岸田首相に不満持つ保守こそ宏池会を狙い撃ちにすべき

果たして岸田首相は政治的指導者として優れているのか、劣っているのか――。こうした論点の重要性もさることながら、私たち日本国民が認識しなければならないのは、自民党政治は基本的に首相の力量だけでなく、派閥の力関係でも決まるという事実です。くどいようですが、岸田首相に不満があるからといって、自民党支持者の方が「自民党にお灸を据える」という判断をすることは控えた方が良いでしょう。参議院は任期が6年で解散がないため、賢明でない投票行動をすれば、政治が停滞するリスクがあるからです。

「自民党にお灸を据えろ!」

お灸を据えられたのは自民党ではなく日本国民だった

「自民党にお灸を据える」、という表現があります。

前回、この表現をよく目にしたのは、安倍晋三総理の下で行われた2007年の参議院議員通常選挙、麻生太郎総理の下で行われた2009年の衆議院議員総選挙あたりだったでしょうか。そして、国民が「自民党にお灸を据えた」結果が「悪夢の民主党政権(※安倍総理談)」だった、というわけです。

(※この「悪夢の民主党政権」という表現が適切かどうかは議論があるところでしょう。現在の日本経済に負荷をかけている主要原発操業停止や再生可能エネルギー賦課金制度の例に見るまでもなく、個人的にはこの「悪夢の民主党政権」という表現だと、むしろ非常に生ぬるいと思う次第です。)

皮肉なことに、オールドメディアの甘言に騙されて民主党に投票してみたら、「お灸を据えられた」のは自民党ではなく、私たち日本国民自身だったことがわかった、というわけですね。

ただ、こうした「自民党にお灸を据える」という動きが、ネット上では最近、再び目立ち始めているように思えてなりません。

これに関連して気になる話題がひとつあるとすれば、今月上旬の『和田政宗議員、「岩盤支持層の離反で自民苦戦」を予想』でも取り上げた、自民党の和田政宗参議院議員が来月の参院通常選挙で自民党の苦戦を警戒している、とするものでしょう。

和田氏の警告:岩盤支持層の自民党離れ

和田氏によれば、安倍晋三・菅義偉政権のころであれば「必ず自民党に投票していた」であろう「20%の岩盤支持層」のうちの「10%弱」が、岸田文雄政権に代わって以降、「自民党支持をやめ」ており、これらの層は「参政党や新党くにもりに投票するか、投票に行かないという行動を取るとみられる」、というのです。

この和田氏の発言、「どうせ自民党に対しわざと厳しい発言をすることで、組織を引き締めるという狙いでもあるのだろう」といった論評をする人もいますし、既存のマスメディアの報道を眺めていても、和田氏のいうような「自民党苦戦」という傾向については、なかなか読み取れません。

先週の『参院選前で内閣支持率軒並み下落』では、「参院選を前に、いくつかのメディアの世論調査では岸田文雄内閣の支持率が前月比下落しはじめている」、とする話題を取り上げましたが、それでも自民党に対する支持率自体は「高止まり」しています。

このように考えると、「和田氏の発言は単なる杞憂にすぎない」、「どうせ自民党は今回も圧勝だろう」、などとする予想が出てくるのも、ある程度は仕方がない話でもあります。

世論調査だけでは投票行動は読めない

しかし、それと同時に私たちが忘れてはならないのは、世論調査だけで選挙結果が読めるわけではない、という事実です。とくに昨年10月の衆院選では多くのメディアが各政党の獲得議席数を読み誤ったことを思い出しておく必要があるでしょう。

改めて和田氏のいう「自民党苦戦」について振り返っておきましょう。和田氏はそもそもメディア調査で「自民党圧勝」と決めつけるのは危険であるとして、こんな趣旨のことを指摘します(文章中の表現は文意を変えない範囲で整えています)。

