日韓諸懸案の本質は「日韓問題」でなく「韓国問題」だ

岸田文雄首相の脇の甘さには驚くことが多いのですが、それ以上に驚くのは、日韓諸懸案を巡り、韓国メディアが「日本が譲歩する形での問題解決」を提唱し続けていることにあります。昨日は北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、岸田首相が韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領と電話会談を行いました。これに関連し、中央日報には今朝、「安保協力を通じて信頼を醸成し、関係改善につなげよ」とする社説が掲載されたのですが…。

日韓電話首脳会談

北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したことを受け、昨日は岸田文雄首相と尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領が電話で会談を行いました。これについては岸田首相が昨晩、記者会見に応じており、その様子が首相官邸ウェブサイトに掲載されています。

尹韓国大統領との電話会談等についての会見

―――2022/10/06付 首相官邸HPより

岸田首相は尹錫悦氏との間で25分間の電話会談を行い、北朝鮮の弾道ミサイル発射などを巡り、つぎのような趣旨の内容を述べました。

  • 我が国・地域あるいは国際社会の平和と安定に対する深刻な挑戦であるという認識の下で、日本と韓国共にこうした行為を強く非難することで一致し、日米同盟・米韓同盟の抑止力・対処力の重要性、さらには日米韓の安全保障協力の重要性も確認した
  • 日韓関係の様々な課題については、ごく短いやり取りはあったが、会談のほとんどは、この北朝鮮をめぐるやり取りだった

あたり、当ウェブサイトも含め、世の中には岸田首相の日韓諸懸案に関する認識が従来の日本政府の立場と比べて後退しているのではないかとの疑念があることは間違いありません。

ただ、今回の北朝鮮問題を巡る岸田首相の「日韓・日米韓連携が重要だ」、などとする認識は、前任者でもある菅義偉総理、さらにその前任者である故・安倍晋三総理のころから何度も出て来ていた表現ではあります。

北朝鮮の核・ミサイル・日本人拉致といった無法行為に対処するうえで、現実に日韓・日米韓連携が有益かどうかという論点を脇に置くならば、いちおう、岸田首相のこの発言は、従来の日本政府の認識を踏襲したものと考えておいて良いでしょう。

脇の甘さが目立つ岸田首相の危なっかしさ

ちなみに記者団から「韓国と今後どのように関係改善を図っていくか」について尋ねられ、岸田首相は次のように答えました。

日本と韓国、二国間関係については、様々な課題は存在いたしますが、こうした北朝鮮問題等の様々な課題を考えますときに、1965年の日韓請求権協定以来積み重ねてきた友好関係に基づいて、未来志向で関係を発展させていくことは重要であると思います。そのために先日の国連総会における尹大統領とのやり取りの中でも、外交当局間で、こうした課題について今やり取りを行っているわけですが、そういった課題に向けて取組を外交当局間でもしっかりと協議を進めていく、議論を進めていく、こうしたことを促していく、こうしたことでは首脳間で一致したということです。是非、こうした取組を通じて二国間関係、未来志向で考えていきたいと思っています」。

相変わらず脇の甘さが目立つ、危なっかしい発言です。この発言、従来の日本政府の立場を踏襲しているかにも見えますが、やはり細かいところで表現が微妙に後退しています。そもそも日韓諸懸案自体、外交当局間で「協議」すべき代物ではないからです。

二重の不法行為

この点、「日本政府が諸懸案の解決を韓国政府に働きかける」、というのであれば、まだ話はわかります。

しかし、くどいようですが、日韓諸懸案の数々、その本質はいずれも韓国の日本に対する「二重の不法行為」――すなわち、「①韓国がウソ、捏造、歪曲に基づいて日本の名誉と尊厳を貶めていること」と、「②法的に根拠がないこと(たとえば謝罪や賠償など)を要求していること」にあります。

日韓諸懸案を巡る韓国の「二重の不法行為」とは:
  • ①韓国側が主張する「被害」の多くは韓国側によるウソ、捏造のたぐいのものであり、最終的には「ウソの罪をでっち上げて日本を貶めている」のと同じである
  • ②韓国側が日本に対して要求している謝罪や賠償の多くは法的根拠がないか、何らかの国際法違反・条約違反・合意違反などを伴っている

(【出所】著者作成)

