当ウェブサイトで常々説明しているとおり、日本は世界最大の債権国です。ところが、日韓間は隣国同士であるにも関わらず、日本から韓国への与信額は対外与信全体のわずか2%にも満たず、また、韓国から見て日本は「最大の融資国」ではなく、しかも日本から借りている金額のシェアは低下する一方です。こうしたなか、日証協の『公社債便覧』から判明する韓国ネームのサムライ債発行額は3883億円(2019年3月末時点)ですが、昨年9月のハンファ・ケミカル(200億円)、12月の韓国輸出入銀行(700億円)が償還されたと思われることで、下手をするともう韓国ネームのサムライ債残高は3000億円を割り込んでいるのかもしれません。

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貸している国・日本

世界最大の債権国・日本

国際決済銀行(bank for international settlements, BIS)が公表している国際与信統計(consolidated banking statistics, CBS)のデータは、当ウェブサイトにおいて、以前から何度か紹介している論点のひとつです。

この「国際与信統計」とは、ある国の金融機関がほかの国の企業、政府などに対し、いくらおカネを貸しているかに関する国際的なクロス統計です。

BISにCBS用のデータを提出している国は31ヵ国に限られていて、たとえば中国の状況については中途半端にしかわかりませんが、ただ、この31ヵ国には世界最大級の債権国である日本、米国、英国などが含まれているため、カネの流れの「おおどころ」についてはだいたい掴むことができます。

いちおう、2019年9月末時点における、「世界の債権国一覧」を示しておきましょう(図表1)。

図表1 世界の「債権国」一覧(リスク移転前、2019年9月時点)
金額世界シェア
日本4兆5494億ドル14.85%
米国3兆6579億ドル11.94%
英国3兆6195億ドル11.81%
フランス3兆1097億ドル10.15%
ドイツ2兆1377億ドル6.98%
カナダ1兆9013億ドル6.21%
スペイン1兆7749億ドル5.79%
スイス1兆4462億ドル4.72%
オランダ1兆3288億ドル4.34%
イタリア8563億ドル2.79%
その他6兆2564億ドル20.42%
合計30兆6381億ドル100.00%

(【出所】BISのCBS『B2-S』より)著者作成

ただし、この「債権国一覧」のデータ、いろいろと問題があります。

そもそも「世界2番目の経済大国」であるはずの中国のデータが入っていませんし、また、オフショア金融センターであるケイマン諸島についてもデータがありません。さらには、同じくオフショア金融センターである香港については項目自体は存在するものの、金額欄は空欄となってしまっているのです。

また、この金額(日本だと4兆5494億ドル)は、あくまでも金融機関が外国に対して保有している与信であり、その勘定科目はわかりません。

個人的には、おそらくこの金額には債券(社債、国債など)に加え、貸出金、証券金融取引(レポ、リバースレポ)、デリバティブ証拠金などの金銭債権などが含まれているのではないかと見ているのですが、やはり、集計基準が違うためでしょうか、資金循環統計などの他統計とはうまくデータが整合していません。

いずれにせよ、2019年9月末時点における国際与信(合計30兆6381億ドル)のうち、上位5ヵ国(日米英仏独)がじつに過半数を占めているという点、そして日本が世界最大の債権国であるという点については、注目に値するでしょう。

では、日本はどこの国に貸しているのか?

ただし、以前からときどきお伝えしているとおり、日本の外国に対する与信は、特定国に偏ってしまっています。

日本の場合だと、日銀が相手国別一覧のデータを公表しているのですが、これについては次の図表2のとおり、明らかに一部の国(とくに米国とケイマン諸島)に偏重していることがわかります。

図表2 日本の全世界に対する対外与信(リスク移転後、上位10先、2019年9月)
相手国金額比率
米国1兆7821億ドル40.76%
ケイマン諸島6095億ドル13.94%
フランス2126億ドル4.86%
英国2103億ドル4.81%
ドイツ1293億ドル2.96%
オーストラリア1205億ドル2.76%
タイ1002億ドル2.29%
ルクセンブルク964億ドル2.21%
中国787億ドル1.80%
カナダ761億ドル1.74%
その他9561億ドル21.87%
合計4兆3718億ドル100.00%

