もしも高市早苗総理大臣誕生ならばどうなっていたのか
高市早苗氏に対する独占インタビュー記事を読むと、彼女が政策通であり、また、減税にも賛同の立場を取っていることがわかります。もし昨年の自民党総裁選で高市氏が勝利を収めていたならば、自民党がここまで批判される政党になってはいなかったかもしれません。ただ、歴史に「IF(イフ)」はありません。現に選ばれたのが石破・現首相である以上は、私たち有権者もその前提に立って投票行動をすべきです。
目次
もし本能寺の変が起きていなければ?
むかしから、「歴史にIF(イフ)はない」、などといいます。
ただ、SF好きにとっては、「歴史改変小説」などは人気のジャンルでもあります。
たとえば、もしあのとき、織田信長氏が本能寺に宿泊していなかったら、本能寺の変なども生じておらず、織田信長王朝が誕生していたかもしれませんし、そうなると現在の日本も織田王朝のイニシアティブで日本が世界各地に植民地を作り、ヨーロッパに逆侵攻していたかもしれません。
ちなみにこれはとあるSF小説家が書いたとある小説で、主人公が本能寺の変の前日にタイムスリップした際のシーンで出てきたストーリーだったと記憶していますが、いずれにせよ、現代に生きる私たちにとっては、本能寺の変が生じていなかったとしたら世界はどうなっていたか、気になるところです。
同様に、日本が米国に敗北することで終焉した第二次世界大戦・大東亜戦争(または太平洋戦争)を巡っても、もし日本が1941年12月8日に攻撃したのがハワイ・真珠湾ではなく、ソ連(現・ロシア)のウラジオストクだったとしたら、歴史はどうかわっていたでしょうか?
地政学的に見れば、ソ連・ロシアは東西に長く、したがって、東西から挟撃されたら国土防衛に支障をきたす国でもあります。西からナチスドイツ、東から大日本帝国が侵攻すれば、当時のソ連はなすすべもなく国家崩壊していたかもしれません。
第二次世界大戦において、少なくとも日本が(勝利は難しいにせよ)敗北を防ぐためには、やはり米国の参戦を防ぎつつ、ソ連を早期に攻撃しておくべきだったのかもしれません(くどいようですが、歴史にIFはないのですが…)。
後悔先立たず:石破首相に投票した189人は?
さて、この「歴史にIF(イフ)はない」とは、当事者の立場で言い換えれば「後悔先に立たず」ということでもあります。
「あぁ、あのときああしていればよかった、こうしていればよかった」と後になってから後悔しても意味がありません。
私たちは予言者ではないわけですから、勉強し、未来に対する感覚を磨いたうえで、できるだけ合理的に先々を予想しながらこうどうすべきですし、また、悔いがないように人生を送るためには、全力を注ぎ今を生きるしかないのだと思います。
こうしたなかで、国会議員という、ある意味ではこの民主主義社会において、最も感覚が研ぎ澄まされているべき人たちを見ていても、「あれれ?どうしてそういう行動をとったの?」とツッコミを入れたくなるような行動をとるケースがあります。
その典型例といえば、やはり、2024年9月の自民党総裁選で、石破茂候補(現首相)に投票した、自民党の189人の国会議員でしょう。
正直、有権者の中には総裁選の発表の直前まで、「これで高市早苗総理が確定した!」と喜んでいた人も多いのではないかと思いますし、その直後、まさかの石破首相実現で自民党に深く失望したという人もまた多かったのではないかと思います。
自民党への批判には行き過ぎの側面も?
