都議選得票数集計から参院「自民大敗」の可能性が浮上
当ウェブサイトでは昨日、東京都議会選挙の大雑把なレビューを行ったのですが、選挙区ごとの得票数などの詳細データを入力し、これによりもう少し詳しく得票数などで見た都議会選と来るべき参院選に向けた簡単な予想を行っておきます。自民党が前回より30万票も減らしている事実もさることながら、議席を増やしたはずの立憲民主党も10万票近く票を減らしているという事実は興味深い点です。いずれにせよ、参院で自公が過半数割れする可能性を織り込む必要が出てきたのかもしれません。
目次
都議会選の大雑把なレビュー
昨日の『都議会選挙で見えた組織票の限界』では、メディア報道をベースに、日曜日に実施された東京都議会選挙についてのごく大雑把なレビューを行いました。
- 都民ファーストの会が第1会派の地位を回復した
- 自民党がの獲得議席数が過去最低水準にとどまった
- 議席ゼロだった国民民主党と参政党がそれぞれ9議席、3議席を獲得した
- 国政の最大野党である立憲民主党は議席を増やしたものの、4議席増にとどまった
- 公明党が3人落選し、公示前勢力から4議席減らした
- 日本共産党も公示前勢力を減らした
…。
自民党の追加公認なども踏まえ、公示前の勢力がどう変化したかを見てみると、図表1のような具合です。
図表1 2025年6月22日東京都議会選・各会派議席状況
会派 | 公示前⇒当選者 | 増減 |
都民 | 25⇒31 | +6 |
自民 | 24⇒21 | ▲3 |
公明 | 23⇒19 | ▲4 |
立民 | 13⇒17 | +4 |
共産 | 19⇒14 | ▲5 |
国民 | 0⇒9 | +9 |
参政 | 0⇒3 | +3 |
東ネ | 1⇒1 | ±0 |
維新 | 1⇒0 | ▲1 |
無所属 | 17⇒12 | ▲5 |
合計 | 123⇒127 | +4 |
(【出所】東京都議会ウェブサイトおよび報道等を参考に作成)
実際のところ、前回と比べて自民党は「大敗」
公示前と比べ当選者が4人多い理由は、公示前の時点で欠員が4名いたためです。
ただ、自民党が21議席(※追加公認状況を踏まえるとこれより変動する可能性もあります)だったのに対し、公示前が24議席とすると、選挙でたった3議席減らしただけにも見えますが、これはあまり適切な見方とはいえません。
前回の選挙と比べると、今回の当選者数、自民党が激減で、議席を大きく減らした公明、共産両党を別とすれば、事実上の「一人負け」に近い状態だったことがわかります(図表2)。いわば、自民党の「大敗」です。
図表2 投票による当選者数比較
会派 | 2021年 | 2025年 | 増減 |
都民 | 31 | 31 | ±0 |
自民 | 32 | 21 | ▲11 |
無所属 | 4 | 12 | +8 |
公明 | 23 | 19 | ▲4 |
共産 | 19 | 14 | ▲5 |
立民 | 14 | 17 | +3 |
再生 | 0 | 0 | ±0 |
国民 | 0 | 9 | +9 |
参政 | 0 | 3 | +3 |
維新 | 1 | 0 | ▲1 |
東ネ | 1 | 1 | ±0 |
合計 | 125 | 127 | +2 |
(【出所】前回選挙は東京都選挙管理委員会『都議会議員選挙(令和3年7月4日執行) 投開票結果』、今回選挙は報道等。なお、前回の「合計」が125議席で定数(127議席)に2議席足りない理由は、小平市(定数2)で自民党候補と立憲民主党候補がそれぞれ無投票で当選したため)
得票数で見ても自民党は30万票減らした
また、得票数についてのデータも(やや不正確ですが)比較してみると、図表3のような具合です。
図表3 得票数の比較
会派 | 2021年 | 2025年 | 増減 |
都民 | 1,034,778 | 1,043,563 | +8,785 |
自民 | 1,192,797 | 887,317 | ▲305,480 |
無所属 | 235,889 | 704,929 | +469,040 |