(【出所】日銀『BIS国際資金取引統計および国際与信統計の日本分集計結果』より著者作成)

(※なお、非常に細かい話ですが、図表1は「リスク移転前」ベース、図表2は「リスク移転後」ベース(つまり保証やCDSで信用リスク削減効果を勘案した数値)であり、図表1と図表2ではリスク移転効果(▲1776億ドル)分の差異が生じていますので、ご注意ください。)

日本の金融機関の融資先トップが米国である理由はおそらく、邦銀が対外証券投資(米国債やエージェンシー債など)を保有していることに加え、レポ取引などを通じて債権債務残高がグロスアップされているからだと思います。

また、ケイマン諸島に6095億ドル(1ドル=110円と仮定すれば約67兆円)に貸し付けているというのも凄い話ですが、これはおそらく、日本の金融機関(とくに地銀や信金など)が仕組債、仕組ローンなどに投資する際に、ケイマンSPVなどを使用している影響だと思います。

つまり、ケイマンのエンティティは実際に事業を営んでいるわけではなく、何らかの担保債(ほとんどのケースは日本国債など日本国内の債券)を保有しているだけのことであり、何のことはない、日本からケイマンを経由して日本におカネが戻って来ているだけのことだと思います。

3位以下の国のうち、フランス、英国、ドイツは欧州連合(EU)の3大国家であり(※ただし英国は先日、EUから離脱しましたが…)、EU向けを別途集計すると9756億ドル(つまり全体の22.32%)を締めています。

以上より、日本の金融産業にとっては、①米国+カナダ(42%)、②EU(22%)、③ケイマン(14%)の3つの地域だけで、対外与信の8割近くを占めてしまっていると考えれば良いでしょう。

アジアとのつながりが薄い日本

そうなってくると、次に気になるのが、「アジアと日本はいったいどのくらいのつながりなのか」、という点です。

これについては、『アジア・太平洋』の各国と香港(集計上は『アジア・太平洋』ではなく『オフショア』)を合算して金額上位順に並べ替え、日本の対外与信残高全体に対する比率を求めたものが、次の図表3です。

図表3 日本のアジア+香港に対する対外与信(リスク移転後、上位10先、2019年9月)
相手国金額比率
タイ1001.5億ドル2.29%
中国786.7億ドル1.80%
香港736.0億ドル1.68%
韓国539.9億ドル1.23%
インドネシア507.1億ドル1.16%
インド474.6億ドル1.09%
台湾395.8億ドル0.91%
マレーシア229.6億ドル0.53%
フィリピン134.0億ドル0.31%
ベトナム89.4億ドル0.20%
アジアその他66.9億ドル0.15%
アジア+香港合計4961.5億ドル11.35%
アジア以外3兆8756億ドル88.65%
合計4兆3718億ドル100.00%

(【出所】日銀『BIS国際資金取引統計および国際与信統計の日本分集計結果』より著者作成)

いかがでしょうか。

香港の場合はアジアのオフショア金融センターでもあるのですが、金額としては736億ドルで、これはケイマン(6095億ドル)に対しわずか12%ていどに過ぎません(なぜ日本の金融機関が香港ではなく、わざわざ地理的に離れたケイマンをオフショア投資地にしているのかは、個人的には謎だったりもします)。

また、オフショアの香港以外で見れば、最大の融資相手国は中国ではなく、タイです。タイに対しては唯一、邦銀の与信残高が1000億ドルを超えているのですが、それ以外の国に対してはいずれも与信残高は最大でも800億ドル弱です。

邦銀の対外与信はアジアと香港を合算して5000億ドル弱であり、これを多いと見るか、少ないと見るかは微妙ですが、日本から遠く離れたケイマン諸島に対し、アジア全体への与信を上回る6000億ドル超を貸しているという事実が、日本とアジアの関係を象徴しているように思えてなりません。

借りている国・韓国

韓国側から見たらどうなるのか

さて、先日より当ウェブサイトでは、韓国政府が『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』(俗に「日韓GSOMIA」)の破棄をチラつかせている、という話題を、相次いで取り上げています。

とくに、韓国政府がこの①日韓GSOMIA破棄を、②自称元徴用工問題、③日本の対韓輸出管理適正化措置、の各論点と勝手に結び付けているらしい、というストーリーについては、昨日の『GSOMIA、いつでも破棄してええんやで!』にまとめております。

GSOMIA、いつでも破棄してええんやで!

