日本のテレビ、「五輪に始まり五輪に終わる」

当ウェブサイトが以前から関心を持って追いかけているテーマのひとつが、テレビ局の経営です。最近の「コロナ騒動」のため、以前から書きたかった論点が延び延びになってしまっていたのですが、約2週間前の『テレビの三重苦:視聴者、広告主、クリエイター離れ』で報告した「視聴率」の論点の続きを紹介したいと思います。1964年の東京五輪を契機に一気に発展した日本のテレビ業界が、2020年の東京五輪を契機に一気に崩壊に向かうのかどうか。気になるところです。

ビジネスモデルの苦境

民放テレビのビジネスモデル

当たり前のことですが、テレビ放送の番組を作るのにはカネが掛かります。番組製作費を回収したうえで利益を出さなければ、テレビ局は潰れてしまいます。

NHKの場合、番組制作費用は視聴者から徴収した巨額な受信料の一部から捻出されているのですが(受信料の残りはNHK役職員などに対する異常に高額な人件費や金融資産の購入に充てられています)、民放各局の場合、基本的には「受信料」という制度がありません。

つまり、NHKを除く地上波のテレビ局(民放各局)の場合、基本的に視聴者からカネを取っておらず、視聴者はこれらの番組を無料で視聴することができます。では、彼らはどうやって経営を成り立たせているのでしょうか。

ざっくりとわけると、①広告収入、②ライツビジネス、③その他ですが、やはり民放テレビ局にとっての収益の柱は、なんといっても広告収入(CM)、とくに番組の途中で挿入されるCM(いわゆる「タイムCM」)です(ちなみに番組と番組の間で流されるCMは「スポットCM」と呼ばれるそうです)。

広告主にとっては、これらの広告を出すことで自社の製品やサービスをテレビで広く宣伝し、販売促進に役立てるわけですが、当然、視聴者が増えれば増えるほど宣伝効果も高くなりますし、視聴者が減れば減るほど宣伝効果も低くなります。

もっとも、一部の放送局は収益の多角化を図っていて、なかには売上高の半分が広告収入以外である、というケースもあるようです。

このなかで「王道」といえば、過去に自社が制作した番組コンテンツの映画化、海外販売、ネット配信といった「ライツビジネス」ですが、ただ、昨今、地上波テレビの番組制作力が低下しているためでしょうか、「ライツビジネス」がうまくいかない場合も多いようです。

そうなると、都心の一等地にある不動産を活用した不動産ビジネス、あるいは極端なケースだとまったく異業種の企業を買収する、といった戦略に出ているようです。

経営の多角化の落とし穴

ただ、この「経営の多角化」には、ひとつの落とし穴があります。

それは、企業としての「中核的な競争力」が何なのか、ぼやけてしまう、という点です。

テレビ局の本来のビジネスモデルとは、「面白い番組を作り、たくさんの人に見てもらうこと」にあります。たくさんの人がその番組、コンテンツを見てくれれば、それによって視聴率も上がるかもしれませんし、また、自社の制作したドラマ、アニメ、クイズ番組などをもとにした「ライツビジネス」の展開も容易になるはずです。

しかし、一部のテレビ局や新聞社のように、不動産ビジネス、通販、出会い系サイトの運営など、「マスメディアとしての役割」と無関係な業態に進出すると、その企業にとっての「本業」が何なのか、わからなくなってしまうのです。

もちろん、経営を多角化すれば収益源を分散することができますが、それは同時に「諸刃の剣」です。というよりも、テレビ局が本業である番組制作よりも、なんだかよくわからない副業に手を染めはじめ、なまじっかそのビジネスがうまく行ってしまうと、今度は本業である番組制作がおざなりになってしまいます。

それが行き着くところに行けば、極端な話、科学を否定する新聞社が不動産部門の儲けをもとに新聞刊行を続けるという、何やら本末転倒なことになりかねないのです。

あれは不動産屋が発行する「科学否定のオカルト紙」?

視聴率

広告収入の大きな落とし穴は「視聴率」

いずれにせよ、現状で見る限り、地上波民放テレビ局にとって一番大事な収益の柱は番組制作であり、もっといえば、番組を作ることで得られる広告収入です。

これを逆の立場から考えると、広告主としては、同じ値段を払うならできるだけ視聴者が多いテレビ局を選びたいと思うでしょう。よって、NHK以外の民放テレビ局は、どうやって番組を視聴者に見てもらえるかを競わなければならないはずなのです。

ところが、「番組を多くの視聴者に見てもらっているのかどうか」を判断するうえで、ひとつ、非常に大きな落とし穴があります。それは、「視聴率」です。当ウェブサイトではかなり以前から「視聴率」という指標に疑問を呈して来ました(『そもそも視聴率って信頼できるんでしたっけ?』等参照)。

そもそも視聴率って信頼できるんでしたっけ?

というのも、視聴率にはさまざまな問題があるからです。

たとえば、視聴率について調べていくと、「リアルタイム視聴率」だけでなく、「タイムシフト視聴率」(つまり録画の視聴率)や、両者を合算した「総合視聴率」などの指標があるようですが、その調査方法自体、どうにも怪しくてなりません。

実際、『日テレ広告ガイド』というウェブサイトなどの説明によると、地区によっても異なるものの、関東、関西、名古屋地区の場合はPM(ピープルメーター)といって、「テレビを見る人が、見始めるときと見終わったときに、いちいち手でボタンを押す」、という、きわめてアナログ的な方式です。

なぜこんな不透明なやり方にこだわっているのかはわかりません。

GRP、セットインユース…難しい概念がたくさん

この視聴率の考え方については、後日、複数のコメント主の方からもっと深い見方について教えていただいたのですが、これについては先日の『テレビの三重苦:視聴者、広告主、クリエイター離れ』でも、「GRP」や「セットインユース」などの概念とともに紹介したところです。