  • そもそもメディアの世論調査には、メディア不信から世論調査に応じない人・勤務中で答えられない人などの意見が数値に反映されないという特徴がある
  • 立憲民主党、日本共産党の両党の共闘を甘く見てはならない。昨年の衆院選では15の選挙区で自民候補者が共闘候補者に敗北を喫した
  • 昨年の衆院選では、大阪で自民党候補者が小選挙区で日本維新の会に全敗した。今回も1人区で維新が当選に至らなくても、自民党の票を一定数取り込むことが予想される

すなわち、「自民党一強」というのも、その内情はあんがい脆弱なのです。

そのうえ、和田氏は次のように述べます。

岸田政権が『改革』を強く言わないことから、安倍政権、菅政権の強い改革路線を支持していた層が不満を持っており、私が先日お話しした若手経営者からは『岸田政権はアンチ規制改革なのではないか』との疑問も呈された」。

すなわち、規制改革を通じた経済活性化や経済成長を期待してこれまで自民党に票を投じてきた層が「岸田自民党」を見捨てる、という可能性を、和田氏が懸念しているのです。

その結果が、「安倍、菅政権のころは自民党に必ず投票していた20%の岩盤層のうちの10%弱が、すでに自民党支持をやめた」、という和田氏の指摘とつながるのでしょう。こうした認識の上に、和田氏はさらに、これらの岩盤層が岸田政権の「実行力」に不満を持っていると説きます。

『岸田政権は結局何もやっていない』という声は多く聞く。安倍政権におけるアベノミクス、菅政権におけるデジタル化や携帯電話料金値下げ、重要土地利用規制法の成立のように、目に見える実績が岸田政権には無いとの声が上がっている」。

ステルス安倍政権

「岸田政権の成果は皆無」?そんなことはありません

このあたり、当ウェブサイトでは、岸田政権は中途半端ながらも「ステルス安倍政権」のようなものだとする仮説を以前から提示しており(『岸田「ステルス安倍」政権と「FIT廃止・原発稼働」』、岸田政権が「何もやっていない」とする認識は完全なる誤解です。

もちろん、岸田首相ご自身の言動には首をかしげたくなるようなものもたくさんあります。たとえば『岸田首相にお灸据えたいなら自民でなく宏池会へどうぞ』などで取り上げたとおり、シンガポールのシャングリラ会合の基調講演で、いきなり自身の出身派閥である「宏池会」の名前を出したという「事件」もありました。

ただ、それと同時に思い出しておきたい事実が2つあります。

1つ目は、自民党が派閥政治で動いているという事実。そして2つ目は、岸田首相がシャングリラ会合で喜々として持ち出した「宏池会」というご自慢の派閥自体が、自民党内では弱小派閥にとどまっている、という事実です。

自民党の議員はスキャンダルで離党した吉川赳・衆議院議員を除けば、6月1日時点で373人います(うち衆議院が263人、参議院が110人。なお、これには、衆参両院議長や、東京五輪会長就任に伴い昨年離党した橋本聖子氏は含まれていません)。

自民党・各派閥所属の衆参両院議員
  • 安倍派…94議員(衆60/参34)
  • 茂木派…54議員(衆33/参21)
  • 麻生派…50議員(衆38/参12)
  • 岸田派…44議員(衆32/参12)
  • 二階派…43議員(衆35/参8)
  • その他…88議員(衆65/参23)
  • 合計…373議員(衆263/参110)

(【出所】著者調べ)

ちなみに所属派閥別の内訳をよく見ていただきたいのですが、人数だけで見たら頭一つ抜けている安倍派を除けば、4つの派閥はいずれも所属議員数が40~50人前後で「ドングリの背比べ」状態であることがわかります。しかし、衆議院議員の人数に限定していえば、岸田派は32人と第5派閥に過ぎないのです。

岸田派のもっと深刻な問題点は「比例ゾンビ」

さらには、岸田派は衆議院議員32人のうち、比例復活議員が7人、比例単独議員が3人を占めており、これを除くと純粋に小選挙区で勝ち残った議員はわずか22人です。

小選挙区で勝ち残った議員を「選挙区」、比例単独で立候補して当選した議員を「比単」、小選挙区で落選し比例で復活した候補を「ゾンビ」と表記すると、小選挙区を勝ち残った議員はたった22人で安倍派の半分です。

