本日は少し記事を執筆する時間が取れなかったのですが、近況報告と以前の「旅行ネタ」の追補をしておきたいと思います。もしかしたら本日も、何か面白いニュースを発見し、余裕があれば、昨日のように「2本目の記事」を配信するかもしれません。
目次
近況報告
儲かってもいないくせにやたらと忙しい「新宿会計士」です。
3月に出版予定のとある専門書について、昨日深夜までかかって、やっと「初校ゲラ」のチェックが終了しました。
こちらのウェブサイトと違って、「出版」の場合、情報が紙に印刷されて全国に出回ってしまうため、一般的に、出版する前に何度か見直しをする必要があります。私がお世話になっている出版社の場合だと、「初校」「第2校」、そして「念校」と、最大で3回のゲラチェックを行います。
ただ、単行本としては2012年に出版した専門書以来、今回が3回目だということもあり、初めての出版の時と比べると、少しずつ要領がこなれてきたような気もします。
いずれにせよ、この専門書の「初校」が終了しても、2月と3月に予定されているセミナーの準備などが「全く手つかず」(!)という状況にあるため、まだ当面は慌ただしい時期が続きそうです。
…儲かってもいない癖に(涙)
「旅行ネタ」追補
先日、某地方に出張した時に、気分転換がてら、こちらのウェブサイトに「旅行ネタ」を上梓しました。本日はその続きです。
某国食品産業における事例①ウナギ養殖技術を盗め!
以前から公言している通り、私は旅行が大好きです。学生時代や独身時代には友人と、あるいは1人で、全国各地、そして世界中を歩いて来ました。そして、それとともに「食いしん坊」でもありますから、旅先で美味しい食事にありつけると、それだけで嬉しくなってしまうのです。
ただ、先日、出張を機会に『旅の楽しさと日本人の活躍』を上梓した際に、昔の日記やブログなどを調べてみたところ、「食」を巡っては、何かと腹が立つエピソードもたくさん出てきました。その一つが、少し古いニュースですが、次のリンクです。
韓国、日本に続き世界2番目ウナギ完全養殖に成功(1)(2016年06月22日10時26分付 中央日報日本語版より)
リンク先記事を要約すると、次の通りです。
「2016年5月7日、釜山市機張郡の国立水産科学院ウナギ養殖研究室がシラスウナギの完全養殖に成功。これで韓国は日本に続き世界で2番目にウナギの完全養殖に成功した国となった。しかも人工孵化から完全養殖までの研究期間は日本が36年だったのに対し、韓国は5分の1の8年で実現するという快挙を成し遂げたことになる。」
韓国が日本に続き世界で2番目に、しかも日本の5分の1という短期間でウナギの完全養殖に成功したというのですから大したものです。ところが、記事には続きがあります。
「韓国の水産養殖専門家たちは1970年代に国内技術者が日本から苦労して半導体技術を学んできた過程を同じように体験しなければならなかった。4兆ウォンに達する世界のウナギ市場の中で70%を占める日本は、1800年代から養殖技術の開発を始めて2010年に完全養殖に成功した。苦労して成功しただけに日本のウナギ養殖技術のセキュリティーも徹底していた。」
「養殖過程で最も難しい段階と呼ばれる変態過程も、ある日本人の助けがあって可能だった。日本政府の牽制が激しくなった2012年、国立水産科学院は日本人のウナギ養殖の大家を釜山に苦労して招いた。」
何のことはありません。要するに韓国は、日本の技術漏洩対策の目をかいくぐって、技術を盗んできただけの話なのです。よくこんな記事を堂々と載せられるものだと、逆の意味で感心してしまいます。
某国食品産業における事例② “Fake Japanese!”
