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「輝星(べが)君の改名問題」について考える

「輝星」と書いて「べが」君。「美音」と書いて「りずむ」ちゃん。この手の名前を見ていると、個人的には違和感を禁じ得ません。社会通念、常識から大きく逸脱した名前を「キラキラネーム」、あるいは「DQNネーム」などと呼ぶそうですが、どうせ書くのであれば、いっそのこと「金星」と書いて「まあず」と読ませるくらいの破壊力があっても良いのかもしれませんね。

【参考】「金星(まあず)」君

弁護士ドットコムが面白い!

自宅で喫煙の60歳教頭、15日の停職に!?

『弁護士ドットコム』というウェブサイトがあります。

当ウェブサイトでは、あまり他サイトのことを論評することはしてこなかったのですが、この際告白しておきますと、個人的には同サイトの「愛読者」です。というのも、同サイトに掲載される記事が、現実に発生しそうな問題を弁護士が答えるという点で、非常に興味深いからです。

たとえば、昨日はこんな記事が掲載されていました。

教頭が「テレワーク中に喫煙」で懲戒処分 自宅なのに、なぜダメだった?

―――2020年11月21日 09時11分付 弁護士ドットコムより

これは、大阪市が市内の中学校で勤務する60歳の教頭を停職15日間の懲戒処分にした、とする話題に関するもので、記事タイトルにもあるとおり、「自宅で喫煙したこと」がその処分理由になっているという点で、非常に斬新な案件です。

弁護士ドットコムによると、この処分の理由は、この教頭が2019年秋ごろから2020年6月までの間学校の敷地内やテレワーク中の自宅で計60回程度喫煙したことに加え、校長による調査に対し、「勤務時間中の喫煙はない」とウソの回答を行ったためなのだとか。

さまざまな意味で、興味深い話題だと思います。

あくまでも個人的な記憶に基づけば、今から数十年前だと、小中学校の職員室では先生方は普通にタバコを吸っていたように思います。しかし、調べてみると、現代では多くの小中学校で、完全禁煙(または分煙)が徹底されているようです。

その点はさておき、弁護士ドットコムの記事を読んでいると、この教頭は学校の屋上に通じる階段の踊り場付近でコッソリと喫煙していたのに加え、テレワークが始まって以降も「自宅での勤務中に」喫煙していたことが、処分の直接の原因のひとつであるようです。

素人判断ですが、さすがに全面禁煙の学校で喫煙したことは「アウト」だと思いますが、自宅で喫煙するくらい別に良いじゃないか、という反論が、愛煙家からは出てきそうな気がします(※個人的にはタバコは大嫌いなのですが、ここではこうした個人的感情は無視します)。

しかし、大阪市教育委員会は、敷地外であっても「勤務時間中は禁煙」というルールを設けていたらしく、テレワーク中の喫煙は、さすがに自宅であったとしても地方公務員法第35条に定める「職務専念義務」に違反するものだと判断したのだそうです。

現役弁護士の論理的な考察

ところで、通常のウェブ評論サイトなどだと、何らかの事件を紹介するときには、その事件の概要を紹介してお終い、というケースが多いのですが、この『弁護士ドットコム』の場合は、現役弁護士のコメントが続くことがあります。

本記事の場合も、この大阪市の事例に関し、東京第一弁護士会の藥師寺正典(やくしじ・まさのり)弁護士がこんな趣旨のコメントを寄せています(要約は当ウェブサイトの文責による)。

  • 「就業時間中は禁煙」というルールは、憲法上認められる「喫煙をする権利」との関係で問題になるかどうかが考えられるものの、喫煙権はいつでもどこでも認められるものではなく、他者の権利・利益との調整により、一定程度、制限することも許される
  • 労働者には職務専念義務(就業時間中は職務に専念しなければならないという義務)があるため、就業時間内の禁煙のルール化は、相当な範囲内であれば法的には許容される。このような傾向は、自治体や民間企業によって異なるものではない
  • 「就業時間中は禁煙」という文言は、「企業秩序を害し、本人や周囲の従業員の業務効率を下げるおそれがある就業時間中の喫煙行為を禁止するもの」と合理的に解釈することは可能である

