ドナルド・トランプ大統領が北朝鮮との首脳会談をキャンセルしたことについては、単に米朝関係だけに留まるものではありません。影響はもっと遥かに広範囲に及びます。

※本文はお知らせの後に続きます。

【PR】スポンサーリンク・広告



※広告表示の詳細はプライバシー・ポリシーのページをご参照ください。
当ウェブサイトでは最近、1日に複数回、記事を更新することが増えています。最新記事を是非、チェックしてください。

↓本文へ

ここからが本文です。
記事を気に入っていただけたら、是非、共有またはクリックをお願いいたします。
このエントリーをはてなブックマークに追加

ビジネスマンと外交

以前から何度も申しあげていますが、私は外交官ではありませんし、ジャーナリストでもありません。それなのに、当ウェブサイトでは外交について言及することが、最近、非常に増えています。これについて、「なぜ外交の専門家でもない人間が偉そうに外交を論じているのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。

しかし、「外交」とは、別に外交専門家だけが議論すべきものではありません。たとえ国家といえども人間の集合体であるわけですから、外交も人間関係の延長で議論することができるからです。いや、もう少し正確に言えば、「外交の専門家」(外交官、政治学者など)こそ、外交が見えていないことがあります。

あえて名指しするのは控えますが、外務省出身者のなかでも、中国寄りの発言ばかり繰り返す某元外交官や、小泉政権下で北朝鮮問題に深くかかわった某元外交官のように、あきらかに外交がわかっていない、あるいは日本の国益を無視している発言が目立つ人たちもいます。

一方、私のような民間人・ビジネスマンの立場だと、外交の現場で相手先との交渉に関わっていない分、外交の臨場感、緊迫感を肌感覚で知っている訳ではありません。しかし、客観的な報道発表などを手掛かりに、「ビジネスマンとしての常識」で読み解いた外交論の方が、役に立つこともあるはずです。

――↓本文は以下に続きます↓――

広告・スポンサーリンク



米朝首脳会談中止の「衝撃」

そもそも「衝撃」なのか?

ところで、あまりに専門外のことは私にはよくわかりませんし、見当はずれな主張や読み違いをすることだってあります。しかし、こと北朝鮮核開発問題について申し上げるならば、私が当ウェブサイトを通じて主張し続けた内容が、ほぼ全面的に正しかったのではないかと思います。

というのも、シンガポールでの米朝首脳会談の日程がドナルド・トランプ米大統領のツイッターで発表されたのは5月10日(日本時間翌日)のことでしたが、その5日後に、当ウェブサイトでは『【夕刊】「蚊帳の外」にいるのはむしろ韓国』のなかで、すでに「会談が行われない可能性」に言及していたからです。

その翌日の『緊急更新「朝鮮半島の6つのシナリオ」仮定版』でも、『臆病者の金正恩、すんなり米朝会談は開かれるのか?』という一節を割いて、米朝首脳会談が開かれない可能性に言及しています。あの時点であっても、客観的な情報を丹念に分析すれば、首脳会談中止は十分に予測できたはずです。

それなのに、新聞各社の社説などを見ると、「いまでも米朝首脳会談の実現を目指すべきだ」といったトンチンカンなものや、まるで今回の会談中止が「想定外だ」とでも言いたいようなものが散見されます(あえて名指しは避けますが…)。

新聞社の社説執筆者はかなりの高給取りだといううわさを聞きますが、そのわりには優れた社説に出会わない気がします。いずれにせよ、新聞社の人たちは、仕事が楽そうですから羨ましいですね(笑)

トランプ大統領の「決断」

さて、昨日も『【速報】米朝首脳会談中止報道とその意味合い』で速報しましたが、ドナルド・トランプ米大統領は現地時間の24日、北朝鮮の独裁者・金正恩(きん・しょうおん)に対する書簡を公表しました。その内容は、次のとおりです。

THE WHITE HOUSE WASHINGTON/May 24, 2018

His Excellency Kim Jong Un/Chairman of the State Affairs Commission of the Democratic People’s Republic of Korea/ Pyongyang

Dear Mr. Chairman:

We greatly appreciate your time patience and effort with respect to our recent negotiations and discussions relative to a summit long sought by both parties, which was scheduled to take place on June 12 in Singapore. We were informed that the meeting was requested by North Korea, but that to us is totally irrelevant. I was very much looking forward to being there with you. Sadly based on the tremendous anger and open hostility displayed in your most recent statement, I feel it is inappropriate, at this time, to have this long-planned meeting. Therefore, please let this letter serve to represent that the Singapore summit, for the good of both parties, but to the detriment of the world, will not take place. You talk about your nuclear capabilities, but ours are so massive and powerful that I pray to God they will never have to be used.