実際、株式市場の動きを見ても、その直後の総選挙の票の動きを見ても、あるいはその後の世論調査などの動向で見ても、やはり自民党に対する失望の声は日に日に大きくなるばかりであり、Xでも保守系のインフルエンサーがいつのまにか反自民に転じていたりするのも珍しくありません。
故・安倍晋三総理大臣の頃は「岩盤自民党支持層」だと自称していたはずの人たちが、いつのまにか、こぞって自民党支持者をやめてしまっていたりするわけです。
これについてはやはり、少し行き過ぎではないかという気がしてなりません。
確かに現在の自民党・石破政権の経済政策はまさに「排泄物」レベルのものかもしれませんが、それでもいちおう、まだマトモな議員は自民党に在籍していますし、それらの議員が何とか活躍してくることを期待したいとは思いますが、それでもとりあえず今夏の衆院選では自民党が大苦戦することは間違いないでしょう。
著者自身のなかば根拠のない予想ですが、今後の石破政権の動き次第では、自民党は比例代表で1000万票台か、下手したらそれを割り込む可能性すらあります。その反面、国民民主党が同じく比例代表で1000万票台を獲得するような事態が生じれば、これは自民党退潮の象徴的事例となるでしょう。
高市氏への独占インタビューが面白い
ただ、こうしたなかでどうしても考えてしまうのが、「歴史のIF」です。
昨年秋の総裁選で高市早苗氏が勝利し、「高市総理」が誕生していたならば、自民党はどうなっていたでしょうか。少なくとも衆院選で自民党が過半数割れを起こすような事態も生じなかったのではないか―――。
そんなことを考えるうえで、ちょっと興味深い材料がありました。小学館のウェブ評論サイト『NEWSポストセブン』が掲載した、全部で3つのインタビュー記事が、それです。
【高市早苗氏独占インタビュー】今だから明かせる自民党総裁選挙の裏側「ある派閥では決選投票で『男に入れろ』という指令が出ていたと聞いた」
―――2025.04.21 06:57付 NEWSポストセブンより
【独占インタビュー】高市早苗氏は石破政権に何を思うか 2月の日米首脳会談に覚えた違和感「米国に対して切らなくていいカードを切りすぎた」
―――2025.04.21 06:58付 NEWSポストセブンより
高市早苗氏独占インタビュー 「103万円の壁」引き上げや消費減税には大賛成「減税と賢い政府支出は景気を押し上げて、むしろ税収は増収になる」
―――2025.04.21 06:59付 NEWSポストセブンより
これらはノンフィクション作家の常井(とこい)健一氏が高市早苗氏本人に行った独占インタビューであり、記事はどれも興味深いものばかりです。できれば全部読んでいただきたいところですが、ここでは3番目のリンクにある、こんな記述を紹介します。
「『103万円の壁』の引き上げは大賛成です。働いたら働いただけ手元にお金が残ることがモチベーションになりますし、人手不足の解消や需要の伸びにつながります。私も総裁選で、働く意欲を阻害しない制度の整備を訴えたのですが、負けてしまいましたから」。
国民民主党の玉木雄一郎代表とは異なり、高市氏が山手線の駅名を冠した怪しい自称会計士のツイートや当ウェブサイトを読んでいるとは思えませんがそれでもこの記述自体は、高市氏がマクロ経済学を正しく理解している証拠のひとつと見るべきでしょう。
高市氏はまた、消費減税についてもこう述べます。
「減税と賢い政府支出は景気を押し上げて、むしろ税収は増収になります。英国の『トラス・ショック(※注)』を例に出した消極論が党内にもありますが、当時の英国は国際経常収支が赤字でした」。
これも、Xなどでよく減税反対派が持ち出す「トラス・ショック」が理論的な間違いであると気づかせるようなものであり、高市氏の認識は非常に正しいといえます。
石破自民党という前提で投票行動すべき
ほかにも、高市氏が石破首相に対しリップクリームを贈ったエピソードや、彼女が経済安保の専門家であること、政策通であることをうかがわせる記述などもあり、大変興味深いものではあるのですが、それと同時に歴史にIFはありません。
もしも高市氏が自民党総裁に選ばれ、総理に就任していたら、いまごろどうなっていたのか。
もしかすると、国民民主党は今ほど議席を伸ばしていなかったかもしれませんが、それと同時に社会保険料のさらなる引き上げも実現していた可能性もあるなど、高市氏が総理に就任していた方が良かったのかどうかはよくわかりません。
ただ、いずれにせよ、高市氏自身がいみじくも述べている通り、昨年の総裁選では、高市氏は「負けた」のであり、石破氏が勝ったのですから、その結果を覆すことなどできないのです。
私たち有権者としては、「今の石破自民党」を見極めたうえで、まずは今夏の参院選などで適切な投票行動をとるべきではないか、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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歴史にIFはないが、IFがあったらと、考えてしまうのが人間ではないでしょうか。(私は、「もし日本の総理が「ドラえもん」だったらと、考えてしまいます。なにしろ、過去に戻れるのですから。そういえば、「日本の総理が徳川家康だったら」も、ありましたね)
お得意の高市推しがまたはじまったけど
アタマを取り替えた程度で傾いた政治がどうにかなると
ホンキで思ってるのかな?