結局、日韓GSOMIA破棄も差し押さえられている日本企業の在韓資産売却も、結局は彼らが得意とする瀬戸際外交の一環であり、「するする詐欺」にほかならないと考えられるのですが、その一方で、「ぜひとも韓国さんにはその一線を越えてほしい」と思っている自分に気付いて苦笑する日々です(笑)

ただ、その一方で、昨日の『日韓GSOMIA、「破棄するする詐欺」の副作用』では、「売却するする詐欺」、「破棄するする詐欺」といった韓国の瀬戸際外交が続けば、日本が国を挙げて日本が韓国と距離を置こうとする重要なきっかけとなり得る、と申し上げました。

もっとありていに言えば、コーポレート・ジャパンのサウス・コリア・エグジットが加速する、ということです。

そして、偶然でしょうか、同じCBSのデータを読むと、韓国から日本の金融機関が少しずつ資金を引いている、という姿が浮かんできます。

2019年9月末時点において、韓国が外国の金融機関から借りているおカネの合計額は3297.6億ドル(1ドル=110円で日本円に換算すると36兆2736億円)ですが、その主な相手国別内訳は図表4のとおりです。

図表4 韓国がカネを借りている外国金融機関の所在地(2019年9月末、最終リスクベース)
相手国金額比率
米国883.3億ドル26.78%
英国811.0億ドル24.59%
日本539.9億ドル16.37%
フランス270.9億ドル8.22%
ドイツ152.7億ドル4.63%
台湾103.6億ドル3.14%
その他536.3億ドル16.26%
合計3297.6億ドル100.00%

(【出所】BISのCBSデータ『B4-S』より著者作成)

先ほどの図表3では、日本にとって韓国は最重要の与信先ではない、という話題を紹介しましたが、図表4で見れば、韓国側の統計上も、日本は韓国にとって最大の融資国ではない、という姿がくっきりと浮かんでいると思います。

日本の金融機関、少しずつ韓国から資金を引いていた?

こうしたなか、もう1枚、興味深い図表を紹介しておきたいと思います(図表5)。

図表5 韓国に対する与信シェア推移

(【出所】BISのCBSデータ『B4-S』より著者作成)

この図表5は、韓国が外国金融機関から借りている金額の合計に対し、上位5ヵ国(米英日仏独)のシェアの推移を示したものです。

韓国にとって日本の金融機関から借りている金額が外国金融機関から借りている総額に占める割合は、2010年以降、徐々に増えて来たのですが(※ちょうど日本で菅直人政権が発足した時期と重なっていますね)、2016年9月に23.4%でピークを付けます。

しかし、それ以降は日本の韓国に対する融資シェアが急激に下がっていて、2019年9月末時点では16.4%となっています。

順調に「足抜け」している格好ですね。

公社債便覧上は起債激減は確認できず

もっとも、韓国の発行体が日本の市場で発行する円建て債券(いわゆる「サムライ債」)の発行残高については、顕著に減少しているという兆候はありません。

日本証券業協会が公表している『公社債便覧』をもとに、日本の対韓融資シェアがピークを付けていた2016年9月時点と、手に入る最新データである2019年3月時点について、公募サムライ債のなかから韓国関連銘柄をピックアップし、発行体で集計すると、図表6のとおりです。

図表6 韓国の発行体が東京市場で発行している円建外債(サムライ債)
発行体2016年9月2019年3月
韓国輸出入銀行1034億円1200億円
韓国石油公社0700億円
韓国産業銀行695億円500億円
ケーティー218億円500億円
ハンファ・ケミカル・コーポレーション0200億円
大韓航空0300億円
新韓銀行300億円263億円
現代キャピタル・ サービシズ・インク240億円220億円
大田リバーサイド・エクスプレス ウェイ・ファンディング・ ピーエルシー4億円0
ポスコ614億円0
釜山銀行200億円0
合計3305億円3883億円

