韓国の外貨準備、果たしてどこまで「誤魔化せる」のか

先日、あるウェブサイトを眺めていると、「韓国の外貨準備高には、韓国企業が発行した債券がかなりの割合で組み入れているのではないか」、という、出所不明の噂話が書かれていました(※同サイトの名誉のため、敢えてそのサイトの名前は伏せます)。結論的にいえば、韓国銀行が自国企業の発行した有価証券を外貨準備に組み込むということは可能ですが、大々的にそのようなゴマカシをすることは困難です。ただ、改めて同国の外貨準備について調べていくと、やはりさまざまな問題点が含まれているようです。

コロナショックの影響はこれから

昨今のコロナショックで新興市場諸国の資金フローが一時的に不安定となったものの、4月に入って以来は落ち着きが見られる、という話題については、昨日、『新興国からの資金流出は「落ち着いた」といえるのか?』で触れたとおりです。

ただ、コロナショックによる経済への悪影響は、これから本格化すると見込まれます。すでに世界的に、航空会社などを含めたいくつかの大企業が資金繰り不安を抱えている、といった報道はちらほら目にしますし、サプライチェーンの寸断による生産活動への影響も無視できなくなってくるでしょう。

したがって、新興市場諸国からの資金フローの流出リスクが本格化するのは、むしろこれからが本番ではないかと思う次第です。

韓国の外貨準備高

「4000億ドルを超える外貨準備」、本当?

こうしたなか、当ウェブサイトでは、かなり以前から提示している疑念のひとつが、「韓国の外貨準備高は正しいのか?」という論点です。

韓国は「4000億ドルを超える外貨準備を保有している」、「外国の通貨当局などと1000億ドルを超える規模の通貨スワップを締結している」などとしきりに述べ、外貨の資金繰り不安がないと強調しているフシがあります。

しかし、そのわりにここ1ヵ月ほどの間、韓国の通貨当局者、政策当局者などから「韓日通貨スワップ待望論」が相次いでいます。そんなにたくさんの外貨準備があるのに、なぜ日韓通貨スワップが必要なのか、自然に考えると理解に苦しむ点です。

(※ただし、この点については昨日の『日韓通貨スワップこそ、日本の半導体産業を潰した犯人』でも報告したとおり、おそらく韓国としては日韓通貨スワップを後ろ盾にして為替介入を行い、自国産業を支援する、あるいは日本の産業を潰すことが真の狙いではないかと思う次第です。)

日韓通貨スワップこそ、日本の半導体産業を潰した犯人

「韓国の外貨準備には自国企業の外債が含まれている」?

こうしたなか、あるインターネットサイトで見かけた俗説に、興味深いものがありました(※あえて情報源は示さないでおきます)。それは、次のような仮説です。

韓国の外貨準備高に韓国国内の銀行などが発行したドル建ての債券がかなりの割合で組み入れられている。

もしこれが事実だとしたら、これは「とんでもない話」です。

なぜなら、そもそも有価証券のうち外貨準備に組み入れて良いものは「外国の政府や企業が発行した有価証券」に限られており、自国の金融機関などが発行した外債を外貨準備に組み込むと、そのこと自体、同国が通貨危機に巻き込まれる可能性を増幅することになりかねません。

一般に外貨準備は、通貨防衛をしたり、国内の銀行、金融機関等の資金不足を支援したり、外貨建で発行した国債を償還したりするために使うのですが、自国に金融危機・通貨危機が襲い掛かってきた場合、発行体である自国企業の信用状態も悪化している可能性が高いからです。

早い話が「親子会社間の循環取引」のようなものですね(わかり辛いたとえで申し訳ありません、企業会計に詳しい方であればピンとくると思いますが…)。この仮説が正しいのかどうかは、よくわかりませんが、結論から先に申し上げておくと、理論的に「可能か不可能か」と問われれば「可能」ではあります。

ただし、同国の外貨準備高の「本当の問題点」は、自国企業の債券を外貨準備に組み込んでいることではありません。「内訳をわざと追いかけ辛くして誤魔化していること」にあるのです。

外貨準備:そもそもの定義

これについて考察する前に、いくつかの「そもそも論」を確認しておきましょう。

まず、「外貨準備」とは、いったい何でしょうか。

国際通貨基金(IMF)が公表しているガイドライン “INTERNATIONAL RESERVES AND FOREIGN CURRENCY LIQUIDITY GUIDELINES FOR A DATA TEMPLATE” のテンプレートによれば、外貨準備には次のような項目が含まれます(図表1)。

図表1 外貨準備の主要項目
番号原文仮訳
I.A.Official reserve assets公式準備資産
(1) Foreign currency reserves
(a)securities(b)Total currency and deposits
(1)外国通貨準備
(a)有価証券
(b)現金および預金
(2) IMF reserve position(2)IMFリザーブ・ポジション
(3)SDR(3)特別引出権
(4) Gold (including gold deposits, and gold swapped)(4)金(金預託資産、金引出権を含む)
(5) Other reserve assets(5)その他の準備資産
I.B.Other foreign currency assetsその他の外貨建資産

(【出所】IMFのガイドラインP14)