公明 | 630,810 | 530,217 | ▲100,593 |
共産 | 630,159 | 489,084 | ▲141,075 |
立民 | 573,087 | 476,579 | ▲96,508 |
再生 | 0 | 407,024 | +407,024 |
国民 | 31,101 | 367,334 | +336,233 |
参政 | 0 | 117,389 | +117,389 |
維新 | 165,851 | 80,545 | ▲85,306 |
東ネ | 61,071 | 64,667 | +3,596 |
諸派 | 88,115 | 117,492 | +29,377 |
合計 | 4,643,657 | 5,286,140 | +642,483 |
(【出所】前回選挙は東京都選挙管理委員会『都議会議員選挙(令和3年7月4日執行) 投開票結果』、今回選挙は報道等。なお、前回は小平市で2議席分が無投票となっている一方、今回は自民党非公認で立候補した4候補の78,941票が自民党にカウントされていない点に注意)
この比較が「やや不正確」だと述べる理由は、自民党非公認で立候補した4候補の票(約8万票弱)が自民票にカウントされていない点です。前回選挙では小平市で自民党候補が無投票で当選していたことなども踏まえると、前回と今回の票数を単純比較すると、若干不正確である、という点は注意が必要です。
得票率は26%弱→17%弱に激減
それはともかくとして、今回は前回と比べ、有効票数が約64万票も増えているわけですが、そのわりに、自民党が30万票ほど(※上記無所属効果を勘案しても22~25万票ほど)票を減らしており、自民党の得票率が落ちていることは興味深い現象です。
実際、自民党は2021年において総得票の25.69%を獲得していた計算ですが、今回はこれが総得票の16.79%に減っており、これがそのまま自民党の得票力の低下を意味しています。
東京都の有権者が日本全体の有権者の行動を代表していると申し上げるつもりはありませんが、このままで参院選に突入すれば、「連立与党で過半数維持」、すなわち自民党が公明党と合わせて50議席のラインを維持することも困難です。
これは正直、著者自身が予想していたよりも厳しい状況です。
ここまで厳しい状況であるにも関わらず、自民党候補者がいくつかの選挙区でトップ当選を果たしているのには、理由があります。
それは、候補者を絞ったからです。
自民党は2021年の選挙では候補を59人立てましたが、今回の選挙では43人に絞り、たとえば新宿区などのように候補を1人に絞り、自民票を集約したことで、辛うじて当選したというケースがあったことを考慮する必要があります。
つまり、自民党の支持基盤の崩壊は、私たちが考えているよりも深刻なのかもしれません。
公明、共産に加えて立憲民主も票を減らした
ただ、それと並んで興味深いことがあるとしたら、公明党、日本共産党、立憲民主党の3党の動向かもしれません。意外な話ですが、これらの3党はいずれも揃って得票数を減らしているからです。
そもそもこれら3党はいずれも候補者を減らしており(公明23→22、共産31→24、立民27→20)、選挙戦略的には「候補を絞ることで当選可能性を高めようとする行動」、と評価できる(かもしれない)のですが、現実にはそううまくいっていないのです。
得票数で見たら、公明党がマイナス100,593票、日本共産党がマイナス141,075票といずれも減っているのですが、議席を増やしたはずの立憲民主党もマイナス96,508票と、じつは前回と比べて得票数が減っているのです。
公明党も日本共産党も典型的な「組織票」ですが、現実問題として、彼らはどちらも組織の若返りに失敗している可能性があり(※これについてはずいぶんと前から指摘されていることでもあります)、また、立憲民主党は非自民の受け皿となっていない状況が示唆されます。
今夏の参院選でも、とくに一人区を中心に、自民党が健闘すると個人的に考えている大きな理由が、ここにあります。
