朝日新聞の調査で改憲賛成が47%に達したことの意味

今年5月の『改憲賛成が多数に転じつつある、その本当の意味とは?』の「続報」のようなものでしょうか、あの朝日新聞の世論調査でさえ、憲法改正に賛成だと答えた人の割合が47%に達し、反対の32%を大きく上回りました。時代の変化を感じるとともに、日本が本当の意味での「自由・民主主義社会」として力強く歩んで行けるかどうかという点からも、注目に値する論点ではないかと思うのです。

主要メディアが選挙情勢を出してきた

昨日の『ろくに調査せず「自民40減・過半数割れも」=週刊誌』では、政治ジャーナリストの方の「予測」をもとに、「自民党が40議席減らして過半数を割り込む」という、算数的にはあり得ない事象を紹介したばかりですが、本稿でも、選挙に関連する話題を紹介します。

予想どおり、選挙戦序盤の情勢と称し、各メディアが世論調査結果ないし情勢分析を出してきました。

比例は自民堅調、立民伸び悩み・維新は関西以外で議席も…読売衆院選序盤情勢

―――2021/10/20 23:00付 読売新聞オンラインより

与党、過半数を視野 衆院選の序盤情勢/小選挙区4割で野党と接戦 維新に勢い

―――2021年10月21日 5:07付 日本経済新聞電子版より

序盤情勢 自民、単独過半数の勢い 維新倍増か

―――2021/10/21 05:00付 産経ニュースより

自民単独過半数うかがう 立民、野党共闘で接戦区増

―――2021.10.21 5:01付 共同通信より

報道各社によって微妙に議席予想は異なりますが、だいたい共通しているのは、次のような要素でしょう。

  • 自民党は公示前勢力(276議席)の維持は難しいにせよ、与党(または自民党単独)の過半数は維持する
  • 日本維新の会が躍進しそうだ
  • 立憲民主党は小選挙区で野党共闘が功を奏し、与党との接戦区も増えているが、比例では伸び悩んでいる

…。

この点、くどいようですが、当ウェブサイトとしては、個別選挙区の事情については可能な限り触れないという方針ではあります。ただ、これらの報道記事を眺めると、比例区で立憲民主党が伸び悩んでいるというのは、これまでの報道各社の世論調査などとも整合する情報でもあります。

朝日新聞の世論調査でさえ、自民対立民は「3対1」

たしかに、小選挙区で野党共闘が進んだことは、「希望の党」「立憲民主党」など野党が乱立した前回の衆院選と比べれば、野党にとっては有利に働くでしょう。

しかし、どのメディアの調査でも、立憲民主党はこの4年間で支持を大きく落としていること、比例で立憲民主党に投票すると答えた割合が低下していることなどを踏まえるならば、比例代表で立憲民主党が苦戦するであろうことは、想像に難くありません。

こうしたなか、朝日新聞が10月19日と20日の両日、全国世論調査を電話で実施しています。

朝日新聞世論調査―質問と回答〈10月19、20日実施〉

―――2021年10月20日 22時57分付 朝日新聞デジタル日本語版より

これによると、岸田文雄内閣、自民党に対する支持率はそれぞれ前回(今月4~5日)の調査と比べて小幅下落し、立憲民主党は小幅で支持を伸ばしましたが、それでも政党支持率で見れば、自民党は34%であるのに対し、立憲民主党は7%で、両者の差は約5倍にも達しています。

また、「仮にいま、衆議院選挙の投票をするとしたら、あなたは、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか」という設問については、自民党が小幅減って38%であるのに対し、立憲民主党は13%でしたが、依然としてとして3倍近い差が存在している計算です。

言い方は悪いのですが、「朝日新聞の調査でさえ」、このような差がついている、ということでしょう。

憲法改正に賛成47%、反対32%

ただ、本稿でこの調査に言及した理由は、そこではありません。

今回、目についたのは、こんな調査項目です。

今度の衆議院選挙で、自民党は憲法9条を改正し、自衛隊を明記することを公約に掲げています。あなたは、こうした憲法の改正に賛成ですか。反対ですか」。

どうして、「あなたは憲法改正に賛成ですか、反対ですか」とシンプルに聞けないのかは、疑問です(※ついでに言えば、当ウェブサイトで平素から「世論調査に全幅の信頼を置くことができない」と申し上げている理由は、わが国のメディアの調査では、こうやって質問項目に余計な情報を付け加えるからでもあります)。