この点、以前の『韓国の外貨準備における不整合と「本質的な問題点」』で、韓国の外貨準備高に占める現金・預金の金額が急減した、ということがありました。

韓国の外貨準備における不整合と「本質的な問題点」

その際、インターネット上の某匿名掲示板などでは、「現金預金の残高が急減した!」と大騒ぎされ、一部の嫌韓系のウェブサイトにも「韓国の外貨準備に含まれる現金預金の残高が急減した!」などとセンセーショナルに取り上げられていたのですが、不勉強にもほどがあります。

世間ではよく誤解されているのですが、「外貨準備」は現金や預金だけではありません。いや、もう少し正確にいえば、「外貨準備」の多くの割合は、有価証券で構成されています。というよりも、むしろ、有価証券の方が重要です。

その理由は簡単で、現金はそのままだと利子が付かないからであり、また、預金の場合も利子はさほど高くないことが一般的だからです(※なぜ預金利子が低いのかについては、本稿では取り扱いません。機会があればいつか取り上げたいと思います)。

有価証券の「適格要件」

古今東西を問わず、現実には、外貨準備の多くは有価証券で運用されていることが一般的です。

ただ、外貨準備に組み入れられるものは、どんな有価証券であっても良い、という話ではありません。外貨準備に組み入れられる有価証券について、先ほどのIMFのマニュアル(P19~20)には、次のように記載されています。

  • 79.Securities should include highly liquid, marketable equity and debt securities; liquid, marketable, long-term securities (such as 30-year U.S. Treasury bonds) are included. Securities not listed for public trading are, in principle, excluded unless such securities are deemed liquid enough to qualify as reserve assets.
  • 80.Only foreign currency securities issued by nonresident entities should be included in this item of the Reserves Data Template.(後略)

いきなり英語で、しかも(一見すると)非常に難しそうな専門用語がたくさん含まれた文章を見せられると、多くの人は困ってしまうと思いますが、じつは、この文章で書いてある内容は、さほど難しくありません。早い話が、

  • 流動性がとても高い、市場性のある株式や債券であること
  • 流動性が高くて市場性があれば、米国30年債といった長期債であっても構わない
  • 上場されていない場合などは、流動性がないものとして外貨準備の適格要件を満たさないこともある
  • 外貨準備に組み入れて良いものについては、海外の居住者が発行した有価証券に限定される

ということであり、怪しげなジャンク債などを組み込むのはルール違反である、ということですし、もし韓国銀行が自国企業の発行した債券を外貨準備に組み込んでいたら、マニュアル第80項に照らして、明らかに「アウト」だ、ということです。

外部データと突合する

通貨別構成は米ドルが6割超

さて、外貨準備について議論する際に、もうひとつ重要なのが、「外貨準備はどの通貨で構成されているのか」、というデータです。

これについて、IMFが公表する “Currency Composition of Official Foreign Exchange (COFER)” 、つまり『公式外貨準備統計』によれば、2019年12月末時点で、全世界の国々が保有している外貨準備高はトータルで11兆8295億ドルです。

このうち、通貨別の内訳が判明している金額は11兆784億ドルであり、このうち米ドルが60%少々を占め、次いでユーロ、日本円などがこれに続いています(図表2)。

図表2 IMFによる世界の外貨準備の構成割合(2019年12月末時点)
通貨金額構成割合
米ドル6兆7457億ドル60.89%
ユーロ2兆2760億ドル20.54%
日本円6314億ドル5.70%
英ポンド5118億ドル4.62%
人民元2177億ドル1.96%
加ドル2080億ドル1.88%
豪ドル1873億ドル1.69%
スイスフラン170億ドル0.15%
その他2836億ドル2.56%
内訳判明分合計11兆0784億ドル100.00%
※内訳不明分7511億ドル
外貨準備総合計11兆8295億ドル

(【出所】IMF “Currency Composition of Official Foreign Exchange” より著者作成)

ただし、全世界の中央銀行・通貨当局が保有している外貨準備高がこのとおりの割合であるとは限りません。図表2では、ユーロの割合が20%少々となっていますが、実際にはスイスなど、ユーロ圏に近接する諸国が外貨準備でユーロをかなりの割合で保有していると想定されるからです。

とくに、スイスの場合は2011年から15年にかけ、「1ユーロ=1.20フラン」の為替防衛を行っていたという関係もありますが、8000億ドルを超えるとされる外貨準備のうち、かなりの比率がユーロであろうと想定されます。

このため、スイスなどの外貨準備高をユーロから差し引くと、世界の外貨準備高に占める米ドルの割合は、65%~70%にまで上昇するはずです。また、韓国の場合も米ドルにかなり依存している国家であり、自然に考えて、外貨準備高に20%もユーロを組み込んでいるとは考え辛いです。

ただし、以下の考察では、あえてこのIMFの構成割合に従い、韓国の外貨準備高に占める米ドル建ての資産が全体の約6割だったと仮定しましょう。

米ドル建て有価証券を2000億ドル以上保有しているはず

この点、『【記事内容に修正あり】韓国銀行、50億ドル以上を為替介入で溶かした模様』でも説明したとおり、韓国銀行が公表している外貨準備高は、3月末時点で4000億ドルちょっとであり、そのうち有価証券と現金預金が3893.2億ドルでした(図表3)。

図表3 韓国の外貨準備高の変化(2020年3月)
項目金額構成割合
47.9億ドル1.20%
SDR33.2億ドル0.83%
IMFポジション27.8億ドル0.69%
有価証券+現金預金3893.2億ドル97.28%
外貨準備合計4002.1億ドル100.00%