したがって、これらの諸懸案を「解決」するためには、基本的には韓国が「ウソをつくのをやめて法を守る」以外に選択肢はありません。

いや、もちろん、韓国の「二重の不法行為」を日本が「なかったこと」にして韓国に歩み寄る、という選択肢を主張する勢力もあります。例の「ウソツキ外務省」(『ウソつき外務省:「佐渡金山登録で米韓との関係悪化」』等参照)を筆頭に、日本国内でも韓国への譲歩を主張する声が存在することは間違いありません。

日本が韓国に譲歩するのが不可能な理由

ただ、いくら外務省やオールドメディア「日本が韓国に譲歩しなければならない」という雰囲気を醸成しようとしたところで、現実に日本が今すぐ韓国に歩み寄れるかといえば、そこはかなり難しいでしょう。韓国が犯してきた不法行為が、あまりにも深刻過ぎるからです。

自称元徴用工問題の場合だと、韓国の言い分を認めたら、1965年の日韓基本条約・日韓請求権協定に違反する状態を日本自身が間接的に是認したことになりかねませんし、場合によっては「1910年の日韓併合条約自体が無効だった」とする韓国の荒唐無稽な主張にも影響が及びます。

極端な話、韓国はサンフランシスコ講和条約などに基づく戦後国際秩序そのものを覆そうとしているのであり、日本が自称元徴用工判決における韓国側の立場を認めた場合、その戦後秩序の破壊に日本自身が加担することになります。

また、火器管制(FC)レーダー照射事件についても「なかった」とする韓国側の主張を認めたら、日本では「現場の自衛官が外国から攻撃を受けても政府は守ってくれない」という不信感につながりますし、諸外国から見たら「日本に攻撃を仕掛けても良い相手国だ」という評価が確立するかもしれません。

FCレーダーを照射してきた相手国は韓国でしたが、これは明日のロシア、明後日の中国かもしれません。極端な話、自衛隊の哨戒機が日本の領海上でロシア軍機に撃墜される事態が発生したとしても、ロシアとしては韓国の真似をして、徹底的にしらばっくれれば良いのです。

このように考えていくと、日韓諸懸案で韓国に一歩でも譲ることが、日本の主権国家としての立場を崩すことにつながりかねないという意味で、残念ながら、日本に譲歩できる余地は皆無なのです。

中央日報社説「安保協力を関係改善につなげるべき」

ただし、韓国メディアの側は、そうは考えていないようです。

韓国側のいう「関係改善」とは、たいていの場合、韓国側の無法行為をそのままにして、日本が韓国に対して譲歩することを意味しているのですが、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に今朝掲載されたこんな社説を読むと、おもわずのけぞってしまいます。

【社説】韓日首脳の安保協力共感、関係改善につながるべきだ=韓国

―――2022.10.07 06:44付 中央日報日本語版より

中央日報は先月21日のニューヨークでの略式対面会談に続き、2週間ぶりに日韓首脳が電話で懸案を話し合ったこと自体が「文在寅(ムン・ジェイン)政府時代に悪化した両国関係が徐々に改善の手順を踏んでいるという肯定的なシグナルだ」、などと述べます。

当ウェブサイトで「岸田首相が安易な首脳会談に応じてはならない」と申し上げてきた理由は、ここにあります。

たしかに文在寅(ぶん・ざいいん)前大統領は、2019年12月に安倍総理との首脳会談を行って以降も、何度か日韓首脳会談を画策しましたが、脇の固い安倍、菅両総理の時代には、首脳会談は結局、一度も実現しませんでした。

しかし、この中央日報の社説の記載でもわかるとおり、岸田首相が先月、日韓首脳「会談」(※日本政府流にいえば「懇談」)に応じてしまったことで、「日本が韓国との関係改善に前向きだ」、などとする解釈が勝手に独り歩きしているのです。

ただし、この中央日報の社説全体を貫く論調自体は、普段の韓国メディアの主張と大して変わりません。

要するに、「北朝鮮やロシアなどの核兵器使用の可能性を踏まえた韓日安保協力が大事だ」、とする主張ですが、言い換えれば、「日韓諸懸案はなかったことにして、日本は韓国の安全保障に協力しろ」、という意味でもあります。

日韓諸懸案は「日韓問題」ではなく「韓国問題」だ!