(【出所】日本証券業協会・公社債便覧『第161号 2016年9月末現在』、『第166号 2019年3月末現在』のリンクにある『円建外債』のファイルに記載された発行体名から韓国に関連する銘柄を抽出して集計)

合計額を見ると、2016年9月末時点では3305億円、2019年3月末時点では3883億円で、むしろ直近、残高が増えていることが確認できると思います。

もっとも、韓国企業が発行しているサムライ債の残高は、2019年3月末時点においても、たかが4000億円に満たないレベルであり、1ドル=110円でドル換算したら35.3億ドルに過ぎません。

先ほど、「2019年9月末時点で日本の金融機関が韓国に貸しているカネはトータルで539.9億ドルに達している」という図表を示しましたが、このうち公募債の形態をとっているのは、全体のわずか7%にも満たない、ということです。

このことから、日本の金融機関の韓国に対する与信は、日証協統計に乗って来ない「ユーロ円債」や、直接融資(つまり銀行が直接、韓国国内の企業などにカネを貸すこと)などの形態が多いのかもしれません(※ただし、このあたりはすぐに手に入るデータが必ずしも整っているわけではありません)。

起債延期報道が相次ぐが…?

ただし、日証協データは2019年3月末時点のものであり、それ以降に発生した「日本の対韓輸出管理適正化措置」や「韓国による日韓GSOMIA破棄騒動」などの影響が織り込まれたデータは、まだ公表されていません。

こうしたなか、2019年3月末時点で、「韓国ネーム」のサムライ債は8つの発行体が全部で15銘柄を発行しているのですが、これをリストアップすると、図表7のとおりです。

図表7 韓国ネームのサムライ債(2019年3月末時点)
銘柄名発行額償還年月日
新韓銀行第6回円貨社債(2017)13億円2019年5月2日
ハンファ・ケミカル・コーポレーション第1回円貨社債(2016)200億円2019年11月8日
第17回韓国輸出入銀行円貨債券(2018)700億円2019年12月27日
株式會社ケーティー第6回円貨社債(2018)40億円2020年7月6日
現代キャピタル・サービシズ・インク第13回円貨社債(2018)124億円2020年7月31日
新韓銀行第7回円貨社債(2017)167億円2020年11月2日
株式會社ケーティー第8回円貨社債(2018)300億円2020年11月13日
第18回韓国輸出入銀行円貨債券(2018)500億円2021年6月28日
株式會社ケーティー第7回円貨社債(2018)160億円2021年7月6日
現代キャピタル・サービシズ・インク第14回円貨社債(2018)55億円2021年8月2日
第48回韓国産業銀行円貨債券(2018)500億円2021年9月3日
第1回韓国石油公社円貨債券(2019)700億円2022年1月21日
韓国輸出入銀行保証株式會社大韓航空第1回円貨社債(2019)300億円2022年2月21日
新韓銀行第8回円貨社債(2017)83億円2022年11月2日
現代キャピタル・サービシズ・インク第15回円貨社債(2018)41億円2023年8月2日
合計3883億円

(【出所】日本証券業協会・公社債便覧『第166号 2019年3月末現在』のリンクにある『円建外債』のファイルに記載された発行体名から韓国に関連する銘柄を抽出)

図表7のうち、「新韓銀行第6回円貨社債」(13億円)、「ハンファ・ケミカル・コーポレーション第1回円貨社債」(200億円)、「第17回韓国輸出入銀行円貨債券」(700億円)の3銘柄は、すでに償還期日を迎えています。

このうち金額が少ない新韓銀行はさておき、200億円のハンファ・ケミカル、700億円の韓国輸出入銀行については、いったいどうなったのでしょうか。

ハンファについては昨年9月26日付の米Bloombergの報道では、結局起債を延期し、かわりにドル債の発行を検討している、という報道がありました。

ハンファがサムライ債の起債延期、ドル債検討-日韓対立が需要に影響(2019年9月26日 13:36付 Bloombergより)