食品ついでにもう一つ、呆れた話があります。韓国人が米国や欧州で、寿司レストランを経営しているというのです。私は昔、米国・ロサンゼルス(LA)にある「ギンジャ・スシ・レストラン」という店を紹介したページを発見しました。既に閉店しているようですが、これがそのリンクです。
Ginza Sushi Restaurant(Yelpより)
リンク先には写真が何枚か貼ってあって、漢字で「銀座」、ハングルで「ギンジャ・スシ」と併記されています。この時点で明らかに経営者は日本人ではありませんね。
そして、この記事に数件のレビューが入っているのですが、その中でも特に、2011年2月24日付で付いた、このレビューが秀逸です。
Korean pretending being Japanese. Fake Japanese restaurant……
Owner of this restaurant left his comment on one of the article said, I serve “Korean Sushi and Sashimi” none of Japanese can complain about my restaurant. Sushi and Sashimi come from Korea and China but not Japan WAIT, then why the restaurant name is “GINZA”??? Since when Ginza is belong to Korea???????? I thought that Ginza is in Tokyo…. I’m not making up this story but I actually found this article after experienced thier bad service and food…. I also found out that 70% of “Japanese” restaurants in US are run by korean. I dont mind they do Japanese restaurants but they need to and have to serve right!!! Also, they dont need to pretend to be Japanese to do Japanese restaurants. Dont they have pride? Why do they have to say “irasshaimase” since they dont even speak Japanese………
まともに反応してくださるアメリカ人に心から感謝したいと思います。私自身の文責で日本語に翻訳をしておきますと、
「日本人のふりをする韓国人、ニセの日本レストランだ。
このレストランのオーナーはある記事の中でこんなことを言っていた。
『私は朝鮮寿司と朝鮮刺身を提供しているのであって、日本人も私の店に文句をつけることはできないだろう。寿司も刺身も韓国と中国が起源であって日本ではない』。
待て待て、そしたらなぜ店の名前が「銀座」なの?いったいいつから銀座は韓国領になったのか???たしか銀座は東京だったはず…。私はこの記事をそんなに気にしていなかったけれど、この店の酷い料理とサービスを経験して改めて読み返してみたんだ。それから、全米の「日本」レストランの70%は韓国人が経営しているという統計も見つけたよ。私は彼らが日本人であるかどうかを気にしている訳ではないけれど、ちゃんとした料理とサービスを提供しろよ!!それから、彼らは日本人でなくても良いし、日本人であるかのように振る舞う必要もない。彼らにはプライドはないのか?なぜ彼らは、日本語を喋れない私たちに日本語で『イラッシャイマセ』って言うのだろうか?」
「全米の日本料理屋の70%が韓国人経営」?
このレビューの中で、「全米の『日本』レストランの70%が韓国人経営だ」とする主張が出てきますが、この部分については、情報源が示されておらず、本当かどうかはわかりません。
ただ、私も若いころから随分と外国の街角を歩いてきたのですが、確かに、「明らかに日本人が経営していない和食店」を見かけることがあります。
以前の「焼き直し」ですが、私が実際に見かけた「ニセ和食店」、店名が「壮観」です(笑)以下、目撃した場所、店の名前(憶えていれば)を転記しておきます。
- 2001年、フランスの首都・パリの「焼き神戸」
- 2011年、ポルトガルの首都・リスボン、ポルトガル南部の港町・ラーゴスの「大阪(おさか)」
- 2012年、オーストリアの首都・ヴィーン、スロヴァキアの首都・プラティスラヴァ
- 2013年、シンガポール、ニューヨーク
- 2015年、ニュージーランド最大の街・オークランド、イタリアの首都・ローマの「六本木」
- 2016年、フィンランドの首都・ヘルシンキの「ハンコ寿司」
いやはや、ここまで来ると、呆れるを通り越して壮観ですらあります。
毒魚提供するレストラン
以前、私は「ブログ」を執筆していた頃、アブラソコムツ(食べるとおなかを壊す魚)について調べたことがあります。
日本では「アブラソコムツ」は「自然毒を含んだ魚」として、食用に供することが禁じられています。
自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ウェブサイトより)
ところが、米国ではこの魚の摂取は禁じられていないらしく、ロサンゼルスで「韓国人経営の和食店」(!)がアブラソコムツを「ホワイトツナ」などと偽って食用に供していたらしい、という話を見かけたことがあります(ただ、このニュースについては、いろいろ調べてみたものの、現時点では「リンク切れ」となってしまっているようですが…)。
いずれにせよ、このように、「偽物の日本料理店の存在」に対し、私は以前からずいぶんともどかしい思いをしてきたのですが、このほど、農林水産省が「認定和食制度」を開始したようです。
海外における日本料理の調理技能認定制度(農林水産省ウェブサイトより)
遅まきながら、それでも「偽物の日本料理」を撲滅するための試みとしては、私は高く評価したいと考えています。