テレビの三重苦:視聴者、広告主、クリエイター離れ

ここでGRPとは「一定期間に流したCM1本ごとの視聴率の合計」のことで、たとえば、①世帯視聴率15%の枠に5本、②世帯視聴率10%の枠に10本、③世帯視聴率5%の枠に10本、合計25本のCMを出稿した場合のGRPは225と計算されるそうです。

①15%×5+②10%×10+③5%×10=225

日経XTECH』というウェブサイトに掲載された2008年6月の記事の説明によれば、在京キー局で1GRPを獲得するための単価の基準は10万円程度とされているようですが、225GRPを獲得するためのコストは単純計算で2250万円(=225×10万円)、ということです。

ただし、この「在京キー局で1GRP10万円」という記事自体、今から約12年前の話ですので、現在はこの単価がどうなっているのかについてはよくわかりません。

いずれにせよ、企業の広告担当者という立場にあれば、そのチャンネルに広告を出稿することで、どれほどの効果が得られるのか、というのは、非常に気になる項目でしょう。しかし、テレビ広告の世界では、どうも基本的には「GRP単価×目標GRP」で出稿料が決定されいるようなのです。

「視聴率≠視聴回数」、「視聴率≠視聴者数」

ここで、ちょっと勘の鋭い人であれば、ハッと気付くと思います。

テレビ広告の世界では、「GRP」という概念が重要視されているようなのですが、これはあくまでも視聴「率」であって、視聴「回数」ではありませんし、視聴「者数」でもありません。

ビデオリサーチの説明によると、「視聴率」とは、「テレビ所有世帯のうち、どのくらいの世帯がテレビをつけていたかを示す割合」なのだそうです。

視聴率=テレビをつけていた世帯の割合÷テレビ所有世帯

つまり、視聴率が同じであっても、テレビ所有世帯数が減少していれば、そのCMや番組が視聴者に見られた回数も減少するはずだ、ということです。とくに昨今、視聴者のテレビ離れの可能性が指摘されていますので、同じ視聴率で議論するよりも、やはり「視聴者数」「視聴回数」のデータがほしいところです。

いずれにせよ、「テレビ所有世帯数が減少していれば、視聴率が同じであったとしても、視聴者数・視聴回数は減少するはずだ」、という仮説は成り立つのです。

ところが、ここで大きな問題があります。肝心の「テレビ所有世帯数」についての実数については、信頼できるものがなかなか見当たらないのです。ビデオリサーチ社のウェブサイト上はもちろん、広告代理店や総務省などの公的機関のウェブサイトをひととおり探してみても、それらしきものはなかなか探せません。

いずれにせよ、「テレビ所有世帯数」自体、何らかの統計を手掛かりにして推計することが可能かどうかについては、当ウェブサイトとしても今後の課題となりそうですね。

ネット動画の威力

視聴「回数」がダイレクトに出てくるインターネット

ただ、企業の広告担当者としては、いままではこれでよかったのかもしれませんが、今後はそういうわけにはいかなくなります。なぜなら、『YouTube』をはじめとしたインターネット上の動画サイトでは、多くの場合、視聴「率」ではなく、視聴「回数」が測定され、再生のたびに表示されているからです。

YouTubeの場合は、それだけではなく、ターゲット広告というものを展開することができます。その具体的な事例としては、

  • ユーザー属性グループ…広告を表示したいユーザー層の年齢や性別、子供の有無、世帯収入など
  • 詳しいユーザー属性…大学生、住宅所有者、最近子供が生まれたユーザーなど
  • 興味・関心…表示されたカテゴリからトピックを選択して、そのトピックに関心があるユーザーをターゲットに設定可能
  • アフィニティ カテゴリ…関連するトピックにすでに強い関心を持っているユーザーに動画広告を表示して、ブランドの認知度を高めたり購入を促すことが可能

といった具合に、広告についてはきめ細かく出稿が可能なのです。

つまり、視聴「率」ではなく視聴「回数」自体がダイレクトに表示され、視聴者のユーザー属性についてもグーグルの分析に基づいて決定されるという特性があるのです。

画質そのものがまったく違う!

さらに、最近『YouTube』を視聴していて気付くのは、画質そのものがまったく異なってきた、という事実です。これについて読み解くカギが、「4K」「8K」です。

4K8Kとは 4K8Kの魅力(総務省HPより)

総務省によると、現在の地上波テレビ放送は2K、つまり約200万画素(=1920×1080)なのですが、これが4Kになると約800万画素(=3840×2160)、8Kだとなんと3300万画素(=7680×4320)で、2Kの16倍にも達するのです(図表1)。

図表1 画面サイズと2K、4K、8Kの関係

(【出所】総務省HP『4K8Kとは 4K8Kの魅力』)

では、総務省は具体的にいつから4K、8Kなどを実現させるつもりなのでしょうか。

これについては今から約5年前、2015年7月に示された「ロードマップ」(図表2)では、すでに現在(2020年)には衛星放送やケーブルテレビの世界で4K(や8K)の放送が実現しているということになっているのですが、実際には今から1年少々前の2018年12月1日から開始されています。

図表2 ロードマップ

(【出所】総務省HP掲載のPDFファイル

ただ、ここで図表2を眺めて驚く点がひとつあります。

それは、地上波デジタル放送については、ずっと2Kのままの状態が継続する、という点です。

一説によると、地上波が2Kのままで推移する理由は、現在、4K、8Kに対応していないテレビが世の中に多すぎ、今すぐ地上波が4K、8Kに移行してしまうと、テレビが見られなくなってしまう家庭が続出する懸念があるからだ、というのがその理由のようです。