お得意の粘着発動ですか
153.231.11.72 様へ。
先日の返信、読んでいただけましたか?
「アタマ選びを間違えたおかげでさんざ傾いたけど、ifは無いからアタマの取り替えなんて考えないで石破自民という事実を受け入れて判断しよう。」というお話をしているんですけど、大丈夫そう?
いやでもこの153.231.11.72 様、結構ウェブ主のことを褒めてくれているんですよ。
>私怨塗れで草
>毎度嫌味や当てこすりの質だけは毎回高いの
>性格悪いのが見えていいですね
https://shinjukuacc.com/20250416-02/#comment-354312
ちなみに「アベガー」の人でもあります。
>政治界隈の人達、左右心情関係なく
>未だに安倍氏に縋ってるの笑っちゃうんすよね
>まるで宗教だぁ⋯
https://shinjukuacc.com/20250408-01/#comment-353556
反安倍界隈って宗教なんですよね。
まぁ、この手の「普通に日常生活を営んでたら絶対に遭遇しないタイプ」の方とお知り合いになれるというのもウェブ評論サイトを運営するうえでの役得かも。べつにお知り合いになるメリットがあるとも思えませんがw
それら投稿が同一人物だと断定できるのもウェブ主の強みですね、私としてはそれらを同一人物と判断しての議論は不可能なので。
私などは逆に安倍崇拝をしてしまっているなという自覚がある方なので、反安倍界隈が狂信的でも特に構わないのですが、その点ではなく「せめてちゃんと文章読んで意味は理解してくれないものか」という感です。
議員は責任を持って国益を導くべきだし、芸人は責任を持って面白い話をするべきだし、荒らしは責任をもって対象が困るように仕組むべきなのです。荒らされた方が「オモチャゲットだぜ」になってしまってる様は悲しすぎる。
中身の何も無いコメントって工作員の証拠。相手に喋らせてその情報を元に嘘を重ねていくのが無能な工作員どもの常套手段。文面見るだけでクズって見分けつくんですよ?今の人は。
まーパールハーバーに向かわず極東からソ連に進攻しても結局“不可侵破り”で「じゃぱんいずずにーきー!」などと謗られんのは変わらず米合衆国参戦自体も避け得なかったちゃうかな、知らんけど
早苗ちゃん政策通やし実務型能力値も高そうなけど反比例して“自民党を制御する”政党人としての地力皆無に近そうなから、if高市政権だったとしても保守傾向有権者の期待値を下回る成果しか遺せなさそうだったし、現行の流れからの政権樹立なら尚更ソウ成りそう…知らんけど
あ~でもハーレーにでも乗って“buy american”アピるとかさせられそうやな
知らんけど
高市早苗氏は、総理大臣にはなれない。
理由として、
1.組織票がない。(後押ししてくれる組織がない)
2.日本で女性総理大臣になった人がいない。
3.政策だけでは総理大臣にはなれない。(実力がどの程度か未知数)
そのほかいろいろありますが・・・
私の見立ては;
参院選で惨敗、石破退陣、高市総理、即衆院解散総選挙、日本初の女性宰相で大フィーバー、自民圧勝。
北朝鮮の不審船に銃撃許可出したのは扇千景、1か月でオウム13人全員の死刑執行にサインしたのは上川陽子。
女性はすごい。なにするかわからないところがある。
無いですね。今の自民に対する保守層の失望は頭変えたぐらいではどうにもならない。まず衆院選で惨敗した石破が居座ってる。参院選惨敗しても任期満了するまで辞めないよ。そして保守層の怒りは前回総裁選で石破に投票した189人+岩屋のような党内売国奴に対するもの。この後に及んで党内多様性では言い訳にならないんだわ。自公は崩壊させなければと強く思っている、もと10年連続の自民党員の意見です。高市さんが党首になっても岩屋や石破、宮沢のような売国奴を放逐出来ないなら、無くなった方が良い。