そのうえで、この中央日報の社説には、韓国メディアにありがちな、こんな記述もあります。

安保協力が円滑かつ緊密に行われるためには、悪化した関係改善と信頼回復が欠かせない。文在寅政府時代、軍事情報保護協定(GSOMIA)破棄の一歩手前まで進んだように、二国間関係の葛藤が安保協力にまで影響を及ぼしてはならない」。

信頼回復も何も、信頼を踏みにじったのは韓国の側です。また、GSOMIA破棄を持ち出したのも韓国の側であり、そのきっかけを作ったのは日本ではなく、韓国です。

しかも、岸田首相が今月3日の所信表明演説で、韓国を「国際社会の多様な課題に対応する際に協力すべき重要な隣国」と述べたことに関連し、中央日報はこう述べます。

これは今年1月、国会で『重要な隣国である韓国に対して適切な対応を強く求める』と述べたことに比べれば、かなり前向きな変化だ」。

両国関係には強制徴用問題という大きな障害が残っている。韓国政府は、国内被害者の法的権利を尊重すると同時に、日本政府および関連企業が同意できる解決策を作っていく過程にある」。

要するに、韓国の大法院が2018年10月と11月に下した違法な判決をそのままにして、自称元徴用工との「法的権利」とやらを尊重せよ、と述べているわけであり、端的にいえばお話になりません。

くどいようですが、日韓諸懸案は、「日韓問題」ではなく「韓国問題」なのです。

そのことを、ゆめゆめ忘れてはならないことは言うまでもないでしょう。

読者コメント一覧

  1. 七味 より:

    あたし自身は、韓国とは関わりを持たないのが良いって思うから「関係改善」ってのは、官民ともに今以上にれ疎遠になることだと思っちゃうのです♪

    というと身も蓋もないから、も少し一般論で・・・・・
    国同士の関係って、全てを認め合うみたいなことにはならないと思うのです♪
    課題毎に、あっちでは手を握って、こっちでは殴り合ってってのが、当たり前のことだと思うのです♪

    だから、韓国の報道での関係改善ってのが「日本が韓国の主張をすべて飲む。韓国が困ってるときは日本は何がなんでも助ける」みたいな状態を指向してるみたいに思えるが、とっても気持ち悪いのです♪

    1. 七味 より:

      ↑個人的な感想文で、全然一般論になってないのです♪
      m(_ _)m

  2. はるちゃん より:

    > 是非、こうした取組を通じて二国間関係、未来志向で考えていきたいと思っています」。

    未来志向で考えて、どのような対応になるのでしょうか?
    この発言を聞いて、韓国人は、日本が解決策を考えてくれると期待するでしょう。
    日本の保守層は、無法行為に毅然とした対応が出来ない情け無い首相にガッカリするでしょう。
    岸田首相の意味不明で曖昧な発言は、日本に譲歩の余地が無い以上、両国の国民を愚弄するものであると言わざるを得ません。
    大丈夫ですかね、この方。

  3. Sky より:

    昨日今日と国会の放送をバックに流してるのが、野党の長々と続く国益とは無関係の質問時間を耐えしのぎ返答する、というのは、真っ当な精神を持つ者、特に将来の国益に対しビジョンを持つ者にとっては、貴重な自身の時間の浪費以外の何物でもなく苦痛な時間であると推察します。
    岸田さんの凄いところは、その苦痛を微塵も見せず無難にこなすこと。
    一見危なっかしく見えますが、「のらくら力」は大変非凡であり、なかなか大失敗はしない気はします。こののらくら力で、周りを煙に巻きながら憲法改正できれば大したものですが。
    ついでに記すると、世耕さんの質問は大変良かった。思わず仕事の手が止まり聴き入ってしまいました。

  4. 三多摩野人(旧HN韓国紙への辛口コメンテーター) より:

    案の定というか、中央日報では「ミサイル発射に驚いた日本側からの要請で行われた電話会談だ」とする記事が出てますね。
    日本から言ってきたからウリ達の立場が上ニダ、言うことを聞かせるニダ・・・に続けたいのがミエミエです。馬鹿でもわかる流れだろうに、本当に岸田は脇が甘いですね。

    1. そばーしゅ より:

      ミサイル発射に驚いた日本>>

      確かに驚きましたです、はい。 まさかミサイル撃った自分の上に落としてくれるとは、お天道様もビックリです。 夜間だったけど・・  ちな、アタマの上に落ちたのは「玄武2」ロシア製イスカンデルをベースにした韓国製。 米軍と韓国軍が2発づつ撃ったエータクムスは全弾成功した模様です。

  5. ダージリン より:

    日本人は、面倒なしつこい相手だと状況を悪化させないように、ある程度のところで妥協するというか、折れるところがありますよね。韓国人は日本人の気質を研究し、完全に、そこに付け込んでいます。今後も何度もしつこく言ってくるでしょう。韓国、北朝鮮、中国に対しては、面倒でも決して中途半端に妥協してはいけません。さらに悪化するだけです。