もちろん、世の中では4K、8K対応テレビが多数発売されているわけですが、仮に「衛星放送と比べて明らかに地上波の画質が劣る」のだとしても、もしかすると地上波の人たちにはさほどの危機意識はないのかもしれません。

あくまでも私自身の勝手な想像ですが、地上波テレビの「中の人たち」は、自分たちこそがテレビの支配者だと思っていて、衛星放送やケーブルテレビなどを下に見ているようなフシもあります。

ネット動画サイトが4K8Kに対応+チューナーなしTV

ところが、ここでひとつ、面白いことに気付きました。最近、動画サイト『YouTube』が、4K、8Kに対応し始めたのです(もっとも、現在のところ、8Kまで視聴できるのはGoogle Chromeのみだそうですが…)。

それだけではありません。

最近だと、「チューナーなしテレビ」というものが発売されているようです。

ドンキ、「チューナー無しの液晶テレビ」を発売。32インチHDで2万円/「モニターでは?」というツッコミはおいといて(2019/12/17 19:00付 engadget日本版より)

『エンガジェット』というウェブサイトに昨年12月17日付で掲載された記事によれば、ドン・キホーテが『チューナーレス液晶テレビ』というものを発売したそうです。

実際、調べてみると、「テレビチューナーのないテレビ」なる商品は続々と出現しているようであり、極端な話、4K、8K対応のチューナーなしテレビを買ってきてインターネットにつなぎ、YouTubeを視聴する、といった使い方もできそうです。

また、インターネット界隈では、「チューナーなしテレビを買ってもNHKと受信契約締結義務が生じない」といったうわさも生じているようです(※もっとも、次の『ロケットニュース』の記事によれば、NHKとしてはチューナーなしテレビで受信契約締結義務が発生しないとは断言していないようですが…)。

【突撃】ソニーが「NHKが映らないテレビ」を発売へ → 本当に受信料を払わなくていいのかNHKに聞いてみた結果…(2018年7月4日付 ロケットニュース24より)

東京五輪に始まり、東京五輪に終わる

先日の『テレビの三重苦:視聴者、広告主、クリエイター離れ』では、視聴者、広告主、クリエイターがテレビ業界から徐々に離れて行っているという状況をレビューしたのですが、これに加え、もし「そもそも地上波テレビが映らないテレビ」が普及すれば、それこそ「テレビ設置世帯」自体が減少に向かうかもしれません。

というよりも、YouTubeに加え、NetflixやAmazon Prime、Huluなどのインターネット動画配信サイトが競うようにして高画質・高品質な動画の配信を始めれば、地上波テレビ局は本格的な経営難に陥る可能性すら否定できません。

コロナ騒動で東京五輪が予定どおり開かれるのか微妙だ、という意見も一部にはあるのですが、それでも、もし予定どおり東京五輪が開催されれば、4K、8Kに対応していない地上波テレビと4K、8Kに対応したインターネット配信の大きな差が人々に意識されることは間違いないでしょう。

日本ではテレビは1964年の東京五輪を契機に普及したといわれていますが、2020年の東京五輪を契機にテレビが終わるのだとしたら、それはそれで非常に象徴的な気がします。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 愛読者 より:

    テレビの4K, 8K化ですが,総務所の過去の計画の背景には日本のテレビメーカーがあったことを思い出しましょう。アナログテレビからデジタルに移行する時期は,まだ,日本でのテレビ生産は活発で,デジタル化により,日本のテレビ産業は一層発展することが期待されていました。
    しかし,現実は….(説明不要ですね)
    テレビ局はコストがかかるので4K, 8K化をいやがっています。日本のテレビメーカーのあと押しも弱いです。液晶(等の)パネルすら韓国が….
    オリンピックの件ですが,新型コロナウイルスが梅雨を越すことはないだろうと想像しているのですが,オリンピック開会式の1ケ月前にまだ収束しないと,予定通りの日程での開催は難しくなるように感じます。あと,日本だけじゃなくて,海外でのコロナウイルスの流行状況も,考慮しないといけなくなりました。大変ですね。

  2. ケロお より:

    現在の「テレビ業界のビジネスモデル」とそこから脱却できない「テレビ局」は、もう衰退が止められない状況は間違いないと思います。
    ただ、「電波を用いた映像配信インフラとしてのテレビシステム」はなんらかの利用価値があるような気がしてなりません。うまくいえないので、とりあえず感想だけで失礼します。

  3. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    「YouTubeに加え、NetflixやAmazon Prime、Huluなどのインターネット動画配信サイト高画質・高品質な動画の配信を始めれば、地上波テレビ局は本格的な経営難に陥る可能性すら否定できません。」そうですね。

    見たくもないCMや偏向したコメンテーターによる発言も聞きたくないし、そのインターネット動画は価値ありと思います。チューナー無しなら、NHKに金払う必要な無い(と思ってます)ですし。

    地上波テレビには飽き飽きしてます。何十年も視聴しましたが、最近無くなってからは、懐古調の経費掛からない昔のフィルム構成が多いらしいですね。そんなの配信して誰が見るんやろ(笑)?新しい切り口に自信無いから昔に頼る。見てるのも年寄りだ!って事か(笑)。

    最後に、日本のテレビの爆発的な普及拡大は64年東京五輪ではなく、59年の現上皇陛下の「御成婚」時です。その前迄はテレビのある家に見せて貰いに行ったものです。

    ローン(月賦)でも中古でも何でも良いからテレビが欲しいッて事でしたね。

  4. だんな より:

    私は、テレビを見る派です。ラジオも聞く派です。
    スポーツ中継の観戦は、趣味と言えると思います。
    テレビで育った世代だからかとも思います。
    今は、幼児の頃から、スマホでYouTubeを見てるでしょう。
    まあ、いつか二次元テレビは、無くなるでしょう。
    3Dでは無い、立体映像の時代は、生きてるうちに来るかな?

