参院東京選挙区で自民苦戦か…国民民主2議席も視野?
先般より当ウェブサイトにて議論している通り、今夏の参院選で自民党がかなり苦戦することはほぼ間違いないと思われる反面、衆院総選挙ほどに極端な差が付きづらいという参院選の特徴を踏まえると、自民党の議席がいきなりゼロになるほどの惨敗は考え辛いところです。自公両党が改選後議席で過半数を割る可能性は五分五分といったところですが、こうしたなかで『Yahoo!ニュース』が6日、東京選挙区に関する詳細な情勢分析記事を配信し、ちょっとした話題となっているようです。
目次
自公過半数割れの可能性は五分五分
先日の『与党過半数維持は微妙…場合によって「立国逆転」も?』を含め、当ウェブサイトでは最近、頻繁に言及しているのが、今夏の参院選での各政党―――とりわけ自民党、立憲民主党、そして国民民主党―――の獲得議席という論点です。
とはいえ、ジャーナリストでもなく世論調査機関でもない当ウェブサイトが選挙区ごとの個別の最新事情を踏まえた精緻な予測などを提供できるわけもありませんので、できることといえばせいぜい、前回の選挙結果の分析や、各種世論調査結果から全国比例の得票数や全体での概数を考察することくらいでしょう。
さて、自民党が今夏の参院選で惨敗するとの観測は根強いのですが、先般より報告している通り、著者自身は自民党が公明党と合わせて過半数を割り込むという可能性は、そこまで高いとはいえず、だいたい五分五分と見ています。
その理由は、衆院選と比べた参院選の特徴にあります。
衆院選は定数465議席のうち、小選挙区に289議席、比例代表に176議席がそれぞれ配分されているため、小選挙区での趨勢で勝敗が決まります。小選挙区では各選挙区でトップの1名しか当選せず、極端な話、1位の候補の得票を1票でも下回ったら落選するからです。
(※ただし、比例重複立候補という「救済措置」も用意されていますが…。)
これに対し、参院選は定数248議席のうち、改選されるのはその半数の124議席です(※ただし、今夏の参院選は昨年の都知事選出馬に伴い議席を失った齊藤蓮舫氏の補選も兼ねるため、当選者数は125人です。また、東京選挙区は6人ではなく7人が選ばれ、7位当選者の任期は半分の3年です)。
複数区で自民や立民が完全に議席を失うとは考え辛い
しかもこの124議席のうち、衆院でいう「小選挙区」に相当する「一人区」には32議席しか配分されておらず、13の複数区に合計42議席が、全国比例代表に50議席がそれぞれ配分されており、とりわけ改選数6議席の東京選挙区などでは、当選順位には影響しても、議席をすべて失うとは考え辛いところです。
実際、立憲民主党は、2019年の参院選では東京選挙区で2人の候補を立て、うち1人、山岸一生氏は496,347票で7位となり惜敗しましたが、もう1人の候補である塩村あやか氏が688,234票を得て4位で当選しています。
また、同じく2019年の東京選挙区は自民党が2人の候補を立て、そのうち丸川珠代氏は1,143,459票と「ミリオン」の支持を得てトップ当選しており、武見敬三氏も525,302票で6位に滑り込み、「辛うじて」ではあるにせよ、当選しています(立憲・山岸氏との得票差は28,955票に過ぎませんでしたが)。
自民党が苦戦するにせよ、候補者などの条件が「まったく同じ」ならば、たとえば武見氏が落選し、山岸氏が当選するなどし、自民と立憲民主の獲得議席が逆転することはあり得るにせよ、自民が東京選挙区で全議席を失うとも考え辛いのは、こうした事情に基づくものです。
(※もっとも、前回圧倒的な強さを見せた丸川氏は、昨年秋の衆院への「鞍替え」に失敗して落選しており、また、今のところ丸川氏が参院選で自民党から出馬するとの報道はなく、さらに武見氏は苦戦が予想されているとの報道もありますが、武見氏の件については後述します。)
自民は2019年、一人区を22議席制した
ちなみに2019年参院選における自民党の「戦績」は、次の通りです。
2019年参院選における自民党の獲得議席
- 議席数…57議席(選挙区38+比例代表19)
- 比例区…19議席
- 一人区…22議席
- 複数区…16議席
自民党は32の一人区のうち22区を制しており、いくつかの選挙区では6~7割の票を得るなど圧勝しています(たとえば和歌山県の世耕弘成氏は投票総数のうち約74%の295,608票を、山口県の林芳正氏は投票総数のうち約70%の374,686票を、それぞれ獲得しています)。