ただ、それよりも、これに対する答えが意外でした。

反対が32%であるのに対し、賛成が47%に達したのです。

ここで思い出しておきたいのが、今年5月の『改憲賛成が多数に転じつつある、その本当の意味とは?』でも取り上げた、朝日新聞が5月3日の憲法記念日に合わせて報じた郵送世論調査で、改憲を巡って「必要」が45%、「不要」が44%だったとする話題です。

今年5月の時点の調査とは、設問の内容や調査の実施方法(郵送か電話か)などが異なっているため、単純比較は難しいのですが、この半年間で国民の意識変化がさらに進んだのでしょうか、それとも改憲を求める人が多数派を形成しつつあるという事実が隠しきれなくなったのでしょうか。

とても大きな時代の変化を感じてしまいます。

憲法は破棄ではなく改正が正解

さて、当ウェブサイトではこれまで、「日本は自由民主主義国であり、この自由・民主主義という仕組みを通じて社会を変えていく必要がある」、と申し上げてきたつもりです。

ただ、このように主張すると、ときどき、こんな趣旨の反論があります。

自由・民主主義の仕組みだと、物事を変えるためには人々の意識を変えていく必要があるため、理想の社会を実現させるためには程遠い。やはり、誰か賢くて公正無私な独裁者が出現し、日本を抜本的に作り変えてほしいものだ」。

これ、端的にいえば、とんでもない発想です。

もちろん、自由・民主主義の仕組みも完璧なものではありません。人々が賢明でない選択をした事例などいくらでもありますし、ナチスのような独裁政党も、いちおうは選挙を通じて権力を握ったという経緯があることを踏まえると、「自由・民主主義万能論」が正しくない、という指摘は、一見すると的を射ています。

しかし、それと同時にとても当たり前の話ですが、そんな都合よく「賢くて公正無私な独裁者」が出現するとも思えません。絶対的な権力者は絶対に腐敗するといわれますが、これは至言だと思います。

なにより、自由・民主主義の仕組みは、人類が長い歴史のなかで、苦労して編み出してきた、「最もマシな社会体制」(※著者私見)です。現実の社会は「りせっとぼたん」を押したらそれで良くなるというものではなく、現在の社会の良い部分を引き継ぎつつ、利権を排除しながら悪い部分を少しずつ改良していくしかありません。

現在の日本国憲法、あるいはその「日本国憲法を一言一句変えずに死守すべきだ」、あるいは逆に「日本国憲法を廃止し、ゼロからまったく新しい憲法を作るべきだ」(あるいは「大日本帝国憲法を復活すべきだ」)、といった主張を目にすることもありますが、発想としてはどちらも間違っています。

個人的に日本国憲法は欠陥だらけの代物だとは思いますが、それと同時に、その日本国憲法の下で日本政府が存在し、各種法律や制度が整えられてきたという実態を尊重すべきですし、日本国憲法の中の良い規定は引き継ぎ、そうでない規定は改廃する、というのが、民主主義国家としての正しい在り様です。

とくに、憲法議論といえば、第9条の問題ばかりに焦点が当たるきらいがあります。

もちろん、憲法第9条の取扱い次第では、北朝鮮に拉致された日本人が帰って来られるかもしれませんし、北方領土、竹島などの領有権問題にも大きな進展が生じるかもしれません。第9条はそれだけ重要な条文なのですが、憲法の問題は、それだけではありません。

当ウェブサイトでは『憲法について議論すべき点は9条以外にもたくさんある』などで、次のような項目については国民的な議論に発展させるべきではないか、と主張しました。

  • 天皇の国事行為が無駄に多すぎるが、とくに国会の召集、内閣総理大臣の任命などは、天皇の国事行為から外すべき(憲法第53条等)
  • 予算単年度主義については改め、複式簿記に基づく連結決算を義務付けるべき(憲法第86条、第90条第1項等)

…。

ほかにも、読者コメント欄では有益な議論が多数なされていますので、このあたりについてもご一読いただければ、さらに憲法問題への理解が深まるかもしれません。

いずれにせよ、日本がこの日本国憲法を「破棄」ではなく「改正」によって、より素晴らしいものに変えていくことができるのだとしたら、日本の自由・民主主義が、さらに強い歩みを進めることにつながるかもしれません。

