フェイク・ニュース・ブログを批判する!

先日、当ウェブサイトでも韓国による「慰安婦合意違反」について、随分と取り上げました。ただ、世の中のブログ、まとめサイトなどを見ていると、明らかなフェイク・ニュースと考えられる情報を垂れ流すサイトを発見してしまいました。そこで本日は、普段の私にしては珍しく、インターネット上のサイトを批判してみたいと思います。

ブログと評論サイトの違い

当ウェブサイトは、「新宿会計士」と名乗る管理人が、「読んで下さった方の知的好奇心を刺激すること」を目的として運営する、独立系ビジネス評論サイトです。

ところで、すでにお気付きの方もいらっしゃるとおり、当ウェブサイトは現時点において、自サイトのアクセス数の目安を確かめる目的で「にほんブログ村」のランキングに参加しています。こうした事情もあって、当ウェブサイトを「ブログ」と呼ぶ方は大勢いらっしゃいますが、私自身は「ブログ」ではなく「評論サイト」というつもりで執筆しています。

もちろん、世間的には、「ブログ」と「評論サイト」の間に、あまり大きな違いは意識されていません。なぜならば、評論サイトであれブログであれ、インターネットにつながる環境にさえあれば誰にでも始められるからです。資格など必要ありませんし、極端な話、社会人が会社勤めの片手間にやることだって可能です。

ただ、あくまでも私の理解ですが、「ブログ」と「ウェブ評論サイト」には、ひとつの大きな違いがあります。

それは、「ブログ」の方が範囲は広い、ということです。

私が見たところ、「ブログ」には、さまざまなウェブサイトがあります。私がやっているような「政治経済評論」に近いウェブサイトもあれば、それ以外のさまざまなジャンル(たとえば「主婦の節約術」、「日常の雑感」、「ゲームのブログ」など)のブログもあります。

また、「政治経済評論」に属するブログの中には、大手メディアが顔負けするような、かなりハイレベルな記事もあります。

実は、私自身もいくつかのブログを定期的購読しているのですが、月額3800円もの大金を払って朝日新聞を読むくらいなら、インターネットでこれらのブログを読んでいた方がはるかに有益です。

世の中のブログへの苦言

まとめサイトの社会的機能

ただ、その一方で、ブログや「まとめサイト」の中には、某匿名掲示板の議論を転載しただけの代物があることも事実です。たとえば、私が参加している「にほんブログ村」のアクセス数上位のウェブサイトにも、その手のブログが散見されます。

もちろん、私は「まとめサイト」の存在を全否定するつもりはありません。最近、これらの「まとめサイト」が、マス・メディアの虚報に対する社会的な牽制として機能しているからです。

実際、虚報が多いことで知られる朝日新聞あたりが奇妙な記事を出しても、すぐに「まとめサイト」で晒し上げられてしまい、その矛盾がインターネット上で批判されたりします。

これは、ひと昔前、インターネットが存在しなかった時代には考えられなかったことです。

健全な民主主義社会を支えるのは、客観的で正確な情報と、常識的で穏当な主張です。そして、新聞・テレビなどのマス・メディアが情報を歪めていた時代と比べれば、現代日本社会の政治経済論壇は、実にマシになりました。

その意味では、「まとめサイト」はマス・メディアに対する監視機能を担っているとも言えますし、インターネットが身近なものになったこと自体、本当に歓迎すべきことでしょう。

情報の歪曲はフェイク・ニュースの源

しかし、だからといって、アクセス数を稼ぐためには何をしても良い、ということはありません。具体的な例を挙げましょう。

たとえば、今週、当ウェブサイトでもずいぶんと取り上げた「韓国政府による慰安婦合意への新方針」という話題があります。これは、韓国の康京和(こう・きょうわ)外交部長官が「韓国政府としての日韓慰安婦合意への対応方針」を示したものです(なお、私自身も当ウェブサイト『慰安婦合意の「破棄」はしないが守らない』や『平昌の欺瞞:赤化統一に一歩近づいた韓国』などで取り上げたとおりですので、詳しくは繰り返しません)。