党内の主流派になれず、掲げる政策を実現できる見込みがないのなら、単なるガス抜き要因としか評価してもらえないのが悲しいところ。
運よく総理になったらなったで、安倍さん以上の熱量で左派や既得権益側の攻撃を受けるだろうから、それに耐えられるかどうか。
耐えられる訳無い。だから党割って出ていけばと何度も思ったが安倍さんがいた自民の幻想から抜け出せ無かったようだ。既に自民は左翼売国奴かハニトラ洗脳売国議員の温床。立憲とスタンス一緒だから存在意義ないよ。国民は中道右派望んでるのに、極右か売国左派しかいないのが日本の不幸。保守やめた自民にはミジンコより存在価値無い、寧ろ有害。
私は、総裁選挙の際に靖国参拝を明言しなかったら、高市氏は総理になっていたと思いますね。
あの安倍氏ですら、2度目以降は自重せざるを得なかったのですから。しかも米国はバイデン氏だったし。
まあ、靖国参拝を明言しちゃうのが高市氏の魅力といえば魅力だったかもしれませんけどね。
タイミングが悪かったですよね。私は、米大統領選と自民党総裁選の時期が逆だったら高市総理誕生していたと思います。恐らく米民主党から自民党に、高市は日本と北東アジア諸国(特に大嘘つきのあの国)との関係を悪化させるので好ましくないといった圧力もあったのではないかと推測しています。報道も、ハリスの勝利予測一色でしたし、トランプ氏再選が確定した後だったなら愚かな自民党議員の投票先も違っていたのでないかと。
ヒラリーもオバマもバイデンも、つくづく米民主党は日本にとってロクな存在ではないと、勝手に思っております。
北の料理人様
>つくづく米民主党は日本にとってロクな存在ではない
全面的に同意します。
同党には、ウッドロー・ウィルソンとか、FDRとか、ハリー・トルーマンとか、莫大な数の人々を不幸にする才能に抜きん出た先達がいますので、その伝統を規模の大小はあれど、受け継いでいるのでしょう。
高市早苗女史は、幹事長や総務会長などの党三役をやってからではないと総理総裁は、無理のような気がします。ヒラリークリントン元国務長官やハリス前副大統領の二の舞いです。
一口に「政党を支持する」といっても、形は様々あろうかと思います。理念に賛同して積極的に支援活動までする方も居れば、むしろかなり気に食わないが他よりマシなので票を投じるという消極支持の方も。言い方を変えれば、”政党を育てる”と、”政党を選ぶ”という形。育てる気の人は、例えば自民ならば改憲を成し遂げるまではという方も居るでしょうし、選ぶだけの(非常に多くの)方は、もはや票を投じる価値など感じるはずもない。野党は後者を得られずほとんど前者で出来ており、与党は安定した前者に加え後者を獲得した結果与党になれる、そんな構造だと想像しています。
石破自民は、なんとか選んでくれていた後者の人々にかたっぱしから喧嘩を売り、飽き足らず前者までも失望…というか絶望させたと見えます。「石破さえ降ろせばもとの自民党に戻れる!」という見解、聞いたことありませんし。これは岸田前総理からのボディブローと、安倍元総理の喪失といった復元力の消失もあるでしょうが。
高市氏が総理になるのは無理だった論(あるいはやらなくて良かった論)は散々論じられさほど異論はありません。しかし、復元力を維持し、(改憲などのために)政党は育てるものという気概の方を繋ぎ止めることは出来たように思えます。
高市総理を登板させずとも、宏池会・水月会を一掃すれば、結構支持戻るんじゃないかしら……?総理の座を降りたとしても”石破議員”が居続けるだけで、結構な疫病神になると思います。氏は何せ期待感を削ぐので。
岩屋、石破、宮沢、河野、小泉、岸と他にも多数、現在の閣僚全員と前回石破担いだ議員全員放逐できれば、また自民支持しても良い。そんなの不可能でしょ?だから潰すしか無いんです。