今後の議論を期待したいと思います。

読者コメント一覧

  1. だんな より:

    改憲論争については、別の機会が有る時に。
    選挙情勢分析は、自分のイメージに近づいて来ました。
    維新の躍進予想は、「野盗」では無く「健全な野党」を日本人が欲求している為だと思います。
    自民党に入れずに立憲共産党にも入れたく無い人の受け皿は、維新と国民になりますが、維新の方がイメージが良いので、増えると思います。

    1. 門外漢 より:

      昨日車で走ってたら、維新の宣伝カーがきたので、窓を開けて手を振ったら「お手を振っての応援ありがとうございます!」って、気持ちよかったです。
      昼寝してたらピンポンと鳴って、共産党シンパの小父さんがチラシを持ってきたので「頑張って下さい」って言っときました。
      夕方散歩してたら学会の小母さんに会って・・・・

  2. いるいる より:

    過去の読者コメントは、しっかり目を通してはいませんが・・。この記事は、あるべき議論への誘いと思いました(読者へのコメントの誘いも・・)。

    日本の改憲議論は、少々異常だったと思っています。「改憲=自衛隊の肯定=右翼」、「護憲=自衛隊の否定=左翼」という2パターンしかありません。
    現在の憲法で、なぜ「言論の自由」が尊重されるかと言えば、皆がそれぞれの立場から意見を出し、その中で最善と思う意見を多数決で採用することが、最も国を誤らないからだと理解しています。チャーチルの「民主主義は最悪の政治形態だ。他のあらゆる形態を除けば」のとおりですね。ネットの世界における「フィルターバブル」が問題なのも、個人の選択の範囲を狭めるからです。幅広い選択肢を議論する環境がなかったことが、日本の改憲議論の大きな問題だったと考えています。

    「改憲」という言葉を聞くと、ヒステリックに攻撃を加えてきた朝日新聞は、小生に「動物農場」を思い出させてくれました。改憲の言論を封殺する姿勢こそが、反民主主義そのものなので。言論においては、スターリンやヒトラーがやった事と、大して違いはありません。しかし、その「動物農場」での調査ですら、約半数が改憲に賛成しているとは感慨深いものがあります。

    最近、FOIPや韓国問題で、「基本的価値観を共有」という言葉が多々見られます。しかし、日本国民が考える「基本的価値観」は、かつて議論されたことがないのではないかと思います。東日本大震災からの10年は、「日本はどんな国を目指すの?」という疑問を問われ続けた10年でした。主権者である日本国民が、タブーなき議論ができる環境が整ってきたことを、素直に喜びたいと思います。

  3. ミナミ より:

    人口数も投票率も高いベビーブーマーの団塊左翼は、もはや70代前半から中盤です
    立憲・共産の支持者の中核もこの層です
    この戦後日本をミスリードして来た連中も、もはや引退の時期です
    投票所に行くのも辛くなって行き、実際に投票率も下がって行きます
    時を経る程、コイツ等の影響力は減って行き、日本はやっと正常になって行きます

    この年代の人達が理想的(空想的)平和主義に傾いて行った気持ちは分からなくも無いです
    「親世代は封建的で軍国主義に陥り、日本は焦土になりアジアの人々を苦しめた」というイメージ
    満洲国を牛耳った一人である岸信介など、悪の象徴に見えたのでしょうね。ある程度は理解できます

    しかし、コイツ等は自分達が憎んだ「老害」に自分達もなっていて久しいのです
    ここから転向(更生)出来て発信者となってる人はマシですがね。例えば長谷川幸弘氏とか。
    官邸前デモやって溜飲を下げてる様な、学ばない連中を筆頭として、大部分は今でも、
    「自分は平和主義リベラル」と言い聞かせて、立憲・共産に投票してるのでしょう

    私はコイツ等が大嫌いです。コイツ等は何十年、日本を正常化から遠ざけて来たのか
    私の父はまさに団塊左翼でした。リベラルを気取りながら、家の中では完全に封建的。
    私怨も混じってますが、日本の自称リベラルはリベラリスト(自由主義者)では全く無い、ただの「左翼」です