    1. 沖縄の三十路 より:

      だんな 様

      映像を3Dデータ化する技術は近いうちに実現しそうな雰囲気ありますが、それを立体投影できるようになるのはまだ先だと思います。

      なので次に来るのは、3Dデータを生かした「視点を自在に変更できる映像」あたりと読みます。
      スポーツ中継で選手視点の映像が見れるなら、かなり熱いコンテンツになることでしょう。

      1. だんな より:

        沖縄の三十路さま
        私の妄想にレスを頂きまして、ありがとうございます。
        「視点を自在に変更できる映像」ですか。
        何処から見たら良いのか、分からなくなりそうですね(笑)
        例えば、ピッチャーとバッターとか。
        俺は、此処から見るのが、好きだとかいう話になるんでしょうか。
        因みにアイドルコンサートの、「自在に変更」はどこまで自在なんでしょうかね。
        次の妄想になりました。

      2. こんとん より:

        沖縄の三十路様

        「視点を自在に変更できる映像」であれば、直近のラグビーワールカップでキャノンが映像提供していました。
        https://global.canon/ja/news/2019/20190917.html

        特設サイトはすでにクローズされたようですが、実際にニュージーランド・オールブラックスが次々とボールを繋いでトライする映像をパスのたびに別選手に視点が変わりながら連動する映像は迫力ありました。
        他にもパスの数人繋がる直前に最終到達者視点で見るとか色々展開はありそうです。

        リアルタイム中継で自由視点映像を享有するには膨大なデータ量を必要とするでしょうから、5G/6Gの通信インフラや画像処理用のインタフェースが必要となるので、先の話になると思いますが、未来を想像させるには充分なコンテンツとプレゼンであったと感じました。

  5. 韓国在住日本人 より:

     「タイムCM」の部分を呼んで頭に浮かんだのが、プロレスの試合と試合との間に掃除機でリングを掃除していた場面です。

     たしか三菱電機の「風神」だったと記憶しております。

     スレチですみません。。。

     駄文にて失礼します。

    1. めがねのおやじ より:

      韓国在住日本人様

      アレはマットの何を掃除してたんでしょうネ?(笑)。汗は吸えないだろうし。
      確かマットの下の四方向の幕も「風神」のネーム入りだったと思います。古ッ(笑)。

      1. 韓国在住日本人 より:

         めがねのおやじ 様

         >アレはマットの何を掃除してたんでしょうネ?(笑)。

         確かに、ブッチャーやテリーの流血は吸えないし、ブロディーの髭かな・・・。それは掃除の後か・・・(笑)。

         髪の毛や紙吹雪とか・・・。でも山本小鉄は禿げてたし、星野勘太郎の髪の毛かな・・・。

         お互い古いですね(笑)。

         駄文にて失礼します。

  6. 茶筒 より:

    更新ありがとうございます。
    インターネット広告の一番の強みは「コンバージョン率がわかること」かと思います。
    つまり、来た人が商品を買ったのか。キャンペーンに応募したのか。そういう「広告効果が目に見えてわかる」ことです。
    その結果を見て、広告の方法や検索方法、ページ構成を変えたりなどの、いわゆるPDCAを回すことができるというのが、最も大きな魅力かと思います。
    また、今のGoogle広告は、位置情報とも連動してます。つまり、「ラーメン屋 おすすめ」と入れれば、(アカウントに紐付いたスマホの位置情報から)現在地に基づいた広告が出てきます。
     
    最近のテレビCMは、イメージ広告ばかりに見えますね。
    あるいは、「検索ワードと紐付けることで、テレビCMによってどのくらい検索回数が動くか」の見える化をしたりなど。
     
    テレビCMは、もっと費用対効果が厳しく問われていくことになるかと思います。

  7. 無学な老人 より:

    PMメーターの「アナログぶり」が発揮される(?)のは、個人視聴率(年齢・性別を区分した視聴率)の場合だけで、世帯視聴率については1分以上TVを着けておれば、他にボタンを押したりせずとも数値に反映されます。
    あと、かつては600世帯だった関東の調査対象世帯数は、900世帯だった時代を経て来月末から2700世帯に変更されます。(関西地区は600世帯から1200世帯になります)
    なお、一年ほど前から、関東地区のTVCM料金の算定基礎は、世帯視聴率ではなく、P+C7というものに変更されています。

  8. 製造業SE より:

    我が家でもテレビはほとんど視聴していません。朝食時、夕食時くらいですかね。テレビモニタ自体はPCと接続していますので、もっぱら子どもたちのYoutube視聴マシンとなっております。
    その他にアマプラ、ニコニコ(出番減少中)と契約しているので、テレビは主に災害時に情報を取得するツールとなっています。
    最近はテレビでもユーチューバーを積極的に取り上げたり、逆に芸人たちがユーチューバーに鞍替えしたりしているのを目の当たりにすると、盛者必衰を感じる所存です。
    そういえば○十年前、高校の卒論で「テレビ」を題材にしましたが、そのとき「インターネットを取りこまないと生き残れないだろう」と書きました。○十年経ってまさにそうなりそうで、我ながら高校生の小僧がよく書いたなぁと感慨深いものがあります(笑)

  9. 阿野煮鱒 より:

    ちょっと話をずらして申し訳ないですが、解像度のお話。

    まだベータだVHSだと言っていた頃から、Audio Visual(以下AVと略)を趣味とする人たちが、ハイファイ・オーディオ・マニアのノリで、やれ黒の深みがどうの赤の色乗りがどうのと画質を追求していました。個人的には、走査線数525本程度の解像度でこだわっても仕方がなかろうと冷めた目で見ていました。