潰すの意味が不明瞭ですが、与党を退陣してもらうという意味なら単純にそれも良いかと思います。というか有権者にとっての害が増えれば自然にそうなるでしょう。禊を済ませて出直してくれればまた支持できるかも知れません。
ただ、自民党を消滅させるべきだというのであれば近視眼的です。ぽっと出の論題についてとある程度の方向性ならば国民民主が有望ですし、各々が重視する政策により別の政党に国政を委ねられるというのであればそれも良いでしょう。ただ、結局は自民党には一強だったゆえに”実務家が政策実現のために入る”という他党には一切ない要素があります。彼らを無職にするメリットはありません。また、改憲を堂々と党是として掲げていて地力がある政党も他にはまだありません。直近の経済政策、議員の質、そして長期的な理念とを総合して見る必要があります。それがあまりに悠長で結局は事なかれだという見方もあるでしょうが。少なくとも私はそれら要素は拙速に捨ててはならないという価値観です。
ここらで弱体化して実務家が育つ苗床としてだけ機能してもらい、頃合いを見て有能な議員らが袂を分かち駄目な議員の掃き溜めとするか、あるいは駄目な議員を放逐するか、というような非常に都合の良い流れになれば良いですが。
少なくとも排泄物内閣でなければ、今からでも他の人になって頂きたい。あ、産みの親の前首相は論外ね。
深く考えず義理で入れてしまったが
まさか決選投票で逆転まで行くとは想像もしなかった
嗚呼、後悔先に立たず
な~んてね
>高市氏が石破首相に対しリップクリームを贈ったエピソード
リップの効能が、彼の舌の根に ”強く強く” 効きすぎた説・・。
岸田氏も菅氏も首相として大過無く、経済も外交安保も基本的に安倍以降の路線を遂行し、及第点の首相だったと思います。
しかし総裁選で下らない党内の権力闘争から石破を推し、現在の自民党の衰退となっている。
この二人は人物評価として100点満点で50点減点ぐらいのゴミムーブをやっちまったと思います。
首相として60点70点だとしても、石破推しで10点20点まで堕ちたと思ってます。
本当に下らない、正に今の自民党の衰退を表している、コップの中のチンケな権力闘争。
自民党内で誰も「挙兵」しないなら、堕ちるところまで堕ちるしか無いでしょうね。
ただ政治について無知な人達が自民への批判票の先として、自民以上に悪い所しか無い立憲に向かない事だけを願っています。
>もしも高市氏が自民党総裁に選ばれ、総理に就任していたら、いまごろどうなっていたのか。
岸田政権で自民からは支持が離れていましたけど、総裁交代を機に底打ちして回復していたと思いますよ。総選挙もやった上で議席は維持してたと思います。今となっては「岸田政権は支持下落過程の踊り場」になってしまいましたけど。
上が変われば自民党は変わると思います。なぜなら、自民党凋落のきっかけを作った岸田・石破両氏は、安倍政権時代にも自民党にいたんですから。気に入らなくても選挙で選ばれた総裁を党を挙げて支える、ってのが自民党の強さでもあると思うんですよね。
逆に、正当なプロセスで選んだ代表に、気に入らないからと言って敬意も払わない政党は逆にまったく信用できません(どこかの立憲党のことではなく一般論です)。そんな党に民主主義は実践できないと思います。
高市氏なら自民党をまとめられるかというと分かりませんけど、勝ち筋としては選挙に強い自民を継続することで降ろしを封じるところでしょうか。
高市氏の発言はメディアが封じてきましたが、総理記者会見はメディアも扱わざるを得ない。志のない2代の総理と違って、彼女の発言は人を説得する力があるので、露出が増えれば自然と支持は広がる気がします。
「裏金」みたいなキャンペーンが始まると厳しいかもしれませんが。
ただ、今から参院選で自民が惨敗し、石破退陣からの総裁選を経て首相就任した場合はどうでしょうかね。失った有権者の信頼(借金)を回復するところから始めなければならないので。