このあたり、藥師寺弁護士ご本人の見解も含まれているものの、非常に論理的で明快な回答ですね。本来、喫煙は個人の自由だけれども、合理的な理由があれば就業規則でそれを制限することが可能だ、ということでしょう。

ただ、そのような論理が成り立つならば、合理的な理由が成り立たない場合にまで、就業規則で喫煙を制限することには問題があるようにも思えます。とくに「テレワーク中の喫煙」については、校内にいるときと比べて制限を緩め、多少ならば大目に見ても良いのではないか、という主張も成り立つでしょう。

この「テレワーク中の禁煙」について、藥師寺弁護士は次のようにも指摘します。

しかし、このような観点からは、自宅でのテレワーク中に喫煙したとしても、そのことによって他の労働者の業務や健康に支障が生じる可能性は低いと思われ、したがって行為自体が企業秩序を乱す可能性は相対的に低くなり、この点は懲戒処分の相当性を判断するうえで考慮する必要がある

なるほど。

非常に論理的な考察ですね。

これを本件について当てはめてみると、今回懲戒処分を受けた60歳の教頭も、1回や2回、テレワーク中に自宅で喫煙したくらいであれば問題視されなかったかもしれません。

しかし、記事で読む限りは、本人が教頭という他の教員に模範を垂れるべき立場にあること、テレワークが始まる前から学校の敷地内で喫煙を行っていたこと、校長に対して虚偽の報告を行っていることなどを考慮すれば、じつに悪質だ、と判断されたのかもしれませんね。

いずれにせよ、法的な側面もさることながら、社会通念などに照らして物事を判断していくという点では、本当に参考になる事例でしょう。

DQNネームの傾向と対策

キラキラネーム・DQNネームとは?

さて、おなじ『弁護士ドットコム』には、数日前、こんな記事も掲載されていました。

キラキラネームの改名が難しくなるって本当? 戸籍への「読み仮名」明記、国が検討

―――2020年11月20日 10時02分付 弁護士ドットコムより

記事タイトルにある「キラキラネーム」とは、読み方があまり一般的ではない名前や、一般常識から外れる名前のことを意味するようです。ただ、インターネットの俗語(スラング)に詳しい人であれば、「キラキラネーム」ではなく「DQN(ドキュン)ネーム」という表現の方がしっくりくるかもしれません。

弁護士ドットコムによると、上川陽子法相が11月17日の記者会見で、戸籍に「氏名の読み仮名」を明記するかどうかについて、2020年中に研究会を設置し検討を始めることを明らかにしたのだとか。

では、なぜそれが問題なのでしょうか。

戸籍や住民票などに詳しい人はご存じだと思いますが、じつは、戸籍には読み仮名は記載されていません。また、子の出生届では、「子の氏名」欄の上部に読み方を記載することとされていますが、これはあくまでも住民票に使用されるものです。

そして、『弁護士ドットコム』によると、「読み仮名は戸籍に登録されていないため、住民票などにおける『氏名の読み方』については今のところ比較的自由に変更ができる」のだとか。いわゆる「キラキラネーム」の人たちも、「読み方」の変更で救済されるケースが多いのかもしれません。

「読み方の変更」では救済されないケースも

ただ、この「読み方の変更」で救済されるというケースがあるというものでもないでしょう。

ちなみに『弁護士ドットコム』の記事には、「命名 輝星(べが)」という写真が掲載されていて、これはこれでなかなかの破壊力です。ただ、破壊力という点では、「金星」と書いて「まあず」と読む、という事例の方がはるかに大きいでしょう(元ネタを知っている人は、かなり古参のネットユーザーでしょう)。

ローマ神話では金星は美の女神・ウェヌス(英語読みで「ヴィーナス」)、火星は戦と農耕の神・マルス(英語読みで「マーズ」)ですので、「金星」と書いて「まあず」という名前を初めて見かけたときは、二重の意味で衝撃を感じた記憶があります。

