星新一氏の短い小説を「ショートショート」と呼ぶならば、140文字ツイッター文学は「ショートショートショート」とでも呼べばよいのでしょうか。たった140文字の文学の奥深さには、なかなかに驚きます。
小説の世界に「ショートショート」というジャンルがあります。
もともとは「ごく短い小説」という意味ですが、日本でこのショートショートの大家といえば、なんといっても星新一氏(1926-1997年)を挙げざるを得ません。星新一氏は生涯に1001編のショートショートを発表するという偉業を達成しているのですが、読み始めると止まらない独特の面白さは癖になります。
ちなみにこれらのショートショートの一部は漫画化もされており、『親しげな悪魔』や『宇宙からの客』、『午後の恐竜』、『空への門』などが発売されています(もしかしたらお住まいの地元の図書館でも収蔵しているかもしれませんので探してみても良いかもしれません)。
また、ショートショートといえば、星新一氏に限られません。
個人的にはSF作家の眉村卓氏(1934-2019年)のショートショートもずいぶんと読んだクチですし、新井素子氏(1960-)の小説も興味深い、などと思う次第です(ちなみに新井素子氏は現在でいう「ライトノベル」または「ラノベ」の草分け的存在なのだとか)。
ただ、こうしたショートショートは、もともとは「ごく短い小説」という意味合いだったようですが、星新一氏らの「400字詰め原稿用紙数枚」という形態よりも、さらにさらに短い小説が、最近、流行り出しているのかもしれません。
Xが「ツイッター」と呼ばれていた2009年に刊行された『Twitter小説集 140字の物語』がその草分け的な存在かもしれませんが、現代社会だと出版という形態をまたず、直接、ツイッター(現在のX)をフォローしても良いのかもしれません。
…。
星新一氏の小説が「ショートショート」なら、さしずめこれらのツイッター文学は「ショートショートショート」、でしょうか?(笑)
View Comments (9)
いいですね。私も星新一先生のショートショートに、若い頃沼りました。
あちらでは、パーティー・ジョークでしょうか。
有名なものを一つ、ご紹介します。
「ミニスカートは男を紳士にする。誰も先にバスに乗り込む奴はいない」
ノンステップバスなんて無い頃の話でしょうね。
日本における三大ショートショート作家は
ショートショート(という名称)を日本に紹介した
都筑道夫
普及させた
星新一
病の妻に1778篇を捧げた
眉村卓
かと思います
ショートショートやライトノベルは明確な定義がないため異論はあるかと思いますが
私的にはジュブナイルからの発展・拡大だと思うので草分け的存在は
筒井康隆・眉村卓にあるのではないかと思います
「140文字小説」はジョーク的な感じがします
日本には17文字(俳句・川柳)34文字(短歌)の文学が存在するので特に驚くことではないかと思います
※敬称略
>140字
いつも、街角で見かける不思議なカンバンの数々。
その最たるものが駅前に残る寂れた建物のそれだ。
かつては、大きな食品工場でもあったのだろうか?
かすかに読みとれるのは「ぱ・ん・こ」の三文字。
私は小さい頃からの疑問を解消すべく、母に聞く。
母曰く、消えたのが「ぱ」の字で無くて良かったと。
・・。
*う~ん。難しい。140字は、微妙な文字感ですね。
画の無い2コマ漫画 的な
5chのワッチョイを見て初めて知ったのですが、今日は「アンパンの日」だそうですね。(笑)
<あんぱんの元祖> 4月4日は「あんぱんの日」
https://www.kimuraya-sohonten.co.jp/anpan0404
明治8年4月4日。
東京向島の水戸藩下屋敷を行幸された明治天皇に初めて酒種桜あんぱんを献上した日。
「404 not foundの日」という諸説もあるようです。
ええ、本記事の投稿時間からスレ違いではないと思っています。(笑)
040404040404
(ここだけのおはなし)
招かざる客?への釣り銭が404円だった時の爽快感・・!
星新一とはまたジャンルが違いますが、山本弘がお亡くなりになったそうな。
本業もさることながら、トンデモ本という楽しみ方を世に知らしめた仕掛人の一人で、博識な方でした。