自民党・各派閥所属の衆議院議員
  • 安倍派…衆議院議員60人(うち選挙区40人、比単5人、ゾンビ15人)
  • 茂木派…衆議院議員33人(うち選挙区24人、比単2人、ゾンビ7人)
  • 麻生派…衆議院議員38人(うち選挙区31人、比単2人、ゾンビ5人)
  • 岸田派…衆議院議員32人(うち選挙区22人、比単3人、ゾンビ7人)
  • 二階派…衆議院議員35人(うち選挙区25人、比単2人、ゾンビ8人)
  • その他…衆議院議員65人(うち選挙区51人、比単0人、ゾンビ14人)
  • 合計…衆議院議員263人(うち選挙区207人、比単0人、ゾンビ56人)

(【出所】著者調べ)

もちろん、安倍派は所属議員数が多いためか、比例単独議員、比例ゾンビ議員の人数も他派閥と比べて多いのですが、小選挙区を勝ち残った議員は40人で最多です(もっとも、麻生派は人数のわりに小選挙区議員が31人で2番目に多いという特徴もあります)。

そのうえ、『吉川赳議員の離党問題が岸田派の弱体化につながる理由』などでも取り上げたとおり、セクハラ報道で自民党を離党した吉川赳議員自身も比例ゾンビ(※というよりも、過去にたった1回も小選挙区で勝ったことがない議員)です。

吉川氏に議員辞職を迫らず、離党でお茶を濁したという岸田派の甘さにも呆れます。本来、比例ゾンビはその議員本人の議席ではなく、あくまでも自民党としての議席である、とする考え方からすれば、吉川氏が議員辞職し、名簿下位から繰り上げ当選させるのが筋だからです。

ちなみにその吉川氏は「雲隠れ」してしまっている、とする報道もありますが、これらが事実だとしたら、派閥の「会長」である岸田首相ご本人に対しても、自民党内で不満がたまる要因となるでしょう。

余談ですが、岸田首相自身が首相に就任しながらも宏池会の会長の地位に留まっているという点も、なんだかよくわかりません。この手の「派閥の不祥事」があったときに、派閥内のゴタゴタが首相自身の責任問題に発展しないよう、首相は派閥のトップの地位を離れた方が安全だからです。

(※もちろん、「首相に就任したら派閥の会長を離れなければならない」というルールがあるわけではありませんが…。)

いずれにせよ、こうした「事態収拾能力のなさ」は、ある意味では岸田首相らしいところでもありますし、所属議員数が少ないのに自民党内で何らかのゴタゴタを発生させている派閥(とくに岸田派と二階派)の党内基盤が弱くなるのは当然といえば当然のことでしょう。

岸田政権は(中途半端ながらも)「ステルス安倍政権」

そして、安倍晋三総理にとっても、現在の状況がなにかと「やりやすい」、という事情はあるかもしれません。

現職の総理大臣だった時代には新聞、テレビなどの「足を引っ張るだけのオールドメディア」、あるいは日本共産党や立憲民主党といった「足を引っ張るだけの野党」などの妨害で実現できなかったことが多々あります。

それが、むしろ岸田政権下だと、自民党の政権公約や閣議決定された「骨太方針」などに、シレッと盛り込まれることが増えているのです(『骨太方針に見る安倍総理「院政」』、『自民党の外交安保「安倍路線」に見える岸田首相の限界』等参照)。

さらには『じつは岸田政権下でひそかに進み始めている原発再稼働』でも指摘したとおり、岸田政権下で原発再稼働が(少しずつではありますが)着実に進んでいることも見逃せません。

岸田首相ご本人による、「ポイント制度創設」という絶望的なまでの政治的センスの悪さを示す事例もあるのですが(『ポイントで電力は生まれない:いまこそ電力安定供給を』等参照)、こうしたおかしな政策については、今後おそらくは自民党の方から「軌道修正」が図られるのでしょう。

お灸据えるなら宏池会にどうぞ!