ほかにもツイッターでは、「美音」で「りずむ」、「新星」で「ねお」、「留駆」で「るうく」、「鈴愛」で「れいあ」、「呼夏夢」で「こなん」などのケースを教えていただきました。

一般に、こうした名前にはいくつかの傾向があるようです。たとえば、次のような具合です。

  • 同じ読みの漢字を繰り返す、あるいは読まない漢字を入れる(例:「昊空(そらそら)」で「そら」)
  • 「心」を「こころ」ではなく「ここ」、「愛」を「あい」ではなく「あ」という具合に、漢字の読みを途中でぶった切る
  • 無理やり意味を当てはめる「なぞなぞ系」(例:「七音」で「どれみ」、「男」で「あだむ」)

それはさておき、『弁護士ドットコム』の記事に戻りましょう。

弁護士ドットコムによると、戸籍にも登録される「名の漢字(文字表記)」を変更する場合には、家庭裁判所の許可が必要であり、しかもそれが認められるためにはかなりのハードルがあるようです。具体的には、次のとおりです。

  • 「改名をしないとその人の社会生活において支障を来す場合」などの正当な事由が必要
  • 単なる個人的な趣味や感情等のみでは容易に変更が許可されない

…。

なんだか、大変ですね。

本人が特定されれば良いのでは?

日本では、自分の氏名は基本的にはどちらも選ぶことができません。基本的に、自分の苗字は親と同じものを使いますし、結婚する際に結婚相手の苗字を選ぶことができますが、まったく新しい苗字を名乗ることはできません。

名前は親がつけますし、『弁護士ドットコム』の記事にもあるとおり、改名はよっぽどの事情がなければ認められません。このため、自分自身の名前に不満があっても、それを公的に変更するのは、なかなか大変なのが現状でしょう。

もっとも、『弁護士ドットコム』にも記載されているとおり、戸籍制度自体、親族的身分関係を登録・公証するためのものです。

戸籍に読み仮名が登録されていなかった理由は、「親族的身分関係の登録・公証」という点からは読み仮名が必要ではなかったというだけのことだと思いますし、また、日本の裁判所では改名がなかなか認められない理由も、おいそれと改名を認めたら戸籍の登録・公証機能を損ねかねないためでしょう。

この点、あくまでも個人的な見解を述べさせていただくならば、マイナンバー制度(あるいは「国民総背番号制度」)が導入された時点で、個人を識別・登録・公証するために本籍と氏名を用いる必然性はなくなったのではないかとも思います。

このように考えていくならば、マイナンバー制度が社会に根を下ろしていけば、もしかすると「氏」「名」のいずれも、今よりももっと簡単に変更できる時代が到来するのかもしれません(※それが良いことかどうかは別として)。

個人的な事例で恐縮ですが…

さて、『弁護士ドットコム』の記事から少し離れて、この「DQNネーム」という話題に関して、個人的に知っている話を紹介しておきたいと思います。

「キラキラネーム」ないし「DQNネーム」について、確立した定義は存在しないので、いかなる名前が「キラキラネーム」ないし「DQNネーム」に該当するのかという明確な基準はありません。

しかし、あくまでも一般論ですが、社会常識から著しく逸脱するような名前の人は、人生において何かと苦労することが多い、と指摘されることもあります。その一例が、就職でしょう。

個人的な記憶ベースで、それなりに名前の通った職場(たとえば上場企業、中央官庁、大手法律事務所、大手監査法人など)に勤務されている20代から30代の方々の下の名前を拾ってみると、だいたい次のようなイメージです。

  • 健太郎(けんたろう)さん(29歳)
  • 幸子(さちこ)さん(34歳)
  • 祐樹(ゆうき)さん(36歳)
  • 裕貴(ゆうき)さん(31歳)
  • 裕(ゆたか)さん(30歳)
  • 翔太(しょうた)さん(28歳)

また、彼らのお子さんにしても、「ゆうたくん」、「しおりちゃん」、「しょうまくん」、「ゆりこちゃん」など、決して古すぎず、それでいて珍奇でもない名付けをしているケースが多い気がします。

