中朝首脳会談の思惑と「6つのシナリオ」

もうすぐ3月が終わろうとしていますが、国際情勢を巡っては、今週もさまざまな動きがありました。そこで、本日は少し立ち止まり、当ウェブサイトの大人気コンテンツ「朝鮮半島の将来シナリオ」と最新情勢の関係を整理してみたいと思います。

シナリオ更新の前に

いつものシナリオの説明

当ウェブサイトの大人気シリーズが、「朝鮮半島の将来をめぐる6つのシナリオ」です。その最新版と私が考える実現可能性は、3月13日付で掲載した『朝鮮半島の将来シナリオ・2018年3月版』という記事で申し上げたとおりです(図表)。

図表 朝鮮半島の「6つのシナリオ」
シナリオ名シナリオ概要現時点の実現可能性
①赤化統一韓国(南朝鮮)が北朝鮮により赤化統一されてしまう30%
②韓国だけの中華属国化韓国が中国の属国となるほかは、現状がほぼ維持される20%
③クロス承認韓国が中国の属国となり、北朝鮮を日米などが国家承認する20%
④半島全体の中華属国化南北朝鮮が統一され、そろって中国の属国となる10%
⑤北朝鮮分割北朝鮮をロシアと中国が分割占領し、韓国は中国の属国となる10%
⑥現状維持南北朝鮮は、とりあえずはそのまま存続する10%

(【出所】著者作成)

ところで、北朝鮮は事実上の独裁者である金正恩(きん・しょうおん)が先日、中国を訪問し、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席と会談しました(『動き出した北朝鮮情勢』参照)。これについてはわが国のメディアで最初に報じたのは産経ニュースでしたが、その後、世界中のメディアが注目しています。

こうしたなか、私が注目しているのは、とくに米国のメディアの反応です。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)、ワシントン・ポスト(WP)などのメディアを眺めていると、明らかに朝鮮半島情勢について触れることが増えて来ました。

たとえば、WSJに掲載された次の記事によると、今回の金正恩による訪中が「国際的な外交の舞台デビューを果たした」と述べています。

North Korea’s Kim, Long a Pariah, Takes Tentative Step Onto World Stage(米国夏時間2018/03/28(水) 10:50付=日本時間2018/03/28(水) 23:50付 WSJオンラインより)

考えてみると、朝鮮半島は米国から見て、ユーラシア大陸の東の端にあり、日本と中国の間に埋もれているような地域です。その朝鮮半島の動きが、世界最大の軍事・経済大国である米国から、ここまで注目されるというのも異例です。

こうした記事が増えること自体、朝鮮半島情勢が近いうちに大きく動くという前兆ではないかと思えます。

シナリオの更新の前に、現状を整理する

私はこの「6つのシナリオ」について、だいたい1ヵ月に1回程度の頻度で、定期的に更新を続けています。今月の更新で私は、「赤化統一」の可能性をやや引き上げ、「中華属国化」の可能性をやや引き下げましたが、シナリオ自体は6つで据え置いています。

その理由は、どうも朝鮮半島問題を巡り、中国やロシアの存在感が見えないことにあるのですが、今回の金正恩の訪中により、中国が再び朝鮮半島問題で存在感を示そうとし始めたようにも見えます。ただ、事態はそれほど簡単ではありません。

WSJは今回の金正恩による訪中の意図を、

  • 米朝首脳会談を前に中国による政治的な支持を得ておく目的
  • 経済制裁により苦慮しているなかで、制裁緩和を得る目的

の2つではないかと指摘していますが、私はむしろ、金正恩が本気で中国との関係強化を望んでいるとは考えません。むしろ、米朝急接近に焦りを感じた中国が金正恩に訪中を呼びかけた、というほうが実態に近いのではないかとの見方もできると思います。

確かに、金正恩がトランプ米大統領との首脳会談を前に、緊張しているであろうことは想像がつくところです。また、ハンドリングを間違えたら、米国が北朝鮮に対する何らかの攻撃に踏み切り、それを契機に政権が崩壊することを、金正恩としては強く恐れているのだと思います。

いずれにせよ、今回の中朝首脳会談という報道だけでは、まだこのシナリオの骨格と実現可能性を修正する材料としては不十分です。何より、米朝首脳会談が本当に実現するかどうか、そして実現するならばその時期はいつか、何が話し合われるのかが分からない以上、現状を見守るしかありません。

問題解決を邪魔する韓国

ただし、現状を整理するうえで、忘れてはならない点があります。それは、朝鮮半島非核化をめぐる議論において、北朝鮮に利用され、事態を複雑にしている国がある、ということです。