  6. 農民 より:

     普通は、安保協力や経済協力の利を得るために、関係を良くしておくものだと思います。安保協力を使って関係改善とかアタマダイジョウブカナって感じです。日米からしたら安保協力を毀損しないのであれば、関係(感情)なんてどうだって良いですから。輸出管理適正化もそう。ちゃんとしてさえくれれば関係なんてどうでもいい。むしろ薄まった方が良いまである。
     完全に手段と目的が入れ替わっています。首脳会談病とかノーベル症とか、似た事例の枚挙に暇がありませんが。ところでなんでgoogle日本語入力はノーベル症が一発変換できるんだ。
     まぁ日本の過去の外交も逆パターンでこれに当てはまっていて、仲良しこよしするためだけに利を捨ててきているのだから、むしろこちらの方が悲惨ですが。

    1. 匿名 より:

      農民様

      このコメントには、唸りました。そして、人間関係の基本を思い出しました。
      農民様は、こういう所を冷徹によく見ておられますね。

      人間同士、必要以上にベタベタするのは、良くないですよね。
      日本人って、必要以上に仲良くしなきゃならない、困った人は頼まれなくても助けなくてはならない、みたいなメンタリティーがあったような気がします。
      日本企業でも、家族主義みたいなのをやっているのがいい企業だとか。

      >>>日米からしたら安保協力を毀損しないのであれば、関係(感情)なんてどうだって良いですから

      全くその通りです。
      人間関係もそうです。お互いの必要な利害関係を冷静に考えて付き合っていれば、トラブルもストレスも最小限に出来ます。

      但し、親友というのは、付き合っているだけで、楽しいという利の中でも最高のものがお互いに得られるというか感じられる、全く別格の存在です。
      ですから、親友は、人生で、一人か二人くらいしか出来ないと言われます。

      所が、誰とも、親友の如く付き合うのが、良い事だみたいな事を宣う、きっと親友が一人もいない輩がいます。

      こういう輩は、基本的に自分の心が寂しい、そこで、わたしは困っている、なんて聞こうものなら、スワッ、直ぐに助けましょう、皆さん、と、自分の心の寂しさを紛らわせるために騒ぎ出します。

      スワッ、直ぐに、スワップって、落語じゃないんだから。

      人を助けるのは、ほどほどに、とか、身の程知らずの人助けは、身を滅ぼすとか、昔から言われています。

      「情けは、人の為ならず」の現代版の解釈は、これからの日本人は少し身に着けなくてはならないことかも知れません。「情けは、人の為にならない」
      日本政府は、最近やたらと、「自己責任」とか言って国民に冷たくなりつつあります。
      本当にこの方針を向けるべき相手は、誰でしょうか?

  7. 名無しの権兵衛 より:

     岸田首相は、尹錫悦大統領との電話会談後、「是非、こうした取組を通じて二国間関係、未来志向で考えていきたいと思っています」と発言しました。
     これは、就任直後の所信表明演説(2021年10月8日)で述べた「成長の果実をしっかりと分配することで、初めて次の成長が実現する『新しい資本主義』を実現する」、「すべての閣僚が国民と車座の対話を重ね、国民のニーズに合った行政を進めているか徹底的に点検する」や「被爆地広島出身の総理大臣として『核兵器のない世界』を目指す」と同じ美辞麗句で、決して実現しないものだと思います。
     そして、美辞麗句を好む理由としては、誰かが広島のお好み焼き屋の主人の話として紹介していた「いい人なんですが、お坊っちゃまなんですよ。」というのが当たっていると思います。
     まあ、いろいろと耳当たりの良い言葉は出てきますが、実現することは無いと思います。 

    1. はにわファクトリー より:

      オバマ元大統領も美しい言葉に自己陶酔する傾向が強かった。岸田文雄首相は何がやりたいのかよく分からない。合格したい、認めてもらいたい、褒めてもらいたいが人生の最終目標でないかと当方は疑わしくてしょうがありません。菅前首相による心情吐露は日本国民の心を大きく動かしましたが、首相どのとの心理的乖離はこのまま広がる一方ではないでしょうか、いくらお支給金をばら撒いても。

      1. 匿名 より:

        >>>何がやりたいのかよく分からない。合格したい、認めてもらいたい、褒めてもらいたいが人生の最終目標でないかと当方は疑わしくてしょうがありません。<<<

        これは、凄く感じますね。この方の顔を見ると、何で、政治家になったのかな?、何をやりたいのかな?、という疑問符が出て来ます。

        政治家は家業だったから、親や親戚からの雰囲気で何も考えず疑問も持たずに、ただただ、「聞く力」を養って、周りの声に違わない事をやっていこうとして来たのか?
        その同じ事を、今、長男にもやらせようとしているのでは?