(【出所】韓国銀行ウェブサイト “Economic Statistics System” の “8.5.International Reserves” より著者作成。なお、四捨五入の都合で計算が合わない部分もあります)

※韓国銀行が公表する外貨準備のうち、「金」については金額が以前からまったく変わっていないという点について、多くの人がその実在性に対して疑念を抱いているのですが、全体の構成割合は1.2%に過ぎないため、当ウェブサイトでは基本的に無視しています。

ということは、もしこの報告が真実であるならば、自然に考えて、韓国銀行は外貨準備で米国内の有価証券(債券など)を2000~2300億ドル程度保有していなければおかしい、という計算です。なぜなら、図表2の前提から、同国の外貨準備のうち米ドル建て資産が60%だからです。

(実際には「韓国の外貨準備に占める米ドルの割合は、60%よりも高くないとおかしい」、という指摘があることは承知していますが、ここではとりあえず、米ドルの割合が60%という前提を置いています。)

TICレポートとは整合しない

この点、米国財務省が公表する『TICレポート』によれば、韓国が国全体として保有している米国内の有価証券の残高は、昨年12月末時点において、3833.6億ドルです(図表4)。

図表4 韓国の米国内有価証券の保有残高(2019年12月末時点)
区分金額構成割合
米国債1180.3億ドル30.79%
エージェンシー債405.4億ドル10.58%
社債その他の債券551.1億ドル14.37%
株式1696.8億ドル44.26%
有価証券合計3833.6億ドル100.00%

(【出所】米国財務省 “Portfolio Holdings of U.S. and Foreign Securities” の保有国が “South Korea” となっている欄より著者作成)

通常、外貨準備に組み込まれていると考えられる「安全資産」は、米国債などに限定されるのですが、図表4によれば、韓国が保有している米国債の金額は1180.3億ドルに過ぎません。

また、エージェンシー債や社債など「債券全体」に拡大すれば、金額は2137億ドル、株式まで含めてやっと3833.6億ドルとなるのですが、もし韓国の外貨準備にこれらが含まれている場合、韓国は信用リスクのある社債、価格変動リスクが激しい株式などを外貨準備に組み込んでいるという理屈になります。

さらに大きな問題があるとすれば、図表4は韓国銀行保有する有価証券だけを表示したものではなく、同国の金融機関、保険会社といった民間セクター、年金基金などが保有している有価証券も含まれているはずです。

資金循環統計上は?

資金循環統計と整合しない、外貨準備統計

ところが、ここでもうひとつ、困ったことが発生します。それは、「資金循環統計」のデータから確認する限り、これらの資産については、民間の経済主体がかなりの部分を保有しているのではないかと疑われる、という点です。

ここで、「資金循環統計」とは、政府、企業、家計、金融機関といった国内の経済主体について、金融資産・負債の残高や増減などについて、現金・預金や貸付金、有価証券といった種類ごとに記録した統計のことです。

これによると、2019年12月末時点において、韓国が国を挙げて保有している外貨建債券は254兆0816億ウォン(1ドル=1200ウォンとすれば、約2117.3億ドル)であり、非居住者発行株式は399兆9760億ウォン(同じく約3,333.1億ドル)です。

このうち外貨建債券については、保有しているセクターは金融機関と保険・年金基金といった機関投資家が中心であり、このうち半額が米ドル建てだと仮定すると、民間セクターが保有している米国内の債券は1059億ドルで、外貨準備で保有し得る米国内の債券は、最大でも1000億ドルです。

また、非居住者株式については、「一般政府」(おそらく社会保障基金でしょうか?)と「投資信託」がその大部分を保有しており、半額が米ドル建てだとすれば、これらのセクターが保有している米国内の株式は1667億ドルで、外貨準備で保有し得る米国内の株式はゼロです。

以上より、韓国国内の資金循環統計と米国のTICレポートを比較すると、やはり、韓国が外貨準備統計でウソをついているように思えてならないのです。

「その他の外国債権債務」とは?

ただし、韓国の資金循環統計を眺めていると、まっさきに目につくのは、「その他の外国債権債務」( “Other Foreign Claims and Debts” )という項目です。

これによると、中央銀行が保有している「その他の外国債権債務」は390兆9490億ウォンで、1ドル=1200ウォンでドル換算すれば約3258億ドルと、同国の外貨準備高に遠くない金額です。

個人的には、この「その他の外国債権債務」、韓国銀行が外貨準備の内訳を知られるのを避けるために、わざと設けた項目ではないかと睨んでいるのですが、逆に言えば、何でもかんでもこの「その他の外国債権債務」にぶち込んでしまえば、統計データをごまかすことができる、というわけです。

このように考えていくと、冒頭に示した「韓国銀行が自国企業の発行した外債を外貨準備に組み込むことはできるか」については、「現在の韓国の資金循環統計上、そのようなウソをつくことは十分に可能」です。

というよりも、この「その他の外国債権債務」、そもそも論として内訳がまったく示されていない以上、他の項目とダブルカウントされている可能性もかなり高いと思います。

ただし、そもそも論として、韓国の企業や銀行が発行している外債の金額は167兆6850億ウォン、つまり1ドル=1200ウォンで換算すれば1397億ドルに過ぎず、韓国銀行がこれらを外貨準備に組み込んでいたとしても、常識的に考えて、せいぜい100~200億ドルていどではないでしょうか。