参院には解散もないし、任期は6年間続く

さて、いちおうウェブ評論サイト上、特定の政党や候補者を当選させるための運動または「落選させるための運動」については、公職選挙法上の制約はありません(総務省『インターネット等を利用する方法による選挙運動の解禁等』等参照)。

この点、当ウェブサイトとしては読者の皆さまに対し、「この候補・政党に投票してください(しないでください)」、などと具体的に指図することについてはできるだけ控えてきたつもりですし、今後もそれをやるつもりは(あまり)ありません。

先日の『青山繁晴氏ら日韓外交の「提言」を岸田首相に申し入れ』の例にもあったとおり、当ウェブサイトでは特定の議員の活動を評価するようなコンテンツを掲載することもあるのですが、これはあくまでも事実関係を述べたものに過ぎず、当ウェブサイトとして同議員に投票してほしいと依頼するものではありません。

べつに当ウェブサイトとして、特定議員(たとえば青山繁晴議員)を応援するつもりは一切ありませんので、どうか誤解なさらないでいただきたいと思う次第です。

宏池会+二階派の候補者リストもどうかご参考に!

しかし、その反面、「もしあなたが特定の政治思想をお持ちなら、このような投票行動を取るのが良いのではないか」、と申し上げることはあります。とくに、参議院の場合だと、議員の任期は6年であり、自民党にお灸を据えた結果、政治の停滞が6年続く、という事態にもなりかねないからです。

この点、読者コメントなどから判断する限り、和田政宗議員が指摘した「自民党支持者だけれども岸田政権には失望している」という層が、当ウェブサイトをご愛読いただけるような皆様方にも広がっていることは間違いないのですが、これについては少し考え方を変えても良いかもしれません。

要するに、「お灸を据える」ならば「自民党を大敗させる」のではなく、「宏池会を大敗させる」、あるいは「宏池会以外(たとえば安倍派)を大勝させる」のが手っ取り早いのです。

これについては、今回の参院選の候補者のうち、著者自身が現時点までに把握できている派閥別の一覧を『【資料】参院選・自民党「宏池会所属候補者のリスト」』で公表しています。「宏池会所属候補者のみを落選させたい」という方は、是非とも参考にしていただきたいと思う次第です。

読者コメント一覧

  1. 通りすがり より:

    今回の参院選でMr.キシダにお灸をすえて首相を降りてもらう方法あるのかな?
    Mr.キシダが嫌いでも、野党がイケてなくて、結果自民党はそこそこ勝ちそうだし。

    困ったもんです。

    1. 引っ掛かったオタク@オロカモノ自覚アリ より:

      今回で降ろすに至らずとも、御輿の上でオトナシクするよう誘導できればよいのではないかと
      御輿の方向速度を司るのは担ぎ手ですヨ、と
      不幸中の幸いというか、宏池会のマトマリとしての特性は他派より御輿のお飾りを受け入れやすい傾向にはあると愚察いたしまする

  2. 匿名 より:

    6年か、長いな。
    小学生が中学生になるほどの貴重な時間を立憲、共産党の連中にくれてやる必要はない。

  3. 匿名 より:

    保守とかリベラルとかいう言葉を見る度に思います。
    ネット右翼という言葉の定義を世の専門家らしい人達が誰も定義出来ていなかった頃から、何にも変わらない気がすると。
    要は、この日本では保守もリベラルもイメージでしかないふわっふわな抽象的概念でしかないなと。

    保守とリベラルの言葉で語る人達の頭の中には、中道という言葉あるのでしょうか?
    尖閣諸島中国漁船衝突事件の頃、当時は自民党の議員だった小池百合子氏を見掛けたとき、彼女は「自民党こそが中道!」とか叫んでいました。
    これを見て「こんな時に党の宣伝かよ」と冷ややかに見ていた自分ですが、自民党は中道を目指す党であるという話だけは頭に残りました。

