日米中から捨てられる韓国

当ウェブサイトには明日、週末の「G20財相会合」に関する話題を掲載したいと考えているのですが、その「前哨戦」として、本日は久しぶりに「韓国NEWSダイジェスト!」をまとめておきたいと思います。

G20解説の前哨戦

週末にドイツの温泉地・バーデンバーデンで、G20財相会合が開催されました。この会合は、ドイツや中国、韓国などの「貿易依存国家」が好むグローバリゼーションという流れに対し、米国が「行き過ぎたグローバリゼーションの是正」という一石を投じたものです。折しも、ドイツのメルケル首相と米国のトランプ大統領の「握手すらしない不仲説」に加え、安倍総理が欧州諸国の求めに応じてドイツなどを訪問するという「日本が主役になる時代」が到来したともいえます。明日は、こうした「世界の潮目の変化」を詳説したいと思いますが、本日はその前哨戦として、米国、日本、中国から一斉に見捨てられつつある「あの国」の惨状を紹介しておきます。

中国も米国も相手にしてくれません

まずは、高高度ミサイル防衛システム(THAAD)配備を巡り、完全に中国を怒らせている韓国が、G20会合で中韓財相会談すら実施できなかったとぼやく記事です。

韓経:G20から手ぶらで帰国した韓国副首相(2017年03月20日09時01分付 中央日報日本語版より)

企画財政部の関係者は「中国側は日程が合わず会えないと話した」と説明した。

とありますが、これは単に中国が韓国を懲罰しているだけの話でしょう。また、

柳副首相は17日、ムニューチン米財務長官と初めて会談した。企画財政部は今回の会談で韓国の経常黒字は為替レートのためでなく原油安、高齢化などの影響が大きいという点を説明した。また為替レートの変動性が急激に拡大する場合に限り市場安定措置を例外的に取っていると強調した。

の下りについては、「為替レートの変動性が急激に拡大する場合に限り市場安定措置」のことを、一般に「為替操作」と呼びます。この「全く説明になっていない説明」に対し、米国が納得するとは到底思えません。

THAAD配備という犠牲を払ったのに米国は冷たい

よっぽど悔しかったのでしょうか?

ティラーソン米国務長官、韓国でだけ夕食会しない理由…(2017年03月20日08時49分付 中央日報日本語版より)

日本、韓国、中国を訪問した米国のティラーソン国務長官を巡り、韓国滞在中だけ夕食会が行われなかった理由について、ごちゃごちゃと書かれている記事です。ただ、日中両国では外相とのディナーが持たれたにも関わらず、韓国だけ米韓外相夕食会が行われなかったことについて、韓国では「やっぱり韓国は日中両国より格下なのか」、などと話題になっているようです。

ティラーソン長官はトランプ政権が日本に偏った外交をしているという見方に対しては、「日米と韓米関係で不均衡はない」と強調した。だがこれと関連し彼は日本を「われわれの最も重要な同盟(our most important ally in the region)」で、韓国は「重要なパートナー(an important partner)」と表現した。

という下りに関しても、「何を今さら分かり切ったことを…」と思ってしまいますし、

日本は(国家元首である)首相が現職にあり高位級訪問(首相の訪米)が実現した

という下りに関して言えば、悪意の捏造としか言い様がありません。なぜなら日本の内閣総理大臣は国家元首ではないからです。

手遅れです。

さて、最後のネタはこちらです。

韓国、THAAD報復措置で中国に対する好感度急落…日本を下回る(2017年03月20日13時29分付 中央日報日本語版より)

韓国に対し、日本と中国のどちらが「韓国に対して脅威をもたらすか」は自明であるはずですが、不思議なことに韓国では、行き過ぎた反日教育のためでしょうか、「日本こそが韓国にとっての脅威である」とする考え方が一般的であるようです。しかし、韓国は、「米中二股外交」により、米国、中国の双方を怒らせすぎてしまいました。中国は「THAAD報復」、米国は「韓国スルー」で対応し始めているからです。

ただ、伝統的な宗主国である中国が怖いのか、中国に対する好感度が急落したとはいえ、韓国が「脱中国」を図ることは不可能でしょう。そんな韓国の皆さんに、ヒトコトだけ言葉を贈ります。

「もう手遅れです。」

明日の予告

週末にドイツの温泉街で行われた「G20財相会合」は、明らかな「潮目の変化」が感じられました。というのも、行き過ぎたグローバリズム是正という流れに加え、日本の存在感がかつてなく高まっているからです。グローバリズムが是正された場合に困る国とは、具体的にはドイツ、中国、韓国であり、その一方で米国と日本が再び世界で主導権を取ろうとしている、という構図が明らかになりつつあります。そこで明日は、「米独の不仲」とユーロ圏の問題について、改めて「政治的な視点」から深掘りしてみたいと思います。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 清明 より:

     中韓財務相会談が開けなかったと嘆いていますが、そんなこと分かり切ったことじゃないんですか。
    その一方でムニューチン米財務長官との会談では、為替操作国指定回避に躍起になっていますが、これも米国側の不信を増幅させるだけではないんでしょうか。

     それにしても韓国は本当にダメな国ですね。
    これまでの自らの行いを反省し、謙虚な態度を取れないおバカさんたちでは、傾国するのも致し方ないです。
    現実の半島情勢は明日にも有事という時に、こんな悠長な繰り言を言っているんですから、米国も日本も中国までもが呆れているでしょうね。
    韓国軍だって米軍と合同で、有事を想定した大規模軍事演習を4月末までやっているんですよ。

    国政担当者たちのこの体たらくぶり コリァ ダメですね!

     訪韓の必要もなかったであろうティラーソン長官が、韓国外相晩餐会への出席を断ったと韓国側は発表していましたが、ティラーソン長官は随行の米国記者とのインタビューで晩餐会への招待はなかったと語っています。
    インタビューした記者に韓国では長官が欠席したと言ってますよ、と言われたんでしょうね。
    招待されなければ出席できるはずありませんww
    それにしてこんなばれる言い訳?韓国側はなぜするんでしょう。
    晩餐会費用ケチったのかなww

  2. porter より:

    あとはこれも追加でww
    【韓国】ろうそく集会にノーベル平和賞を ソウル市が推進へ(中央日報)

    ソウル市が昨年10月から4カ月以上行われてきたろうそく集会のノーベル平和賞の推薦と国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界の記憶(世界記憶遺産)の登録を推進している。ソウル市は19日、市レベルの「ノーベル平和賞推薦タスクフォース(TF)」を稼動し、来月「市民推薦推進団」を構成して来年1月にノーベル委員会に推薦書を提出する計画という。

    うっはwww自国の大統領下ろしただけだし全っ然平和的なデモやないし人も3人くらい氏んでるねんでwwwほんっとテョンはヴァカ丸出しだはwwwww

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