    1. はぐれ鳥 より:

      ミナミ様

      >コイツ等
      僭越ですが;
      ご指摘のような方々をお嫌いなのは個人の自由です。ですが、そのような語を使用すれば逆効果のような気がします。つまり、第三者が、貴方のこのような語を目にすれば、貴方意見に賛成の人ですら不快に感じるのではないでしょうか。そして一旦そのように感じてしまうと、貴方の主張がいかに理にかなっていても、理解されなくなってしまうのではないでしょうか?侮蔑語を使わずとも、もっと知的に相手を侮蔑することはいくらでも可能だと思いますよ。(笑)

    2. ちかの より:

      ミナミ様
      お気持ちはわかります。
      団塊の世代というのは、マッカーサーが作ったある意味「紅衛兵」みたいなもの、というか。
      数が多いので、民主主義の「数の暴力」を行使してきた印象はありますね。

    3. ミナミ より:

      はぐれ鳥様、ちかの様、レスありがとうございます
      後学の為に生かしたいと思います
      「マッカーサーの紅衛兵」は言い得て妙ですね。思わず手を打ちましたよ

    4. とある福岡市民 より:

       いくら父親が大嫌いだからと言って、同世代の人達を全員一括りにするのはいかがなものでしょうか?

      > コイツ等は自分達が憎んだ「老害」に自分達もなっていて久しいのです

       自分自身も老害と化してないか、振り返った方がいいですよ。年齢は若くても思考が老害と同じになってしまってた、というのは私を含め、誰にでも起こり得る事ですから。

      1. ミナミ より:

        団塊「左翼」と言ってますよ
        同世代全体では全く無いです

  4. 伊江太 より:

    >「今度の衆議院選挙で、自民党は憲法9条を改正し、自衛隊を明記することを公約に掲げています。あなたは、こうした憲法の改正に賛成ですか。反対ですか」

    >どうして、「あなたは憲法改正に賛成ですか、反対ですか」とシンプルに聞けないのかは、疑問です

    上の質問に、わざとらしく振られている自民党の狙いは云々の修飾について、サイト主さんは(誘導を意図した)無用のものと、苦言を呈しておられますが、これは是非とも必要な但し書きではないでしょうか。

    何しろ調査をやっているのが朝日新聞です。真面目に答えてやろうと思う人の傾向を考えれば、同性婚を可能とするために(婚姻は両性の合意によるという記述を改める)、あるいは夫婦別姓を民法・戸籍法で禁止しているのが、法の下の平等の原則には反しないとする憲法判断を、封じる記述を加えるため、という理由で憲法改正に賛成と回答する人が、ある程度の数混じってしまう可能性もあるでしょうから(笑)。

  5. G より:

    みなさまにはぜひ「日本国憲法の原本」を見ていただきたい。現物は見れなくても、アーカイブとして国立公文書館のHPで見ることが出来ます。そして大日本帝国憲法の原本と見比べてください。
    いくら敗戦直後の物資不足とはいえあまりにも粗末なものなんです。本文は質の悪そうなわら半紙っぽい紙に文字が潰れた活版印刷。大臣達の署名もなんか雑。明らかにアメリカに押し付けられたイヤイヤ感が漂ってきます。多分当事者たちは数年で全文改訂することを考えてたのでしょう。まさか70年以上もアンタッチャブルな法典になるとは、、、

    まあ、これはあくまで主観なので人により感じ方は違うと思いますが。

    1. 無学な老人 より:

       つい先日こちらの別記事のコメント欄に貼らせていただいたばかりですが、Gさんのコメントに乗らせていただいて、もう一度国家図書館のデジタルアーカイブスのURLを貼らせていただきます。

      日本国憲法
      https://www.digital.archives.go.jp/DAS/pickup/view/viewer/viewerArchives/0000000003

      1. 匿名29号 より:

        うーむ、50年以上昔に買って、最近泣く泣く捨てた岩波文庫本を思い出しました。紙も買った当時は白かったんですけど、そっくりに変質して頁をめくれない程です。
        「日本国憲法の原本」もあと数十年もすると更に劣化して粉になります。そろそろ替え時ですね。

    2. とある福岡市民 より:

      > 大臣達の署名もなんか雑。

       大臣達の字が下手なだけなのではありませんか?他の時に書いた署名と比較しない限り、「なんか雑」とは言い切れません。

      > 明らかにアメリカに押し付けられたイヤイヤ感が漂ってきます。

       それはあなたの思い込みに過ぎません。
       吉田茂総理以下、当時の閣僚はイヤイヤどころか、積極的にこの憲法を受け入れていました。現憲法の第三章から第六章の内容は、大正デモクラシーで政党が目指した政治体制に近いところがあり、旧憲法の欠陥や不足を補い得るものであったからです。旧憲法も欠陥だらけであり、現憲法にも優れた点は多々あります。
       
       何よりも、署名のページの右側には御名御璽があられます。御名御璽の近くでわざと雑な署名をするなど不敬ではありませんか。皇室を尊崇していた当時の政治家がそのような事をするなどあり得ません。
       ですから、雑に見える署名は単に字が下手だったからと考えるのが自然です。字はきれいに書こうとして書けるものではありませんから。

      > 多分当事者たちは数年で全文改訂することを考えてたのでしょう。まさか70年以上もアンタッチャブルな法典になるとは、、、

       自由党鳩山派は全面改正を考えていましたが、自由党吉田派は憲法改正にも再軍備にも反対でした。憲法改正をめぐる問題は抜き打ち解散から鳩山一郎内閣成立に至るまでの間、政局の最重要テーマです。
       現憲法を腐したいのはわかりますが、この辺の歴史は最低限知っておかねばなりませんよ。

      1. G より:

        だから全くの主観ですよ。署名の雑さについては取り下げるにしても本文の紙の粗雑さについては流石に申し開きようないように感じます。昭和天皇の御名御璽と大臣署名に使った紙をなぜ本文になぜ使わなかったか、全文毛筆で書くことも出来たのではないか。

        私は改憲論者ではありません。護憲論者でもないですが。今の憲法は一度も国民投票による信任を受けたものではありません。国民の大多数が受け入れているのは間違いないのですが、手続きとしての国民投票は一度もない。
        これが私の主観として日本国憲法が見窄らしく見える理由だと思います。御名御璽や大臣副著じゃないんです。国民投票での信任こそが憲法を輝かせるものだと思っています。

        1. とある福岡市民 より:

          >本文の紙の粗雑さについては流石に申し開きようないように感じます。昭和天皇の御名御璽と大臣署名に使った紙をなぜ本文になぜ使わなかったか、全文毛筆で書くことも出来たのではないか。

           それがどうして「明らかにアメリカに押し付けられたイヤイヤ感が漂ってきます」の証拠になるのですか?

          >今の憲法は一度も国民投票による信任を受けたものではありません。国民の大多数が受け入れているのは間違いないのですが、手続きとしての国民投票は一度もない。これが私の主観として日本国憲法が見窄らしく見える理由だと思います。御名御璽や大臣副著じゃないんです。国民投票での信任こそが憲法を輝かせるものだと思っています。

           成立、改正の手続きに国民投票を要しない憲法なんていくらでもあります。アメリカ合衆国憲法なんて条文の変更は独立以来一度も行っていませんし、修正事項とて国民投票を行った事は一度もありません。
           ドイツの事実上の憲法たるボン基本法の改正は国民投票を要しません。英国に至っては成文憲法がありません。
           これでみすぼらしいとか言ってたら、アメリカ、ドイツ、英国の憲法なんてみすぼらしいったらありゃしませんね。アメリカは200年も改正せず、英国は成文化さえしてないのですから。
           現憲法の改正がなされない事を腐すなら、主要国の憲法改正手続きくらいは勉強してからにしましょう。恥をかきますよ。

           そもそも憲法の改正には元の憲法の改正手続きに則る事が必要です。国民投票での信任がどうたら言いますが、その時点での憲法改正手続きにない手続きをやったら法治国家を自ら否定する事になります。
           現憲法は旧憲法第七十三条の規定に基づき、帝国議会両院の賛成を得て成立してます。その審議を行った衆議院は直前に総選挙を行ってます。施行直後も総選挙を行いましたし、改憲を支持する勢力は少数しか取れませんでした。こう言った歴史的事実を踏まえれば、現憲法は国民の信任を得ていると解釈するのが普通です。それを否定したら間接民主制の否定ですからね。