I felt a wonderful dialogue was building up between you and me, and ultimately, it is only that dialogue that matters. Some day, I look very much forward to meeting you. In the meantime, I want to thank you for the release of the hostages who are home with their families. That was a beautiful gesture and was very much appreciated.

If you change your mind having to do with this most important summit, please do not hesitate to call me or write. The world, and North Korea is particular, has lost a great opportunity for lasting peace and great prosperity and wealth. This missed opportunity is a truly sad moment in history.

Sincerely yours, (署名)

非常に丁寧な(というか慇懃無礼な)文書です。英単語自体は非常に簡単なものが使われており、当ウェブサイトとしてはこれに逐語訳を付すことはしませんが、簡単に要約すれば、

  • ①本来、シンガポールでの会談が行われることは米朝双方、そして世界にとって良いことだが、貴殿からのあからさまな敵意を見ると、今は会談をすべき状況ではない
  • ②わが国の核戦力は貴国のそれと比べて圧倒的に大きいが、それを使うことがないよう神に祈るばかりだ
  • ③いつの日か貴殿とあいまみえる日が来ることを望む
  • ④拉致被害者を解放してくれたことについては感謝したい
  • ⑤もし気が変わったならば、いつでも電話か手紙を寄越してほしい
  • ⑥北朝鮮が平和と繁栄と富を手にするチャンスを失ったことは残念だし、歴史上も本当に悲しい時として記録されるだろう

といった内容です。

どうしてここまで慇懃無礼なのか?

この文章を読んで真っ先に抱く印象は、「見た目はきわめて丁寧」、というものでしょう。しかし、内容を丁寧に読んでみると、明らかに「米朝首脳会談延期の原因が北朝鮮側にある」と批判するもの(文章①)であるとともに、北朝鮮(というか金正恩)を強力に脅しつけているもの(文章②)です。

トランプ氏は本来、もっとストレートな物言いをする人物だったはずです。しかし、どうしてここまで慇懃無礼な文章を執筆したのでしょうか?おそらくその理由は、全世界に向けて、「米国は最後の最後まで、北朝鮮に礼を尽くした」という格好を見せつけるためでしょう(安倍総理あたりの入れ知恵かもしれません)。

それはともかく、トランプ氏は文章③、文章⑤で米朝首脳会談がいつか行われることに期待を示しているのですが、この文章⑤に含まれる「気が変わったら」とは、あきらかに、核・大量破壊兵器のCVID  1)CVIDとは、「完全な、検証可能な、かつ不可逆な方法での廃棄」(“Complete, Verifiable and Irreversible Dismantlement”)のこと  を呑む気になったら、という意味でしょう。

要するに、金正恩が考えを変えて、CVIDに応じるつもりがあるのなら、その具体的なスケジュールを詰めるために、改めて首脳会談を設定しようじゃないか、という提案です。

――↓本文は以下に続きます↓――

広告・スポンサーリンク



特定アジア3ヵ国が敗者?

最大の敗者は北朝鮮

では、この米朝首脳会談中止で、もっとも割を食ったのは、いったい誰でしょうか?

それは言うまでもありません。北朝鮮です。

当ウェブサイトでも何度か繰り返し紹介して来ましたが、3月に米朝首脳会談が決まり、4月に韓国の文在寅(ぶん・ざいいん)大統領との南北首脳会談を行ったあたりまでは、米韓などに対してあからさまな批判を避けてきました(※ただし、日本に対する罵倒はその間も行われていました)。

しかし、5月に入り、金正恩が大連を訪問し、中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席と面会した直後あたりから、急に米韓に対する態度を硬化させました。たとえば、

といったもので、いわば、北朝鮮が韓国だけでなく、米国をも挑発してきたのです。

なぜ北朝鮮が交渉相手を挑発するのかといえば、それこそが彼らとしての基本戦略だからです。相手を徹底的に挑発し、非難することで、やがて来る首脳会談の場で相手からの譲歩を引き出そうとするという狙いがあると考えられます。

朝鮮民族に特有の行動といえば良いでしょうか?自分のことは棚に上げ、相手のことを針小棒大にあげつらい、徹底的に批判する。まるで日本の某政党のようですね(笑)

それはさておき、北朝鮮は、この戦略が日本など、常識的な相手国であれば、今まではうまく行っていたので、米国・トランプ政権が相手であっても通用すると思ったのかもしれません。

しかし、そこはナナメウエの行動を取るトランプ政権のことです。北朝鮮が事前の譲歩を狙い、いつもの調子で米国を徹底的に糾弾したところ、あの慇懃無礼な文書で会談の中止を通告されてしまったのです。これこそまさに、北朝鮮外交の敗北と言えるでしょう。