これを巡って、産経ニュースは、わが国の河野太郎外相が「韓国側が日本側にさらなる措置を求めることは全く受け入れることができない」と述べたと報じました。

韓国の日韓合意新方針 「全く受け入れられない」と河野太郎外相が猛反発、抗議 協議一切応じず(2018.1.9 20:14付 産経ニュースより)

ところが、この報道が『【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!』というタイトルで、某まとめサイトに転載されたのです。

産経ニュースに記事が掲載された2018年1月9日午後8時時点において、日本政府、あるいは河野太郎外相が、日韓断交を決意したという事実はありません。

したがって、これは明らかなフェイク・ニュースです。

では、なぜこんないい加減なタイトルのブログ記事が出てきてしまうのでしょうか?

要するに、このブログ記事は某匿名掲示板における反応をまとめただけのものであり、その反応の中で、ひときわ目立つ書き込みを記事のタイトルにしているだけなのです。

このブログも、某匿名掲示板で同日夜9時16分時点で書き込まれた

国交断絶    在日全員強制送還でOK

とするコメントを、そのまま「【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!」というタイトルにしているだけであり、あまりにもお粗末です。

フェイク・ニュースが出てくる仕組み

正直、あまりにもレベルが低くて驚きますが、こんなブログにたくさんのアクセスがあるのも事実です。

フェイク・ニュースが出てくる仕組みは至って簡単です。

まず、どこかの新聞社、テレビ局などのウェブサイトにニュースが掲載されます。

次に、これを誰かがインターネット上の某匿名掲示板に転載します。

そして、さらにこれが衝撃的なタイトルを伴って「まとめサイト」に転載されるのですが、その過程で、元のニュースにはない情報が勝手に付け加えられ、情報が捏造されるのです。

正直、これだと「まとめサイト」管理人に朝日新聞などを批判する資格はありません。なぜなら、「まとめサイト」そのものがフェイク・ニュースを社会に振り撒いているからです。

そして、こうしたフェイク・ニュースを垂れ流す「まとめサイト」が多くのアクセスを得てしまえば、インターネットに対する社会的な信頼が損なわれてしまいます。実際、これらの「まとめサイト」には、たくさんの広告リンクがベタベタ張られており、彼らが商業目的で「まとめサイト」を運営していることは明らかでしょう。

要するに、何かを批判することで溜飲を下げるというのが、これらの「まとめサイト」の本質なのです。

繰り返しますが、私は「まとめサイト」を全否定するつもりはありません。社会的影響力のある「まとめサイト」が増えれば、新聞・テレビもおいそれと虚報を流すわけにはいかなくなります。実際、最近のテレビ局や新聞社は、視聴者・読者から「偏向報道」と批判されることを嫌がっているとも聞きます。

しかし、あまりにもレベルが低いウェブサイトが増えれば、それは却ってインターネットに対する社会的信頼を損ねることにもなりかねないのです。

信頼性のあるウェブ評論

マス・メディアに「フェイク・ニュース」批判をさせるな

では、こうしたフェイク・ニュースばかりを流すウェブサイトを放置しても良いのでしょうか?

もっといえば、国が何か規制する法律を作るべきなのでしょうか?