    DVDが普及すると、AVやホームシアター専用の月刊誌が発行されるくらい一定の市場規模があったようです。プロジェクターを導入したり、ホームシアター専用のPCを組んで、メインボードのコンデンサーを交換しては「黒がー、赤がー」とかやる御仁が結構いました。私は「720×480程度の解像度で映画を見たってボケボケだろうに」と冷めていました。

    Blu-rayが登場して、解像度が2K (1920×1080)になって、やっと満足できる画質になったと感じました。液晶TVも大型化し、自宅で気軽に高画質に映画鑑賞ができるようになりました。DVDには消極的だった私も、Blu-ray discは積極的に買うようになりました。簡単に高画質が得られるようになったことで、ホームシアターに大金を注ぎ込む人は減っていきました。

    Blu-rayの普及に前後して、映画館はフィルムからデジタル上映の移行が進みました。劇場用デジタルシネマの解像度は4K (4096×2160)が主流で、Blu-rayよりも高画質でした。Ultra HD Blu-rayが普及していくと、劇場との差が無くなっていきます。今はまだ価格が問題ですが。

    私はTV放送を見ませんが、外出時にちらっと見る限り、地上波デジタルのコンテンツだったら4Kや8Kの意味はないと感じます。ひな壇に芸人を並べただけの絵面に8Kなんて無駄。2Kですら過剰。昔のハイビジョン(1280×720)くらいで十分です。

    > 地上波デジタル放送については、ずっと2Kのままの状態が継続する

    というのは、コンテンツから見て妥当だと思います。

    ネット配信動画の場合、4K/8Kのディスプレイがあれば、家庭で劇場並の映像が楽しめるはずですが、私は本当に高い映像品質が得られるかどうか疑っています。Amazon Primeで見る限り、2Kですら圧縮の影響で画質が劣化しています。その16倍の帯域を必要とする8Kなら、さらに強い圧縮がかかって8Kである意味がなくなるのではないかと懸念します。

    とはいえ、技術の進歩は続きます。Blu-rayがDVDを駆逐し始めてから、まだ干支一回りくらいしか経っていませんが、遙か昔のことに感じます。4K/8Kも次の干支一回りでは低圧縮が当たり前になっているでしょう。そこから先も16K, 32Kと解像度は上がり続けるのでしょう。でも、私は4Kくらいで満足してしまい、それ以上は興味を失うと思います。

    1. 農民 より:

      阿野煮鱒様

      私は映画はほとんど見ないのですが、ゲーム利用において解像度を気にしている方です。
      が、やはりフルHDは満足度が高かったものの、そこをを超えたあたりからは体感差の向上度が鈍化…そもそも人間の目が超々高解像度を認識できなくなっていきます。スマホあたりは小型ゆえ既に限界にさしかかりました。
      TV放送なんぞは仰る通りですね。芸能人の毛穴見ても楽しくはないですし、映像美を追求した番組など少数です。

      ついでにPC(及び専用機)で映像処理するゲームでは性質上、どんどんマシンスペックが要求されます。最新ゲームが問題なく動くPCで5年前のゲームを4k稼働させると描画性能が劣ります。カクカクしていくのです。
      そのカクつき、描画フレーム数(TVではHz表示かな?ゲームではFrames Per Second=1秒に何枚のパラパラ漫画で動画を作るか)はかなりの体感差があります。ゲームでは少し前は30fps、今の基準が60fps、ヘビーゲーマーで144fps~240fps。ただし144以上はこれまた人間の体感で感知できなくなってきますが。
      で、TVは長いこと24Hz(fps)で放送しています。映画に合わせたのかな?本当に映像による体感を向上させるなら解像度じゃなくこっちをどうにかせいと思っています。あとは目立つ進化といえばVR化ですか。

      ゲーミングモニターが2万円程度で144hz(まぁサイズは小さいですが)が当たり前の時代ですから、チューナーレスTVとかそれただの「モニター」やんけなんかもう詐欺のレベルじゃね…と思いました。規格の縛りは世の常ですが、TV関係者はどこまでこのへん理解してるのかしら。

      1. 阿野煮鱒 より:

        ゲームは半導体の進化の恩恵を最も享受できる分野ですね。その分、常に機材の更新を求められるわけですが。

        > チューナーレスTVとかそれただの「モニター」

        「これで受信料を取るのはおかしいやろ!」という話から、世論が受信料の根本的見直しに向けて沸騰してくれるといいんですけど。

    2. ラジオはMMT より:

      阿野煮鱒

      聞くところによると、街のほとんどの映画館はいまだ2Kで上映してるそうです。
      でも、問題ありません。

      また地上波デジタルの解像度は1920×1080(フルHD)ではありません。
      1440×1080で、フルHDの3/4の解像度です。
      BS放送は1920×1080のフルHDでしたが、1440×1080に減らされました。
      でも視聴者から文句が出たという話は聞きません。

      解像度が高いほうがいいというのは幻想で、ほとんどの人が気にしていないことは明らかです。
      4K、8Kにして何かいいことがあるのか疑問に思っています。

      1. 阿野煮鱒 より:

        > また地上波デジタルの解像度は(中略)1440×1080で、フルHDの3/4

        そうだったんですか。無関心なもので、調べずに書いてしまいました。

        > 街のほとんどの映画館はいまだ2Kで上映してるそうです。

        一昨年のデータですが、都内だとぼちぼち4Kプロジェクター導入が進んでいるようです。
        http://uma-cinema.com/movie/post-1889

        確かに
        > 劇場用デジタルシネマの解像度は4K (4096×2160)が主流
        は現状では言い過ぎでしたね。

        > 4K、8Kにして何かいいことがあるのか疑問に思っています。

        人間の目の解像度に達したら、後は無意味だと思います。それと、繰り返しになりますが、メディアや通信網のビットレートの制約で圧縮をかけるのだったら、高解像度が活かせません。この辺り、配信サービス業者は調子の良いことしか言わないだろうし、消費者もほとんどの人がスペックだけ気にして実際の画像品質は気にしないと思います。