    リベラルであればリベラルである方がいいなんて話は無い。左翼の行きすぎた先が日本赤軍です。
    同時に、保守であれば保守である方がいいなんて話も無いでしょう。
    ふわふわなイメージでしかない保守ですが、なので盛んに保守を訴えるのも、果たしてどうなのかと思います。

    保守とリベラルの単純な二軸で物事を考えられないような人達が、「保守は正しい」「より保守であることが正義」みたいに考えて。
    「俺達は正義の保守様だ。だからパヨクを罵倒するのも正義」「より保守的な思想、政治に導くのが正義」「保守に付いていけない政治家は悪だ。総括してやる」何て態度を取るようなら、それはイデオロギーが行き過ぎているでしょう。行き着く先は日本赤軍と変わらないでしょうね。
    二軸でしか物事を考えない危険性って、あると思います。一方を正義だと誤認して、歯止めが利きにくい。

    なので、同じ保守でも「リベラルは敵だ。悪だ。立てよ国民」と言わんばかりに、保守の正しさのみを訴え。批判対象に、何ら敬意も払わず罵倒するような人達というのは、割と警戒して見ますね。これは、左右に関係なくですが。
    そして、そんな人達に敬意を持つのも難しい。だから、自分がその人達を罵倒しようとも思いませんが。それやると同レベルに落ちるので。

    保守ばかりを訴えるのもいいですが、ときどきは中道という言葉も思いだした方がいいのではないかと、自戒を含めて思います。

    1. 引っ掛かったオタク@諸行無常 より:

      言葉の定義いや単語の示す意味は時共に変わります
      “保守”も”リベラル”もコトノハの始まりより遠くに来てしまいました
      中庸を good sense と訳した先人に最敬礼するものであります

  4. マスオ より:

    私も悪夢の民主党政権に加担した一人として深く反省してます。
    反省を踏まえて、1つ言える事は、
    『政治にお試は無い』
    という事だと思います。返品交換ができません。
    政治は、いいも悪いも、私たちの生活に直接影響を及ぼすことを肝に銘じて、「お灸を据える」「反省させる」「試しにやらせてみる」という事で投票先を決めないように、よくよく考える必要があると思います。

  5. 名無し より:

    自民党への不支持ではなく、与党の構造に対する不信任のため、消極的選択であるが維新押しです。
    特定の省庁、古くはブルドーザーと言われた大物政治家が仕切っていて利権の塊にしか思えない省の大臣ポジションを恒久的に確保し、また改憲にはどちらかと言えば否定的で、少数でありながら外国を利するような影響力を行使されてしまう与党構造に揺さぶり、あわよくば組み替えの可能性を考えると、現状としてはこの選択肢しかないかな。

    1. 匿名 より:

      今回は国民民主党も
      反自民党の票を取るには
      何を主張して、何に反対すべきか気が付いたようです

      原発再稼働
      安全保障
      改憲
      https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/pledge/

  6. yoshi2 より:

    皆様、こん○○は。
    今回、いくつか保守新党が登場して、それなりに勢いもあるし、
    著名人(が良いとも限りませんが)や議員経験者を擁している政党もあるので、
    私は正直迷っております。

    というのは、岸田が「ステルス安倍」なら良いのですが、
    たとえば、最近の島田防衛事務次官退任劇は、
    安倍元首相や岸防衛相も事前相談が無かったそうで、
    安倍さんは激怒しているそうですし、
    「決められない岸田がこんなことだけはしっかり決断した」わけですが、
    これは参院選後の内閣改造では岸防衛相も更迭し、
    「防衛費2%をつぶそうとするZの意向を反映」したものだと
    高橋洋一氏だったと思いますが指摘しています。

    また消費税も減税どころか増税さえちらつかせ、
    電気代クーポンや年金受給者に500円程度を配るとか、
    支給費用の方が掛かりそう(外部企業に丸投げするのでしょうし)な
    愚策を繰り広げています。あまりにもZ寄りかも。

    ただ、それでも迷っているのは、まさに新宿会計士様がご指摘された、
    「自民党へのお灸→悪夢の民主党政権」の再現の恐怖と、
    自民党議員の中にも、まともな人もそれなりにいるわけで、
    それらの人を応援したい気持ちもあるからです。

    それと、参政党は1議席取るという予測もありますが、
    今のところそれ以外はゼロなので、そうなると死票になってしまい、
    間接的に立憲共産とかを助けてしまうかのも……?