このように考えたら、「韓国銀行は外貨準備に自国企業が発行した債券を組み込むというインチキを働いている」という批判は、少なくとも統計数字上は「濡れ衣」、「あらぬ疑い」の類いであるといえます。

しかし、それとはまったく別の次元で出て来る問題は、そもそも論として「その他の外国債権債務ってなに?」という疑問であり、また、IMFのCOFERや米財務省のTICレポートなどとも猛烈な不整合が生じていることへの疑問です。

おそらく、韓国銀行が確実に「外貨準備」として使える部分は、4000億ドルのうちせいぜい1000~2000億ドルに過ぎず、残りは何やらよくわからない、という疑念を払拭することはできないのです。

韓国の外貨準備統計の問題点とは、極端な話、韓国の民間企業が保有している外債などを、韓国銀行が勝手に自国の外貨準備高として「ダブルカウント」していたとしても、現在の韓国銀行の資金循環統計上、見破ることができない仕組みになってしまっている、ということなのです。

いずれにせよ、現在の公表物からは「韓国の外貨準備高の正確な内訳」について知ることは非常に難しいものの、客観的な統計をつなぎ合わせていけば、韓国の外貨準備高に何らかのウソが含まれている可能性は排除できない、というのが現時点における結論だと申し上げておきましょう。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 韓国の外換保有庫は何かあれば一気に無くなる
    https://sincereleeblog.com/

    <自由韓国党チョン・テオク議員は17日、論評を通じて「(韓国の)外換保有庫は4000億ドルだが、(これの)ほとんどは、外国人が政府国債と私たちの企業の株式として保有するもので、私たちの経済が危険となると、数千億ドルが一時に離脱することもある」と警告した。
    http://www.newsworks.co.kr/news/articleView.html?idxno=368777

    <・・キム教授は、韓国銀行の外貨準備高運用も問題視した。韓国銀行外貨資産構成をみると、国債36%、政府機関債21%、社債14%、資産流動化債権(MBS)13%、株式7.7%である。

    社債とMBSは不渡りの危険がある危険資産であるというのがキム教授の説明だ。キム教授は、「韓国銀行は、いつでも引き出せる現金と国債を中心に運用しなければならない」とし「投資の3大原則は、安全性・収益性・換金性であるため、(韓銀は)住宅ローン債権などは売って、国債とドルの割合を高めなければならない」と助言した。>

    http://biz.newdaily.co.kr/site/data/html/2020/03/17/2020031700243.html

    1. だんな より:

      二日市保養所さま
      「(韓国の)外換保有庫は4000億ドルだが、(これの)ほとんどは、外国人が政府国債と私たちの企業の株式として保有するもので、私たちの経済が危険となると、数千億ドルが一時に離脱することもある」
      →この部分が、何度読んでも意味が、分からないんですよね。
      外国人が持っている韓国国債
      外国人が持っている韓国株式
      それが韓国の外貨保有高に入っている?
      韓国国債の利回りは、それ程変化していません。
      韓国株式は、総額で2〜3割減って、外国人投資家は売っている。→外貨保有高が減る話しになる?
      90億ドル減って理由は、「当局による外国為替市場の安定化措置や、ドル高の影響でドル以外の外貨建て資産のドル換算額が目減りした。」
      全く分からない。

      1. namuny より:

        だんなさま

        素人の想像ですが
        2019年のデータで申し訳ないですが
        少し前の韓国の株式市場の外国人投資家比率は4割とのこと。ざっくり2000~2500億ドルくらい
        同じく、外国人の韓国国債の保有量がざっくり1000億ドルくらい

        この合計がおよそ韓国の外貨保有高とトントン=外国人が払ってくれたお金で買った外債=外貨準備高、と言いたいんじゃないでしょうか。
        だから、外国人が全部これを売ってドルに換えて持って行ったら外貨準備が無くなる、という意味なんだと想像していますが・・・

      2. 阿野煮鱒 より:

        うーん、全く意味が分かりませんね。
        多分、言っている本人も分かっていないと思います。
        発言者は自由韓国党の議員と言うことで、与党に言いがかりを付けたいだけでしょう。

      3. 野党議員(去年)韓国の外換保有庫は何かあれば一気に無くなる
        https://ameblo.jp/yukibakda/entry-12588513889.html
        https://ameblo.jp/yukibakda/entry-12588514778.html

        (韓国の)実際の国家負債は60%をはるかに超える
        国の債務統計(D)には、三つのレベルがあります。
        D1(国家債務)D2(一般政府債務)D3(公共部門の債務)
        IMF以前の97年はわずか11%であった国の債務(D1)は、2018年38%
        OECDが、これを含まない理由は、私たちのように法で債務保証する金融公企業がほとんどない

        訳しています。読んでみてください

      4. とおりすがり より:

        だんなさま

        ここに書かれている「外換保有庫」とは「韓国の外貨保有高」のことではなく、「外国の投資家が韓国に投資している額」のことではないでしょうか。
        その次の「韓国銀行の外貨準備高運用」の話題については「”も”問題視した」と書いてあるので、先の外換保有庫」とは別の話題になっているように読めます。

      5. だんな より:

        皆様レスありがとうございます。
        namunyさま、とおりすがりさま 
        同じ様な内容のレスだと思います。
        なんかスッキリしません。引用元が、シンシアリーさんですので、経済素人のせいかも知れません。
        阿野煮鱒さま
        ただケチを付けているは、正解の一つと思います。野党の方が、経済よく知っていて、財政も詳しいと思います。
        二日市保養所さま
        韓国の負債をどう考えるかですが、政府と地方を合わせれば、GDPは超えていると思います。
        韓国政府は、政府系金融機関にツケを回して、政府から負債を切り離していると思います。韓国企業が子会社にツケを回すのと同じ事をしているでしょう。

        まあ、どうなっても「知らんけど」ですね。

  2. 新韓銀行、台湾の債券USD5億ドル発行
    コロナ19拡散した後、国内の民間金融機関の中で最初の公募債発行
    http://biz.newdaily.co.kr/site/data/html/2020/04/09/2020040900078.html
    入力2020-04-0910:52|修正2020-04-0911:01
    [ⓒニュデイルリ]

    新韓銀行は、米ドル、5億ドル(約6076億円)規模の5年満期外貨フォルモサ債券公募発行に成功したと9日、明らかにした。金利はUSD3ヶ月リボに1.70%を加算したレベルである。

    フォルモサ債は、台湾資本市場での外国機関が現地通貨である台湾ドルではなく、他の国の通貨で発行する債券である。今回の発行には、Citi、Credit Agricole、HSBCが共同主幹事として参加した。

  3. 韓国銀行、一時金通委後3週間で…基準金利0.75%の凍結
    0.5%p引き下げ後の流動性供給の効果を見る必要
    公開市場操作証券売買対象証券拡大議決
    金通委員4人の任期満了、再任の可能性も風通しの良い
    http://biz.newdaily.co.kr/site/data/html/2020/04/09/2020040900041.html
    入力2020-04-09 09:57 |修正2020-04-09 10:11

  4. 愛読者 より:

    有用な資料をありがとうございます。特に,図表4が役に立ちました。韓国が保有する米国内有価証券のうち,米国債とエージェンシー債(合計41.37%)は傷付いていないと思います。株式(44.26%)は30%程度評価額が下落している,と考えおいたほうがいいでしょう。社債その他の債券(14.37%)は銘柄により差が激しいので何とも言えませんが,少なくとも元本割れしているものが多いと思います。ジャンク債があるとすれば,この中に含まれているのでしょうか。ざっくり言って,為替介入に使えるようなものは,上記の中では4割(1600億ドル)くらいしかないでしょう。でも,これだけあれば,当分,為替介入には足りると思われます。

  5. 通りすがりのA より:

    おはようございますm(_ _)m

    有用な分析ありがとうございます。

    それより、私が危惧するのは、4/15の総選挙後に文政権が韓日スワップの大合唱をすることです。
    それも、過去の無礼、条約・約束・合意違反を百も承知でしれーっと。

    ただ、偉そうな乞食的な態度は変わらないと思いますので、安倍政権は非韓(中朝を含む)三原則をそのまま実施して頂ければと思います。

    何度も言いますが、「人の褌で相撲を取れる(韓日スワップが一例)時代はもう終わっている。」事実を見ない・認めない民族は、遠からず痛い目に遭うと思います。

    1. りょうちん より:

      >それより、私が危惧するのは、4/15の総選挙後に文政権が韓日スワップの大合唱をすることです。

      いや、むしろやってくれ。
      コロナウィルスで景気の悪い話ばっかりなんだから、笑いのネタを供給してくれよ!

      としかw

      1. 通りすがりのA より:

        りょうちん様
        >いや、むしろやってくれ。
        >コロナウィルスで景気の悪い話ばっかりなんだから、笑いのネタを供給してくれよ!

        >としかw

        確かに笑いのネタになりそうですね(笑)

        ここに書くのはなんですが、笑いのネタになるかどうか判りませんが、一曲どうぞ~(笑)

        ■スワップの叫び

        コリアの叫びが~
        聞こえてくるよ~

        SWAP!SWAP!SWAP!SWAP!

        すわすわすわすわすーわーっぷ~♪

        駄文失礼しましたm(_ _)m

      2. 一日本人 より:

        ここは、やはり油断してはならないと思います
        韓国がスワップを要望し、日本が無視をした場合、日本国内での思わぬ混乱があるかもしれません

        韓国政治は日本国内マスゴミと結託してどんな反日を仕掛けてくるか、本当に懸念しています

        私としては、とにかく、どんな些細な事柄でも、韓国には絶対に一分の隙も油断もしてはならないと肝に命じております

  6. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    具体的な外貨準備の虚偽への実現手段ですか(笑)

    在日企業が保有する円や外貨の金額を外貨準備に入れている可能性というのはどうでしょうか?

    根拠はありませんが、いざとなれば「敵国協力者資産没収法」を制定して実際に外貨として取込み可能と思うのです(笑)。

    以上です。駄文失礼しました。

    1. はにわファクトリー より:

      パーヨクのエ作員さま

      「敵国協力者資産没収法」
      すばらしいアイデア、もろてを挙げて賛成します。精神的反日活動防止法などバリエーションはいくつも考案できますね。官憲怖い。不肖はにわはソフトウェア技術者ですので、インターネットの隅まで追いかけ追い詰める自動追跡プログラムをオープンソースでばら撒くなんて思わす砂糖菓子的に甘い夢に酔ってしまいます。やばくなったらスマホをトラックの荷台に投げ込んで街に紛れる。中国は暗黙の了解です。駅はだめですよ。

      1. パーヨクのエ作員 より:

        はにわファクトリー様

        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        はにわファクトリー様>官憲怖い。

        当方の妄想ですが、「敵国協力者資産没収法」施行後の関東のとある県での一幕です。

        一兆円以上の売上を誇るパチンコ業界の大手○ハンにてアルバイト中のバイト君はバイト先に行こうとするとロープを張られていて警官に呼び止められて一枚の紙を渡されます。
        「お前は日本人か。ホレ。」
        紙には以下の文書が。

        「「敵国協力者資産没収法」施行につきウリナラにはチョッパリに払うカネは1ウォンもないの。
        次のバイト探してね。

        ムンムン」

        そして○ハンに出社する半島国籍の人間は何か記章を持っていそうな屈強な「ボランティア警官(笑)」が用心棒ごと伸して半島直送の箱に詰め込んでいくのでした。
        資産も身柄も有無を言わさず向こう行き。
        我が日本国は法律遵守の国デスカラ仕方ないデスヨネ(棒)。

        妄想は以上です。駄文失礼しました。

    2. 引きこもり中年 より:

       独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

      パーヨクのエ作員様へ

       (韓国の文大統領のことですから)韓国と通貨スワップを結んでいる
      (あるいは結ぶ予定の)国の外貨準備高の一部を、自国の外貨準備高に
      加えている可能性はないでしょうか。

       蛇足ですが、韓国の外貨準備高もそうですが、(完全検査を誇ってい
      る)韓国の新型コロナウィルス感染患者数は、正しいのでしょうか。所
      詮、推測した値しか出せないと思うのですが。

       妄想にて失礼いたしました。

      1. パーヨクのエ作員 より:

        引きこもり中年様

        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        引きこもり中年様>(あるいは結ぶ予定の)国の外貨準備高の一部を、自国の外貨準備高に
        加えている可能性はないでしょうか。

        あの国は日本を世界ののび太と見て自分は世界のジャイアンと妄想する国家ですので可能性は高いと思います(笑)

        検査キットはパリパリとケンチャナヨで作っているなら陰性判定は「明日天気になーれ」と占う靴くらいの精度でしょうが、当方から一言言葉を送ります。

        「鰯の頭も信心から」

        以上です。駄文失礼しました。

    3. 通りすがりのA より:

      パーヨクのエ作員様

      >「敵国協力者資産没収法」を制定して

      既に韓国内ではそれに似た法律がありますね。

      ■親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法
      https://ja.wikipedia.org/wiki/親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法

      適用範囲は第二次大戦前に親日行為を行った者とその子孫となっているようですが、
      この法律の適用範囲解釈を変更したら可能になりそうな感じです。

      あー怖い怖い。(-_-;)

      1. パーヨクのエ作員 より:

        通りすがりのA様

        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        当たり前ですが、敗戦前の日本は半島国民も日本人ですので親日行為は主権国家の国民として「普通な行動を実施する」人間と思います。

        裏を返せば「犯罪行動を自国民に相応しい」と認定するからこそ、行動様式がオール犯罪者の国になると思います。

        きっと国民の称賛基準が日本と違うのでしょう(笑)。

        以上です。駄文失礼しました。

    4. パーヨクのエ作員様

      >いざとなれば「敵国協力者資産没収法」を制定して実際に外貨として取込み可能

      これを危惧して、損は損するのが嫌なので、帰化しました

      1. パーヨクのエ作員 より:

        二日市保養所様

        当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。

        二日市保養所様>損は損するのが嫌なので、帰化しました。

        残念。ウリナラには主力兵器「遡及法による法適用」という手段があるニダ。

        韓国国籍の放棄は取り消し。必然として日本は二重国籍を認めないので日本国籍取り消し。

        これで損を再度韓国人認定して敵国協力国民として100億ドル以上の資産没収!!ポッケがカネで膨らんでWKTKニダ。ホルホル。

        1. パーヨクのエ作員 より:

          ケンツロウ「損。お前はもうタヒんでいる。」

  7. イーシャ より:

    興味深い論考ありがとうございます。

    韓国の外貨準備が本当はどの程度なのか。韓国通貨危機の到来と絡んで本来なら気になるところです。しかしながら、今は通貨危機はしばらく待って欲しいと願っています。
    一時的な資金ショートによる黒字倒産では、再起できる可能性が残ります。
    むしろ、このまま韓国国内の航空・自動車・造船・半導体など、全ての産業がその基盤ごと崩れさって経済崩壊する方が、後腐れがなくてよいと思うのです。

    1. 阿野煮鱒 より:

      クシャナ「焼き払え!」
      巨神兵 「はい」
      クシャナ「薙ぎ払え!」
      巨神兵 「はい」

      こうですか?

      1. イーシャ より:

        どちらかと言えば、
        「(性根が)腐ってやがる・・・(独立させるのは)早すぎたんだ」
        の声を聞きながら、崩れてゆく方のイメージです。

        1. 阿野煮鱒 より:

          また国が一つ死んだ。行こう、ここもじき腐海に沈む。

          こうですね?