        1. りょうちん より:

          地デジの問題は、解像度より割り当てられている帯域の問題が大きいです。
          地デジの黎明期に、あの京アニ制作の「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメのOPが実に細々と書き込まれた画像がフルアニメで描かれて、その結果、圧縮ノイズがバリバリ乗るのが目視されてしまいました。
          それ以降、同じように書き込みの激しいアニメのOP(通常本編より予算・気合いが入る)の動画には、○○イジメ(○○には放送局の名前)のタグが付くようになりました。
          BD買わせたくて、わざと放送では悲惨なものになるようなOPを作ったのかもしれませんねw
          (それ以前に、放送には720pをアプコンしたものを使うという姑息なものが多いんですけどね)

        2. 阿野煮鱒 より:

          ですから、圧縮が問題だと何度も。

      2. 阿野煮鱒 より:

        すみません、追記です。

        > 解像度が高いほうがいいというのは幻想で

        DVDとBlu-ray(2K)の解像度の違いは、明らかに映画鑑賞の満足度に影響します。ハイビジョン(1K未満)も、私の感覚では映画鑑賞には物足りませんでした。2Kが最低ラインで、そこまでの段階では解像度は高い方が良いと思います。

        2009年公開の『スター・トレック』(リブートです)で、冒頭シーンで宇宙空間にきらめく星々が、DVDでは潰れてしまうのですが、Blu-rayではくっきりと瞬いて見えたとき、私はついに画質が満足できる段階に達したと小躍りしました。

        1. ポプラン より:

          阿野煮鱒様
          はい、娘に頼まれて買いなおしたAKBのブルーレイはDVDと違って
          娘の言う通りオタの振る発光色素棒の一本一本が明確にわかって感動しました。
          でも息子たちは、アニメも映画もスマホで見るので気にしていません。
          画像にこだわるのは親父たちの世代だけだよと言われて落ち込んでおります。

    3. りょうちん より:

      4k再生環境は、もうそんなに費用かかりませんよ。
      4kモニタやTVも相当安いですし、プレイヤーもXBOX ONE Xで済みます。
      HDR目的で既にBDやDVDを持っているソフトを買い直しまでしています。
      悩ましいのが、最近の最新ソフトの売り方が、BD+3Dか、BD+UHBDの二択になることです。
      (一応、PS4のVRも持っているので3Dも捨てがたい・・・)

      PCゲームは、現在の最高スペックのnVIDIA 2080Tiを使ってもまともに遊べないケースが多く、諦めてRadeon VIIの可変フレームレートで40fps程度で妥協しています。

      しかし、解像度より、HDRの方が効果が実感できます。

      1. りょうちん より:

        書いてから思いましたが日本人がXBOX ONE Xを買う時点で相当敷居が高すぎましたねw
        いつもソフト売り場を見てて思います(もっともディスクでソフトなんてもう買わないんですけど)。

      2. 阿野煮鱒 より:

        Ultra HD Blu-rayのソフトが高いんですよ。2KのBlu-rayなら千円で買えるものがふんだんにあります。

  10. ひろた より:

    GRPが何故、回数なのかというとテレビ局が出す単価と考えていただくとわかりやすいと思います。
    この時間帯にCM流すなら1回○万円。みたいな感じ。
    また、現行のシステムだと1分以下は視聴率が計測できないのです。
    8Kですが民放はあまりやりたくありません。
    カメラなど機材買い換えるための設備費が経営を圧迫してしまうからです。
    HDの時もそうで300億円以上の設備費が経営を圧迫しました。
    どこが美味しいのかと言うとNHKです。
    8Kの開発費に総務省が予算を与えてます。
    8Kになるとシアター、デジタルサイネージなど大画面ではかなり効果は出ますが一般家庭だと4Kでも十分かと思います。

  11. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

    更新、ありがとうございます。

    ケーブルTVや光TVで問題になるのは、NHK受信を選択的に排除できない場合が多いことです。
    たとえチューナーの搭載されてない「画面」であってもNHKの受信料が発生するかどうかはTVサービスのコンテンツ次第ということで、配信業者がNHKをオプションに設定しない限りは受信料が発生するでしょう。あまりに足並みがそろっているので、こういったところでNHKが圧力を掛けて受信料が排除されないように囲い込んでいる疑いがあります。

    ネット配信をテコ入れする計画なのも、将来的に「画面」をネットに接続すれば受信設備として扱えるようにするための準備だ、という指摘が出てくるのも当然のことでしょう。ネット同時配信では、受信契約してなくてもちょっとしたテロップが流れるだけで意図的に映像を垂れ流しにする予定なのは、そういうことだと思っています。

    逆にネット経由での動画配信からNHKの利権を排除(受信料→PPV化)できれば、コンテンツ勝負で潜在ニーズを発掘していかない限り、民放各社と同様に衰退していくことになると予想します。
    是非とも、既得権益に執着することなしに、生き残りをかけて知恵を絞って欲しいところです。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > 是非とも、既得権益に執着することなしに、生き残りをかけて知恵を絞って欲しいところです。

      知恵を絞るのがNHKということでしたら絶望的で、

      > NHKが圧力を掛けて受信料が排除されないように囲い込んでいる疑い

      こちらが濃厚だと思います。この問題はNHKの自助努力には期待できません。民間放送なら辛うじて淘汰はあり得るでしょうが、NHKは市場原理にさらされていませんので、既得権益を貪る方が楽で得です。