        まあ、それは、それぞれの家庭のことだから、周りがとやかく言う事では無いです。

        が、そのような事情を持った人が、一国の指導者として、何が出来るのか?

        ご自分で、良く考えていただく、か又は、周りの声なき声から、聞き取っていただきたいものです。身を引く、という選択肢も含めて。

        1. 匿名2 より:

          まったくです。こんな無能ボンクラが簡単に総理になれる日本は、もう終わっています。この政治家はロシアのウクライナ侵略とか本当のところどう感じているのでしょうね。この機に及んで、核のない世界の実現とか、それ、今、日本が言うべき時か。林みたいな人間を外相にし、未だ媚中外交。何を考えて政治やっているのでょうか。本来ならロシア、中国の脅威が表面化してきた今、日本の存在をアメリカに強く知らしめるチャンスだと思う。憲法改正だってスパイ防止法だって自民党過半数でゴリゴリ進められるチャンスだと思う。そんな貴重なタイミングと時間が無為に流れている。失われている。あとで日本がこのことを後悔するような時がこないよう祈っています。

          1. 匿名 より:

            匿名2様

            本当にそうですね。
            このご返信を読んで、焦燥感が増して来ました。

  8. 伊江太 より:

    国内経済の困窮を他所に、このところ湯水の如くカネを費消する形でミサイル発射を繰り返している北朝鮮。あれは製造そのものへのサポートに加えて、金主となってくれている国がなければ、まず無理だろうと思うんですがね。どこがって言えば、まあ、中国、ロシアでしょう。

    対日、極東米軍への牽制としては、自らがやる余裕はないけれど、今は是非ともやっておきたいと考えるなら、北朝鮮というのは、まず打って付けのはまり役なんじゃないかと思います。やたら自尊心が強く、誰に助けも借りねえなどと粋がってはいるものの、中露の援助なしには立ちゆかないのが現実。しかも、ここまで関係をこじらせてしまった後では、日米などと裏取引をして、寝返ったりできる状況にはない。

    しかし、こういう牽制ないし挑発をやって、一体どういう効果を期待しているのか、そこのところが不明ですね。政治経済的、軍事的圧力の方向が、中露ではなく、例え一時的にでも北朝鮮に向いてくれることでも期待しているんでしょうか。

    これだけ日本への敵意を露わにし、かつ力のある国なら領土的野心をもつのが当然と思い込んでるような相手と対抗するには、米国との同盟関係の一層の強化はもとより、自国の防衛力、はっきり言えば、つまらん手出しをすれば火傷するぞと躊躇させる程度の、敵基地攻撃能力の整備は待ったなしでしょう。

    日本の防衛力の強化は韓国の最も忌み嫌うところです。また日本有事の際、在韓米軍の戦力を動員するとなったら、多分全力を挙げて妨害に掛かるでしょう。対北朝鮮というお題目で、こんな国を相手に連携強化を図るなんて、考える方がどうかしていると思うのですがね。

    1. 匿名 より:

      >>>対北朝鮮というお題目で、こんな国を相手に連携強化を図るなんて、考える方がどうかしていると思うのですがね。

      「こんな国」の中身は、その通りだと思います。伊江太さんのコメントを読んで、イザと言う時に当てにならない相手と組むなんて、正気の沙汰とは思えない気持ちになって来ました。
      本当に、日本は何を考えてこんな国と付き合って来て、更に、これからも付き合おうとしているのでしょうか?
      真面目に考えてみる必要があることに、気が付きました。
      核心を突いた分析ですね。

      ただ、「対北朝鮮」というお題目ではないように思います。
      やはり、「対中露」ではないかと思います。
      北も南も、対中露の緩衝帯ですし、日本は、対中露の前哨(基)地です、米国から見れば。
      「アチソンライン」が、米国のアジア戦略の基本です。
      それが分かっているから、中国は、そのラインを動かそうよ、と米国に提案していました。
      そのラインは幾つか提案しているようですが、日本の中央構造帯を分割ラインとしている提案もあるようです。