また、韓国輸出入銀行に至っては、700億円というサムライ債の借換を行ったという報道もないため、おそらくこの700億円については償還を迎え、借換をしなかったのだと考えて良いでしょう。

ハンファの200億円、韓国輸出入銀行の700億円をあわせれば900億円という金額であり、もしこの金額が借換の対象になっていなかったとして、しかも韓国ネームのサムライ債の新発がなかったとすれば、現在の韓国ネームのサムライ債発行残高は3000億円を割り込んでいるのかもしれません。

脱韓国はおカネから?

さて、現段階では情報が少なすぎるものの、とりあえずわかっていることを報告しておくと、次のとおりです。

  • 日本の金融機関は韓国に対し、2019年9月末時点において539.9億ドルを貸していて、これは日本にとってはアジアのなかでタイ、中国、香港に続き4位である
  • その内訳はおそらく、サムライ債、ユーロ円債、金融機関の直接融資などで構成されているが、このうちサムライ債発行残高は、2019年3月末時点において、3883億円(35.3億ドル)に過ぎない
  • このうちハンファ・ケミカルや韓国輸出入銀行が発行した債券900億分の残高が落ちているはずなので、現時点で韓国ネームのサムライ債は3000億円を割り込んでいる可能性もある

とくに、ハンファ・ケミカルの起債延期報道に加え、韓国輸出入銀行の起債報道がなかったという事実を見ると、やはり日本の機関投資家が韓国ネームを忌避し始めている、という可能性は否定できません。

基本的に機関投資家であれば、個人の好き嫌いを越えて、リスク・リターンで最適な銘柄に投資しなければならないのですが、その一方、日本の債券市場の参加者は機関投資家(銀行、信金、信組、農協、系統上部団体、政府系金融機関、社会保障基金、生保、年金など)が中心です。

そして、これらの機関投資家の運用担当者も、結局はサラリーマンですので、もし韓国ネームのサムライ債やユーロ円債などに投資した場合には、上席者などに対してそれを説明しなければならないため、結局、韓国ネームへの投資を躊躇するケースも増えている、という仮説は成り立つでしょう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

さて、昨日の『日韓GSOMIA、「破棄するする詐欺」の副作用』でも報告しましたが、韓国が日韓GSOMIAの破棄や日本企業の資産換金などに踏み出さない限り、日韓関係の決定的な破綻は避けられると考えられます。

ただ、その一方で、現在の韓国はコーポレート・ジャパンに対し、匕首を突きつけているような状況でもあるため、このような状況では、常識的な企業経営者であれば、積極的に韓国への投資を積み増すという判断は働きづらいでしょう(だいいち、株主に対する説明責任が果たせません)。

いずれにせよ、日韓関係の現状については、カネの面からのつながりは現状でも隣国同士とは思えないほど非常に薄いのですが、これがさらに希薄化していくのかどうかについては注目に値すると思う次第です。