実は、私が一番恐れているのは、インターネット上でフェイク・ニュースを流すメディアが増え過ぎ、インターネットを規制する法律を作ろうとする動きが出てしまうことです。

とくに、新聞・テレビを中心とするマス・メディアに、インターネットを敵視する人が大勢いることは間違いありません。

さきほど紹介した「【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!」という悪質なフェイク・ニュースは論外ですが、マス・メディアを中心とする既存メディアの間から、「素人が情報発信すれば必ずフェイク・ニュースが出てくる」、「だから素人がブログ、評論サイトを運営することを規制すべきだ」、といった議論が出て来ることを、私は強く警戒しているのです。

もちろん、私に言わせれば、これまで散々、フェイク・ニュースを垂れ流してきたのは、朝日新聞やNHKに代表される既存メディアであり、彼らこそ潰れて欲しい存在です。しかし、一部のウェブサイトが、朝日新聞やNHKと似たような印象操作を図っていることも事実です。

つまり、せっかく私や一部の独立系評論家がビジネス評論を提供しようと頑張っていても、悪質な印象操作を行うウェブサイトが存在すれば、「インターネット全体が怪しい」と思われてしまうのも仕方がありません。

フェイク・ニュースに騙されないためには?

では、この手のフェイク・ニュースを垂れ流すサイトを「法律で禁止」すれば良いのでしょうか?

私はそうは思いません。なぜなら、現在は一種の「過渡期」にあるからです。

現在は、マス・メディア(とくに新聞・テレビ)という「古い権威」が揺らいでおり、社会全体がマス・メディアに代わる良質な評論を求めている状況にあります。

当然、過渡期であれば、インターネットには、新聞・テレビに代わる良質な評論を提供しようとする、志の高い人もいれば、半面、先ほど例に挙げたように、エロ・グロ広告を大量に貼り付けた過激なタイトルの記事で金儲けしようとする、志の低い人も出現します。

そして、重要なことは、情報を受け取る私たち一般国民が、これらのウェブサイトの中から信頼できる情報を見極める能力を養うことです。

そのためには、なにも法律で規制する必要はありません。

日本国民が賢明であれば、自然と「信頼に足る情報を発信するサイト」と「そうではないサイト」を見極めようとするはずです。

あるいは、過激な情報やフェイク・ニュースを垂れ流すウェブサイトが、むかしのスポーツ紙やゴシップ誌のように、「単なるネタサイト」として位置付けられれば良いのです。

もちろん、誰がどのウェブサイトをどう評価するかは難しい問題ですが、少なくとも私は、新聞とテレビが情報発信の全てを独占していた時代と比べれば、現在の方が遥かに良いと考えています。

ブログ主の見解が読みたい!

ついでに、世の中の「まとめサイト」等の管理人に申し上げたいことがあります。

某匿名掲示板のコンテンツを転載するのも良いのですが、できれば、ご自身の見解を掲載して欲しいのです。

こうした中、私が読んでいて好感が持てるウェブサイトはいくつかあるのですが、それらのウェブサイトは、いずれもウェブサイトを運営している人が、独自の見解を執筆されています。

もちろん、私自身が読んでいるウェブサイトの中には、私が全く賛同しないサイトもあります。しかし、「自分自身の言葉」で書かれているウェブサイトからは、かならず、何かしら得るものがあります。

右翼的なウェブサイト、左翼的なウェブサイト、政治に特化したウェブサイト、経済に特化したウェブサイト…。私は、どんなウェブサイトであっても良いと思いますが、私が読んでためになるのは、「ご自身の見解」が書き連ねられているサイトに限定されるのです。

情報の窃盗はやめてください

当ウェブサイトは転載自由ですが…

さて、『主観的事実を捏造する人たち』などの過去記事でも繰り返し主張していますが、当ウェブサイトは転載自由です。

もちろん、直接、私自身のウェブサイトを読んで下さるのが一番ありがたいのですが、「新宿会計士の主張」が世の中に広まるのであれば、別に転載という形であっても、私は気にしません。

ただし、その際に絶対に守っていただきたい鉄則があります。それは、「出所のURLを示すこと」です。そして、出所を示さないことは盗作、つまり情報を窃盗していることと同じです。