余談ですが、世耕氏と林氏はそれぞれすでに衆院に鞍替え済みであり、和歌山からは新人の二階伸康氏(二階俊博・自民党前幹事長の三男)が、山口からは2021年補選で当選した現職の北村経夫氏が、それぞれ出馬を予定しているそうです。
それはともかくとして、2019年のデータで見ると、一人区は自民党と対立候補(たとえば立憲民主党など)が激しく競り合っているというケースもないではないのですが、全体として見たら、自民党が大差で勝利しているというケースが目立ちます。
たとえば青森県では自民党・滝沢もとめ氏が239,757票に対し立憲民主党・小田切さとる氏が206,582票で、得票差は33,175票でしたので、自民党に猛烈な逆風が吹き、立憲民主党がほんの少し票を伸ばせば、こうした選挙区では当選者の逆転が生じ得ます。
しかし、栃木、群馬、岐阜、岡山、宮崎では、自民党が立憲民主党に数万票から場合によっては十数万票の大差をつけて勝利しているなどしていますし、自民党候補が2位の候補に対し2万票以下の得票者で辛勝しているという選挙区がそもそも存在しません。
「落とす一人区」は5議席程度?
これを、もう少し詳しく見ていきましょう。
2019年に自民党候補が勝利した22の一人区で2位だった候補者との得票差を計算すると、10万票以下だった選挙区が10あることがわかります。
- 栃木県…87,418票差
- 奈良県…81,957票差
- 鹿児島…79,543票差
- 佐賀県…70,366票差
- 徳島県…52,063票差
- 香川県…45,019票差
- 三重県…44,986票差
- 長崎県…34,087票差
- 山梨県…34,056票差
- 青森県…33,175票差
しかし、自民党が勝利した一人区22区のうち、最も辛勝だった青森県でさえ、自民党候補は2位の候補に33,175票差をつけていたわけです。
よっぽどの逆風が吹けば、山梨県(34,056票差)、長崎県(34,087票差)、三重県(44,986票差)などの場合は選挙結果が変わるかもしれませんが、少なくとも前回、10万票以上の差をつけた次の選挙区で自民党候補が落選する可能性はいかほどのものでしょうか?
- 山口県…256,195票差
- 和歌山…190,527票差
- 岐阜県…167,846票差
- 岡山県…166,978票差
- 鳥取県…161,065票差
- 石川県…147,761票差
- 富山県…135,375票差
- 宮崎県…130,710票差
- 福井県…118,138票差
- 熊本県…116,559票差
- 群馬県…113,718票差
- 福島県…100,546票差
ただし、現実的に反自民旋風が吹き荒れたとすれば、5万票以上の得票の逆転は意外と簡単に発生するため、一人区では5議席前後を落とすという可能性を織り込むべきかもしれませんが、とりわけ地方で10万票以上の「逆転」が生じる可能性が、現状、そこまで高いとも考えられません。
(※もちろん、今以上の「逆風」が自民党に吹けば、話は別かもしれませんが…。)
自民党は合計35~41議席…選挙後過半数維持は微妙だが?
そうなると、やはり自民党が議席を減らす要因として考えられるとしたら、こんな具合です。
- 前回選挙で獲得した22の一人区で5つの選挙区を落とし、17議席前後にとどまる
- 前回選挙で16議席を獲得した13複数区で4~8議席程度を落とし、8~12議席にとどまる
- 前回選挙で19議席を得た比例代表で7~9議席程度を落とし、10~12議席にとどまる
この場合は自民党の獲得議席数は比例で10~12議席、選挙区で25~29議席、合計で35~41議席程度であり、「改選後議席数で自公合わせて過半数ライン」の達成自体は微妙ではあるにせよ、あながち非現実的な目標とまではいえません。
もちろん、これは前回と比べて各選挙区で5万票ないし10%前後票が動いた場合、という予測ですので、これ以上票が動くようであれば、話は全く別です。
なお、参院選で自民党が前回確保した22の一人区で国民民主党が候補擁立を積極化させるならば、ケースによっては自民党が落とす選挙区は5~6議席にとどまらない、という可能性もあるのですが、これについては、見通しとしては、現時点ではやや「行き過ぎ」です。
現状で自民党を「見限っている」のはおもにSNS層・現役層・勤労層などに限られていると考えられること、高齢層を中心に自民党が依然強い支持を誇っていることなどを踏まえると、少なくとも今夏の参院選においては、自民党が公明党と合わせ、改選後過半数を失うまでに惨敗する可能性は100%ではありません。
せいぜい五分五分、といったところでしょう。
東京選挙区ではどうなる?