    う~ん、「民主党投票」というお灸は薬効ゼロで副作用が強すぎましたが、
    「参政党/くにもりetc.」というお灸が有効なのか、やはり副作用の方が大きいのか、
    もう少し見極めたいと思っております。長文乱文失礼しました。

    1. TDa より:

      >島田防衛事務次官退任劇
      先日、Z出身の高橋洋一先生がYouTubeでZの人事戦略の解説をなさっていて、
      選挙とは関係なく着々とZの支配領域広げてきていることを感じています。

      現実的な安保を考えると改憲を送れさせるのはかなりやばいです。自民の改憲も全くもの足りないとは思うけど、まずは改憲の実績を作るのが大事という立場。

      岸田さんがこのまま居座るとZがどんどん強くなってしまう。
      今回の選挙はほんとにさじ加減がむずかしいと思います。

      1. yoshi2 より:

        TDa 様
        返信ありがとうございます。
        おっしゃるとおりかと思います。

        もう1つ気になるのは、岸田ポイントもそうですが、
        茂木幹事長も、C国にはシェーシェーというくせに、
        年金3割減などと言い出したりで、
        要は自民におごりがあるのでは、という気がします。
        「どうせ野党は💩だから」みたいな。

        いつもは早くに期日前投票してしまうことも多いのですが、
        今回はギリギリまで情報集めてから投票しようかと思ってます。

  7. KY より:

     × 悪夢の民主党政権
     〇 地獄の民主党政権

  8. 匿名 より:

    お灸どころじゃ済みませんよ。バーナーで炙りたいくらいですよ。
    だからって万年無能野党に入れる訳じゃないですよ
    だからこその保守系新党でしょう
    6年間ねじり状態・・・彼ら(保守系新党)なら、まともな政策なら
    是々非々でやるでしょうよ

  9. Sky より:

    期日前投票を済ませました。比例区は石田派、二階派、岸田派のようなのは避けるのは当然、安倍派の当落ラインの人を指名で記入しました。直接区は、幸い上記派閥でない人が立候補していたので無問題でしたが、もしもそのような場合は、岸田派なら妥協でその人、石田派や二階派ならば、改憲推進の野党に入れるかも、と考えていました。

    1. Sky より:

      ✕ 石田派
      ○ 石破派
      誤字が多くてすみません。。。

  10. 通りすがり より:

    >個人的にはこの「悪夢の民主党政権」という表現だと、むしろ非常に生ぬるいと思う次第です。

    これ、全く同意見です。
    「悪夢」なら醒めればそこで解決。民主党政権は決して醒めれば済む「悪夢」などではなく実際に起こった「凶事」。今もなお深い爪痕を残しながら、しかもあらゆる失政の政治的責任を取っていない。
    当時民主党一味だった者には議員辞職でも生ぬるい。既に数名鬼籍入りした者もいるが、もっと踏み込んだ責任を取ってもらいたい。今からでも。

    1. 引っ掛かったオタク@さいれんとパンピー より:

      デモネー具体的にどないすりゃ”責任”とらせたことになるのか、明示できるひといます?
      仮に例えば連中全員一族郎党余すことなく市中引き回しのうえ打ち首獄門その私財は全部没収国庫へ~なんてしたところで、わ れ わ れ の 被 っ た 損 害 と 棄 損 さ れ た 国 益 は 回 復 し な い し 購 え な い ですから、
      やったもん勝ちやられた方負け連中ソレヲ認識してるからいま現在も恥ずかしげもなく世に蔓延ってるんじゃあないですかね(怒