      ですから、日本も自国を強くするしかないのです。

      「国葬で、国論を二分」なんて、論点にする必要も無いことで騒いでいる場合じゃない事態は、昔からあったし、今は愈々緊迫しているのですが、ね。
      マスコミも、もっと本当に勉強して欲しいです。

  9. 匿名 より:

    「良くも悪くもお坊ちゃん」と評される人柄の「悪くも」の面が岸田首相の判断には多いと思います。それを引き締めていらっしゃったのが故安倍元総理だったと思います。
    今の総理の周りにどのような方がいらっしゃるのかは不透明ですが、せめて自民党の党としての意見を無視しないのは最低限守って欲しいです。素人目ですが「当たり障りのない」判断ばかりで、長期的に結果を台無しにしそうなことが続いていそうです。

  10. より:

    韓国人にとって、人間関係でも国家関係でも、唯一理解できるのは”上下関係”だけです。なので、上下関係を確定し確認しないと不安で不安でいてもたってもいられなくなるのです。そして、韓国式世界観では、上位者は常に正しく、道徳的にも優れており、正義を体現しているということになっていますので、下位者が上位者に唯々諾々と従うのが”あるべき姿”となります。ゆえに、下位者が口答えしたり、反抗したりなどしようものならば、殴りつける権利があり、むしろ殴りつけることが上位者の責務であるとすら見做されているようです。
    さて、骨身にまで刻みつけられた朝鮮式朱子学的世界観により、韓国から見て、中国は絶対的な上位者であり、日本は絶対的な下位者ということが、改めて考えるまでもなく、説明するまでもない”常識”として韓国人の思考の基底にあります。それゆえ、日韓間で懸案が生じた場合、韓国の主張は絶対的に正しく、日本の主張は絶対的に間違っているという考えが、まず大前提として存在するのです。なぜならば、韓国が上位者であることは動かしがたい”事実”である以上、必然的に日本の主張は劣ったもの、間違ったものでなければなりません。この構図を崩してしまうことは、韓国人にとっては、世界が崩壊するほどの一大事であり、可能性を考えてみることすらしないでしょう。要するに、「日本が間違っている。なぜならば、日本は下位者だからである」ということです。

    上記は多分に誇張し、戯画化していますが、このように考えておくと、韓国の奇天烈な主張に一々驚かなくて済むようになります。むしろ、今回新宿会計士様が紹介されたような主張は、上位者としての体面を喪わない最大限に譲歩した表現だとすら言えるかもしれません。残念なことに、韓国には有無を言わさず日本を殴りつけるような力がありませんので、上位者としての責務を果たせないという不本意な状況にありますが、せめて体面を保つため、不届きな日本に下位者としての務めを果たすように促している(つもりな)のです。
    結局のところ、アレが(上位者としての)韓国にできる最大限の譲歩(のつもり)なので、これ以上に踏み込んだ見解は今後とも出てこないでしょう。出したりなんぞしたら、韓国では「上位者としての責務を投げ捨て、世界秩序を破壊する大罪人」として糾弾されますので。

    1. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

      貴兄のコメントがそうだとは言いませんが、或るパターンを思い出しました。
      よく韓国側の論調として「韓国人の考え方は日本人とは斯くの如くことなる。彼らの思考によればこうなる。従って日本人は韓国の思考方式を理解しなければならない。( 理解した上でお互い歩み寄らねばならない)」というパターンを見かけます。最後の()内はあからさまに言うと日本人の反発を招くのを考慮して「未来志向で話し合おう」と言い換える方が多いかもしれません。
      上記論法に一部の迂闊な日本人がその通りだと同意することがあるため、韓国側は繰り返し同じ論法で来ますが、大部分の日本人は韓国人の思考様式を理解はしても、それとは関係なくダメなものはダメなのだと教育されています。そしてその価値観は韓国以外の多くの先進国で諸国で共通のものです。普通の日本人(えらく定義が曖昧ながら)であれば、「韓国人こそ多くの国で共有されている価値観を知り、思考様式が異なるから自分達を特別扱いしてもらえると思うのが誤りであると学ぶべき」、という所に帰結する筈が、貴兄のコメントは韓国式思考法に近い匂いを感じます(あくまで個人の感想)

      1. より:

        敵を知り己を知れば百戦危うからず。
        おそらくあなたは敵を知る必要などないとお考えなんでしょうね。

        1. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

          「敵を知る必要などない」と何処に書いていますか。主題をそらせてはいけません。「韓国人の思考様式を理解はしても」と書いています。ここで言っているのは例え相手を知り尽くしたとしても、理解することと手を取り合う事とは別であるということです。

          1. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

            書き忘れてしまった。「敵を知る必要などないとお考えなんでしょうね。」とは、まったく相手を理解しようとしない韓国に贈る台詞と違いますか。

    2. 匿名 より:

      竜様

      竜様の熱意の籠ったコメントを拝読しながら、恐縮なのですが、韓国の考え方なんて、日本にはどうでもいいのではないのでしょうか?