こうしたなかで、『Yahoo!ニュース』に6日付で、こんな記事が掲載されていました。
【情勢分析】参院選東京は国民民主が躍進の勢い、自民・立憲は複数議席確保に苦戦か
―――2025/05/06 09:01付 Yahoo!ニュースより
記事を執筆したのは「選挙コンサルタント・政治アナリスト」の大濱崎卓真氏です。
記事タイトルでもわかりますが、大濱崎氏はつくなくとも東京選挙区に関し、世論調査会社グリーン・シップが4月27日に実施した電話世論調査(N=2,630、うち固定1,019、携帯1,611)のデータ提供を受け、分析を実施したそうです。
これによると、(先ほども名前が出てきた)自民党の武見敬三氏が「すべての候補で最もリードをしている」状況であるものの、自民党が2人目の擁立を決めた場合には「票を割ることになり」、「選挙戦は一気に厳しくなる」とみられる、とするのが大濱崎氏の見立てです。
これについて記事では、こう記載されています。
「武見氏は自民党支持層を半数程度しか固めておらず、比例投票先に自民党と答えた人も同様なことから、組織型選挙に苦戦している様子が見受けられ、自民党東京都連における政治資金問題の余波が直撃しているとみられます」。
この点については、当ウェブサイトとしては同意しません。
武見氏が苦戦している要因は、「裏金(?)問題」というよりは、どちらかといえば減税を妨害するかのような活動にあるのではないでしょうか。
加藤勝信財務大臣に医療政策研究会(木原誠二会長)の要望書を手交しました。税の増収分を社会保障・医療の財源とする仕組みを提案しました。#たけみ敬三 #参議院議員 #参議院 #木原誠二 #加藤勝信 #要望 #社会保障 #財源 pic.twitter.com/bbwjpUJPvC
— 武見 敬三(自民党 参議院議員・東京) (@TakemiKeizo) April 28, 2025
立憲民主も苦戦、国民民主は2議席確保か
ただ、理由がどうであれ、東京選挙区では今回、苦戦が予想されることは間違いなく、「(自民党が擁立する)2人目は浮動票が大きくとれるような候補でないと(2議席獲得は)厳しい」という大濱崎氏の説明は、全くその通りでしょう。
そして、それ以上に興味深いのは、自民党が苦戦しているからといって、立憲民主党が2議席を難なく確保できる状況でもなさそうだ、という点です。
大濱崎氏によると立憲民主党は(先ほども名前が挙がった現職の)塩村氏に加え、新たに奥村政佳氏の擁立を決定していて、このうち塩村氏は「当選ラインを超えているとみられる」ものの、奥村氏は「立憲支持層での知名度向上が課題」などとされています。
端的にいえば、苦戦している、ということではないでしょうか。
また、公明党や共産党が擁立する候補者らはそれぞれ(おそらくは組織票などもあり)「現時点で当選圏内」で、とくに公明党については「支持者の高齢化」などの問題を抱えつつも、大濱崎氏の記事を読む限り、(少なくとも今回の選挙では)両党がそれぞれ1議席ずつを確保することは間違いなさそうです。
ところで、やはり気になるのは、国民民主党でしょう。
大濱崎氏は国民民主党が「台風の目であることは誰の目に見ても明らか」としたうえで、同党が擁立した牛田茉友氏と奥村祥大氏は、「いずれも現時点では当選可能性が高いとみられる」と指摘します。
ちなみにいずれの候補者も「男女比で男性の支持が極端に高く」、「経済雇用対策や、税制改革などの政策が刺さっている」ことから、「働き盛りの世代に広く支持を集めている構図がみえる」のだそうです。
ただし、今回の東京選挙区では、当選順位が7位となった場合は任期が半分の3年となるため、大濱崎氏は「2人のうち1人でも『7位』にさせないためには、さらなる党内での浸透と、選挙戦中の『国民旋風』の再来が必須」と指摘しています。
やはり与党過半数はギリギリ
なお、ほかにも(まだ候補者が決まっていない)れいわ新選組が候補を擁立できれば「当選圏が視野に」はいるほか、日本維新の会、あるいは石丸伸二氏の「再生の道」などについては「無党派層を巻き込む動きにはなっていない」としており、この記事を信頼するならば、現時点で次のような予想が成り立ちます。