しかし、これだけ私が主張をしているにも関わらず、出所を示さないで引用・転載をする人は、後を絶ちません。

問題はそれだけではありません。

出所さえ示していただければ、それを読んだ人が私自身のウェブサイトで内容を確かめることができます。しかし、出所すら示さず、一部だけ切り張りして引用されてしまうと、私の主張が真逆に伝わることもあります。

こうした「トリミング」は、私のウェブサイトだけではなく、最近、YouTubeなどの動画サイトでも広く見られます。ウェブ論壇で活躍されている、青山繁晴さんや上念司さん、有本香さん、あるいは百田尚樹さんなどの論客の発言を勝手に転載し、音楽か何かを付けて動画に仕立てる、という行為が蔓延しているのです。

良質なウェブ評論は継続が力だ!

以上、本日は珍しく、インターネットのブログサイトについて、いろいろと文句を付けました。

私がそのように文句をつけた理由は簡単です。

インターネットが既存の新聞・テレビに代わって、民主主義社会の根幹をなす評論機能を担うべきだと、私が考えているからです。

新聞・テレビのように、自分でろくに取材もせず、フェイク・ニュースや「大本営発表」を垂れ流すような媒体に、民主主義社会の論壇を担う資格などありません。

ただ、新聞・テレビに代わってインターネットが「評論機能」としての地位を確立するには、まだまだ時間が掛かります。当然、マス・メディアがインターネットを潰しに来る動き(つまり言論弾圧)は加速するでしょう。

そういえば昨年、文藝評論家の小川榮太郎さんに対し、朝日新聞社が5000万円の「損害賠償」を求めて提訴するという事件がありましたが(『朝日新聞のスラップ訴訟を許すな!』参照)、これもマス・メディアによる言論弾圧の一形態です。

いずれにせよ、当ウェブサイトは官庁や大企業からカネを受け取らず、あくまでも独立したビジネスマンの立場から、政治経済評論を続けていこうと考えています。

どうか引き続きご愛読、そしてお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 山紀有 より:

    マスコミにしてみれば「ネットはフェイクニュースに溢れてる」という点くらいしか攻めどころがないんでしょう。
    旧来のマスコミの衰退原因として、過度な状況まで行った【思想の偏向】だとか、【即時性の面で不利】とか【一方通行な情報の流れ】などいろいろ言われていますが、要はそれらはネットとの比較です。
    自らを『知識階層』と称し、傲慢な情報の取捨選択をして悦に入っていたマスコミの自業自得でしかありません。

    それに、ネットは玉石混交だからこそ価値があるんです。
    社会に深刻な影響をもたらすデマのようなものは、あくまで個別案件で処理していけばいい話です。
    どうせ、そこまで影響力の大きなデマなんてめったに出ませんしw

    また左巻きの人が大好きな「ネットリテラシー」も、無菌室では耐性がつきません。
    カオスなネット空間で、様々な痛い目を見て身に付いていくものです。
    そういう意味で、フェイクニュースは必要悪であり教材なんです。
    ABPなんか、必要に迫られなければ導入しないでしょ?w
    多くの人がそうした状況に鍛えられれば、未来で発生するかもしれないデマの影響度が軽減される可能性すらあります。

    個人的には「【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!」というタイトル詐欺の釣りは嫌いじゃありませんw
    というか、あぁこのニュースのこういうタイトルで仕上げるかぁ、と楽しんでることもしばしばです。
    ある種、極論だったり尾ひれをつけたり削ったり、元ネタをどの切り口で仕上げるかということに、各サイトの管理人の腕の見せ所だと思ってます。
    もちろん、腕の悪いとこには寄り付きませんが…
    これもある種の「耐性」ですw

  2. 佐助 より:

    私も山紀有さんに同感です。
    昔からネットは玉石混合であり、自分の頭で情報を取捨選択する必要があるところです。
    また、会計士様が批判されているまとめサイトにしてもタイトルこそ過激ですが、中身はまともなことがほとんどです。過激なタイトルにしても「ウソと分かりやすいウソ」ほど無害なものはなく、むしろまともなサイトの思い違いの記事のほうが害悪といえることすらあるのではないでしょうか。