その国とは、韓国です。

本来、韓国が果たさなければならない役回りとは、日本、米国とともに、北朝鮮に対する圧力を最大化することです。ところが、『動き出した北朝鮮情勢』でも触れたとおり、とくに今年1月以降、韓国は米国を裏切り、独断で北朝鮮との対話に踏み切りました。

最初は平昌(へいしょう)冬季五輪への北朝鮮参加に関する協議で始まりましたが、次に平昌五輪の開・閉会式で北朝鮮の要人が相次いで訪韓。これに対する答礼として韓国政府の特使が平壌(へいじょう)を訪問し、その特使が金正恩から米朝首脳会談の提案を受け取った(※)、という流れです。

(※ただし、この提案は口頭でなされており、親書などの形で文書化されているわけではありません。)

正直、韓国の勝手な動きにより、北朝鮮情勢が大きく動いてしまった格好です。

これについて、マクマスター大統領補佐官の後任として指名されたボルトン氏は、「北朝鮮の一連の動きは時間を稼ぐためのものだ」と主張したそうですが、これについては私も全く同感です。しかし、こうした北朝鮮による「時間稼ぎ」を許したのが、韓国だったのです。

これについて、昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、「中国の割り込みで複雑化した」という社説が掲載されています。

【社説】中国の割り込みで複雑化した韓半島非核化方程式(2018年03月29日11時38分付 中央日報日本語版より)

金正恩が文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領よりもはるかに厚遇されたという点に悔しさが滲んでいるように見えるのはご愛嬌でしょうか?ただ、内容自体はまったく理解に苦しむ社説です。この社説の主張は、次の下りに要約されていると思います。

最近の非核化議論が文在寅大統領の仲介外交で進められていた点を考慮すると、南北首脳会談を控え奇襲的に行われた中朝の会談は状況を複雑にさせる側面がある。一種の「割り込み」と変わらない。

要するに、「韓国が主導権を握ってきたのに、中国に主導権をかっさらわれて悔しい」ということでしょうか?しかし、朝鮮半島非核化プロセスにおいて、中国、ロシア、日本の協力は必須であり、韓国が勝手にこの問題の主導権を取ることは非常に危ういことです。

そして、中朝首脳会談が行われたことで、少なくとも韓国が「運転席」から転げ落ちたことは間違いありません。その意味で私は、「韓国を運転席から排除した」という意味では、この中朝首脳会談を歓迎したいと思います。

当事国の思惑

共通点は「韓国が主導権を取れない」こと

さて、本日は「6シナリオ」のアップデートをすることはしませんが、改めて、これらのシナリオについて振り返っておきたいと思います。

①については赤化統一、つまり朝鮮半島が北朝鮮主導で統一されてしまうシナリオであり、⑥については現状維持シナリオですが、それ以外のシナリオ②~⑤は、いずれも中国が朝鮮半島に何らかの影響力を及ぼすというものです。

言い換えれば、朝鮮民族が主導権を取るシナリオは①のみであり、それ以外の②~⑤は、いずれも周辺大国が朝鮮半島の命運を決めていくというシナリオです。そして、②~⑤は、「どの国が朝鮮半島に影響を及ぼすか」という観点から見直せば、すっきりと整理がつくのです。

たとえば「②韓国だけの中華属国化」というシナリオは、北朝鮮という国家を残したまま、朝鮮半島から米軍が撤退し、韓国が中国の属領になってしまうというものですが、これは「中国と北朝鮮が朝鮮半島の支配者になる」というシナリオです。

また、「③クロス承認」は、②の変化形で、北朝鮮を日米が支援し、韓国を中国が支援するという、一種の「ねじれ」が生じるシナリオですが、これも「中国と米国(と日本)が朝鮮半島の命運を決めていく」という枠組みと理解できるでしょう。

さらに、「④半島全体の中華属国化」は中国が、「⑤北朝鮮分割」は中国、ロシアが、それぞれ朝鮮半島の命運を決めていくというものであり、いずれも朝鮮民族が朝鮮半島の将来を自主的に決めていくというものではありません。

(※余談ですが、韓国にとってのベスト・シナリオとは「⑥現状維持」だと思いますが、私はこの⑥のシナリオの実現可能性が一番低いと考えています。ただし、これについては以前も説明した通りなので、繰り返しません。)

朴槿恵政権が続いていたら…?