中国がなぜかトランプ氏を批判

一方、いままで公然と表に出て来ていなかったはずのプレイヤーが、なぜかトランプ氏を批判しています。それが中国です。中国は共産党の機関紙『環球時報』英語版(グローバルタイムズ)で、米朝首脳会談の中止は朝鮮半島の非核化進展に深刻な障害となると批判しています。

Trump-Kim cancellation deals heavy blow for Korean Peninsula progress(2018/5/25 5:56:02付 環球時報英語版より)

考えてみれば、中国の北朝鮮の核問題をめぐる姿勢は、「CVID」ではなく「段階的放棄」で一貫していました。そして、環球時報の社説の要点は、「北朝鮮がCVIDに応じないからといって米朝首脳会談を中止するのは行き過ぎだ」、といったものです。

また、北朝鮮が豊渓里(ほうけいり)の核実験場を「廃棄した」と言い張っている件についても、環球時報は「豊渓里実験場の廃棄は朝鮮半島非核化の重要な第一歩であるはずなのに、その翌日に、トランプ氏が米朝首脳会談を批判することは、むしろ朝鮮半島の非核化の妨げだ」と述べています。

もっとも、豊渓里核実験場の廃棄については、私自身は単なるパフォーマンスであると見ており(『豊渓里廃棄報道の「茶番」と「報じ方の問題」』参照)、こうした見方は、珍しく日米のメディアなどでも一致しています。

しかし、ここで重要な点は、なぜか今まで「蚊帳の外」にいたと思われるはずの中国が、あたかも北朝鮮の利害を代弁するかのように、米国を強く批判している、という点です。ということは、今回のシンガポール会談が開かれないことで、中国にも何らかの不利益が生じるからだ、と考えるのが自然です。

その「何らかの不利益」とは、もしかすると、「米中貿易戦争」に関わるものかもしれません。この「米中貿易戦争」とは、現在、中国が米国から仕掛けられているもののことですが、中国としては防戦を余儀なくされています。

確たる証拠はありませんが、米朝首脳会談が実現したあかつきには、米国は中国に対し、貿易戦争で何らかの譲歩をするという裏合意をしていた、という可能性という可能性は、十分にあるでしょう。

韓国は別の意味で大きな打撃

さて、今回の米朝首脳会談中止で直接的に大きな打撃を受けるのは北朝鮮です。なぜなら、今回の会談中止により、これまでの厳しい経済制裁が続くだけでなく、米軍からの軍事攻撃を受ける可能性が、再び発生して来たからです。

しかし、それに「巻き添え」を食った国があります。それは、韓国です。

韓国は昨年5月に文在寅(ぶん・ざいいん)政権が発足して以来、外交的には中国、米国、日本との関係改善にまったく成功していません。特に、昨年12月には、文在寅氏は「国賓」として中国を訪問したものの、中国側からは完全な冷遇に遭っているほどです。

今年1月以降、南北朝鮮が急接近した理由は、苛烈な経済制裁に苦しむ北朝鮮が韓国を使って事態を打開しようとしたからである、というだけのものではありません。韓国こそ外交的に孤立し、その打開策を求めるために、北朝鮮に擦り寄って行った、という側面もあるのです。

韓国は、まず1月には米国に対して平昌(へいしょう)冬季五輪の開催を理由に、米韓合同軍事演習の延期を要請。次いで、南北高官級会談、2月の平昌五輪に北朝鮮代表団の参加、と、とんとん拍子に南北融和ムードが醸成されていきます。

こうした融和ムードを受け、3月には韓国政府高官らが金正恩と面会し、そのまま米国に対して「北朝鮮から米朝首脳会談の提案を受けた」と「口頭で」伝達しに行きます。これによって米朝首脳会談が決定したため、韓国内では「文在寅氏こそが外交のプロだ」といった勘違いが蔓延していったのです。

こうした勘違いがピークに達したのは4月27日のことですが、韓国国内の不思議な高揚感と反比例するように、米国や日本の韓国に対する信頼は消滅。おそらく、今や日米両国政府は、韓国のことを1ミリも信頼していないのではないかと思います。

こうした「韓国に対する不信感」の証拠が、文在寅氏による訪米です。文在寅氏は米朝首脳会談を必ず実現するという目的を持って、今週、米国を訪問しました(『【夕刊】米WSJ、珍しく韓国大統領訪米を取り上げたが…』参照)。

しかし、そうやって訪問した文在寅氏の前で、トランプ氏は「米朝首脳会談の実施確率は半々だ」と言い放ち(『【速報】トランプ大統領「米朝首脳会談延期もあり得る」』参照)、さらには共同記者会見で文在寅氏を放置して延々1人で喋る、ということをやってのけました(『【夕刊】米韓首脳会談巡る韓国メディアの逆ギレ』参照)。

つまり、韓国は昨年以来の外交上の失態を取り返すどころか、むしろますます、日米などからの信頼を失うという結果に終わったのです。

――↓本文は以下に続きます↓――

広告・スポンサーリンク



最大の勝者とは?