  3. 関澤 より:

    タイトルが過激で偏っていても、本文には元の発言が記載されていること、そもそも検索するような閲覧者はリテラシーがあり、慣れていると思われるので、マスコミの様な純粋なフェイクニュースには成り難いのではと思います。
    ただ、攻撃の口実にはなるので、掲載者の弁解や他のサイトからの批判は必要と思います。
    まとめサイトも提訴され、一審で負けてますので。
    引き続き論評お願いします。

  4. porter より:

    まー二ちゃんまとめサイトなんてアフィカスばっかやし、単なる娯楽っつーことでいいんじゃね?www

    >他人の褌で相撲を取る

    確かにウゼー
    カスブログなんてまとめて淘汰されると思われwww

    ちなみにオイラのカキコもアフィカスのまとめサイトにしょっちゅう天災されてるぜwww

  5. めがねのおやじ より:

    < 毎日の更新ありがとうございます。
    < 「新宿会計士様のサイト」、えらいことになってますね(笑)。少し前からですが、PVが1万ポイント越え!政治社会で1位、政治で4位。凄いとしか私は言いようがないです。本業を持ちながらこれだけの分析する時間を作る、投稿する、私には超人としか思えません。
    < まとめサイトは個人的には営利優先、不健全、不健康なものが多いと思います。産経の報道を受けて『【速報】河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!』などというのがまとめに現れる。フェイクニュースだし、ひときわ目立つように細工してある。『国交断絶  在日全員強制送還でOK!』も酷い。こういうのが氾濫しています。送り手は馬鹿丸出しで教養のカケラも見えない方だが、広告リンクがべたべた貼られ、儲ける事のみ頭が行っている。数字を上げたいだけで、物事の本質が分かっていない輩です。
    < こういうまとめなどが増えると、取捨選択は自由だし、当然淘汰もされるが、「インターネットは誰でも運営できて危険、法規制しないといけない」という声が増える可能性はあります。また、新宿会計士様が「出所をあきらかにせず、トリミングする行為は止めて欲しい」と言われているる以上、有形無形で被害を蒙っていることがあるのではないかと、危惧します。
    < 今日のコメントで「まとめサイトの中身はほとんどまとも」というご意見、ちょっと納得できないですね。少なくとも、ここを読んでから「まとめ」に行ったら、その異常さが分かりませんかね。また「まともなサイトの思い違い」、これも害が大きいです。そういうのは淘汰されるだろうし、また新手がニョキニョキ出てくると、しばらくはいたちごっこでしょう。上位サイト、ブログでも変なヤツいますから。
    < 失礼いたしました。

    1. 山紀有 より:

      もしかしたら自分の事ではないかもしれませんが、まとめサイトの擁護と受け取れる文脈もありますので返信させていただきます。

      誤解無きよう申し上げておきますが、上記のまとめサイトのあり様が「まとも」かどうかと言われれば、眉をひそめたくなる気持ちはよくわかりますよ。

      例えるなら東スポの立ち位置です。
      誰も東スポの扇情的な見出しを鵜呑みにする人はいませんし低俗だと批判する人もいますが、一方で一定数の読者がいてある程度の了解のもとフェイクを楽しんでいるのも事実です。
      そうした空間に青筋立てていきり立つのも野暮な話ですね。
      有象無象の多くのまとめサイトは、似たような低俗性がつきもので、こなれないうちはあっちこっちで釣られる経験を重ねますw
      もちろんまだそうした暗黙の了解を理解できてない人がひょっこり迷い込み、「釣られた!」「けしからん!」とイライラすることもあるかもしれません。
      ただ「個人が発信できる」という、他に得難いネットの利点を殺さないためには、許容すべき範疇にあると思っています。
      素人が誰でも発信出来る以上、そしてアフィ等で報酬が発生するシステムがある以上、煽りまくったタイトルで耳目を集める事を最大目的とする人は必ず出てきます。
      おっしゃるようにイタチごっこで、こっちが廃れてもあっちが、そこが廃れたら別のところでというように。
      ですが、だからこそ必要悪なのだと考えるのです。
      多くの人の情報感度・感性を、過渡期の中でネット時代にフィットさせるために。
      やたらと煽られ、いたずらに踊らされないようにするために。