- 自民…2人擁立なら現職・武見氏が苦戦し、当選者は1人または0人の「共倒れ」
- 立民…2人の当選は難しく、当選者は現職の塩村氏1人
- 公明…1議席を確保する見通し
- 共産…1議席を確保する見通し
- 国民…2議席を確保する見通しだが、うち1議席は補選枠での当選となるリスクもある
- れ新…1議席を確保する見通し
こうした予想は、上記で示した「自民党の獲得議席は2019年参院選(57議席)と比べ、16~22議席減少の35~41議席程度に留まる」とする見方とも、そこまで大きな齟齬はありません。森山裕・自民党幹事長が掲げる「与党で過半数維持」はギリギリ達成できるかどうか、といったところでしょう。
これに加えて自民党・石破政権が短期的に保守層の支持を回復するという見込がないことから、やはりあと残り3ヵ月を切った参院選では、自民党が「それ以上に負ける」というリスクも織り込み始める必要があるかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
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個別の一人区の情勢ですが、和歌山選挙区は、前回と事情が大きく異なります。自民党の世襲候補以外に、保守系の有力候補がいますので、反自民票と自民に愛想を尽かした層の得票で、かなりいい線行くのではないでしょうかね。
まー投票日を連休中日にでもすっか的オハナシも聞こえて参りまして、与党におかれましては森語録的志向抜けやらズかしらんなどと…
知らんけど
「安倍君、このごろよく神社にお参りに行ってね」
「石破君、神頼みといってもなかなかの心がけじゃないか」
「ああ、選挙負けたらお前のせいだ、と言い聞かせてるのさ」
既にご存知の方も多いと思いますが、NHKからアナウンサーが、国民民主の候補として出馬ということを小耳にはさみました。
その身勝手さにNHK内部が騒動になっているとも。
まあ、NHKの社風が身勝手そのものですから、仕方ないといえば仕方ないのかも知れません。
過半数キープしたから石破延命とかになると困るので、サクッと割って欲しい物です。あれが後2年続くなら文字通り悪夢の石破政権。
一人区は小選挙区制と同じで、複数人区は大選挙区制と同じ。一つの選挙が、地域によって異なる選挙制度になっている。一票の格差なんかよりも大きな問題だと思う。
いつも参考にさせて頂いております。
日本語が乱れて久しい昨今、文章の構成や内容の分かりやすさ、独特の視点からの考察、毎々非常に勉強になります。
毎度数的根拠に基づいた分析をしっかり理解しようと読み込んでいるつもりですが、今回の票数についての考察について教えて頂きたい点があります。
得票数が5万票差であったとして、自民党がマイナス2.5万票、それがそのまま2位の政党に投票したと仮定した場合、5万票の差は埋まるのではないでしょうか?
現実はそう単純に行かないと思いますが、自公過半数割れのハードルがかなり下がる様な気がします。
石破さんが4月のデーターで過半数割れはおきないと出たので消費税の減税はやらないと
こんな話が出るほど投票に行く人が増えていってひっくり返るかも
自民党の応援者は自民党が過半数割れしないと思うし
ですのでこのまま7月までいかないとだめですね
自民党が過半数割れするかもとなったときも自民党の応援者が投票に行く率が増えるのかは分からないですが
個人的にはいわゆる裏金?問題を問題視しているのは立憲共産党支持者くらいなもので、自公支持者やそれ以外の野党(他の野党は肯定はしないが追及は弱いという意味)はそれほど優先視位が高いものじゃないと思う。
それよりも自民支持者は左傾化(媚中)や増税、農政(コメ高騰問題)を問題視しているんじゃないかと思う。
そういう観点でいうと、大濱崎氏の(自民の大敗は理解できるところだが)裏金問題での大敗ってちょっと論点がずれてるかな、ということでこれが文章全体の信頼性を落としている気がします。