また、某大手企業(※名前を聞けば誰でも知っているような会社)の人事部に勤務する個人的な知り合いがこないだ耳打ちしてくれたのですが、その会社では新卒学生の採用方針として、数年前から「難読ネームの学生は選考段階で落としている」のだそうです。

本当かどうかはわかりませんが、その話を聞いたときに、「さもありなん」と思ってしまったのはここだけの話です。

新宿会計士:

View Comments (92)

  • 全くの個人的感覚ですが、キラキラネームとDQNネームは似て非なるものという気がします。もちろん境界は限りなく曖昧ですが。

    キラキラネーム:親御さんの授かった我が子への思い、よっぽど強かったのね(方向性がちょっとずれてる気はするが…)

    DQNネーム:ただ一言。親の顔が見てみたい。

    • もともと「DQNネーム」とネットで言われていたものを、中傷的な表現を避けるために言い換えたのが「キラキラネーム」です。ですから「キラキラネーム」に本来であればプラスのイメージは無いはずなんです。
      だと言うのに、「キラキラ」と付いているせいで「輝かしい良いもの」と考える親が多くいます。
      本当に、マスメディアは取り返しの付かないことをしてくれましたよ。

  • 金星はマーキュリーでしょ
    マーズは火星、、だったはず
    たぶん
    保証はしない

    • 反省、、最初だけ見て脊髄反射してしもうた。

      しかもマーキュリは水星だった(恥)

    • よろず口出し屋さま
      そうですよ。DQNネームです。
      それでも改名は、「まーず、難すぃかなぁ」。

    • マーキュリーはセーラームーンの登場人物で髪が青い娘だったので水星と思いますよ(笑)。

      • 金星人と言えばミルテラ・バーツマコですね。

        (あぁ、また通じない話を......)

        • 龍さま
          火星人ならコネミ・ダ・マーヤですね(^^)
          懐かしいお名前をありがとうございます。

  • キラキラネームは、先生が大変そう。
    当て字の読みよりも、変わった漢字にした方が、インターネットで検索され易くなります。
    特定しやすい方が、良いか悪いかを決めるのも親のお仕事だと思います。

  • いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    個人的にはある程度は知識で遊戯を行うことを許容する社会ですので極端なモノでなければ目くじらを立てる必要はありませんが
    「火星」でなく金星をまーずと呼ぶのは流石に当方にも解読は無理です(笑)。

    掛詞や名字の「小鳥遊」、「月見里(やまなし)」、セーラービーナスの美奈子ちゃん位が当方の解読の限界です(笑)。

    以上です。駄文失礼しました。

    • 月見里サンが「住民票ふりがな修正申出書」を届け出ていて「ツキミザト」さんだったらどう?

      • >月見里サン

        つきみさとサン、つきみざとサンも名字として存在するらしいです(笑)

  •  スポーツユニフォーム作成会社を泣かせるものに、姓の異体字がある。例えば斎藤の「斎」、渡辺の「辺」などがどうだ。選手の名前を刺繡するために、IT会社に異体字フォントツールを注文しなければならないためだ。
     これらのほとんどは、明治初期に戸籍を作成する際、申告された文字をそのまま登録したことに起因する。そのほとんどは誤字である。
     表題のきらきらネームも、このたぐいであって、要は日本語が尊重されていない。いいかげんな名前をそのまま受け付ける役所にも問題があるが、根源は政府が日本語をきちんと定義できていないため。このようなことが積もり積もって日本社会の生産性に悪影響を与えている。

     おらは、採用の際に、どちらの子にしようか迷う時は、読みやすい名前の子を採用する。

    • たとえば「聖子(ショウコorセイコ)」は却下ですか?
      智子(サトコorトモコ)も却下ですか?
      女の子なら平仮名表記の名前一択ですね。
      これからは男の子は片仮名とかwww