      基本的に、誰が、どのような考え方で生きていようとも、それはこちらにとっては、どうでもいいことです。
      他人の考え方なんて、自分の人生には基本的に関係ありません。

      但し、相手がお客様のように自分に利益を与えてくれる人や、自分に影響力のある人で、その人の一声で自分の昇進が決まるとか、という自分にとって利益を与えてくれる人であれば、懸命にその人の考え方を調べた方がいいでしょう、その方が得られる利益が大きくなる可能性があるからです。
      また、家族・友人・恋人など、利害以上の関係のある人も、その人の考え方や気持ちはとても大切ですから、理解して付きあった方がいいですね。

      さて、ここまで、前提を書いて来ましたが、隣国は、以上挙げた例の中のどれに該当するでしょうか?

      はっきり言って、こちらに世話を掛けさせ、その上迷惑を掛けるだけの相手の考え方を、一々理解しようとするでしょうか?
      単に付き合わなければいいだけですし、迷惑の度が過ぎるようなら、それなりの強い対処が必要だな、と考えるだけでしょう?
      結論は、距離を置くことを考えるだけです。さらには、自分の視界に入ってこないようにするだけです。
      どうして彼は、そんなことをするのか、何故そんな考え方をするようになったのだろうか、何か生い立ちに問題があるのだろうか?と深く考えるものでしょうか?
      勿論、カウンセラーや福祉士であれば、それを考えて上げるのは仕事ですから、それをするでしょう?
      しかし、日本は、国家として、国際的カウンセラー業や国際的福祉業はやっていません。そんなお金を貰ってもいません、寧ろ理由もはっきりしないお金を上げています。

      済みません、竜様の熱意が籠っていればいるほど、このように考えてしまいます。
      ですから、かの国の考え方を理解する気持ちにはなりえません。

      1. パーヨクのエ作員 より:

        匿名のコメント主様

        >かの国の考え方を理解する気持ちにはなりえません。

        気持ちは理解しますし、拝読すると論理的思考能力は当方よりも十二分に高いと思いますが、国際社会のsecurityを論ずる場合は「相手を深く知ろうとしない」ことは「もったいないです。」
        日本人が論理的思考能力で弱い分野はsecurityやintelligenceの部分であると良く言われますが、どちらも「相手を深く知る」前提で無いといけませんが、日本人は「相手の影響を完全に排して」相手を深く知る事が苦手だと思います。有名な元駐韓大使の随所に韓国への愛を感じさせる発言などがその証拠です(笑)。
        高級官僚になれる逸材たちでもそのような訓練を高等教育の場で実施していないからです。
        相手は嫌いだ。だから自分がやりたい様にやるでなく、相手ならば自分の弱みを狙ってこうする。だからこうするほうが良い。という読みに応じて適切な行為を論ずるには

        「相手や周りを深く知って損はありません。」

        龍様や当方の様に「韓国は序列絶対社会」という議論が「正しいかどうか他の情報と検討して」貴殿が「深く知った韓国」がどう行動すると想定して日本の国益のために「こうすべきである」と議論する方が議論の質があがると思います。

        以上です。駄文失礼しました。

        P.S 何で東京大学等の旧帝大でSecurityについて学部学科を専門に分類して学問しないのでしょうかね?(笑)

        1. パーヨクのエ作員 より:

          >どうして彼は、そんなことをするのか、何故そんな考え方をするようになったのだろうか、何か生い立ちに問題があるのだろうか?と深く考えるものでしょうか?