CVIDを最初から主張していたのは誰?

一般に、「敗者」がいたとすれば、たいていの場合、「勝者」がいます。今回の勝者とは、「米朝首脳会談が行われなくなったことで何らかの利益を得る国」のことです。

その国とは、何と、「日本」です。

考えてみればわかりますが、日本にとって現在の最大の脅威とは、核武装した統一朝鮮の実現です。朝鮮半島が核兵器をもとに日本を脅すだけでなく、日本を逆恨みしている朝鮮民族のことですから、場合によっては核兵器を日本に対して実戦使用しようとする可能性すらあります。

そして、1月以降の韓国の動きは、日本にとっては非常に不快なものでした。なぜ米国が、韓国をここまで好きに泳がせたのか、私には理解しがたい部分もありますが、いずれにせよ韓国は、日本をわざと除外して、北朝鮮と米国をダイレクトにつなげようとしたからです。

それだけではありません。もし米朝首脳会談が板門店で行われた場合には、米朝首脳会談が南北朝鮮にとって都合が良い結果に誘導されていた可能性すらあります。実は、米朝首脳会談の場所がシンガポールに誘導されたのも、日本の外交努力ではないか、という情報もあります。

このストーリー自体、私がきちんとした情報源から確認したものではありませんが、非常に合理的なものです。というのも、板門店で会談が行われていた場合には、韓国の影響力が混入して来てしまうからです。そして、韓国はCVIDに反対している国でもあります。

シンガポール会談で米国が「変な妥協」をするリスク

それだけではありません。シンガポール会談が流れたことで、米国が北朝鮮に「変な妥協」をするリスクが消滅したのです。

仮にシンガポールで会談が開かれていたとしても、金正恩がどうしてもCVIDを呑まなければ、会議は①物別れに終わるか、②米国が変な妥協をして、北朝鮮の核保有を容認してしまうか、のいずれかしかありません。

古今東西、外交官は首脳会談で「何が何でも成果を求める」という性質があります。米国も北朝鮮との首脳会談で成果を求めるあまり、「米国に届くICBMの保有は認めないが、核兵器と、(日本などに届く)短・中距離ミサイルの保有は認めてやる」という妥協をすることが、最大のリスクでした。

もしそうなった場合には、日本はものすごい脅威に晒されます。日本に対し、なぜか異様に敵対的な朝鮮民族が、核武装をして日本を脅かす、ということになりかねないからです。そうなれば、日本としては北朝鮮(または統一朝鮮)に無条件降伏するか、対抗して核武装するか、そのいずれかしかありません。

日本が核武装すれば、インドネシアが核武装しますし、ブラジルが核武装しますし、アルゼンチンが核武装します。そして、核武装国はサウジアラビア、トルコ、ドイツ、イタリア、メキシコなど、それこそ全世界にドミノ倒しで広がりかねません。

さらに、北朝鮮が核兵器を持ったままの状態だと、北朝鮮はこれを中東諸国に転売するかもしれませんし、イスラム系テロリストが核兵器を手にするかもしれません。こうしたリスクを踏まえるならば、米国には迂闊に米朝首脳会談に応じて欲しくはありません。

つまり、シンガポール会談が流れたことによる最大の勝者とは、日本にほかならないのです。

――↓本文は以下に続きます↓――

広告・スポンサーリンク



むしろこれからが問題だ

いまや、軍事攻撃は非常に考え辛い

ただし、今回のシンガポール会談が流れたからといって、ただちに米軍が北朝鮮攻撃に踏み切ると考えるのは、やや短絡的です。もちろん、軍事攻撃の可能性は間違いなく高まりましたが、ただ、それと同時に「軍事攻撃で目的は達成できるのか」、あるいは「軍事攻撃できるのか」、という問題は残ります。

北朝鮮は中国と陸上で1000km以上にわたって国境を接しています。米国が中国の了解なく北朝鮮に攻め込むことは、現実問題として難しいでしょうし、米軍占領地域が中国と国境を接するような事態を、中国は全力で避けようとするはずです。