言い換えれば、シナリオ①~⑤は、韓国が「独立国家」たる資格がない点では共通していて、韓国が中国に支配されるか(②③⑤)、北朝鮮に支配されるか(①)、北朝鮮経由で中国に支配されるか(④)、という違いがあるのです。

ところで、「歴史にIFはない」と言います。実際、国際情勢を分析する際に必要な視点は徹底したリアリズムだと思いますし、実現しなかった歴史を論じても、本来であれば、あまり意味がありません。

ただ、「あの時にこうなっていたらどうなっていたか?」という視点も、たまには有益なことがあります。朝鮮半島問題を議論する際に関していえば、たとえば、朴槿恵(ぼく・きんけい)政権が現在でも続いていたと仮定すれば、このシナリオ①~⑤を深く理解することができるからです。

朴槿恵政権は、他国ながら見ていて心配するほどの「親中政権」でしたが、少なくとも「親北政権」ではありませんでした。そして、この政権が続いていた場合、おそらく、韓国は遅かれ早かれ、中国の属国のような状態に陥っていた可能性があります。

ただ、それと同時に朴槿恵政権は、自称「保守派政権」であり、米国との関係についてもそれなりに大切にしていました。米国が韓国に怒って米韓同盟を打ち切るという可能性はあったにせよ、韓国の方から米韓同盟を打ち切ることは、まずなかったと考えて良いでしょう。

このように考えていけば、朴槿恵政権が長続きすればするほど、南北朝鮮の対立構造は続いていたかもしれないにせよ、中国の朝鮮半島におけるプレゼンスが高まる方向に向かっていたであろうことは、間違いありません。

翻って、現在の文在寅政権は、基本的に朴槿恵政権ほどは親中政権ではありません。もちろん、文在寅氏自身、中国に対して「ガツン」と言えないようですが、それでも、朴槿恵政権が進めていた中国擦り寄り政策にストップがかかったことは事実です。

いずれにせよ、「中国」イコール「北朝鮮」、ではありません。中国と北朝鮮はまったく別の存在です。朝鮮半島を巡る力学については、見極めが必要でしょう。

ロシアの存在が見えない

いつもの議論の繰り返しです。朝鮮半島非核化問題は非常に厄介なものであり、韓国「ごとき」が主導権を握るには力不足です。これは別に韓国を侮辱して言っているのではありません。「どこか1ヵ国が全てを仕切る」というのが無理だ、と申し上げているのです。

とくに、北朝鮮の非核化を図るうえでは、本来ならば、国境を接する中国とロシアと韓国の3ヵ国の密接な協力が必要であり、さらに韓国の実質的な保護国である米国、地政学の要である日本が強い関心を持つのは当然です。

しかし、文在寅政権は、こうした日米中露という4ヵ国の意向を無視して、勝手に北朝鮮との間で話を進めようとしました(※極端な話、「金正恩が米朝首脳会談を呼びかけた」という情報自体、韓国政府による捏造ではないかとの疑いも払拭できないのですが、とりあえずこの論点は差し置くとしましょう)。

そして、早くから北朝鮮の非核化に向けて連携を進めてきた日米、「蚊帳の外」に置かれないように中朝首脳会談に踏み切った中国、「スタンド・プレイ」を続ける韓国の5ヵ国に対し、存在感が見えない不気味な国が1つあります。それが、ロシアです。

冷静に考えるならば、北朝鮮という国自体、ロシアの前身であるソ連が作った国であり、ロシアは北朝鮮ともっとも緊密な関係を維持しているはずの国です。そして、外交官追放や欧州連合(EU)からの経済制裁に苦しむロシアにとって、本来、北朝鮮問題で「助け舟」を出すのは、外交戦略上も有益です。

そのロシアが沈黙を守っているのは不気味ですらあります。

時代は米中対立へ

シナリオ③の実現可能性

ところで、私がこの「6シナリオ」の更新でもう1つ、見極めたいと思っているのは、米中対立の動向です。

すでに報じられているとおり、米国は中国に対する、事実上の「貿易戦争」に踏み切ろうとしているようにも見えます。現在のところはおそらく「ジャブの応酬」だと思いますが、貿易戦争がゆくゆくは南シナ海での「航行の自由作戦」の激化、さらには米中勢力争いに発展する可能性もあるでしょう。

米国の目が中国との対立に向かう場合、朝鮮半島情勢にも少なからぬ影響が生じます。具体的には、シナリオ③、つまり「南北クロス承認」の実現の可能性が上昇する、ということです。

この「南北クロス承認」には、ほかにもいくつかのパターンが生じるかもしれません。展開の速度次第では、「韓国が米国陣営に留まったまま、北朝鮮を日米が国家承認する」という可能性も、皆無ではありません。目的はもちろん、中国に対する牽制です。

このように考えていくならば、トランプ大統領が将来的な中国との対決を視野に入れつつ、北朝鮮との首脳会談を決断した、という可能性も出て来ます。

日本にとってのベスト・シナリオ

日本にとっては、北朝鮮のような無法国家を国家承認するということがあってはならないですし、このシナリオの実現阻止に動く必要があると思いますが、それと同時に、国際社会においては日本が望まない方向に動くことも覚悟しなければなりません。