      • いやいや、そのような極論を語るつもりはないんですよ。
        桜 でも マーガレット でもいいんだ。読みやすい名前がいい。

        ●そもそも日本語(上古)には音だけがあって文字がなかった(普及していなかった)ところに漢字が伝わって、音を漢字に当てたんだけど、最初から魏の系統の漢音と、呉の系統の呉音が入り乱れてしまった。音にどの漢字を当てるかも定まっていなかったことは万葉集をみればすぐにわかる。
        ●これでは意思伝達に不便でしようがない。で、平安朝初めにひらがな(女文字)が発明され、続いてカタカナ(男文字)もできた。これは大発明。
        ●とはいいつつも「日本語大辞典」なんてない時代だから、漢字をどうよむかの音も、日本語(やまとことば)をどの漢字に当てるか(訓)にもばらつきがあったんだが、室町期になると人の移動が増えたことで、漢字の音訓も収れんしつつあった。これは英語にも言えて、近世英語・シェークスピアも、heとか heeとか、綴りが一定していない。
        武家の諱をみると、信長とか政虎とか輝元とか、訓が平準化しつつある様子がうかがえるが、この頃、公家がへんな訓を勝手につくりだし始めたことは、公家の諱をみるとわかる。ひまで社会的影響力が低下したものだから、こんなところで違いをだそうと、迷惑なことだ。

    • お虎 様へ
      私の名前も、親父が届ける際に異体字を書いてしまってそれで受理されてます。しかし親父は正しい字で届けたと思ってる。このそそっかしさはDNA起因だと思いますが(涙)。
      電子化の際に「この字体は無いから、人名漢字で登録する」と言われて、正しい(?)字体に直されたのですが、その後システムの性能が上がったらしく、いつの間にか「届け出た字体」に戻されてます。
      この間逮捕状を見せられることも無かったので、特に揉めることもありませんでしたが、今でも「どっちだったかな?」と免許証で確認することがあります。

      因みに字画判断では「最高の運勢」らしいのですが、それは正しい字体の場合で、異体字の場合はそうでもないようで、そんな人生でした(まだ終わってませんが)。

      • 名前は、たとえば18歳を機に、改名する機会を設けてもいいかも知れませんね。その際はきちんとした音訓に限定することとして。
        おらの生家は、代々、長男は「伝右衛門」を名乗る(でんえもん と読む でんうえもんが訛ったもの)らしく、室町時代からずっとそう。おらの親父はさすがに昭和世代だから、生まれた時に祖父が「伝右衛門」と届け出たことを市役所の市民課の同僚が知らせてくれて、「もはやそういう時代ではないだろう」と普通の名前であらためて届け出た。でも、最近は「伝右衛門」と署名してるねw 挨拶状とか香典の表書きとか。

      • おらも、娘や倅の名前つける時に画数の検討やりましたw まあ、親ですから、おらが先に死ぬのが順当で、親がいなくなっても末永く幸せであってほしい、この一点に尽きますね。どちらも少し個性を付けつつ読みやすくを心掛けて。なのですが、娘の名前が某グループ系アイドルの子と全く同じなことを後で知って・・w

  • 何年か前に高校生が自分のキラキラネームを改名したといった記事を読んだ気がします。
    その高校生は自分の名前は気に入ってはいたが世間一般とかけ離れていたため親御さんに承諾を得て裁判所に申請したと記憶しております
    名前は子供に与える最初のプレゼントと良く云われますが、子供に負担を与える名前というのも考え物だと改めて思いました
    私の子供にはお婆ちゃんが命名してくれて、私にはネーミングライツ権はありませんでしたね

  • 大昔、自分の生まれたての息子に当時ヒットしていたシュワちゃんの映画コマンドーにあやかって「湖満堂」とつけようとしたら家内から、どこぞの骨董屋みたいだと却下されました。
    今思えば、家内の見識に感謝です。

  • DQNネームは 有名私立大学付属の幼稚園や小学校でも敬遠されやすいと聞いたことがあります。 まあ 入試では親との面接もありますのでそれを含めて判断するのでしょう。

    幸い経験したことはありませんが、名刺交換の際 この手のお名前が出て来ると戸惑うでしょうね。 たぶん「ふりがな」をつけてくるでしょうから お名前の話題は極力避けると思います。