      法規制への懸念ですが、さすがに中国のようにはならないだろうという楽観視というか確信のようなものがあります。極論過ぎますけどw
      もちろん左の人が騒いだり、個々の事例で散発的な訴訟がおこることは有るでしょうけど、ネットの言論空間全体にポリコレなどの倫理観で縛りをかけるのは無理があり事実上不可能だと思います。
      なにしろそうした公的規制が行き着く先は中国ですからね。

      「清濁併せ呑む」ではないですが、多様な価値観の為には下品なものもそれ相応に存在意義がある、というのが私なりの判断です。
      だからと言って下品が好みか?と問われれば…嫌いじゃないって感じですかねw

      長文レス、失礼しました。

      1. めがねのおやじ より:

        < 山紀有様
        < 拝見しました。エライ長々と書かれてますが、別に青筋立てていきり立っているわけじゃない。「東スポ(ウチなら大スポかな)に書いてる事に扇情的な見出しを鵜呑みにする人はいない」ーー当たり前でしょ、そんなこと。第一、いまどき大スポなんて、電車内でも読んでる人がいたら、引くわ(笑)。例えがスポーツ紙なんて、論点変えてませんか。
        < 仰りたい事は理解は出来ますが、でも「まとめサイト」って、そんなヤカラが実際多いじゃないですか。だから金稼ぐ為か知らんが、インターネット空間を汚すような投稿したりするなっていう事。それも自由だ取捨選択できると言われるかもしれないが、見たくないものを画面に載せるな、ですわ。つまらない事で法規制を左巻き辺りが言い出したら、どうしますか?
        < 常識の範囲ってあるでしょ。ドギツイ画像やら表現やら、ストレス発散、ガス抜きかもしれないが、迷惑だ。ま、他のところのサイトは貴方に賛成する方もいるだろうから結構ですが、こちら「新宿会計士」様のサイトでは、その発言は私個人は看過出来ない。ご容赦下さい。
        < 失礼いたしました。

  6. 何となく より:

    フェイクニュースは確かに問題ですが、そもそも広告収入で成り立っている、メディアが偏向傾向が有るのは資本主義で言えば健全ですし、中立を求める不健全さが問題なのですよね。

    確かにクオリティペーパーや放送法で規制されているテレビは、エビデンスの質や偏向性は重要視されますが、週刊誌程度に過ぎないネットメディア・ブログに過度な期待は困難だと思います。ネットメディア・まとめサイトが中立だと思っている人はほとんど皆無でしょう?だから中立でないと色を出してくれる方が、情報の取捨選択の幅は広がると思いますけどね。

  7. 佐助 より:

    『「まとめサイトの中身はほとんどまとも」というご意見、ちょっと納得できないですね』とありましたので私からも補足を。
    私の「まともの基準」は「元記事をきちんと載せているかどうか」です。
    元記事さえ載せていれば、煽りタイトルから誘導されたにしても誇張&間違いに気付けるのではないでしょうか。それから会計士様がフェイクニュースだと断定された、『【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!』というタイトルにしても間違いとは言い切れないのでは?
    「決意」は意志であり、行動そのものではありません。河野太郎外相が「日韓断交しない」を発言・行動しないかぎりはフェイクニュースと言い切れないのではないでしょうか。