また、北朝鮮はロシアとも国境を接しています。北朝鮮が米軍に攻め込まれた瞬間、金正恩自身がロシアに逃れてしまえば、米軍としては金正恩を追跡することができません。

このため、軍事攻撃という手段を取り得るにしても、金正恩体制を崩壊させるような全面攻撃は難しく、できたとしても「鼻血作戦」か「サージカル・アタック」であり、これらの作戦でもCVIDの実現は困難であると考えられます。

それだけではありません。中国は昨年8月に、「北朝鮮の先制攻撃に米軍が反撃するならば、中国としては中立を守る」とする声明を出していますが、この声明が無効になっている可能性があります。米国がどうしても北朝鮮を攻撃したければ、あらためて中国とのコンセンサスを取り直す必要があります。

経済制裁の拡大が現実的

ただし、現在までに行われている北朝鮮に対する経済制裁は、それなりに威力を発揮しているようです。このように考えるならば、米軍による軍事攻撃が行われるというよりも、日米が経済制裁を強化して、北朝鮮の内部からの瓦解を狙う、と考える方が現実的でしょう。

その際、経済制裁対象は、北朝鮮だけとは限りません。北朝鮮に対して陰に陽に支援を行う国への「二次的制裁(セカンダリー・サンクション)」も行われると考えるべきです。具体的には、日本政府は朝鮮総連やパチンコ産業を、さらに締め上げるのではないでしょうか?

そうなれば、当然、朝日新聞社などによる「もりかけ・セクハラ・日報問題」などの虚報を用いた倒閣運動は、さらに激烈になってくるはずです。私は安倍政権を無条件に支持するつもりはありませんが、本件については安倍政権政権に対するインターネットを通じた国民による側面支援が必要だと考えています。

さらに、セカンダリー・サンクションの対象は、北朝鮮を助けようとする勢力、北朝鮮制裁に真面目に従わない国などにも発動されると考えて良いでしょう。具体的には、中国、ロシア、韓国の3ヵ国が、北朝鮮問題での制裁対象候補として浮上してくるはずです。

このように考えていくならば、むしろこれからのほうが大きな問題になることは、間違いないといえるでしょう。

※本文は以上です。

記事の転載、引用、記事へのコメントは、ガイドラインに従い、ご自由になさってください。また、気に入っていただければ、是非、クリック、あるいはSNSなどでシェアして下さい。
このエントリーをはてなブックマークに追加

お勧め記事一覧/スポンサーリンク・広告

ウェブサイトからのお知らせ

記事本文下に関連記事も表示しております。なお、コメントは「関連記事」の下に入力可能です。注意事項「当ウェブサイトへのコメントについて」を踏まえたうえで、ご自由にコメントをなさってください。頂いたコメントには必ず目を通します。また、最近、拝領したコメントに返信できないことが多いのですが、この場を借りてお詫び申し上げます。
なお、当ウェブサイトでは、現在、1日1~2回、記事を更新しており、最新記事はトップページにて常に30件表示しています。これを機に、ぜひ、「新宿会計士の政治経済評論」をブックマークに登録してください。