           日本国憲法原本の紙よりもあなたの主張の方がよっぽど雑です。そして明らかに勉強不足。現憲法を腐そうとする余り、あなたの勉強不足と浅慮をさらけ出してしまいましたね。
           押し付けがどうの、国民投票がどうのと書きますが、「政治家が勝手に決めた事だ。俺は認めてないぞ。俺が投票できる国民投票をやってないからこんなのは認めん」という、左翼や韓国人がよく口にする幼稚な主張が根っこにありませんか?
           それではあなたの主観も、根拠のない思い込みに過ぎません。誹謗中傷と何ら変わりません。

           現憲法を批判する前に、勉強をしましょう。自分の無知をさらして恥をかく事のないように。

          1. 無学な老人 より:

            とある福岡市民 より さんへ
             1787年に制定されたアメリカ合衆国憲法の条文は、おっしゃるとおり文言自体は変更されていませんが、「後法は前法を駆逐する」の法理を踏まえ、制定後に付加された修正条項によって実質的に改正されています。そうでなければ(制定時の文言のみにこだわるのならば)、アメリカは今だに奴隷制を容認していることになります。
             ちなみに一度盛り込まれた修正条項(A)が、さらに後に付加された修正条項(B)によって改正・廃止されることもありますが、その場合でも(A)の文言自体は存続します。しかし、文献としての憲法典に文言自体が残置されているからといって(A)の内容自体が変更・廃止されていないわけではありません。そうでなければ、アメリカでは今だに飲酒目的でのアルコールの製造は禁止(修正第18条参照) されていることになります。
             このようなことはご存知だったとは思いますが、アメリカが200年も憲法を改正していないと単純に言うことはかなり誤解を招きやすいので、表現には配慮された方がいいと思います。
             またイギリスについては、一つのまとまった文献としての憲法典はありませんが、”Consutitutional Laws”という観念があるということも付記させていただきます。

          2. とある福岡市民 より:

            無学な老人 様

             書かれている事は言われずとも全部知ってます。常識ですから。
             
             今回は憲法と国民投票に関する話です。G様の主張にある「国民投票での信任こそが憲法を輝かせるもの」が、憲法を何も知らない、国民投票にやたら幻想を抱いてる(というか、「自分が投票に参加してない憲法は認めない」みたいな)、勉強不足の人が語る戯言であり、大間違いである事を示すために書きました。

             突っ込みは自由で構いませんが、話の一番大事なところを逸らさない突っ込みをお願いします。

          3. 無学な老人 より:

            とある福岡市民 様
             これは大変失礼しました。
             ただし、貴方が本当に「常識」をお持ちなら「アメリカ憲法は200年間、改正されていない」なんてことはおっしゃらないと思うのですが、まぁこれは居眠りしつつコメントされた寝言ということにしておきましょう。
             なお、当方には「話の一番大事なところを逸ら」すつもりなど毛頭ございません。私がGさんを擁護しようとしていると勘違いされているのかもしれませんが、全く違います。
             このツリー冒頭のGさんの主張を批判するのであれば、一点の指摘で足りると思います。
             貴方も触れておられることですが、副署した各大臣が心中では署名したくなかった・質の悪そうな紙に文字が潰れた印刷であったからといって、そのことが現行憲法の正統性・効力に影響を与えるのか、これだけで十分だと思います。

          4. とある福岡市民 より:

            無学な老人 様

            > 貴方が本当に「常識」をお持ちなら「アメリカ憲法は200年間、改正されていない」なんてことはおっしゃらないと思うのです

             この辺は常識の有無ではなく、言葉の解釈のずれです。
             アメリカの憲法改正は元の条文を変えず、修正条項を追加する形で行われます。古い条文の内、後で追加された修正条項と矛盾するものは失効しますから、憲法全体では改正した事になります。だから「アメリカの憲法は200年改正されてきた」というのは正解です。
             しかし無効になった古い条文は削除されず、現在もそのまま残っています。憲法改正には無効となった条文を削除してしまうやり方もありますが、そのやり方を取ってない点で言えば、「アメリカの憲法は建国以来200年改正されてない」というのもまた正解です。「アメリカの憲法の『建国当初からある条文は』200年改正されてない」と言った方がより正確ですけれど、今は大して重要な話ではありません。どうしても気になるというのならどうぞご自由に。

