本日2本目のエントリーは、ショート・メモ(というか政治に関する雑感)です。
9月の民進党代表選に当選した蓮舫(れんほう)参議院議員の「二重国籍問題」が順調に(?)迷走しているようです。
蓮舫氏のこれまでの発言を振り返っておきますと、「中国国籍」なのか「台湾国籍」なのか「日本国籍」なのか、発言する時点でブレが生じていますし、「二重国籍状態」なのかそうじゃないのかについても時点によって全く発言が異なっています。まったく呆れて物も言えないとはこのことでしょう。
ただ、考え様によっては、民進党の代表がこのような人物であるということにより、「最大野党」である民進党が迷走している訳ですから、自民党にとっては非常に大きなアドバンテージが生じています。この「敵失」を放置しておけば、民進党が勝手に墓穴を掘ってくれるからです。しかし、かかる状態は非常に好ましくありません。自民党に緊張感がなくなり、「楽勝ムード」が蔓延するとともに、国民の政治不信が強まりかねないからです。その意味では、新潟県知事選で自民党系の候補が落選したことは、自民党にとっては「気を引き締める」という良い効果があったと見るべきかもしれませんが…
何より不思議なのは、新聞・テレビなどの既存メディアによる蓮舫氏に対する追及が甘すぎることです。やはり、新聞業界にもテレビ業界にも、「野党を応援する」という暗黙の了承があるのかもしれません。その意味で、墓穴を掘っているのは民進党だけでなく、新聞・テレビなどのマス・メディアも同類なのかもしれませんね。