もちろん、昨年の衆院選でも明らかとなった通り、自民党がズッコケた場合は立憲民主党が躍進するという構図が出来上がっており(小選挙区とはそもそもそういう制度です)、参院選でも自民党がズッコケることがあれば、最大野党である立憲民主党がある意味で漁夫の利を得ることになります。
しかし、今回の都知事選で見る限り、立憲民主党が得られる「漁夫の利」は極めて限定的であり、しかも参院選は比例代表や中選挙区に議席が厚く配分されるため、今回の都議選の結果を見る限り、立憲民主党が参院選で「大躍進」する可能性は低そうです。
信頼失う石破政権、日本をどうハンドリングするのか
もちろん、くどいようですが、東京都議選の結果をシンプルに参院選に当てはめることは適切ではありません。
しかし、あえて今回の都議選を参考にするならば、自民党は引き続き改選第1党の地位を占め続けるにせよ、自公合わせて過半数割れし、さりとて立憲民主党が躍進するでもなく、国民民主党、参政党、日本維新の会といった「第三極」がある程度の議席を確保するという可能性が高そうに見えます。
つまり、政権交代自体は起きないかもしれませんが、自公が衆参いずれにおいても支配権を失ってしまい、自民党を主体とする政権としては、その都度野党の力を借りなければ各種法案を通すことすらできなくなってしまうのです。
このあたり、昨年から今年にかけて、自公政権が国民民主党と日本維新の会を両天秤にかけるかのごとく、「手取りを増やす」や「高校無償化」でそれぞれの政党を「釣ってきた」格好ですが、とりわけ維新に関しては「手取りを増やす」を結果的に潰したとして、多くの有権者の恨みを買ってしまいました。
実際、維新は都議選でも1議席を失い議席がゼロになってしまっていますが、著者個人的には「手取りを増やす」を潰したことが響いていると考えています(※余談ですが、国民民主党も反ワクチン活動家騒動がなければもっと議席が取れたかもしれません)。
また、先日は立憲民主党が「年金流用法案」に賛成したため、厚生年金の上限引き上げや厚年積立金の国民年金への流用などが可決されてしまった格好ですが、これも都議選で立憲民主党が総得票を減らすというかたちで有権者から鉄槌を下されているのかもしれません。
(※といっても、年代別の投票者などのデータがないため、このあたりは憶測にすぎませんが。)
いずれにせよ、石破茂政権としては、(もしかすると自分たちは)「少数与党にもかかわらず、うまく政権を運営してきた」と思い込んでいるのかもしれませんが、現実には政権運営ができていません。
おそらく参院選で自民党にとってかなり厳しい結果が出たとして、そこから遠くない未来において政権運営が行き詰まってしまう可能性が濃厚ですが、内外に課題が山積するこの国難にあって、石破茂政権はそれをどうハンドリングしていくつもりなのでしょうか。
不思議です。
本文は以上です。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
![]() | 日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
東京都は日本人口の1割を占める巨大自治体、いわば日本の縮図。
石破政権いい加減にしろ。決定的なダメージを食らったのだと思います。
石破は敵が放った
バ(ン)カーバスター
党の中心で絶賛炸裂中
早く取り除かないと自民党は再起不能になります。
悪夢の再来になりますか、、、、
前回はマスコミの偏向報道でしたが今回は自民党内の問題、覚悟しますか。
とりあえずは高市氏を総裁に据えて逃げた岩盤層の引き戻しくらいしか手はないですかね。
高市早苗は総理大臣にはなれない。総理大臣になると自民党はしぼんでしまう。
以前に女性党首なった党は、衰退していった。
高市早苗がいくら弁論がよくても、うそはつけない。
予言者登場
根拠ナッシング
自民がしぼむかどうかはわかりませんが、総理になれないのは、あながち、根拠のない話ではないと思いますよ。
先の総裁選では、