※本文は以上です。

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  • 2020/06/27 09:00 【数字で読む日本経済|金融
    科学的アプローチで理解する、「国の借金論の間違い」 (43コメント)
  • 2020/06/27 05:00 【韓国崩壊
    金与正の瀬戸際外交による最大の成果は「韓国の掌握」 (30コメント)
  • 2020/06/26 16:30 【時事|金融
    米ドル為替スワップ、残高は2263億ドルにまで減少 (4コメント)
  • 2020/06/26 11:00 【時事|外交
    イージス・アショア配備中断、河野太郎氏が丁寧に説明 (41コメント)
  • 2020/06/26 08:00 【時事|韓国崩壊
    「蚊帳の外」にいたはずの日本に「逆ギレ」か?=韓国 (49コメント)
  • 2020/06/26 05:00 【金融
    いまこそ確かめたい、「財政再建=増税」論の大間違い (69コメント)
  • 2020/06/25 17:00 【数字で読む日本経済|金融
    【速報】家計が相変わらず一千兆円超の現金預金を保有 (18コメント)
  • 2020/06/25 12:15 【時事|金融
    韓国政府が外国為替平衡基金債券発行へ=韓国メディア (15コメント)
  • 2020/06/25 08:00 【日韓スワップ|時事|韓国崩壊
    CMIMでなぜか「支援受ける気満々」=韓国メディア (7コメント)
  • 2020/06/25 05:00 【マスメディア論
    産経記者「共同通信は毒水を流すインフラ屋」と苦言か (25コメント)
  • 2020/06/24 12:30 【時事|韓国崩壊
    韓国が「輸出規制」と騒ぐこと自体、日本の脱韓を促進 (23コメント)
  • 2020/06/24 12:00 【読者のページ
    読者雑談専用記事通常版 2020/06/24(水) (98コメント)
  • 2020/06/24 10:30 【時事|外交|金融
    日本が香港の金融業を誘致:課題もあるが着眼点は秀逸 (15コメント)
  • 2020/06/24 08:00 【時事|経済全般
    「PCR検査を全国民に実施せよ」を数学的に論破する (53コメント)
  • 2020/06/24 05:00 【金融
    多国間通貨スワップ「CMIM」増額などは見送られた (12コメント)
  • 2020/06/23 16:30 【金融
    トルコが中国との通貨スワップを実行し人民元を引出す (14コメント)
  • 2020/06/23 11:11 【読者投稿
    【読者投稿】在韓日本人が写真で見る「現在のソウル」 (30コメント)
  • 2020/06/23 10:00 【時事|国内政治
    安倍総理は消費税と憲法争点に解散総選挙に打って出よ (23コメント)
  • 2020/06/23 08:00 【韓国崩壊
    意識だけ先進国?信頼を踏みにじる韓国が払う「対価」 (27コメント)
  • 2020/06/23 05:00 【時事|経済全般
    産経「日中往来制限の長期化により中国で不良品頻発」 (15コメント)
  • 2020/06/22 17:45 【時事|国内政治
    入管への抗議デモは筋違い 「出国の権利」を行使せよ (18コメント)
  • 2020/06/22 12:00 【読者のページ
    読者雑談専用記事通常版 2020/06/22(月) (81コメント)
  • 2020/06/22 11:45 【時事|韓国崩壊
    日韓関係「自然消滅」論を裏付ける韓国メディアの記事 (20コメント)
  • 2020/06/22 08:00 【マスメディア論|時事
    河井夫妻逮捕という「不祥事」なのに支持率が上昇の怪 (22コメント)
  • 2020/06/22 05:00 【韓国崩壊
    韓国メディア「日本の対韓制裁は殴るフリだけで効く」 (34コメント)
  • 2020/06/21 12:00 【経済全般
    「戻ってきてほしいトップは台湾」=訪日外国人観光客 (38コメント)
  • 2020/06/21 05:00 【韓国崩壊
    なぜ「日本は韓国に一本取られた」と勘違いするのか (65コメント)
  • 2020/06/20 15:00 【時事|韓国崩壊
    【補遺】韓国で国産化したフッ化水素は5Nに過ぎない (69コメント)
  • 2020/06/20 12:00 【読者のページ
    読者雑談専用記事通常版 2020/06/20(土) (78コメント)
  • 2020/06/20 09:00 【マスメディア論
    世論調査不正問題、むしろ焦点は「他社の対応」では? (27コメント)
  • 2020/06/20 05:00 【経済全般
    韓国メディア「日本の輸出規制で対日貿易赤字幅縮小」 (26コメント)
  • 2020/06/19 11:30 【時事|経済全般