しかし、国際情勢を正確に予想することで、日本にとって好ましからざる結果が到来する可能性を低め、日本にとって望ましい状況を実現させる可能性を高めるという努力は、当然に必要なことです。その前提として、日本人自身が日本にとってのベスト・シナリオを検討すべきでしょう。

東アジア新秩序については、たとえば

  • 中国が日本の安全保障上の脅威ではなくなる
  • 韓国が日本に対するヘイト犯罪を仕掛けることができない状況になる
  • 台湾と香港が名実ともに中国から完全に独立して日本の友好国となる
  • 日米同盟を軸に、自由・民主主義国間で重層的な同盟が成立する

といった状況が出現することが理想だと考えています。

米朝首脳会談が実現するかどうかは不透明であり、また、実現するとしても、それまでに少し時間が掛かりそうですが、この機会を使って、私は近いうちに、この「日本にとっての理想的な東アジア新秩序」についてじっくりと考えてみたいと思います。

どうかご期待ください。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. むるむる より:

    毎回の事ですが世界が動いていて重要な時期にくだらない森かけで国会を空転させて、その上政府の動きに足枷となって邪魔をし続けるマスゴミ、クズ野党、官僚機構には反吐が出ます。

    その上日本は朝鮮戦争の後方司令部が存在し、日本を核で沈めると公言している北朝鮮、拉致問題などで朝鮮半島情勢に嫌でも関わらざる得ないのにそれを忘れた報道の公共放送NHK、現状の日本ではどのシナリオに動こうとも国内対処をしないと身動き出来ません。正に内憂外患とはこの事です。

    最近の朗報はソニーのBRAVIAでNHKが映らないテレビを販売、放送枠の自由化が進行。この辺ぐらいですよまったく……

  2. めがねのおやじ より:

    < 毎日の更新ありがとうございます。
    < 中朝会談によって、金正恩は中国にいろいろな点で頭を下げた格好ですね。物資援助、米朝会談前に会う事でバックに付いてもらう印象を作った。中国にとっても話の核心に迫れるチャンスです。
    < さて、南北会談など大した話も無く、北ペースで進み、言いたい放題の条件を付けるでしょうし、米国とは本当に会談が行われるか、まだ疑問です。その前の日米会談で、しっかり安倍首相は重要事項の核開発破棄、拉致被害者救出をトランプ大統領にしておくべしだし、状況次第では会談を止める選択もある、と進言すべきです。
    < 北朝鮮が本当に核開発を止めるか、ICBMミサイルを作らないという保証は、どこにもありません。多分、後見人の中国が実地で可視可能な形でチェックすると、金正恩は言うでしょうが、そんなもの米国は信用しない。米軍立ち入りを望み、その場で破壊させよ、というでしょう。
    < 北朝鮮は駐韓米軍の撤退を求めるでしょうが、本当に北朝鮮が核開発をやめたら、撤退すると思う。すると、韓国はさらに北に寄り、吸収されて高麗国になる。つまり赤化統一です。しかし、その時、韓国内は大揉めになり、収拾がつかなくなる。脱出者も多数出る。
    < いずれにしても、中国が韓半島の保護者、宗主国になるのではないかと思います。ここ1週間程度で情勢が大きく動きました。まだ動きはあると思いますが、現状はそのように思います。

  3. オールドプログラマ より:

    中国の周近平さんは韓国の文在寅さんの冷遇と違って金正恩さんを厚く持て成したそうです。また、金正恩さんは周近平さんの言葉を必死にメモしていたそうです。中国>北朝鮮>韓国の順ですね。
    さて、金正恩さんは何を狙っているのでしょうか。私は米国による国家承認だと思います。核やICBMの実験は行き詰っていますから、ここで米国大統領を引き出し非核化と引き換えに制裁を解除し、正式な国家として認められたいと考えていると思います。ただ、あからさまに米国の援助を求めると中国が黙っていないでしょうから見せかけでも自立した経済を行うと思います。
    米朝会談は5月末と言われていますが、言っているのは韓国で願望に過ぎません。ひょっとするとトランプさんは南北会談の前に金正恩さんと電撃会談を行う可能性があります。トランプさんは韓国を信じていませんから。
    これはブログ主さんのクロス承認に近いですが、韓国の中国属国化は防ぐ必要があります。米国にとって日本は必要不可欠な国で絶対に守る必要があるからです。韓国に人民解放軍が駐屯するなど米国にとって悪夢となります。最低でも釜山は抑える必要があります。
    従って、事態は現状のままとなり、韓国に北朝鮮の安い労働力が雪崩れ込み、韓国の輸出は伸び他国との軋轢は深まるでしょう。ウォン安の為替介入などもっての他で世界から叩かれるでしょう。その後は貧しい北朝鮮人が韓国に溢れ経済も治安も悪化していくと思いますが、どうでしょうか。

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