「絶対に石破を総理にしたくない勢力」と「絶対に高市を総理にしたくない勢力」とが争った総裁選挙だった。石破がいい、と言うよりは、絶対に高市はイヤ、高市以外だったら誰でもいい、みたいな感じです。
結果は周知のとおりですが、そのくらい、自民党内で高市は嫌われているのだと思います。なぜそんなに嫌われるのかと言えば、いくら優秀とはいえ、正論ばかり吐く人ってやっぱり嫌われるのかな、と思います。私は「高市はアソビがない」って言ってますけど、要はまじめすぎるんでしょうね。
「い」さんの根拠は不明
性別は関係ないでしょう。自民の苦戦は安倍さんの遺産を食い潰し、安倍さんの正しい政策を全て無にした無能国賊岸田の今までの悪業の結果です。半年前ならともかく、今更高市さんを担ぎ出してももう失った岩盤保守票は戻りません。何故なら今までの岸田一派、宏池会のやりたい放題の狼藉をなんら制止出来なかったからです。
米軍のイラン核施設攻撃から第三次世界大戦か、と言われる今、日本の総理は、村の長老(?)ではなく、有事の総理が必要ではないでしょうか。
蛇足ですが、与野党問わず、幹部に有事の政治家がいるのでしょうか。
>有事の政治家
思いつく条件は
1.高い情報収集能力
2.明確かつ的確な優先順位
3.上記優先順にに基づき、かつ、プランBを見据えた決断力
4.逆境にも負けない執念
と思います。
石破氏はこのうち肝となる前3条件をすべて持ち合わせていない。
あるのは、前3条件があって初めて日の目を見る4のみ
戦後の首相で見ても、吉田茂、岸信介、池田隼人、佐藤栄作、田中角栄、安倍晋三くらい。
高市さん、小林さん、河野太郎さんはそれなりにありそうですが、
河野さんは2が怪しく結果として決断が蛮勇になりそう。韓国文化を愛する・・のも出席しているようだし。
不思議なのが、なんで自民党はわざわざこの時勢に、「自分たちは減税のげの字も許さない政党だ」と大々的に公言してみせてるんでしょうかね。
長年、課税限度額の見直しを避け、国民の租税負担率の上昇、つまりは実質増税を続けてきた罪状を暴かれ、失政を批判され続けているにもかかわらず、減税を言うのはポピュリズムだと決め台詞を吐いておれば、それでOK「責任政党」面出来る。本気でそんなやり方が通用すると思ってるんでしょうか。予算の税収見込みは示しても、決算で実際にはそれを大幅に上回っている事態が長年続いている現状については頬被り。恒久財源がどうのこうのと言いながら、選挙対策の補助金ばらまきには、財源などどこからでも捻出できると、支離滅裂さを隠しもしない。
まあ、参院選では大敗するでしょうね。自民党内の積極財政派なんて、いま息してるんでしょうかね。
消費税などの間接税は政権与党にとって非常に有利だからではないでしょうか。
安定して予算が編成できるし、そもそも減税なんかして政権が自由にできる歳出予算額を減らすなんて政権が自分で自分の首を絞めているのでは?
積極財政や減税を主張する投票者数<補助金などで潤う結果、得られる投票者数という判断が与党政治家の頭の中にあるのかも。
それでも国債残高は増え続ける。
金はどこ行った?
消費税に地方自治体に行く部分があるのは知ってると思うけど、8%をゼロにすれば地方の税収は当然減りますよね。減った分は地方交付税でというなら、地方の自主財源と言ってたのはどうなるのかね。東京都は地方交付税もらってないけどその分歳出へらすのかね。ホームページによると地方消費税の税収は全体の12%弱、金額にして7500億円だそうだ。消費税は10%の部分もあるから、ざっと半分として3700億円。私は減税して歳出を減らすのがいいとおもうね。例えば子供医療費の無償化。高校授業料無償化。
あれほどヒステリックにモリカケを執念深く騒ぎまくったマスコミ・メディア。
今は静かなものです。
日本をダメージを与え日本を駄目にする能力に長けた石破茂には大満足なのでしょう。次の成果目標は与党勢の参院過半数割れ、そしてその次の目標は自民党という組織の内紛そして自壊でしょう。
マスコミ・メディアが騒がない=石破内閣は彼らの期待に沿った成果を出している、という事でしょう。