            > このツリー冒頭のGさんの主張を批判するのであれば、一点の指摘で足りると思います。

             全然足りません。

             紙や印刷の質が悪いとか署名が雑とか、その程度の事は当事者がイヤイヤながら受け入れた根拠にはなり得ず、『明らかにアメリカに押し付けられたイヤイヤ感が漂ってきます』なんてのは主観じゃなくあなたの妄想に過ぎない。
             「手続きとしての国民投票は一度もない」事が「日本国憲法が見窄らしく見える理由」「国民投票での信任こそが憲法を輝かせるもの」というのは、他国の憲法や歴史的事実を何一つ勉強していない人の、根拠なき思いつきと妄信に過ぎない。
             下らない思い込みで現憲法を腐すのではなく、憲法についてもっと勉強してから批判するべき。

             ここまで書く必要があります。

          5. 無学な老人 より:

            とある福岡市民 様
             「解釈のズレ」とこられましたか?憲法を勉強するより先に法律というものを勉強してくださいね。
             あと、Gさんの国民投票に関する見解を批判するのであれば、アメリカ合衆国憲法が改正されているとかいないとかよりも、同憲法は改正に際して国民投票を直接的には要求していないという事実を摘示した方が簡便だったと思います。
             ついでにGさんの主張の根拠がかなり主観的なものであることは私も認めますが、仮に客観的真実であったとしてもGさんの主張(の結論)との関連性はないということを説明すれば、それで十分だと思います。
             なお、失礼ながら貴方とこれ以上の議論を重ねても無意味だと思いますので、これで打ち切らせていただきます。

          6. とある福岡市民 より:

            無学な老人 様

             どうもあなたは読解力が高くないようですね。人の書いた文章をよく読まず、全体を捉えようともせず、目についたごく一部を取り上げて曲解した上で藁人形論法で叩こうとするその姿勢はいかがなものでしょうか。

             「アメリカの憲法の『建国当初からある条文は』200年改正されてない」と書いた方が正確でしたが、この話に於いては少々言葉が足りなくても大した問題ではありません。そもそもあなたに宛てた内容ではありませんから。

            > 同憲法は改正に際して国民投票を直接的には要求していないという事実を摘示した方が簡便

            「修正事項とて国民投票を行った事は一度もありません」と書いてあるのを読みましたか?
             つまらない事で横から割り込んで絡むのであれば、せめてこちらの主張をよく読んだ上で言ってもらえませんか?重要ではない事を藁人形論法で食ってかかられても議論はかみあいませんし、楽しくない。
             はっきり言って失礼かつ迷惑です。

  6. がみ より:

    直近一年間だけでも、コロナ対策や皇室や国民の生活基盤の保持・保護について野党がせっついてた事の数々が憲法変えなきゃ実現も実行も出来ない。

    野党左翼め改憲望んでいるとしか思えない。

    基本的に日本・日本人・日本国憲法が及ぶ範囲までの定義や記述自体が現行憲法では曖昧に過ぎる。

    無限拡大解釈が出来る割りには実行出来ない事だけはっきりしている欠陥憲法だって左翼だってわかってると思うんだけどな。

  7. 七味 より:

    >「あなたは憲法改正に賛成ですか、反対ですか」とシンプルに聞けないのかは、疑問です

    自民党の公約と絡めるかはともかくとして、「憲法9条を改正し、自衛隊を明記すること」という部分は論点を明確にしてるので、良いことだと思うのです♪

    憲法の改正の論点として、9条だけじゃなくて、緊急事態の措置とか、私学補助金、単年度予算みたいに、いろいろあって、ひとりの人でも、それぞれについて賛否があると思うのです♪

    まぁ、質問を作った人は、限定することで反対を増やそうという意図だったのでは?とは思うんですけどね♪

  8. 迷王星 より:

    >この半年間で国民の意識変化がさらに進んだのでしょうか、それとも改憲を求める人が多数派を形成しつつあるという事実が隠しきれなくなったのでしょうか。

    具体的な根拠は何もありませんが,私の勝手な推測だと,人民解放軍の戦闘機や戦闘爆撃機が大挙して連日のように台湾のADIZへの侵入を繰り返しているという報道が,日本国民の対中危機感を強めてくれたのだろうと思います.