          はい。生い立ちですよ。生い立ち。アメリカと日本というファクターも加えると日本のアメリカへの「復讐を阻止する」ウィークジャパンの観点で「アメリカが全てわかった上で」戦後に日本の上位に「韓国を置いた」からですね(笑)。
          韓国はその前例に乗っかかっただけです(笑)。
          米軍が手を出さなかった竹島の韓国による実効支配はその最たるモノです。日韓基本条約も似たようなモノです。

          おそらく岸田文雄のようなアメリカに役立たずのシャッポを置いたままだとウィークジャパンの為の重石として韓国が「又役立つ存在」になりますよ(笑)。きっと。

          日韓関係は韓国問題だけでなく、「日米関係における日本のアメリカへのお役立ち問題でもある」のです。

          以上です。駄文失礼しました。

        2. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

          同感です。太平洋戦争時に日本は鬼畜米英の外国語禁止などあまり意味のないことを行いましたが、逆にアメリカは徹底的に各分野の日本研究を行いました。日本人の言う「相手を理解」とは多分に価値観と倫理観まで混ざった情緒的な意味で捉えている人が多いようです。

          1. F6F より:

            攻撃型原潜#$%&〇X 様

            >日本人の言う「相手を理解」とは…情緒的な意味で

            同意します。

            単なるUnderstandでも「理解」ですし、Acceptでも「理解」になります。Understandならやるべし、なのですが、Acceptする必要は毛ほどもありません。
            しかしながら問題は、故意にこの二つを混同する日本人でしょう。

        3. 匿名 より:

          パーヨクの工作員様

          龍様の論調を、相手に同調せよ、というように取りましたので、このように書きました。
          さて、セキュリティやインテリアジェンスという次元の話になれば、またもっと精密な議論が必要かと思います。
          ですから、相手をよく知る、と言いましても、文字の表層的な解釈でやったのでは、インテリジェンスにもセキュリティにもなりません。
          インテリジェンスは、精密且つ緻密なものですから、このコメント欄では、収まりません。それこそ、読者投稿レベルの紙幅が必要でしょう。そうしなければ、群盲象を撫でる、式の部分的勝手解釈になり、その部分的解釈で実行すれば、返って有害な結果を生みます。インテリジェンスには、しっかりとした理論があり、それは体系的なものですので。

          1. パーヨクのエ作員 より:

            匿名のコメント主様

            当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。
            少し返信遅くなりました。すみませんでした。

            >龍様の論調を、相手に同調せよ、というように取りましたので、このように書きました。

            上記の龍様のコメントは今回は起承転結の結が欠けているように感じましたので当方が孫氏の言葉の引用がある事から補足するとこう書くと良かったと思います(笑)。
            龍様のコメントを当方の文責でまとめると

            (起)
            韓国は序列絶対社会である。
            (承)
            これを理解すると異常に見える彼らの言葉に驚かなくなる。
            (転)
            序列絶対の観点からこれ以上日本に妥協する言葉は出て来ない。

            ここまでがダイジェストですが、当方なりにオチをつけると

            (結)
            日本はこれ以上の譲歩が出る事を期待せず、彼らが自分たちが序列の上位であるという認識を韓国に放棄させる目的を以て今後も日米連係中心で行動するべきである。

            国際関係は自力救済主義の当方が付ける場合のオチです(笑)。
            龍様はもう少しマイルドかもしれません。

            intelligenceに対してのご意見は概ね同意ですが、ここは「掲示板」です。より良い議論が出せる範囲で知的活動を行なうと良いと思います。

            オープンソースだけで米軍の行動を予測した「マッカーサー参謀」堀中佐のように着眼点と知的整理次第で真実の良いところに行き着く事は十分可能と思います。

            知的好奇心を刺激する議論が出せれば周りも一緒に議論の質を向上させてくれますし、何より楽しいです。

            先ずは良質な議論を。

            以上です。駄文失礼しました。

      2. エッグベネディクト より:

        アメリカの対日戦において日本文化論である「菊と刀」は有用であったかという視点に似てます。
        現場の米兵にしてみれば、そんなの関係ない話ではございましたが将官はいかがだったのでしょう。
        役に立ったと答える人もあれば役に立たなかったと答える人の両方が存在するでしょうね。

      3. 元ジェネラリスト より:

        日本は距離を置きたいと思っていても、好むと好まざるとに関わらず関与させられることも往々にしてありますよね。
        例えば、日本のEEZ内で勝手に海底調査をしたり、ドイツに慰安婦像を作ったり。

        1. 匿名 より:

          その内、身の程知らず、を知ることになるのでは?

  11. 匿名 より:

    危なっかしいのではなくてバカなのです。
    そもそも岸田と林は解決済みと言わなくなりました。
    どこかで韓国案をのむでしょう。
    そのせいで日韓はもっと酷い関係になります。

  12. F6F より:

    脇が甘いのも、韓国に対するコメントがどんどん後退しているのも、今に始まったことじゃないでしょう。もう随分と前から外務省のHPに掲載された会談・懇談のリリースは「互いに努力する」と読める日本語になってます。

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