      NHKは政治の力で変えるしかありません。しかし、それを表明した政治家は、NHKの号令一下、あらゆるマスコミの総攻撃で抹殺されかねません。NHKのN国対応が生ぬるいのは雑魚だからです。麻生総理や安倍総理が徹底的に叩かれ続けているのは、有能だからです。知名度や能力において石破茂氏や小泉進次郎氏レベルの「ちょっとアレ」だけどまあまあ有名な政治家がNHK改革を主張したら、全力で叩き潰されるのではと懸念します。

      一方で、「ちょっとアレ」だった小泉パパ(純一郎氏)が、郵政民営化の一つ覚えで首相になり、実際に民営化を果たした実績を思い起こせば、国民の支持さえあればNHK解体は夢物語ではないとも思います。

    2. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

      阿野煮鱒 様

      >知恵を絞るのがNHKということでしたら絶望的で、

      民放は人材の流出の件も併せて考えると、現状にしがみついても生き残る目がほとんどない、と考えられます。また、NHKは果たして他の民放抜きで受信料という既得権益にしがみついて生き残れるのか、という疑問があります。この二つのことから、テレビ業界全体として優良なコンテンツを生み出せるように体質を改善して商売するしか生き残る目が無い、というのが持論です。
      よって、主語はテレビ業界全体ということになります。これは新聞業界もほぼ同じだと思ってます。
      「知恵を絞る」というのは「できないだろうけど、それしか方法が無いのだから頑張って」という一種の皮肉ですが、消えてなくなって欲しいわけじゃないので、半分ぐらいは本気です。

      NHK解体については、私は違う道筋を思い描いてます。
      NHKの最大の既得権益は受信料で、今まで様々な理屈をこねくり回して、その母数が減らないように立ち回ってきました。カーナビ、ワンセグ、等々。しかし、カーナビは衰退、ワンセグも衰退し、動画配信の本丸は受信料の影響が及ばないネットインフラです。
      従って、彼らがテレビ設置世帯の割合が減り始めていることに大きな危機感を持っていることは確実だと思われます。そして、BBCにはしごを外される可能性もあり、公共放送&受信料という方式は「海外と同じだ」という名分はかなり怪しくなってます。NHKは計画的にオリンピックという一大イベントを利用してネット進出を果たそうとしたが、根回しも失敗し、二回のパブコメも不利な結果に終わりました。

      この流れで、世の中は「テレビにチューナーって必要なの?」という方向に行く可能性があります。それもそのはず、ネットに繋がってOSがのっかって、プラットフォームとして動画が表示できるならなんでもいいわけです。「テレビ」というのは「大画面」が欲しいから設置するということになります。
      つまり、可能性として思い描いているのは、受信料収入の母数が減少する=「受信料という親亀こけた」シナリオです。時間がかかりそうなのは仕方ないですね。

  12. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     (テレビ局だけとは限りませんが)日本人は正しいとされていることに
    自分の考えを合わせることは得意ですが、自分で新しい正答を見つけ出す
    のは不得意ではないでしょうか。(もちろん、例外もあります)
     そして、今、日本のテレビで正答とされているのは、安倍総理批判であ
    り、これからは東京オリンピックなのかもしれません。

     蛇足ですが、一昔前では、直接に会ったことのない日本人が、どんな考
    えを持っているのかは、テレビなどのマスコミ報道を使うしかありません
    でした。(というよりも、マスコミ報道されていたものを、日本の多数意
    見と見なすしかありませんでした)
     テレビ局は、その時の感覚のままではないでしょうか。

     駄文にて失礼いたしました。

  13. 迷王星 より:

    そもそも4K, 8Kが本当に必要なんですかね? ハイビジョンつまり2Kの解像度では不満でそこまで微細な点までを実際に細かく注視してテレビを見ている一般の視聴者は何%いるんでしょうか?

    新しいテレビの買い替え需要をわざわざ作ったところで、今や韓国やチャイナを儲けさせるだけで終わりで、我が国の貿易赤字を増やして日本の国富を隣国に流し一部分とはいえ対日戦を想定した軍備拡大に使われるだけですし。

    そんな下らないことに貴重な電波帯域を使うよりは、国防用の帯域として自衛隊向けに確保しておけば良い。
    そのほうがよほど日本の長期的な国益に適う。自衛隊の各種活動(軍用通信、レーダー等々)に割り当てられている帯域は米軍に比べると非常に少ないそうですから。

    なお有事の際に在日米軍が電子戦機(現代ならばEA-18Gグラウラー)を日本上空で1機稼働させるだけで当該エリア(例えば東京都区部といった広さの単位)での民間の電波活動(TV・ラジオの放送、警察も含む民間無線通信、携帯電話、WIFIや無線LANなど)は全部使い物にならなくなるそうなので、そういう意味では我が国の民生用電波帯域は有事には否応なく米軍に召し上げられるようなものですが。

    1. りょうちん より:

      >そんな下らないことに貴重な電波帯域を使うよりは、国防用の帯域として自衛隊向けに確保しておけば良い。

      Kuバンドってそういうもんじゃないですよ。
      なんで米軍がグローバルホークを何機も飛ばせるのか考えてみてください。

      1. 迷王星 より:

        りょうちん様、

        Kuバンドは衛星通信ですね。軍用で衛星通信を使いますよ。
        しかも今後は無人機の運用がどんどん増え、それとのデータリンク用に衛星通信の需要が増えることはあっても減ることはありません。

        空飛ぶレーダーサイトと呼ばれる早期警戒を行う軍用機、つまりE-767 AWACSやE-2D AEWは機体が高額なだけでなく、それに搭乗する乗組員も3次元空間で行われる航空戦の彼我の位置関係や速度ベクトルを的確に把握して味方戦闘機に適切な指示を素早く出さねばならず、戦闘機パイロットに劣らぬ高度な技能を有する人材です。