    入国制限の緩和は4ヵ国からスタート 台湾・香港は? (24コメント)
  • 2020/06/19 09:00 【金融
    日欧韓で全体の8割占める=米FRBドル為替スワップ (8コメント)
  • 2020/06/19 08:00 【時事|韓国崩壊
    WTO提訴する韓国は「グループB」にすら値しない (19コメント)
  • 2020/06/19 06:00 【経済全般
    テレビ局「今すぐ事業をやめて解散した方が儲かる」? (17コメント)
  • 2020/06/19 05:00 【時事|韓国崩壊
    韓銀「韓米通貨スワップ延長は市場状況を見て決める」 (11コメント)
  • 2020/06/18 12:12 【時事|韓国崩壊
    運転席理論は幻想!この難局を韓国はどう乗り切るのか (55コメント)
  • 2020/06/18 11:00 【時事|国内政治
    「ネズミも逃げ出す泥の船」と化しつつある立憲民主党 (13コメント)
  • 2020/06/18 08:00 【時事|経済全般
    米系投資ファンド「日本の地上波テレビに将来性なし」 (7コメント)
  • 2020/06/18 06:00 【韓国崩壊
    日本政府、韓国に輸出規制など経済制裁の発動は可能か (15コメント)
  • 2020/06/18 05:00 【マスメディア論|時事
    不要なのはコメンテーターか、テレビ局そのものなのか (31コメント)
  • 2020/06/17 12:30 【日韓スワップ|時事|金融
    国際競争力で日本を上回る相手国に通貨スワップは不要 (27コメント)
  • 2020/06/17 12:00 【読者のページ
    読者雑談専用記事通常版 2020/06/17(水) (122コメント)
  • 2020/06/17 11:00 【時事|国内政治
    山尾志桜里議員:「肥溜め」→「三角コーナー」へ移籍 (32コメント)
  • 2020/06/17 08:00 【時事|外交
    北朝鮮による事務所爆破と金正恩危篤説はつながるのか (40コメント)
  • 2020/06/17 05:00 【経済全般
    【総論】経済制裁「7つの類型」と「5つの発動名目」 (3コメント)
  • 2020/06/16 22:30 【時事|外交
    【速報】「北朝鮮が開城連絡事務所破壊」は権力承継? (22コメント)
  • 2020/06/16 15:00 【時事|国内政治
    毎日新聞によると大串博志氏も「#」と発音したらしい (14コメント)
  • 2020/06/16 11:11 【時事|韓国崩壊
    非上場株式の売却を「時限爆弾」と呼ぶ韓国メディア (17コメント)
  • 2020/06/16 08:00 【韓国崩壊
    「約束破り」の常習国家が日本に「約束を守れ」と要求 (36コメント)
  • 2020/06/16 05:00 【時事|国内政治
    コロナ禍と不法滞在、そして「強制退去違反罪」の創設 (10コメント)
  • 2020/06/15 12:00 【読者のページ
    読者雑談専用記事通常版 2020/06/15(月) (72コメント)
  • 2020/06/15 11:00 【時事|韓国崩壊
    韓国で「資産現金化でも日本の経済報復に耐えられる」 (105コメント)
  • 2020/06/15 08:00 【韓国崩壊
    相次ぐ韓国の自爆、日本が「エサ」与えなくなったから (34コメント)
  • 2020/06/15 06:00 【マスメディア論|時事
    NHKにとっては企業倒産よりも受信料収入の方が大事 (12コメント)
  • 2020/06/15 05:00 【時事|韓国崩壊
    北朝鮮の軍事行動示唆発言に感じる「不自然さ」の正体 (38コメント)
  • 2020/06/14 11:30 【時事|国内政治
    足を引っ張る野党とメディア、まったく休まぬ安倍総理 (37コメント)
  • 2020/06/14 09:00 【時事|韓国崩壊
    「輸出規制」巡る一般読者の反応のレベルは総じて高い (17コメント)
  • 2020/06/14 05:00 【国内政治
    テレビ見る人ほど安倍総理を「信頼できない」と考える (37コメント)
  • 2020/06/13 12:00 【読者のページ
    読者雑談専用記事通常版 2020/06/13(土) (88コメント)
  • 2020/06/13 08:00 【時事|経済全般
    まだ間に合う?中韓に対し「輸入国」に転落する前に… (42コメント)
  • 2020/06/13 05:00 【マスメディア論
    新聞社説のブログ化、そして相次ぐ虚報がもたらすもの (23コメント)

  • 著者のコンタクト先:info@shinjukuacc.com

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