        2. イーシャ より:

          ピンポーン。

  8. りょうちん より:

    しかし、「外貨準備高の循環積み上げ」なんてものが実際にあったら、まさに世界に冠たるウリジナルですね。

    国家にも会計監査のシステムがあれば良いのに・・・。
    EUが加盟国の箸の上げ下ろしにも文句を付ける勢いで財政に口出しするようにアジアでも監査を受けないと恩恵を受けられない制度があれば良いのに。
    CMIMのシステムを改定して、参加国は毎年監査を受けなくてはいけないみたいな風にすれば良いのに。
    どうせ引き出す時にIMFに厳しくしつけられるのですから。

    1. 夜勤者 より:

      ウリーロンダリング(ぼそっ

    2. だんな より:

      りようちんさま
      国家に監査は入りませんが、韓国銀行には、入るようです。
      そちらに、期待しましょう。

  9. 匿名希望 より:

    いつもありがとうございます。
    少し以前のことを思い出してみると、南鮮の経済はかなり悪化しており、日本とのスワップをしてやると言い出しそうでしたね。不謹慎な言い方ですが、武漢肺炎の対策で、それどころではない状態になったのは、良かったと言えそうです。さすがに南鮮を助けるなどとは言い出せないでしょう。まず自国です。
    そう言えば開けてびっくり外貨準備。みたいなことがあったと思いますが、国として一体何なのか不思議です。

  10. 匿名 より:

    「あやしいぞ、韓国の外貨準備高!」

    テレ朝さんあたり、いかがですか?

  11. はにわファクトリー より:

    会計士どのの決意と熱意が顕著に表れているすばらしい記事です。いつも勉強させていただいてます。

    りょうちんさま

    >国家にも会計監査のシステムがあれば良いのに

    嘆かわしいです。ドルを刷れる国家(いくつありますか)が全世界規模でやっている経済活動が白日に晒される。番組タイトルは「パナマ文書2、発見さる」あたりですかね。

  12. めたぼーん より:

    分析ありがとうございます。勉強になりました。豊富な外貨準備があるのに為替スワップを早速使ったところが嘘の綻びなのかな、と思っております。証券市場でも外国人投資家の売り越しが続いているようですし、国や企業含めてすぐにドルベースの借金返済なり、貿易の決済なりに使えるものは枯渇に近づいているのでは無いかと思いますので、干上がった湖が如く全容が現れるのも時間の問題かもしれませんね。

  13. G より:

    そもそも通貨危機防止のための介入資金として外貨準備を置いてるなら流動性の高い米国債(可能なら短期債)で準備しなきゃいけない。
    そうしないのは出来ないから。

    いろんな形式で持っている不適格なものも多量に含まれる雑多な証券類をみんな「その他証券」に押し込んで外貨準備を膨らましてるのでしょうね。

  14. 心配性のおばさん より:

    なんか、俄かには信じられない朗報が入って来ました。

    島津製作所 煩雑な手作業を省き、検査時間を半分に 「新型コロナウイルス検出試薬キット」を発売
    http://japanican.blog.jp/archives/51569987.html

    本当かしら?

  15. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     (韓国基準なら、いつでも米ドル化できる)韓国企業の海外子会社の株
    式を、外貨準備高に入れることも、やっているのではないでしょうか。そ
    れが、いざという時に現金化できるかは分かりませんが。(もしかしたら
    いざとなれば徴用工裁判で差し押さえた、日本企業の株を売却するつもり
    かもしれません)

     蛇足ですが、いざという時が来なければ、外貨準備高は(極論なら)本
    当はゼロでもよいのではないでしょうか。(来ないはずの、いざという時
    が来てしまった時が、どうなるかはしりません)

     駄文にて失礼しました。

    1. 匿名 より:

      自分の家の扉に鍵がついていない事を言いふらす愚か者は少ないでしょう。盗人ほど戸締りに気を使うものです。自信がなければ見栄えだけでも。

  16. namuny より:

    外貨準備高=扉の鍵 です。

    名前を入れ忘れました。

  17. 押入れ より:

    山口さんちのツトムくん
    替え歌デス。

    お隣さんちの 貯金箱
    4000億って ヘンね〰
    誤魔化し かしらー

    IMFの COFERや
    TICの レポートを
    みると せいぜい 1000億
    「他はー」
    何処にあるの〰

    お隣さんちが 火車で
    もうすぐ 破産 するかも〰
    どうする ノカナー

    近所の 為にも なるからと
    うちにも お金を 借りにきた
    二度と 引かない 貧乏クジ
    「結構で〰す」
    相手に シナイー

    お隣さんちの 強請(せび)り屋さん
    又候(またぞろ) 喚(わめ)き 始める〰
    何回目かな〰

    謝罪 や 賠償 いうけれど
    もともと 捏造 屁理屈で
    ユスり タカり と同じー
    「絶交デ〰ス」
    永遠にー

    失礼致しました。

  18. 国防動員法 より:

    >「韓国の外貨準備高には、韓国企業が発行した債券がかなりの割合で組み入れているのではないか」

    「かなりの割合で組み入れ」とは、なかなか極端な発想でそのサイトを見てみたい気もします。

    韓国の外貨準備高懐疑論者が多い理由は、IMF韓国介入時の証言をする人達、例えば元FRB議長アラン・グリーンスパン氏のような人達のほうが、韓国よりも信用されていることかと思います。

    グリーンスパン氏の回顧録に沿って、ブログ主様が引き合いに出したような極端な韓国外貨準備懐疑論者の心境を想像してみると、まず、

    “The dam is bursting” is how the official put it, explaining that Japanese banks had lost confidence in Korea and were about to stop renewing tens of billions of dollars in loans.
    This was a shock.
    –引用元– Alan Greenspan 『The Age of Turbulence:Adventures in New World』 Penguin Books; Reprint版(2008/9/9), p.188

    →(意訳)日本が韓国向けローンを更新しないと聞いた。これはショックだった。
    →(懐疑論者)最上位の金融実務家も予測できなかった?