【最新記事100件】
  • 2018/09/24 05:00 【時事|国内政治
    自民党総裁選、石破氏の「得票45%」を巡る別の解釈
  • 2018/09/23 05:00 【政治
    ラオスのダム事故巡る事実誤認記事の続報も事実誤認だらけ (26コメント)
  • 2018/09/22 05:00 【マスメディア論
    スパム・コメントは言論の敵!今後は削除基準を厳格に運用します (13コメント)
  • 2018/09/21 05:00 【国内政治
    マスコミ、卑劣なり 石破氏に猛烈な追い上げを許した背景 (15コメント)
  • 2018/09/20 14:22 【時事
    【速報】安倍晋三総理大臣、553対254で総裁選を制する (5コメント)
  • 2018/09/20 10:00 【時事|韓国崩壊
    あれれ?トランプ大統領が南北首脳会談の結果を大絶賛中! (4コメント)
  • 2018/09/20 05:00 【政治
    外貨準備統計巡る韓国のウソと通貨スワップ、そして通貨制裁 (5コメント)
  • 2018/09/19 16:15 【時事|韓国崩壊
    【速報】あまりに予想通りだった南北首脳会談 (6コメント)
  • 2018/09/19 10:00 【マスメディア論|時事
    ついに主要メディア調査で軒並み支持率が不支持率を上回った (1コメント)
  • 2018/09/19 05:00 【国内政治
    しんぶん赤旗と「日本国民の敵」・日本共産党 (7コメント)
  • 2018/09/18 12:00 【時事|韓国崩壊
    韓国の文在寅大統領がこの時期に平壌を訪問したことの対価 (12コメント)
  • 2018/09/18 05:00 【マスメディア論
    ホームレスが朝日新聞を愛読?「国民の敵」としてのマスコミ (6コメント)
  • 2018/09/17 05:00 【国内政治
    最近の読者投稿などから、「議論することの大切さ」を考える (11コメント)
  • 2018/09/16 05:00 【時事|国内政治
    自民党総裁選でもマスコミ偏向報道が影響しているのは確実 (12コメント)
  • 2018/09/15 05:00 【時事|経済全般|外交
    「ステンレス条鋼WTO提訴」は日韓関係を根底から変える? (20コメント)
  • 2018/09/14 12:00 【マスメディア論|時事
    「いけがmetoo」運動を招いたテレビ業界の驕り、高ぶり (15コメント)
  • 2018/09/14 05:00 【時事|韓国崩壊
    日韓は隣り合っているが、「他人」であって「兄弟」ではない (5コメント)
  • 2018/09/13 16:45 【時事|国内政治
    石破さん、今さらですが「次につながる負け方」模索しては? (6コメント)
  • 2018/09/13 10:00 【政治
    「安倍3選」控えた朝日新聞の不気味な沈黙と内閣支持率 (2コメント)
  • 2018/09/13 05:00 【政治
    中国が日本に擦り寄って来た!その真意とわが国の取るべき対応 (10コメント)
  • 2018/09/12 10:45 【時事|韓国崩壊
    韓国の文在寅大統領にはコミュニケーション能力がないのか? (10コメント)
  • 2018/09/12 05:00 【マスメディア論
    「体操選手のパワハラ疑惑」を公共電波で延々報じる無意味さ (3コメント)
  • 2018/09/11 14:30 【時事|外交
    「安倍総理が金正恩に対話呼びかけ」。これをどう読むべきか (1コメント)
  • 2018/09/11 05:00 【韓国崩壊
    相次ぐ「コリア・パッシング」の兆候は日本正常化の証拠か? (1コメント)
  • 2018/09/10 10:30 【時事|韓国崩壊
    「震度ゼロ」での崩落が相次ぐ韓国社会の病理と嫌韓ブログ (9コメント)
  • 2018/09/10 05:00 【マスメディア論|時事
    「noindexタグ」事件の朝日新聞は明らかに国民の敵 (8コメント)
  • 2018/09/09 05:00 【マスメディア論|時事
    「報道ヘリを撃墜せよ」?北海道地震で見えた「国民の敵」 (12コメント)
  • 2018/09/08 05:00 【経済全般
    北海道と関西の大災害を機に、公共事業悪玉論を検証してみる (10コメント)
  • 2018/09/07 16:00 【時事|国内政治
    マスコミさん、カツカレー食べた石破氏を批判しないのですか? (2コメント)
  • 2018/09/07 12:15 【時事|国内政治
    改めて強調する、「立憲民主党・吉田統彦疑惑」の怪しさ (2コメント)
  • 2018/09/07 10:00 【韓国崩壊|外交
    朝鮮半島8つのシナリオ・2018年9月版、大幅な確率修正 (2コメント)
  • 2018/09/07 05:00 【マスメディア論
    節操なき朝日新聞グループ、「アベ嫌い」が高じて支離滅裂に (1コメント)
  • 2018/09/06 12:00 【時事|韓国崩壊
    「北朝鮮特使団、雰囲気悪くない」。韓国さん、正気ですか? (3コメント)
  • 2018/09/06 10:00 【国内政治
    「自民党総裁選で誰が勝つか」ではなく「安倍3選後」が大事 (9コメント)
  • 2018/09/06 05:00 【外交