        このAWACSやAEWを長射程ミサイルで撃墜されてしまうと高価な航空機の損失以上に高度な人材を多数一度に喪うという大変な痛手になりますが、ロシアやチャイナはいわゆるAWACS Killerと呼ばれる超長射程AAMで西側のAWACSを無力化する技術開発を強力に推し進めています。

        そうなればAWACSやAEW機を無人化することで対抗することになるでしょう。しかし、その時にはレーダーが捉えた膨大な量の生データ(デジタル処理する前のアナログデータ)を無人AWACS機から地上基地(ここに従来のAWACS管制官を置く)へと転送する必要があります。一律にデジタル化して圧縮した形で送るのでは、例えばステルス機からのエコーのようなデリケートな信号はノイズとして消されてしまう恐れがありますからね。だから、生データから個々の管制官が必要と判断した形でデータ処理する必要がありますが、そのアナログ信号から成る生データを送るには相当な量の衛星通信の帯域が使えなければなりません。

        高解像度に見合った映像の細部までは殆ど誰もロクに見ていないであろう4Kや8Kに衛星通信の帯域を無駄遣いする余裕など、将来の技術動向を考えればないと思いますね。しかもテレビ受像機では日本メーカはほとんどお金を稼げなくなりましたし。日本企業だと喜ぶのは家電量販店ぐらいのものでしょう、4K, 8Kで。

        アメリカだって市民生活で電波帯域が困ってるという話は聞かないのですから、日本もアメリカ並みに軍(自衛隊)優先で電波帯域を割り当て直すことが不可欠です。東アジアの近未来を考えるとね。

        1. りょうちん より:

          いやもう、電波工学をもう少し勉強しましょうよとしかwww
          AM/FM/UHF/VHFなんかの広域放送と衛星を使った髙帯域放送・通信システムの科学的原理の違いを理解されていますか?
          衛星放送のアンテナを自分で立てたことありますか?(買ってきてポン付けできると思ったマヌケな私にはありますw)
          正しい軍事オタクはスペックだけではなくて、その技術背景にまで思いをはせるものです。

          そして、なぜあなたはいつも、これこれを勉強してくださいというアドバイスを無視されるのか・・・。

    2. ひろた より:

      BSに関しては編成を変えてますから、以前とかわりません。
      CSは左110を使います。
      そもそもこれらは国際電気通信連合の割り当てに沿っています。
      軍事はS、XバンドやKaバンドを使用しているのではないでしょうか。
      詳しくはないですが”きらめき”はXバンドですし、軍用機のアップリンクや近接レーザーなどKaバンド、AWACSのレーダーはSバンドかと思います。
      5Gは近接、一部重複しています。

      1. りょうちん より:

        グローバルホークは、Kuバンドで、500Mbps以上の帯域を確保しているそうです。
        日本は、自分で打ち上げるのか、時間で買うのかどっちなんでしょうかねえ。

        1. ひろた より:

          グローバルホークはKuバンドでしたか。
          素人考えですけど打ち上げ?
          今年打ち上げのデータ中継衛星と2022年のレーダー7号機、8号機が怪しい。
          レーダー衛星といってもこの辺りの衛星から通信機能を増強していくようです。
          借りてたころと時代は変わりましたね。

  14. 匿名 より:

    テレビの4K, 8K化?それで何を見るのか考えてみたら 美しい大草原とかでしょうか?でもロッキーの山々ばかり見てるわけにもいかないのです。ドラマの俳優のニキビがよく見えてもいいことはありませんし・・
    2週間のオリンピックも普通のテレビで十分です。第一見るスポーツは興味ないですから。(つまんない人?)でも 私みたいな人 多いんと違いますか? ただNHKのスクランブル化にだけは興味ありますのでN党に投票しています。

  15. あにまる豚 より:

    毎々の執筆、ありがとうございます。

    地デジ=2k=フルハイビジョン放送が永続する理由は、現時点で使用して良い電波周波数の割り当てでは4kや8k放送に対応出来ないからです。

    皆さんが見られているテレビの画面、2kなら12分割、4kなら48分割、8kなら192分割したサイズがワンセグメントにあたります…ワンセグメントって覚えてらっやいますでしょうか?
    携帯やスマホで見ることのできる、あの画質の悪いテレビ放送です。
    現在のテレビ放送では、13セグメントを使用して放送を行っているのですが、13セグメントのうち12セグメントをハイビジョンテレビ放送、残りの1セグメントをワンセグ放送として送信しています。
    これが、4kになると2kの4倍、8kなら2kの16倍のデータ量になるわけで、簡単に言えば4kなら今の滑らかな動画が4倍遅くなり、8kなら16倍遅くなります。見れたもんじゃありませんね。
    周波数を上げるという方法も考えられますが、そう簡単な事ではないと聞いたことがあります。
    (ノイズ劣化とかアース不良の金属に帯電してしまう問題など)

    そもそも、阿野煮鱒様が書かれている通り、映像を極細化して何を見たいか…無いですよね?
    深夜のNHKの様に美しい風景ならまだしも、くだらないバラエティーや人物の毛穴やしわを眺めたいとはあまり感じません(小生所感)。
    圧縮してもテレビで解凍する際にノイズが出るし、表示も遅れるし、ゲームにしても8kでは絵のデータ量が大変←造るのも、配信するのも(苦笑)

    液晶テレビも4kや8kになると、液晶をねじれさせる速度を速めるために、テレビ内の周波数を速める必要があり、そうなると目が疲れたり、ちらつく可能性が出てくるような気がします。

    恐らく、コンテンツ製作する側も液晶テレビ製作側も見る側も、誰も望んでいないんじゃないでしょうか。
    それらが地デジの2k継続になっている理由でしょう。

    失礼致しました。

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