    台湾の蔡英文総統は,特に2期目になってからは仲々の外交上手というか日本に対して親日アピールが巧みで,あらゆる機会を逃さず「台湾と日本とは運命共同体であり助け合いましょう(少なくとも対共産チャイナの文脈に於いては,その主張自体は客観的に見て正しいと私自身は考えています)」というアピールを日本国民に向けて発信し続けています.

    そして相手が笑顔で接してくれば素直に受け入れる(つまり一言で言えば「単なるお人好し」なだけなのですが,蔡英文台湾の台日運命共同体アピールに関しての現在のレベルでの受け入れならば可だと個人的には判断しています)日本国民は,蔡英文総統率いる台湾への親密感が大きくアップし,その反動として,連日のように戦闘機で恫喝して台湾を「虐める」共産チャイナへの反発心を強め(つまり虐めっ子には台湾やアメリカとスクラムを組んで対抗すべきだと思い),その共産チャイナによる侵略の刃が台湾だけでなく尖閣を始めとする日本の領土にも向けられる危険性が極めて高いと感覚的に分かった,それが朝日の調査でさえも憲法改正賛成が大幅に増えた理由だと考える次第です.

    1. コメント55号 より:

      >台湾の蔡英文総統は,特に2期目になってからは仲々の外交上手というか
      >日本に対して親日アピールが巧みで,あらゆる機会を逃さず
      蔡英文総統は既にYouTubeを活用されていて、
      2年前に台湾在住の日本人ユーチューバーを
      食事に招待して歓談したという動画が
      日本人ユーチューバーから投稿されています。
      https://www.youtube.com/watch?v=rX3WXL89Hys

  9. 引きこもり中年 より:

    独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (というより、特に根拠がある話ではないので)
     朝日新聞の読者といえども、「世界の激動が日本に及ぶことが避けられないので、日本もこのままではいられない」と覚悟したのではないでしょうか。
     駄文にて失礼しました。

  10. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

    よく覚えてないが、「変えよう」という公約の政党があったはず
    憲法改正するのかな?

    1. ちょろんぼ より:

      バシラス・アンシラシスは土壌常在菌様

      「変えよう」という公約の政党の「変えよう」は野党第一党から
      その他野党に「変えよう」と言う意味でございます。
      又、立憲民主党は確固たる保守政党ですから、憲法改正はできません。
      えっ、自民党ですか? 革新政党でございます。
      現状を変えたい、少しでも社会を良くしたいという革新政党でございます。

  11. ちょろんぼ より:

    憲法改正がアサヒ社内でも47%を占めた事をお喜び申し上げます。
    (アサヒの世論調査って、どうせ社内でやっているんでしょ。)

    憲法を改正しなければならない事は多くあります。
    1)日本の人口問題及びこれに付随する諸問題(人口が多すぎる)
    2)女性の社会進出に伴う男性社員の義務の軽減化(あれもこれもはダメ)
    3)LBGT等問題を現行の憲法下では対処できません。 対処したいなら憲法改正から
    4)戸籍問題
    5)一票の格差問題
    その他多くありますが、一票の格差問題等ムダな法廷闘争や意味の無い条例作成とか
    しないで憲法から改正すれば、それに関る法律も改正します。
    では、何故憲法改正という非常に簡単な方法を選ばず、法廷闘争とかするのか?
    それは、共産党・立憲民主党が確固たる保守党の為、憲法改正に反対している
    からです。 不思議に思うのは、例えば、LGBT運動している人達が、憲法改正
    しないで無理な条例を作らせる方向に運動をしているのかです。
    結局LGBT運動をしている人達もLGBTの行動論理が解らず、ただ政府が悪い
    自民党が悪いを言いたい為に活動しているとしか思えません。
    本当にLGBTとして生きていきたいのなら、革新政党である自民党に票を入れ
    憲法改正すべきです。 たま~に、立憲民主党をリベラルとか言いますが、リベラルの
    意味を知っていますか? リベラルは自由という意味です。
    共産党・立憲民主党の言うリベラルは自分達の仲間以外の人達を口を閉ざさせ
    自分達が話す言葉だけを話させる事を言っているのです。
    共産党や立憲民主党の人達が話した内容以外は話してはいけません。

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