    極端なお名前は 親の常識や育った家庭環境を疑われるかもしれませんね。

  • 日本語の乱れを嘆く(苦笑)私の諦めに準ずるなら、名前の乱れも時代の趨勢で、今後も拡大の一途でしょう。今はまだ「そんな名前を付けると、お子さんは大人になってから苦労しますよ」などと窘めることもできるでしょうが、いずれは部長も課長もキラキラネームとなり、誰も困らなく時代が来るのでしょう。

    しかし、最後の抵抗として、日本社会に「無駄な努力」が蔓延する損失を指摘しておきたいと思います。「金星」と書いて「まあず」と読むのごとき名前が普通のこととなれば、誰もが互いに「難読」を超えて推定困難な名前を記憶する努力を行わなければならず、各自の人生において有限な時間と記憶力を膨大な数の人名に割り当てなければなりません。ま、それも慣れれば大したことはないのかもしれません。

    この点で芸能人の名前は、参考になります。芸名は大衆が我が子の命名の際に参考にされやすい所ですが、案外に保守的な名前が多く、当然ながら難読な漢字は避けられ、キラキラ度合いが低めのものが多いようです。

    北川景子、深田恭子、新垣結衣、石原さとみ、綾瀬はるか、長澤まさみ、広瀬すず、中条あやみ、橋本環奈、以下略、敬称略・順不同

    このあたりの事務所の配慮が読み取れないところに、キラキラネームを付ける親の頭の悪さを感じます。

    •  世襲政治家の名前も読みやすく書きやすいものが多いですね。有権者に書かれる事を意識しているからなのでしょう。
       名前は子供だけのものではなく、呼びかける他人のものでもある公共物である、という意識が高い事がうかがえます。

    • 阿野煮鱒 さま
      個人的な偏見だと思いますが、男の子の名前は少し分かりづらい位、女の子の名前は分かりやすい方が、良いと思っています。

    • 今の例は昔の新儀なり、朕が新儀は未来の先例たるべし

      キラキラネームも百年二百年後はシワシワネームにすらなると思う。

  • 更新ありがとうございます。

    キラキラネームやDQNネームではないですが、覚えている方も多いと思います。以前(2000年前後か?)に「悪」くんの名前が役所で受理されず、「悪魔」くんとか変な名前に変えさせられた男児が居ましたね。
    https://youpouch.com/2014/04/14/187757/

    その後、どうなったのかは知りませんが、子を持つ親として、シャレのつもりか誰も思いつかない名前を付けたかったのか、その両親の行動は理解に苦しむ事件でありました。それに比べたら「アリス」ちゃんや「王子様」はまだマシ?(笑)、、、ではないですね。本人は。

    ベガにアルタイル?、マーズ?、マーキュリー?けったいな名前を付けられたら、子供が可哀そう。でも、そうとばかりは言えません。

    ノーベル物理学賞受賞者の日本人存命最高齢の江崎玲於奈氏(95歳!)のお名前は大正14年生まれという事を勘案すれば、かなり現代的、斬新的です。

    建築技師のお父様がラテン語の「レオ」(獅子)から取り、「世界に通用するような男らしい男になって欲しい」という願いが込められているそうです。ちなみに江崎先生のお母様は二世子、弟さんが融悧亜氏、長男は有人さんです。結構個性的ですね(笑)。

    もう一つの話題、就業時間中というか、テレワーク中の喫煙は、私はいかがなものかと思いますが、判断できません。例えば今ほど喫煙マナーがうるさくなかった頃は、業務中でも喫煙室で1本吸う、或いは昼食後に吸う、取引先が来ると吸いたいが為に、喫煙室で話をしながら吸う、という事がよく見られました。

    更に20~30年前なら、各個人の机にマイ灰皿がありました。吸わない人はさぞかし迷惑だったでしょうし、喫煙室で吸うのも、吸わない人から見れば、「サボリタイム」です。吸わない人への健康被害もさることながら、1日20本会社で吸う人、テレワークで吸う人は、その時間分、非喫煙者より労働時間が少ないと思います。コレって不公平では?(爆笑)

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