この道筋を自民党内部から協力した宏池会と岸田一派。
よくもまぁのうのうと暮らせているなと思ってしまいます。
大昔聞いたジョン・レノンの曲、How do you sleep? を思い出してしまいました。
暫定税率廃止は早急に結論は出せないとして、逃げて継続審議にしておけば、進次郎効果もあって違った結果になったいたかもしれない。
ガソリンが生活に必須とまでは言えない東京でこのありさまなら、車が生死に関わる地方ではもっと酷いことになるかもしれない。
日々の庶民の暮らしに不安しか与えない政権はことごとく滅んできたことは、歴史が証明しています。さてどうなるのかな。ナームー。
コメ騒動の進次郎効果は都市部ではそれなりに高そうですが、農村、農業従事者からすれば決して優れた対処などとは言えず(コメ小売価格下落の恩恵は少なく、農業の将来性には不安が大きい)、進次郎効果が大きく出やすいであろう東京都議選でこれでは、国政選挙・地方選挙ではかなり効果は薄そうです。支持基盤の一つであろう農協と共同歩調を取るつもりが無さそうですし。
推測ですが、国政選挙で”石破”政権が倒れない限りは、反自民有権者の溜飲は下がらず、親自民有権者の支援も戻らないのではないかと感じています。
余談ですが、立憲も大したことないくせに、小沢一郎氏が嬉しそうですね。「公認隠しの隠れウラガネ自民議員に気をつけろ」とか言い出して。
-気をつけろ その無所属は 元民主-
民主党下野後、民主党の看板じゃ勝てそうになくなって無所属ヅラした実質民主候補がワラワラと湧いていた折、こんな句がネットで詠まれていたというのに、いちいちブーメランに余念がないことです。
予算成立後、世論調査や”情勢調査”などが飛び交って「自民のダメージも底打ちか?」なんて相場観が生まれつつあったところのこの都議選、「自民忌避」の傾向は依然として底堅いと思いました。総選挙の頃より酷かったりして。
明確な自民の受け皿政党があれば票はそこに集中しそうなんですが、そこは散けてますね。(自爆しなけりゃね)
選挙戦突入まで2週間くらいでしたっけ?
もう今の傾向のまま、浮動票は非守旧政党に分散というところでしょうかね。
参議院選挙で自民が勝つ、勝てないまでも負けない程度の結果であれば、自民党は「減税しないことを受け入れられた」と判断することでしょう。
そうならない為にも、自民党には負けてほしい。ただ、負けすぎるのも困る。
うーん、難しいですね。。。
公明、立憲、共産が票を減らすのはとてもいい傾向ですね。
ここはどんだけ減ってもいい。早く消滅することを願います。
>内外に課題が山積するこの国難にあって — あぁ、悪夢の時代がまたやってくるのか!
な ん で、国難の時に最悪の政権なの?今度ばかりは、国が滅びかねない。
公明、共産が議席を減らした原因は投票率が上がったから。かれら組織票だからね。
国破れて山河アリ…
どんな選択も結果はオヨヨと降り注ぐ
まー自民党は『安倍サンのオカゲで強かった頃の成功体験者』と『小泉(純)サンのオカゲで強かった&一度墜ちても安倍サンで盛り返した成功体験者』が国民が手にした『情報化社会』を視ない余り“国民をナメ過ぎている”のでせう…
知らんけど
ある動画で、れいわ、石丸、維新の議席ゼロを指して減税を叫んでも、具体的な政策がなければ相手にされないと言ってたね。
特にれいわ、6、7、8人区に候補者だして9、10、11番目だからね。次次次点。大きな選挙区で滑り込みを狙ったんだろうけどあまくなかった。
ある動画で、れいわ、石丸、維新の議席ゼロを指して減税を叫んでも、具体的な政策がなければ相手にされないと言ってたね。
特にれいわ、6、7、8人区に候補者だして9、10、11番目だからね。次次次点。大きな選挙区で滑り込みを狙ったんだろうけどあまくなかった。
だって選挙に勝ったら石破政権が続いちゃうじゃないですか。
石破政権ダメになったら岸田(敬称略)が返り咲くとかいう、もう何とも言えない憶測があるようですが自民党が自らをリスカ毀損するのを有権者が甘やかすと思っているなら舐めるのもいい加減にしろとしか。