や軍事力という優位性があるが故に、決して外交が得意な国とは言えません。
それに対して中国は、鄧小平の時代には「韜光養晦」を外交の軸としていましたが、なまじ世界第2位の経済大国になってしまったが故に、その羊の革を脱ぎ捨ててしまったようです。
また、中国共産党はそもそも政権党としての正当性が乏しく、中国共産党に対する国内外からの各種批判に「とても打たれ弱い」という特徴があります。つまり「弱い犬ほど良く吠える」といったところでしょうか。
よって、決して侮ってはいけませんが、昨今は「戦狼外交」というより、「こけおどし外交」をやたらと振りかざす姿が目立っており、結果として中国の国益を自ら削いでいることは否めません。
少なくとも、現代の駐豪共産党指導部は決して「外交が得意」とは言えないようです。
野郎国とは「中共勢力圏」のことだったのですねw
中国の輸入規制による経済威圧に屈するととことん舐めた態度をとってくる
かつて劉暁波氏へのノーベル平和賞に端を発したノルウェー産養殖サーモン輸入規制があり
弱腰だった為に10年経ってなおノルウェー産サーモンがコロナ汚染されていたなどと流言を飛ばす始末
負けんなよ台湾