  11. WindKnight.jp より:

    今回の選挙では、参議院の半数しか改選しないわけで。
    弱小新政党の掲げる公約なんて、はっきり言って、意味が無い。
    掲げるほうも、それが分かっているはずなんですがね・・・。

    やはり、主の言う通り、自民党の議員を選択して入れるのが、現実的なのよね。

    あと、今回の選挙結果が一番ストレートに出てくるテーマは、”改憲”です。
    そこは、留意すべきやね。

  12. ねっ、このまんま より:

    皆様、初めまして。
    日頃はROM専ですが今回のお灸問題には違和感を感じたのでコメントさせてもらおうと思いました。
    悪夢の民主政権の再来を恐れる気持ちは十分理解出来ますが膾に懲りて羹を吹くのは如何かと。
    なにも旧民主に政権取らせろというわけではありません。
    ただ今回は参院選で改選議席は参院の半数です。
    これを自民党がすべて落としたとして、(野党が全て団結した仮定での)捻れ国会成立が最大の損害です。
    仮にこの事態に陥っても衆院優位の原則がある以上、法案成立が全く出来ないような状況には陥らないので、今回有象無象の野党に多少議席が回っても許容できるリスクと考えます。
    宏池会議員の狙い撃ちは賛成ですが、彼らだけの落選では岸田政権の弱体化は不十分です。
    岸田政権の寿命を縮めるには他の自民党議員も多少落選の憂き目をみてもらった方が近道でしょう
    ブログ主様も書かれているように自民党が派閥の影響を強く受けるなら、岸田政権下の選挙で自派閥議員の落選という被害を受けたらどうなるでしょうか?
    ここを考えて頂きたい。
    国民の声を聴く力など持ち合わせていないのだから、落選者を出した他派閥の恨みを買い、1日も早い退陣を願うのがよろしいかと。
    匙加減が難しいように言われていますが、野党からの脅威は事実上無いのだから内部から突き崩すしかないでしょう。
    安倍元総理が長期政権維持するも大臣ポストを回し続けなければならなかったように、自民内部が現政権に不満をぶつける機会は選挙での当落が最大のチャンスと考えます。
    愚考述べるための長文失礼しました。

    1. 元ジェネラリスト より:

      >自民党がすべて落としたとして、
      >仮にこの事態に陥っても衆院優位の原則がある以上、法案成立が全く出来ないような状況には陥らないので、今回有象無象の野党に多少議席が回っても許容できるリスクと考えます。

      少なくとも6年間は絶対に改憲ができなくなります。議論も停滞するでしょう。
      課題の多さの割に時間的な余裕が無い日本には、6年間は大きな損失かと思います。

      1. ねっ、このまんま より:

        6年改憲議論が進まないとありますが、現状でも進んでいないことへの説明は出来ますか?
        現与党が優勢な今でも発議されていないのに、参院選の結果で左右されるとも思えませんが。
        正直、議席数はあり昨年の衆院選でも与党が勝っているのに何故出来ていないのでしょうか?
        推察するに時間の問題ではなく、有権者と全体としての国会議員の危機感の違いが問題の根底にあると思います。
        逆に憲法改正を阻む勢力を議論で捻じ伏せねばならないように仕向けなければ、議席と時間の猶予の上に胡座をかきかねないと、寧ろ危惧の念を抱きます。
        それと憲法改正を邪魔立てされたくないなら先立つものはスパイ防止法です。
        現与党の中にも何処の国会議員か分からぬものがいるのが現状なのだから、案外身内が足を引いているのかもしれませんよ?
        参院選で勝っても改憲が進む保証は無い以上、ある程度の時間の損失は見越さねばならないと考えています。

        1. 元ジェネラリスト より:

          自民が改選議席すべてを失う前提が例え話で(起こりえないので)はありますが・・・
          ご主張の中のこの一点に異論を述べました。

          「自民党が改選議席をすべて失ったとしても、衆議院の優越で法案成立できないことはないからリスクは許容できる」

          私は、改憲できないことが「確定」することによって、改憲のハードルがさらに上がることは損失で、許容できないと考えます。捨てていいとは思えない。
          私には、憲法審査会の開催回数も増え、以前よりも前進はしています。
          今まで改憲できていないからどっちみち同じだろう、という風には考えられません。