    まとめサイトであれ、どんな形であれ記事に触れられ続けられる環境というのは大事ではないでしょうか。JASRACと音楽業界がそれを体現していると考えます。
    どんなに正しい環境であっても限られた環境でしか触れられないモノであれば衰退は避けらませんし、多少のゆがみはあっても手が触れられる環境にあるモノは残り続けるように見えます。もっとも会計士様のおっしゃる通り元記事トリミングの過剰なものは論外ですが。

    記事のあとの抜粋されたコメントにしても、一方的なものではなくではなくきちんと反論や反対意見も載せているように見えますし・・・。

    1. めがねのおやじ より:

      < 佐助様
      < こんばんは。あの、反論ではないです。仰る通りです。ちゃんと出所を明らかにすればいいんですが、中には見出し、小見出し、あるいはタイトルが扇動的で「ホントか?」って開けてみて、全然内容が破茶滅茶なの、多いですよね。愉快犯的と言えば聞こえはいいですが。そういうものは引っかかる人も悪いが、釣り師は更に悪いと思う。失礼ですが、そんな方はそれこそ韓国人根性と同じやで、と感じるのです。騙す、言い放つ、悪いと思わないーーサイトやブログや2ちゃんなど、はびこってますね。邪魔や!と言いたいだけです。それは減っても無くならないだろうし、青筋立てているわけではないんです。
      < 突然 失礼いたしました。

  8. 佐助 より:

    >めがねのおやじ様

    そのような無茶苦茶なサイトもあるのですか。
    そういうサイトに巡り合わなかった私は、きっと運が良かったのでしょうね。
    返信ありがとうございました。

  9. YOUTUBERの上念貴明ってサイテーだなww より:

    話題になってるアフィブログってコレかな?
    http://asianews2ch.jp/archives/30238.html

    1月 10日 11時 05分 更新 | 在日関連 | 日本・韓国
    【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!

    確かに客観的に見て、これだとフェークニュースって言われても仕方がないよね。だってリンク先の産経ニュース読んでも河野外相が韓国との断交を決意したって一行も書いてないもん。上でメガネのおやじさんが言ってるみたいに、全然内容が滅茶苦茶で、正直言って迷惑の一言に尽きる。
    佐助さん、
    >それから会計士様がフェイクニュースだと断定された、『【速報】 河野太郎閣下、韓国との断交を決意!!!!』というタイトルにしても間違いとは言い切れないのでは?
    っておっしゃるが、これ読んでも間違いとは言い切れないと自信持って言えんの?俺っちが読んだらどっからどう見てもブログ主と同じくフェークニュスにしか見えないもん。ってか、河野大臣が言ってもいないことをタイトルに掲げてる時点でどー見てもアウトじゃん?(まーブログ主がリンク先のブログのアドレス示してないからリンク先を読まずにコメント打ったとしても仕方がない面もあるが。)

    あとYOUTUBEでよく上念貴明って奴が動画上げてるけど、コイツ、絶対著作権守ってないよね。
    https://www.youtube.com/channel/UCj4J6YjxfwXFq5GxsV6BJ6w
    しかも顔写真が足立やすし議員だし。サイテーだな、コイツ。コイツの動画見てたら青山繁晴さんとか上念司さんとかのどっかの番組とかで喋った内容を再録してるだけで、リンクも示してないし、いつどこで喋ったのかもわからない動画だね。これがブログ主が批判してる人のふんどしで相撲を取るドロボーだろうね。

    1. めがねのおやじ より:

      < YOU TUBERの上念貴明〜様
      < ありがとうございます。見させていただきます。 以上。

    2. porter より:

      テラひどすwww情念貴明って有名なブロガーまんまじゃん?www
      >しかも顔写真が足立やすし議員だし
      ドロボーかよwww

  10. もう生理的にムリ より:

    ネットの玉石混交は守るべきものだと思います
    その中で悪質なものの淘汰は正直国民のレベル次第だと思います
    誰も利用しなければ悪質なサイトは自然に淘汰されるのですから、それが蔓延っているならそれは日本国民のレベルに問題があるのでしょう
    ただ私は総体としての日本国民のリテラシーや民度についてはそこまで心配していませんし、おそらくなる様に収まっていく事と楽観しています
    まぁ正直言えば、フェイクやエログロが全くないお綺麗なネットなど望んでいませんし、そんな環境では帰って単純で騙され易い人ばかりになると危惧します
    ネットリテラシーもしくはメディアリテラシー等と言われて大分経ちますが、要はどの様な媒体であれ情報の中には誤ったもの誇張したものが混じっているという当たり前のことを教えればいいだけだと思うのです
    それ以上はどのサイトやマスメディアでどんな洗脳や騙され方をしようが、それはある種自己責任でありその人の限界なのでしょう
    私も所詮は自分の理解できる範囲でその視点でしか物事は見られませんし、人は誰でもそうだと思います
    マスゴミについては、国民の財産である電波を使用する為に公平性に縛りのあるテレビは勿論より厳しい罰則が必要でしょう
    ただ新聞は規制の根拠が難しいので、新聞自体への盲目的な信用(日本の新聞信用率は異常に高い)を少しづつでも改善(改悪?)する事と、フェイクニュースというか訂正時の罰則と訂正方法の制定(元記事の10倍以上の紙面で最低3日以上掲載など)が必要でしょう
    また世論操作に影響の大きいクロスオーナシップと、売国世論に繋がる外国人の資本割合と雇用規制については、厳格に規定し厳しく運用すべきでしょう
    ちなみにフェイクニュースとはマスゴミが行った故意の捏造への名称であり、一民間人のサイトに使うのは誤りだと思われます
    またトランプ氏がマスコミの印象操作や捏造をあげつらう過程で大きく取り上げられた言葉であり、当然日本のマスコミへの不信に繋がる言葉なので、これを広くネットの世界に使用する事はマスコミ糾弾の邪魔になると思われます

  11. go より:

    誰でも情報発信できる時代だからこそ現状フェイクニュースの根絶は難しいでしょう
    それ故に視聴者にもリテラシーが求められます

    個人的にはネットや書籍などの媒体では
    著者で見るかどうかの8割方を決めてしまいます
    信頼できる情報発信者を発掘するのは大変ですけどね

  12. 団塊 より:

    (本・書籍にはないネットならではの特色)
    会計士さんの言うとおりネットは嘘捏造・偽物がある。そして、それを即座に打ち破ってくれる人(コメント)が出てくる。これは有り難い。
    ある著者の本・書籍に何年間も騙され続け、ある時こいつ変だなと感じることはあったが、なかなか著者の本性に気付かなかった。
    気付かせてくれたのは、ネットを始めて暫くしてからだった。ネットのお陰で真実に紛れ込ませた嘘捏造を明確に気付くことができた。
    ネットにも嘘捏造があるが、即座に見破り指摘してくれる危篤な方がいる。するとケンケンガクガク始まって何が正しいのか不明な場合があるが、それが良い。片寄った見解や嘘捏造を信じこまない騙されずにいる自分をいる。

    また、ネットは読むだけでなくこうした※欄に書き込こむことが非常に勉強になる。
    (ネットは遠慮会釈なく間違いを指摘してくれる)
    WW2賠償金について気軽に半世紀前に学校で習ったとおり※書き込んだら そのブログの常連(七誌)さんに完全な間違いだと指摘され言われたとおり調べたら半世紀以上間違ったことを信じ込んでいたと気付くことができた。実に有り難かった。
    こういうことがネットならではの長所であり、極論するとネットは嘘捏造が即座に暴かれる。思い込みの激しい自分には実に有り難い。
    フェイクブログの悪影響を心配する会計士さんがいて、心配ないという※が出てケンケンガクガク始まって、こうしたネットならではの自由空間「いいですねぇ~」

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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