    Korea’s central bank was also sitting on $25 billion in dollar reserves-ample protection against the Asian contagion, or so we thought.
    –引用元– Alan Greenspan 『The Age of Turbulence:Adventures in New World』 Penguin Books; Reprint版(2008/9/9), p.189

    →(意訳)韓国の中央銀行は250億ドルの外貨準備を持っていて、アジア通貨危機に対する防衛力としては十分だ、と我々は考えていた
    →(懐疑論者)外貨準備は十分存在していたはずだった?

    What we didn’t know, but soon discovered, was that the government had played games with those reserves. It had quietly sold or lent most of the dollars to South Korea commercial banks, which in turn had used them to shore up bad loans.
    –引用元– Alan Greenspan 『The Age of Turbulence:Adventures in New World』 Penguin Books; Reprint版(2008/9/9), p.189

    →(意訳)しかしこの時、我々には知らされていなかったことがあり、そして、それらは後にわかるのだが、韓国政府は外貨準備を「おもちゃ」にしていた。外貨準備のドルの大半を韓国内の銀行に対して「ひそかに」売るか貸し出していて、そしてそれらの銀行は、このドル資金を不良債権の下支えに使っていた。
    →(懐疑論者)「play with:おもちゃにしていた」ということは、本来の外貨準備の使い方ではないのだろう。そしてそれは、秘密裏に行われていた?

    What they’d published as reserves had already been spoken for.
    –引用元– Alan Greenspan 『The Age of Turbulence:Adventures in New World』 Penguin Books; Reprint版(2008/9/9), p.189

    →(意訳)外貨準備として公表されていた金額は、既に使途が決まっていたのだ。
    →(懐疑論者)韓国では公表されている外貨準備が「外貨準備の使途」には使えない?外貨準備以外の使い道って何だ?どんな仕組みで運用されているの?

    つまり、ブログ主様が引き合いに出したような極端な懐疑論者がどのように考えているか、極端に表現すると、

    「4000億ドル持っているけど、他に使い道があるので外貨準備には使えません」

    と韓国が言い出すのではないか、そして、そんなことが起こるかどうかはFRB議長でも予測できないのではないか、ということだと思います。

    つまり、外貨準備をどれだけ保有していても疑念が晴れることはない。

    4000億ドル全部使えないというのは、かなり極端ですが・・・

    恐らく、一度失敗して疑われている韓国は、韓国企業が発行した債券を組み入れるなんてあからさまな方法は使わないでしょう。

    せっかく非公開の部分が多いのですから、それらを使って表向きは健全に見える方法をとるのではないでしょうか(笑)。
    いろんな屁理屈をつけて、もっと複雑にこねくり回せるはずです。
    韓国の外貨準備の運用については、謎が多くても許されるのですから・・・

    以前韓国の数字を追いかけていた頃、不胎化の痕跡である通貨安定証券と韓国政府の介入資金調達手段である外国為替平衡基金・公共資金管理基金の金の流れを追うと、外貨準備の金額に概ねリンクしていましたから、恐らく、為替介入で外貨を買った金額をごまかす仕組みは存在しなかったと思われます。
    問題があるとすれば外貨を買った後、為替介入で集めた外貨の使い道ではないかと推察します。

    今現在がどうなっているかは知りませんし、あくまで、「毒を食らわば皿まで」の精神で韓国の公表する数字を信じるならば、の話ですが・・・

    そもそも、今のような平時に外貨準備高のインチキをする意味も見いだせない。
    問題は外貨の流入が減り流出が増えた時、韓国の外貨準備における謎部分がどのように動くかでしょう。

    個人的には、文在寅とその手下が中央銀行に正しく影響力を行使できるとは思えません。

    恐らく、コロナ騒動が終わった時に
    Only when the tide goes out do you discover who’s been swimming naked.
    となるのでしょう。
    案外、しっかり着込んでいるかもしれませんが・・・

  19. カズ より:

    韓国の財閥系企業では本部の影響力保持のために、グループ企業の株式を循環保有してたのではなかったでしょうか?
    本部は子会社Aの大株主。A社はB社の大株主。B社はc社の・・。って具合ですね。

    同じように韓国銀行が政府系金融機関から借りた外貨を準備高として計上し、政府系金融機関が市中銀行から借りた外貨も・・。って具合にそれぞれの保有外貨として二重計上されてたりしてね・・。

    *****

    何度も同じコメントしちゃってますが、外貨準備高に含まれる金(ゴールド)の評価替えが無いことからも韓国の外貨準備高は取得原価基準で記帳されてるのでは?・・と思ってます。

    毎月の外貨準備高公表時の表明をみてもドル換算に伴う評価替えの他には運用益が計上される事しかありません。例えば洗替評価のうえでの利益計上であれば問題は無いのかもなのですが、取得原価基準だと損切り確定させるまで運用の損失は計上されないことになるのかと・・。

    簿価を取得原価に据え置いたままで利益確定のみを繰り返せば、必然的に残されるのは流動性のない(含み損になってる)塩漬運用部分ばかりになってしまってるのかもなんですけどね。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告