    サーチナ、日本が中国との関係で「韓国化」?ご冗談を(笑) (5コメント)
  • 2018/09/05 10:00 【外交
    日韓問題とは、究極的には日本国内の反日勢力の問題だ (16コメント)
  • 2018/09/05 05:00 【時事|国内政治
    「知見がない」を繰り返す立憲民主党・枝野代表の不誠実さ (5コメント)
  • 2018/09/04 16:30 【時事|国内政治
    タマキード事件の玉木さん、国民民主党の新代表に就任 (3コメント)
  • 2018/09/04 10:00 【マスメディア論
    朝日新聞社説批判 「国民が視野にない」のは朝日新聞の方だ (6コメント)
  • 2018/09/04 05:00 【国内政治
    「辻元生コン疑惑」と絶望的に頭が悪い人罪の宝庫・立憲民主党 (7コメント)
  • 2018/09/03 12:00 【政治
    開城連絡事務所巡り、米国は韓国を「金融」で締め上げるのか? (3コメント)
  • 2018/09/03 05:00 【外交
    「国連から来ました詐欺」と良い意味で変わり始めた日本外交 (5コメント)
  • 2018/09/02 05:00 【マスメディア論
    出張先のホテルで、レベルが低すぎる地上波テレビを見て驚く (17コメント)
  • 2018/09/01 05:00 【マスメディア論
    【御礼】30万PVを達成した「テクニック」と言論の本質 (3コメント)
  • 2018/08/31 05:00 【金融
    図表で見る日本経済の資金循環構造と「財政再建」論の間違い (20コメント)
  • 2018/08/30 10:00 【時事|外交
    ポンペオ長官訪朝中止:「策士策に溺れる」を地で行く北朝鮮 (2コメント)
  • 2018/08/30 05:00 【時事|韓国崩壊
    「米韓同盟破棄」の前に、米国は韓国に経済・金融制裁実施? (5コメント)
  • 2018/08/29 12:15 【RMB|金融
    日中スワップの「不都合な事実」、要点は「円・元」の交換 (10コメント)
  • 2018/08/29 05:00 【国内政治
    民主主義と相容れない「国民の敵」日本共産党の非合法化を! (5コメント)
  • 2018/08/28 12:30 【政治
    ラオスの事故「日本が救いの手」というスクープ記事の信憑性 (8コメント)
  • 2018/08/28 05:00 【国内政治
    危険水域なのは政権支持率ではなく「マスコミ支持率」では? (5コメント)
  • 2018/08/27 05:00 【時事|国内政治
    立憲民主党・福山幹事長、「吉田統彦議員」発言に目が泳ぐ (3コメント)
  • 2018/08/26 10:34 【時事|韓国崩壊
    経済制裁を受けたとしても、国家観を持たぬ韓国の自業自得だ (8コメント)
  • 2018/08/26 05:00 【時事|国内政治
    ついに反米発言の石破氏、総裁選出馬以前に自民党を去るべき (8コメント)
  • 2018/08/25 12:00 【マスメディア論|時事
    意味不明な記事を書き逃げする日刊ゲンダイを笑い飛ばそう (6コメント)
  • 2018/08/25 05:00 【マスメディア論
    読者コメントのレベルが高すぎる!新宿会計士の政治経済評論 (1コメント)
  • 2018/08/24 17:00 【時事|外交
    朴槿恵・前大統領の二審有罪判決を淡々と眺めるしかない理由 (6コメント)
  • 2018/08/24 05:00 【時事|外交
    文在寅氏の来日を「普通の隣国関係」の契機にするなら歓迎 (12コメント)
  • 2018/08/23 12:00 【日韓スワップ|金融
    日中通貨スワップをうらやむ韓国メディア:「除け者」の韓国 (2コメント)
  • 2018/08/23 10:15 【時事|国内政治
    柚木氏の国民民主党離党問題、真に責められるべきは有権者だ (6コメント)
  • 2018/08/23 05:00 【RMB|時事|金融
    日中通貨スワップを必要としているのは、残念ながら日本の側 (15コメント)
  • 2018/08/22 12:00 【時事|外交
    米国への提案:制裁破り続ける韓国を捨て、台湾との同盟を! (3コメント)
  • 2018/08/22 10:00 【時事|国内政治|金融
    野田聖子さん、総裁選の前に「GACKTコイン」の説明は? (1コメント)
  • 2018/08/22 05:00 【時事|金融
    「決壊したラオスのダムは日本の資金」記事の事実誤認が酷い (6コメント)
  • 2018/08/21 12:00 【時事|外交
    北朝鮮との外交は「封じ込め」一択、それを助ける日英同盟 (1コメント)
  • 2018/08/21 10:00 【マスメディア論|時事
    国民の信託なき「ウソの新聞」・朝日新聞こそが「国民の敵」 (4コメント)
  • 2018/08/21 05:00 【時事|金融
    ベネズエラ・ショックに見る経済理論の正しさ (1コメント)
  • 2018/08/20 14:15 【時事|国内政治
    文科省汚職と吉田・羽田両議員の疑惑、現時点での検証結果 (5コメント)
  • 2018/08/20 11:40 【時事|国内政治
    野党問題とはマスコミ問題のこと、日本の問題は繋がっている (1コメント)