          その上で、あなたご自身が6年間の改憲停滞も許容できるメリットがある、とお考えであることを批判するつもりはりませんし、それはそれでそれぞれの価値観によると思います。

    2. 引っ掛かったオタク@ソーイエバ無党派層の中のヒトです より:

      衆参ねじれるとねじれない場合と比較して国会運営に”余分な時間”がかかる様になります
      この”余分な時間”をヤレ”民主主義のコスト”だのソレ”丁寧な議論”だのと称する向きもありますが、「与党支持者」視点では”無駄な時間”となります
      でありますので、”自民党支持者”に対して提示された議論が本稿であろうと愚察しております
      論の起点が与党”自民党支持者”ですので別段けったいな構論でもないと愚考いたしますです、ハイ

  13. はるちゃん より:

    私としては、日本の利権構造を崩すには、まともな保守系野党を育成する必要があると思っています。
    自民党一強体制では、首相は自民党員の選挙で決まりますが、政権交代可能なまともな野党があれば、選挙で首相を選択できるようになる可能性もあります。

  14. トシ より:

    ここのサイトに需要はないだろうが著書「岸田ビジョン」より少し。

    家系的に一族は東大ー官僚が多く、岸田の叔母は宮澤喜一の弟と結婚している。
    岸田は東大受験に2度失敗して周囲を落胆させ早大から銀行員へ。

    衆院議員だった父(宏池会)の秘書となり父の死後に出馬する。
    当時現職の総理だった宮沢の応援もあり当選、以後選挙で負け知らず。

    「加藤紘一の乱」では血判状を押して最初から最後まで加藤のそばにいた。
    だが何のお咎めもなく宮沢の口添えであっさり宏池会に復帰。

    小泉首相ー安倍幹事長のもとで経理局長となる。
    両者の父である晋太郎と文武も幹事長ー経理局長だった。

    民主への政権交代時に多くの自民議員が落選するも岸田は当選。
    古賀は「選挙に強いから」と宏池会会長に岸田を指名。

    第2次安倍政権下で外相として最長記録を更新。
    各国の要人と酒を酌み交わすことを重視。

    G7外相の立ち位置は在任期間が長い者から中心に立つ。
    岸田がセンターを務めた集合写真を自身の政務室に飾る。

    ケリー国務長官、オバマ大統領の広島訪問を実現。
    地元では「広島を世界に伝える」別格の存在となる。

    巧みに二階に腹を切らせ菅を退任に追い込んで総裁選。
    総裁選で勝利し衆院選で勝って信任を経た首相となる。

    思想はリベラルそのもので安倍よりむしろ枝野に近い。
    ブレーンの多くは財務省出身者で占められ、バリバリの増税・財政再建主義。
    金融所得課税など富者から税を取って下に配る「分配」を重視。

    となる。

    岸田は若いころから政局や下野を経験している。
    そのうえで「生き馬の目を抜く」永田町を生き抜いて首相となった。
    本人の能力はともかくなかなかしたたかな男といえよう。

    長い付き合いの安倍は岸田への禅譲はしなかった。
    それは岸田が自分と違いすぎると理解していたから。

    今後は自民長老と財務省ブレーンとの駆け引きとなる。

    長老、ブレーン、中韓とやはり岸田は「神輿」として最適なのだろう。

    1. 引っ掛かったオタク@ゲスの勘繰りでゲス より:

      故に本人が要らん色気を出さず御輿に専念できるよう、宏池会の頭数を削っておくのが結果的には岸田氏(長くやりたい)にとってもwinでありましょうかねぇ、と

  15. 匿名 より:

    大賛成!
    前に自民にお灸、国民大やけどでしたからね。
    今回は、岸田派と二階派を避けて、好きな人なり派閥で選ぶ、かな、、、

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