  • 2018/08/20 05:00 【時事|外交
    慰安婦問題巡り、日本の外務省が少しずつだが変わり始めた! (6コメント)
  • 2018/08/19 05:00 【時事|外交
    改めて主張する、日本は「圧力一辺倒」で北朝鮮の破綻を待て (3コメント)
  • 2018/08/18 10:00 【韓国崩壊
    中央日報記事に違和感、「30年後の韓国」があると思えない (4コメント)
  • 2018/08/18 05:00 【マスメディア論
    「朝日新聞AI」、すでに実現しているのではないでしょうか (3コメント)
  • 2018/08/17 12:00 【時事|国内政治
    ジリ貧の石破茂氏と国民民主党、夢のコラボはいかがですか? (3コメント)
  • 2018/08/17 10:00 【マスメディア論|時事
    マスコミ報道、「ラオス・野田・吉田」の3点セットの共通点 (13コメント)
  • 2018/08/17 05:00 【マスメディア論|外交
    日経の荒唐無稽な「北朝鮮支援1兆円」説と「はしたカネ」論 (6コメント)
  • 2018/08/16 15:00 【マスメディア論|時事
    相変わらず立憲民主党・吉田統彦氏の疑惑を報じないマスコミ (2コメント)
  • 2018/08/16 12:00 【時事|韓国崩壊
    「日本が南北朝鮮と対峙する正しい方法」、実はまったく同じ (4コメント)
  • 2018/08/16 10:00 【政治
    終戦記念日、本当に大事なのは原因究明と「国民の敵」の駆除 (7コメント)
  • 2018/08/16 05:00 【時事|韓国崩壊
    文在寅「慰安婦問題が外交紛争化しないこと望む」の支離滅裂 (3コメント)
  • 2018/08/15 12:00 【国内政治
    国民民主党が「生き残る」ためには、何を目指すのが正解か? (6コメント)
  • 2018/08/15 10:00 【韓国崩壊|外交
    韓国人教授「韓国は日米と連携すべき」、正論だがもう手遅れ (3コメント)
  • 2018/08/15 05:00 【日韓スワップ|金融
    トルコ・ショックはアルゼンチン、韓国などに波及するのか? (1コメント)
  • 2018/08/14 12:00 【時事|国内政治
    文科省汚職でマスコミが立憲民主党の吉田統彦議員を擁護か? (2コメント)
  • 2018/08/14 10:00 【時事|外交
    「自己責任」の問題では済まされない北朝鮮旅行者問題の本質 (4コメント)
  • 2018/08/14 05:00 【韓国崩壊|外交
    何ら成果が出ていないのに3回目の南北首脳会談を開催する愚 (5コメント)
  • 2018/08/13 12:00 【時事|金融
    「国際収支のトリレンマ」から見るトルコ・ショックの本質 (1コメント)
  • 2018/08/13 10:00 【時事|金融
    韓国の北朝鮮産石炭密輸事件、韓国メディアの苦し紛れの説明 (6コメント)
  • 2018/08/13 05:00 【金融
    「日本は財政再建が必要」という世紀の大ウソに騙されるな! (1コメント)
  • 2018/08/12 10:00 【マスメディア論
    「安倍1強」批判をゴリ押しする朝日新聞こそ、反省が必要だ (4コメント)
  • 2018/08/12 05:00 【日韓スワップ|時事|外交
    北朝鮮石炭輸入問題、米国は「とりあえず様子見」なのか?(※2訂版) (3コメント)
  • 2018/08/11 10:00 【時事|外交
    原爆投下の非人道性と、筋が違う朝鮮人被爆者救済問題 (4コメント)
  • 2018/08/11 05:00 【日韓スワップ|金融
    北朝鮮石炭輸入問題受け、最悪、韓国の銀行への金融制裁も? (3コメント)
  • 2018/08/10 13:25 【時事
    日本のメディアが報じないODAと、ラオスのダム事故の続報 (17コメント)
  • 2018/08/10 11:30 【時事|国内政治
    野田聖子氏のGACKTコイン疑惑をスルーするマスコミの怪 (4コメント)
  • 2018/08/10 10:00 【韓国崩壊|外交
    邪悪な「旭日旗根絶計画」に、私たちはどう立ち向かうべきか (3コメント)
  • 2018/08/10 05:00 【マスメディア論
    「一方的に批判する権利がある」?アベノセイダーズの勘違い (1コメント)
  • 2018/08/09 16:00 【マスメディア論
    中央日報の「歪曲」主張は、究極的に沖縄タイムスと同じ (11コメント)
  • 2018/08/09 10:00 【マスメディア論|政治
    朝日新聞の社説は印象操作を通り越して「恥知らず」 (10コメント)
  • 2018/08/09 05:00 【時事|韓国崩壊|外交
    朝鮮戦争を終わらせたい南北朝鮮の思惑と米韓同盟破棄への道 (3コメント)

  • 著者のコンタクト先:info@shinjukuacc.com

    【PR】スポンサーリンク・広告



    ※広告表示の詳細についてはプライバシー・ポリシーのページをご参照ください。

    注記   [ + ]

    1. CVIDとは、「完全な、検証可能な、かつ不可逆な方法での廃棄」(“Complete, Verifiable and Irreversible Dismantlement”)のこと